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イタリアを中心に、車で欧州7カ国17世界遺産を巡る旅、<br /><br />6日目となるこの日の予定は、宿泊していたボローニャから幾つかの世界遺産を巡りながらアドリア海をなぞるように東へと向かい、最終的にスロベニアに入国。そして同国唯一の世界遺産「シュコツィアン洞窟」を見学して、同国最大の商業港コペールに宿泊します。<br /><br />朝8時にボローニャを出発し、まず向かったのは同じエミリア・ロマーニャ州の町、フェッラーラ。ボローニャから1時間かからずして到着したものの、駐車場の案内板に惑わされて町をぐるぐると周回。やっと辿り着いた駐車場は、もっと簡単にたどり着いても良さそうな、町の中心まで歩いて5分程度のだだっぴろい青空駐車場。そこから約1時間程度のかつかつの観光を開始。<br /><br />フェッラーラは「フェッラーラ:ルネサンス期の市街とポー川デルタ地帯」として街並みが世界遺産に登録されていますが、観光客がわんさか押し寄せて来るようなところではなく、結構地味めな町。周辺のベネチアやヴェローナなどと比べれば、観光的にはこの地域の日陰部分かと思います。実際、町にはエステンセ城や、カテドラーレの他には外面的にあまりパンチのある観光名所がありませんでした。しかし、そういった建物も含めて、統一感のある街並みが、ただ彷徨ってるだけでも結構楽しめました。ぷらっと寄ってみるには良いところかも。<br /><br />ただこの町を離れる際にちょっとした事件、と言うか、少し気がかりなことに遭いました。<br />車を停めていた青空駐車場ですが、午前の早い時間帯だったためか、広いわりには駐車台数も少なく、人の往来もあまりありませんでした。フェッラーラを観光した帰り際、その自動精算機のところでラフな格好をした屈強な感じの黒人さん二人組が、精算機から少し距離を置いて待ち構えていました。私が精算機に近づくとすぐに、その少し離れたところから歩み寄りながら、イタリア語で何やら語りかけてきました。私はドイツに住んでいることもあり、この手の精算機は日頃使い慣れているので、文字が読めずともあまり困りません。こちらに歩み寄って来た黒人さんは、途中で私の精算が完了したのを見ると、「あーわかったの?」といった感じで「チャオ」と言って帰って行きました。<br />私は始めに声を掛けられた時点で、直感的に彼らを「法外なサポート料を請求してくる輩」と感じました。通常、こういった精算機のところにこのような人達がいたためしがありません。いたとしても、係員らしく制服を着ていたりしますし、階段に座り込んでサボってたりしません。この人気のない状況からしても、この駐車場には正規の係員は不要でしょう。そのための「自動」であるわけですから。視界の開けた青空駐車場だからと言って、あまり人目のないところはかえって油断できないと思いました。

アルプス・北部イタリア周遊記(13) 第6日目 朝のフェッラーラ

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2008/08/14 - 2008/08/14

47位(同エリア47件中)

じん

じんさん

イタリアを中心に、車で欧州7カ国17世界遺産を巡る旅、

6日目となるこの日の予定は、宿泊していたボローニャから幾つかの世界遺産を巡りながらアドリア海をなぞるように東へと向かい、最終的にスロベニアに入国。そして同国唯一の世界遺産「シュコツィアン洞窟」を見学して、同国最大の商業港コペールに宿泊します。

朝8時にボローニャを出発し、まず向かったのは同じエミリア・ロマーニャ州の町、フェッラーラ。ボローニャから1時間かからずして到着したものの、駐車場の案内板に惑わされて町をぐるぐると周回。やっと辿り着いた駐車場は、もっと簡単にたどり着いても良さそうな、町の中心まで歩いて5分程度のだだっぴろい青空駐車場。そこから約1時間程度のかつかつの観光を開始。

フェッラーラは「フェッラーラ:ルネサンス期の市街とポー川デルタ地帯」として街並みが世界遺産に登録されていますが、観光客がわんさか押し寄せて来るようなところではなく、結構地味めな町。周辺のベネチアやヴェローナなどと比べれば、観光的にはこの地域の日陰部分かと思います。実際、町にはエステンセ城や、カテドラーレの他には外面的にあまりパンチのある観光名所がありませんでした。しかし、そういった建物も含めて、統一感のある街並みが、ただ彷徨ってるだけでも結構楽しめました。ぷらっと寄ってみるには良いところかも。

ただこの町を離れる際にちょっとした事件、と言うか、少し気がかりなことに遭いました。
車を停めていた青空駐車場ですが、午前の早い時間帯だったためか、広いわりには駐車台数も少なく、人の往来もあまりありませんでした。フェッラーラを観光した帰り際、その自動精算機のところでラフな格好をした屈強な感じの黒人さん二人組が、精算機から少し距離を置いて待ち構えていました。私が精算機に近づくとすぐに、その少し離れたところから歩み寄りながら、イタリア語で何やら語りかけてきました。私はドイツに住んでいることもあり、この手の精算機は日頃使い慣れているので、文字が読めずともあまり困りません。こちらに歩み寄って来た黒人さんは、途中で私の精算が完了したのを見ると、「あーわかったの?」といった感じで「チャオ」と言って帰って行きました。
私は始めに声を掛けられた時点で、直感的に彼らを「法外なサポート料を請求してくる輩」と感じました。通常、こういった精算機のところにこのような人達がいたためしがありません。いたとしても、係員らしく制服を着ていたりしますし、階段に座り込んでサボってたりしません。この人気のない状況からしても、この駐車場には正規の係員は不要でしょう。そのための「自動」であるわけですから。視界の開けた青空駐車場だからと言って、あまり人目のないところはかえって油断できないと思いました。

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  • この旅、12件目の世界遺産。まずはこの町の目玉、エステンデ城へと向かう。

    この旅、12件目の世界遺産。まずはこの町の目玉、エステンデ城へと向かう。

  • カテドラーレを一端通り過ぎる。

    カテドラーレを一端通り過ぎる。

  • 市庁舎も通過。

    市庁舎も通過。

  • エステンセ城に到着。

    エステンセ城に到着。

  • エステンセ城。<br />お堀に囲まれてます。

    エステンセ城。
    お堀に囲まれてます。

  • エステンセ城をぐるっと一周。<br />中も通り抜けられます。

    エステンセ城をぐるっと一周。
    中も通り抜けられます。

  • 今度はカテドラーレへ。

    今度はカテドラーレへ。

  • カテドラーレ到着。

    カテドラーレ到着。

  • カテドラーレの中へ。

    カテドラーレの中へ。

  • カテドラーレの前の広場

    カテドラーレの前の広場

  • しばらく街中を散策。

    しばらく街中を散策。

  • 小さな教会。

    小さな教会。

  • まだ朝の9時台だからか、<br />観光客らしき人達はちらほら見かける程度。

    まだ朝の9時台だからか、
    観光客らしき人達はちらほら見かける程度。

  • スキファノイア宮殿。<br />中心から少し離れていますが、街並みを眺めながら向かうと、そう遠い感じではなかったです。<br />現在、中は美術館になってるそうですが、内装品、装飾品に強い興味も無く、時間も差し迫って来たので入館せず。<br /><br />パードヴァ編へつづく。<br />http://4travel.jp/traveler/jingo/album/10288444/

    スキファノイア宮殿。
    中心から少し離れていますが、街並みを眺めながら向かうと、そう遠い感じではなかったです。
    現在、中は美術館になってるそうですが、内装品、装飾品に強い興味も無く、時間も差し迫って来たので入館せず。

    パードヴァ編へつづく。
    http://4travel.jp/traveler/jingo/album/10288444/

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