2006/06/03 - 2006/06/08
5243位(同エリア16402件中)
いさをさん
初めてのフランス旅行はパリから。
スイーツやレストランと、南仏の空気を味わいに。
まずはパリ編です。観光で教会見る以外は、ほぼ食べっぱなし。エッフェル塔すら見ていない(笑)
【 vol.1 パリ編 】
http://4travel.jp/traveler/isawo2000/album/10662659
【 vol.2 アヴィニヨン編 】
http://4travel.jp/traveler/isawo2000/album/10662660
【 vol.3 ボニュー編 】
http://4travel.jp/traveler/isawo2000/album/10662662
【 vol.4 ラコスト~メネルブ~オペド編 】
http://4travel.jp/traveler/isawo2000/album/10662663
【 vol.5 リル・シュル・ラ・ソルグ編 】
http://4travel.jp/traveler/isawo2000/album/10662665/
【 vol.6 エクス・アン・プロヴァンス~帰国編 】
http://4travel.jp/traveler/isawo2000/album/10662666/
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ルフトハンザ航空で、まずは関西空港からフランクフルトへ。機内食その1は、蟹めしとそばやら何やら。うーむ。微妙な味だなー。でも、個人的には飛行機で温かいものが食べられるだけで満足。
-
2回目は昼食になるのかな? なにせ、西へ向かうものですから、ずっと夜が明けないのです。昼・夜の感覚なんて、この時点で壊れてマス。
フランクフルトでは、乗り換えに少し戸惑いましたが、何事も無く、無事にパリへ到着。この時点でもう夕方の5時過ぎでした。 -
パリに着いて、あれしようこれしようと色々考えながら、宿泊するところに到着。
今回、パリではホテルではなく、いわゆるアパルトマンを利用しました。場所は6区、サンジェルマン大通りを少し下り、サンシュルピス教会の目の前。
6区周辺には、パティスリーやレストランなどが数多くそろっているのです。
やはり、パリといえば「美食の都」! ここでいろいろ食べない訳にはいきませんよね。
さて、アパルトマンに荷物を置いて、とりあえず買い出しに。
電器とはいえ、コンロや電子レンジもあるので、
いろいろ買って、持ち帰って食べることができるのが、アパルトマンの魅力なのです♪ -
夕食は『ピエール・エミール(PIERRE EMILE)』へ買出しに。こちらでキッシュを2つ買いました。
写真奥はオーソドックスなキッシュ・ロレーヌ。チーズ味がそれほど強いわけではないんだけど、しっかりとしたコクとうまみ。タルト部分は、意外に柔らかめでしたが、それでもうまい。
もうひとつはほうれん草とベリーっぽいもの。うーん、微妙な味。もっと普通のにしておけばよかったと後悔。 -
パリに来たからには、スイーツも。到着初日の1軒目は『Christian Constant(クリスチャン・コンスタン)』。
シェフのコンスタンス氏は1999年・欧州チョコレート大賞を受賞した、
「ムッシュショコラ」(これだけ聞くと、何か笑えますが)と呼ばれるお方です。
写真はSOLEIL NOIR 4.4ユーロ(約640円)。これはおいしい。というか、スゴイ。最低限の砂糖しか使ってません。チョコの苦味がすごく濃いケーキ。
ケーキは基本的に甘いものの方が好きなのですが、これは甘くないのにおいしい。だいたい、ショコラティエの作るチョコって甘くないのが多いのに、なぜケーキになるとみんな甘いんだろう? と思っていた僕としては、改心の一作。あくまでパティシエではなく、ショコラティエらしいケーキ、という感じのする、初めて食べたチョコケーキでした。
ちなみに、これだけ高いにも関らず、包装がものすごく 簡素です(笑) -
パリ到着の翌日となりました。この日の朝食は、アパルトマンからすぐ近くのラスパイユ通りへ行き、朝イチで買ってきたもの。ここでは、毎週日曜日に、ビオ(有機栽培)のマルシェ(市場)が開かれるのです。まあ、どう見てもビオと関係ない、帽子やら本やらも売られてますが(笑)
-
それにしてもこのマルシェ、見ているだけでも本当に楽しい。売られているものも様々。パンや肉、そしてチーズのなんと多いこと!そして安い! 特に、チーズ好きにはたまらないと思います。日本とは比べ物にならない種類の多さです。
-
ウロウロしてると体が冷えてきたし、スープ屋さんがあったので、レンズ豆のスープを飲む。体がほっとする味。しかし、量が多い...。昨日のキッシュも大きかったけど、さっそくフランスの洗礼を浴びた気分です。
-
そして色々見て回って、まずはチーズを購入。山羊の乳から作る、シェーブルチーズです。カップに入って売られてました。それをビニール袋で持って帰るのです)。
シェーブルは、日本で食べると、どうしても鮮度が落ちるため、クセの強いチーズになります。しかし、これはクセというものがほとんどなく、さっぱりした酸味が少しある程度で、まるでヨーグルト。フランスに来た嬉しさが込み上げました。
これに、鴨のコンフィと羊のソーセージ、プチトマトとスリーズ(さくらんぼ)を足して、アパルトに戻って朝食。
どれもウマイ! でも、パンが大きすぎて、この後しばらく食べ続けるハメになりました(笑) -
ピエール・エルメは、日本でも有名な『フォション』のパティシエとして名を馳せ、『ラデュレ』の名を更に挙げた人物。世界のトップ・パティシエとして、これほど有名な人はいないでしょう。
東京にもお店があり、パリだけでも数店を構えています。作り出すケーキは、芸術品と呼べるくらいの美しさ。そして、ケーキの値段でもトップクラスのパティシエです(笑)
3種ほどスイーツを食べましたが、全体としておいしいんだけど、値段が高すぎるなぁ...というのが正直なところ。写真のイスパハンは、6.3ユーロ(約920円)。味は確かに、高級ケーキのそれ。見た目・味とも洗練されています。
しかし、ここまで値段が高いと...。日本のケーキも最近は値段がどんどん跳ね上がってますが、まだまだ安いです。そして、十分おいしいと思います。 -
ビオのマルシェに行ったあとは、アパルトから歩いて1分のサン・シュルピス教会の朝ミサへ。改装中のため、一部がシートに覆われているのが残念。いかにも歴史を感じさせる、重厚な雰囲気です。
映画化された「ダ・ヴィンチ・コード」でも有名になりましたね。ヨーロッパの教会は初めてだったのですが、本当に圧倒されます。宗教には興味のない僕ですが、建築として見るには素晴らしい。
天井の高さ、荘厳さ、そして空気。小さな声の音響までもが、自分を矮小な人間だと思わせるには十分です。まあキリスト教って「人間は悪いコトしたんだよ」という原罪から始まってるといえますから、あながち間違ってはないでしょう(多分)。 -
『Mon Vieil Ami(モン・ヴィエイ・ラミ)』でフランス在住の知人とランチ。
アルザスの三ツ星レストラン、『Buerehiesel(ビュルイーゼル)』(※2007年、シェフの交代により自ら三ツ星を返上)のセカンド店です。パリのレストランは日曜に休む店がほとんどですが、ここは営業している珍しいお店です。訪問当時のミシュラン2006ではフォーク1つ、ゴー・ミヨーでは13点です。
39ユーロのムニュでしたが、まあこんなもんかな、という印象。 -
ランチの後は、相方とルーブル前で待ち合わせ。携帯って便利ですね〜。観光客らしく(?)、ひたすら歩き回ります。
-
オペラ座。
リハーサル中で劇場見られないので、エントランスだけ見て、中には入らず。せっかくこないだ「オペラ座の怪人」見たのにー。客席見られないんじゃ意味ないじゃん!でも、雰囲気はなかなかステキ。確かに、怪人のひとりや二人いても不思議ではないですね。パリは左岸から右岸に来ると、ホント空気が違います。何か、明らかに右岸の方が澱んでる気がします。ある意味、その澱みというか、闇のような部分を包含していることも、大都市・パリの魅力と言えるのですけども。 -
パレ・ロワイヤル。すごくたくさんの人が寝てました。日曜日って、ホントどこのお店もやってないし、フランスってそもそも年収低い(日本に比べれば)から、みんなこうやって公園でゴロゴロしてるんですね。そういや、ペタンク(スポーツ)やってる人もいたっけな。
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カフェで休憩。この周辺をぐるぐる回って疲れたので、カフェでお茶。いや、トイレ行きたかったってのもあるんですけどねw 『Au Deux Ecus』というお店で、初カフェ。シトロン・プレッセと、アプリコットジュースで糖分補給。
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サン・トゥスタッシュ教会
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さて、ひと休憩して、教会めぐりを再開。今度はサン・トゥスタッシュ教会。マリア像の周辺がなかなかいい感じです。でも、教会に電気のライトは似合わないですね。ここの教会の特徴は7000本もあるパイプオルガン。残念なが聞けなかったけど、すごいんだろうなー。あのパイプオルガンってのも教会の高い天井と同様、「お前たち人間ってのは悪いことしたんだー」って感じの音してますよね。
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アパルトに帰って夕飯。昼食べすぎてあまり食欲なかったので、質素に。朝、ラスパイユのマルシェで買ったおいたパテです。何だか、パテというよりミートローフですけど。見た目も味も。これとパン、チーズ、トマトで。けっこう歩いた1日で疲れたので、バニラのマッサージオイルで足を揉み揉みして終了。
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パリ3日目。朝食はアパルトマンから徒歩3分の『ジェラール・ミュロ』の本店へ。
-
パン・オ・レザン、パン・オ・ショコラ、クロワッサン。他に買ったスイーツも含め、全部おいしい。しかも、割と安め。今回は食べてないけど、ケーキもだいたい4ユーロとかなんです。パリの有名なパティスリーの中ではかなり安い。『エルメ』なんて6ユーロとかですからね。300円も違うわけです。そういう、気軽な魅力がこのお店にはある。
-
朝食を食べた後は観光です。この日はひたすら教会めぐり。
まずはメトロに乗って、シテ島のサント・シャペル教会へ。 -
壁一面、いや、三面がステンドグラス。明るすぎて写真がうまく撮れません。
建築技術の発達により、窓を大きく作ることが可能になって実現した教会です。
確かにスゴイ。すごいけど、好みではないんですよねぇ。
ちょっと荘厳さに欠けるというか。 -
どこにでも、こういうイタズラするやつはいるのね・・・(笑)
-
次は定番。ノートルダム寺院。昨日も前までは来たんですけどね。人多すぎて入れなかったし。
この日は平日だからか、すぐに入れました。この寺院はとにかくデカイ。
外から見ると、その奥行きとフライングバットレス
(建物の重い壁を支える出っ張り)のいかめしさに圧倒されます。
3つある入り口のところにも彫刻があり、威厳は十分。
反面、中に入ると、その高さや広さ以外は割と普通の教会。 -
ランチは『レ・ブキニスト』で。ギィ・サボワのセカンド店ですね。
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料理は日本にもありそうといえばありそうな、軽めの料理たち。値段もそれほど高くはないので、軽めの味が欲しくなったらいいかも。
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『ブキニスト』のランチではデザートを食べなかったので、
街をウロチョロ観光してて見つけた『Amorino』でジェラート。
まだこの頃はお金の種類に慣れてなかったので、
出すときに「どれだっけ」と、けっこう苦労しました。
ガイドブックによると無添加のジェラートがウリらしいです。 -
アパルトからほど近いパティスリー『サダハル・アオキ』へ。
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・シトロン・プラリネ"(4ユーロ)
その名の通り、レモンのケーキ。外側はうすいメレンゲのような感じだったかなあ。すみません、忘れました。中身はシトロンのクリームやマカロン、スポンジなど、芸が細かい。食感のアクセントや酸味も、まさに僕好み。フランスで食べたガトーの中で、これが一番おいしかったです。 -
サンジェルマン・デ・プレ教会へ。
しばらく普通に見てたら、入り口にポスターが。
じーっと読んでたら、おっちゃんが話しかけてきて、
何でもココで5時からコンサートをやるとのこと。
これは来ねば! ということで、チケットを買い
(25ユーロくらいした。意外に高いな...)、
いったんアパルトに戻って休憩がてら昼寝(笑)
なんせ徒歩5分くらいの場所ですし。
でも、どんだけのんびりした旅行だって感じですねぇ。
5時前になって教会の前に行くと、すごい行列。教会内はけっこう満席に。
コンサート自体は割と短いものでしたが、感動。
曲はすべてモーツァルトで、あまり好みではないのですが、音の聞こえ方が面白い。
石造りの教会内はよく響くのです。 -
左右より中央部分のみが天井を高く作ってあるため、音がリアルに上から聞こえてくる。
まさに神の奏でる音楽が如し。
特に、途中で登場したソプラノの歌手の声を目を閉じて聞くと、
非日常感たっぷりで感激しました。
教会でクラシックの音に浸る、本当に素晴らしいです。 -
さて、コンサートを終え、今度はお買い物。
お買い物、といっても、ブランド品を買うわけではありません。
っていうか、パリの人はハッキリ言って汚い! です。
いや、正確には、日本の女性が綺麗すぎるものを着てる。
パリは確かに一流と呼ばれるブランドショップもたくさんありますが、
誰もそんなもん着てません。
パリジャン(パンではない)の女性が着てるのは、
だらだらしたニットやTシャツに安っぽいジーンズ。みんなコレ。
お洒落な街とイメージして行くと愕然とするでしょうね。
何せ街は汚いし、セーヌ川は臭いし、女の子はみんな痩せてるけど、
なぜかお腹だけはぷっくり出てるし(笑) まあ、それもかわいいんですけどね♪
でも、お洒落で綺麗な街と思い込まない方がいいです。ついでに空も淀んでます。 -
でも、結局食べ物(笑)
『ポワラーヌ』です。
パン・ド・カンパーニュで有名な、パリで一番古いパン屋さん。
店に入ると正面に目つきの鋭いおばさんが。まるで万引きを監視する本屋の店主(笑)
りんごパン、あったかくてウマーでした。ついでに、翌日の朝食も購入。
お金を払うときに、小銭でちょうどを出すと「トレビヤン!」とにこやかでした♪ -
夕食に、『ジェラール・ミュロ』に寄って、ソーセージの入ったパンを買います。
ここのパン、すっかりお気に入り♪ -
スーパーのMONOPRIX(モノプリ)で夕食の買い物。
パックに入ったサラダ用の野菜と生ハム、
クロタン・ド・シャヴィニョル(シェーブルチーズ)を購入。
翌日はランチ予約してあるので、夕食は軽めにして就寝。 -
翌日の朝食は、前日買った『ポワラーヌ』と、近所の『ジェラール・ミュロ』のクロワッサンを食べ比べ。
結果は『ミュロ』の勝ち。
どちらも時間がたっていたので、できたてのおいしさは失われていましたが、
それでも、どちらも日本で食べるよりおいしい。まったく、ここはパンの国ですね。 -
ランチ似行くまで少し時間があるので、少し買い物へ。アクセサリーや靴を買いに行きました。
もうそのままランチに行くつもりで、スーツ着て出かけてたのですが、いやー街でスーツ着てると、ものすごく浮きます(笑)
前の日記でも書いたけど、パリの人って、ホントゆるくて汚い格好しかしてないから。
ブランド店にも行きましたが、やはり対応が違いますねぇ。 -
イチオシ
そしてランチは『タイユヴァン』へ。初めての三ツ星でちょっと緊張…。
の前に、ここにたどり着くまでに地図忘れるわ、タクシーはヘンなところで降りるわと、本当に大変でした。何とかたどたどしい英語で電話して、たどり着いたのが奇跡(笑) -
料理、サービス、内装、すべて本当に素晴らしかった。クラシックで重厚、思い切りの良さ。自分の求めるフレンチレストランがここにある、と言ってもいいくらい。
一つ残念というか、意外だったのは、客層。フランス人がまったくいないのではというほど、聞こえてくるのは英語ばかり。日本人も数組いました。フランス人のほとんどの人はレストランなんて行かない、ましてや三ツ星なんて一生に1回も行かない人がほとんどというのは知っていましたが、まったくいないというのには驚きました。
予約は日本から、英語のメールでしました。食材はフランス語でもわかるので見ていませんが、英語・日本語メニューもあるらしいです。ほとんどのサービスの方はもちろん英語でOK。パリの三ツ星として長い歴史がありながらも、門戸の広いレストランです。それゆえに、外国人が多いのでしょうけども。
それでも、最高のサービスや重厚な内装、そして素晴らしい料理を楽しむためにわざわざ行く価値のあるレストランであることは間違いないと思います。 -
ランチの後は、定番の凱旋門へ。まあ、見ただけ(笑)
だって、登るの面倒くさいんだもん。
見るだけ見ていったんアパルトに帰ることにしました。
まさかスーツ姿で観光や買い物するわけにもいきませんし。
ここは優雅な気分で帰りたいので、
またタクシーを利用...と思ったけど、タクシー乗り場が見つからない。
しかし、流しのタクシーを捕まえるのもなかなか勇気のいること。
どうしようかと思っていたとき、目の前にタクシーが止まりました。乗ってるのは老婦人。
特に支払いにモメてる様子もないので、それに乗り込むことに。
観光地だと、誰かしら降りる人がいるから、こういうことができるんですよね。 -
さて、アパルトに戻っていったん休憩し、買い物に向かいます。
ちょうど、すぐ近くに『ラ・メゾン・デュ・ショコラ』があるのは調べ済。 -
「一番濃いものを」とお願いして買ったものですが、
苦味・うまみ・甘味のバランスの良い、上質なショコラでした -
デパート『ボン・マルシェ』へ。
20060605bonmarche.jpgメンズ・レディスもののブランド館と、食品館に別れてます。
しかし、ブランド館の方は、ホント日本の百貨店。レディスでもツモリチサトとか入ってるし。
無印良品もあったっけ。まあ、街中にいっぱいかわいい服とか、
かっこいい服とか売ってるし、必要性をそもそも感じないんですけどね。
誰もそんないい服着てないし(笑)
そんなこんなで、ブランド館には目もくれず、食品館へ。ここでお土産などを買います。
しかし、やっぱりチーズ・ハム・パンの品揃えはすごい。
たいがいのものは日本の方がおいしいと思いますが(慣れもありますしね)、
この3点だけは、確実にフランスの方がいっぱいあるし、美味。
誰か安く日本で売ってくれー。 -
『ピエール・マルコリーニ』へ。
その年一番のカカオで作るという定番"PIERRE MARCOLINI(ピエール・マルコリーニ)"。
カカオ72%のビターガナッシュ。この時点ではまあ、こんなもんかという印象。
もうひとつの"クールフランボワーズ"(赤い方)は、
ホワイトチョコの中にラズベリーで香り付けしたガナッシュを入れてます。
うん、確かにすっぱい。まあ、こんなもんかなーという感じ。
おいしいけど、やっぱアイス食べたかったな〜。
あ、ココも日本人の店員さん、いらっしゃいました。 -
デパートのボン・マルシェでお土産&翌日の朝食を買い込み、この日の夕食は『Le Procope(ル・プロコープ)』。世界最古のカフェをその前身としています。1686年にシチリア人のプロコープ氏が開いたカフェは、現在ブラッスリーとして営業中。この日は、パリ最古の三ツ星『タイユヴァン』でランチ、パリ最古のカフェでディナーという、パリの食の歴史を味わう一日となりました。
-
2階へと続くエントランスを抜けて席に着くと、周りのお客はフランス人ばっかり。隣の品の良い老婦人に「フランス語しゃべれる?」って聞かれたけど、「ジュ・ヌ・パルレ・パ・フランセ(私フランス語わかりません)」としか答えられませんでした。パリの人は割と英語喋れる人が多いのですが、ここは両隣ともフランス語しかしゃべれないようでした。店内はもちろんフランス語ばかり。そして騒がしい。んーパリに来た、という感じですねぇ。
-
メインはラザニアを。チーズが濃くておいしい...。「上品」という言葉からは距離を置く味付けですが、この雰囲気・喧騒のお店にそんなものを望んではいません。こういうガツンとした料理を望んできたので、なおさらおいしく感じました。しかし、もう一つのメインもですが、量がたっぷり。お昼に食べ過ぎたというのもありますが、じゅうぶんおなかいっぱいです。
それにしても、デザート頼まなくて良かった...。隣のテーブルは老夫婦でしたのですが、こちらに運ばれてきたデザートを見て驚きました。おそらくピスタチオと思われる緑のソルベが、5〜6個くらい山盛り...。さすがに同じ味をそれだけは食べられないですよ(笑)
客層はさわがしいフランス人、といった感じ。有名店にも関わらず、意外と英語はほとんど聞こえてきません。そして、本当にさわがしい。隣のテーブルの奥さんが灰皿を落として割っても店員が気づかないほど(笑) さすがにテーブル片付けるときにも気づいてなさそうだったので、逆に店員に教えてあげました。まあ、でもこういう騒がしさもパリっぽくていいと思います。もともとカフェですしね。歴史あるお店で、フランス語の騒がしさの中に身をゆだねるだけでも、このお店は楽しめます。 -
ディナーの後は、しばらく夜のパリを散策。
食べ終わったといっても、まだ9時前。
緯度の高いパリでは、まだまだ日は沈まないのです。 -
そういえばルーブルが夜になるとライトアップされるはず、ということで移動。
凱旋門(小さい方)の向こうにはまだ夕陽が。なかなか沈みませんねぇ...。 -
セグウェイ集団を発見!(笑)
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日が沈むのを見ていると、ゆっくりとライトアップされました。
-
光り輝くポン・デザールがセーヌ川の反射とともにより、その美しさを増します。
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左岸に戻り、『カフェ・ドゥ・マゴ』を眺めて、アパルトマンに帰宅。
-
さて、フランス入りして5日目になりました。
この日の朝食は、前日にスーパーで買ったウインナーを茹でて、
これまたスーパーで買ってきたスープを電子レンジで温める。
うーん、こういうことができるのも、ホテルではなくアパルトマンならでは。
ちょっと現地の人になったみたいで嬉しいのです♪
肝心のパンは、いつも通りというか、
ほんの2日ほどで何だかすっかり馴染みになった『ジェラール・ミュロ』で、
朝焼きたてのバゲットを...と思ったら、何と休み! ミュロは水曜休みだったのです。
しかし、ここはパリ。パン屋など100m歩けば2軒はあるという街。という訳で、
これまた近所の別のパン屋で購入。
合言葉は、「バゲット、ドゥミ、シルブプレ♪」です。このドゥミの制度、日本にも欲しい。
その場でバゲットを半分に切ってくれるのです。
日本ではほとんど1本単位でしか売ってくれませんが、ここでは半分から買えるわけ♪
だから、毎朝焼き立てのパンを買いに行くということができるのですねぇ。 -
さて、この日は一日のんびりとマレ地区を観光という、まったりしたスケジュール。
マレ地区といえば、ユダヤ人の町。
教会の建築様式も違いますし、歩いている人々の格好も違う。
また、同時にゲイの町でもあり、よく見るとレインボーフラッグが店頭で揺れています。
パリ市庁舎 -
パリ歴史博物館など、街をグルグル回ってるうちに空腹になったので、昼食に。
-
さて、昼食です。マレ地区の食事といえば、もちろんコレ。ファラフェルサンドです。
有名な『ラス・デュ・ファラフェル』へ行ってみました。 -
ピタパンに、ファラフェルと言うひよこ豆のコロッケ、そして大量の野菜をはさんだもの。
スパイスがかかっていて、何となくアジアンな味(言いにくいな)がして、美味。
っていうか、マジうめー。クセになる味です。 -
引き続き、マレ地区を散策。まずはカルナヴァル博物館。
昔の貴族の館を改築したもので、当時の貴族の暮らしを再現した内装がたくさん。
ちなみに、なぜかタダでした。 -
サン・ポール・サンルイ教会。涼しいので一休み♪
-
その後は、近くのカフェへ。ガイドブックではサロン・ド・テとなってましたが。
『Le Loir dans la Theiere(ル・ロワール・ダン・ラ・ティエール)』というお店です。
独特な内装や、不揃いの家具たちは、何でもオーナーが
「不思議の国のアリス」に魅せられて集めてきたのだとか。
椅子が革張りでなかなか豪華だったんですけどね。 -
マレ地区からパリの中之島(笑)、サンルイ島へ徒歩で。この日はけっこう歩いてます。
次はサン・ルイ・アン・リル教会へ。
うん、こういう教会は割と好きだ。
派手すぎず地味すぎず、色使いも適度で清廉さのような雰囲気があります。
後で出てきますけど、田舎の方の教会に行くと、とんでもないセンスの教会があるし。
とりあえず、全体として白を基調にしてる方がいいですねぇ♪ -
サン・ルイ島に来たからには、もちろん
『Berthillon(ベルティヨン)』のアイスを食べなくては。
パリで一番おいしいと言われてて、いつも行列が。
確かに、2日目に近くの『Mon Vieil Ami』に来たときも
けっこうな行列ができていました。
イートインはものすごく混んでたので、
テイクアウトで、コーヒーのアイスを♪
何かシャクッとしたものが入ってて変わった食感ですが、さっぱりして美味。
ちょうど、この日が暑かったってのもありますけども。 -
左岸に戻ってきて、翌朝の食事を買い込みに、『メゾン・カイザー』へ。フランス国立製パン研究所教授のエリック・カイザー氏のお店。こちらでバゲットを購入。
でも、買ってしばらくして、足りねーなーと思って、今度は『エリック・カイザー』へ。この店2つがどう違うのかよくわかってません。まあ、どっちもカイザーさんのお店には違いないです。こちらでチーズパンとマカロンを購入。 -
本日のスイーツ、最後はショコラです。
お店は『パトリック・ロジェ(Patrick Roger)』。
フランスM.O.F.(最優秀職人)に選ばれたショコラティエで、
百貨店の催事等で来日したことはあるようですが、
まだ日本にブティックは無いと思います。
高級感満載の店内には、
あらゆる味、あらゆる形のショコラがびっしり。
ガトーなんかはなくて、ひたすらショコラ。
どっちかというとガトー好きなんですが、仕方がないので、
ビター、ピスタチオ、そしてレモンとバジルの3種を購入。
ビターは普通。ピスタチオは風味がやや足りない感じ。
そして有名なレモンとバジルは、確かに面白い。
レモンの爽やかな酸味と、バジルのハーブ香、
甘みを抑えめにしたチョコとのバランスが素晴らしいですねぇ。 -
いったんアパルトに戻り、またサン・シュルピス教会へ。
やっぱりここの教会が一番好きですねぇ。
大きさ・雰囲気・空気、どれもが適度な厳粛さに満ちていて。
右の写真は教会内のローズライン。
「ダ・ヴィンチ・コード」に出てきたアレですが、
教会としてはあの小説は間違っているという解釈なので、
注意書きが貼ってあります。
そりゃ映画の撮影許可下りんわなー。 -
その後は近くのリュクサンブール公園へ。
とても広い、都会のオアシスですね。 -
綺麗な青い砂のゾーン
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針治療中の彫像?(笑) (なぜか頭に針が刺さってます...)
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途中、宮殿の前で太極拳をする集団を発見。なかなかシュールな画ですな♪
-
パリ最後の夕食は、『ラ・フェランデーズ(La Ferrandaise)』。着くのが早くて、しばらくリュクサンブール公園で時間を潰しました。
店名はフランス、オーベルニュ地方原産牛の品種の名前。それを表すように、店内の壁には牛の写真が。 -
メインには8ユーロをプラスして仔牛の背肉。
キノコやにんにくを合わせてドン! という、見た目豪快なビストロ料理。
日本のように微妙な火加減、というものはありません。
しかし、元の肉がいいのか、けして固くなったりはしていません。
ナイフで十分切れますし、噛むと肉汁もたっぷり。
塩加減もぱっちり。でも、もうおなかいっぱいです。
全体として、まさにビストロ。「ネオ・ビストロ」と呼ばれているようですが、
料理も内装も、僕の思い描くパリのビストロを体現しています。
その証拠に、店内はフランス語を話す年配の方で満席。英語なんて聞こえません。
既にパリの食の達人たちにも受け入れられている様子で、お客の年齢がすごく高い。
みんなどう見ても60は越してるという感じ。
ベスト・ビストロに選ばれたということで、僕のようにミーハーな若い人が多いのかと思いきや、びっくりです。
もちろん、皆さんそれなりに綺麗な格好をしています。
このお店に敬意を払って食べに来ているんだと思います。
そして、それだけの価値のあるお店でした。 -
この日の朝食は、ドーンと鶏まるごと一匹4ユーロ(約550円)。
通りにあったお店で買いました♪
うーむ、フランスってレストランは高いけど、こういうのは安いんですねぇ。
『エリック・カイザー』のパンを食べながら、これにかぶりつき、朝食終了。
さて、まだまだ続く、フランス日記。この日でほぼ半分の日程を終了です。
これからは、いよいよパリを出発。南仏へ向かうことになります。
朝から荷作りに追われている訳ですが、そろそろカメラ1号のメモリーが
なくなってきたので、ネットカフェへ。
USBのメモリは持っていたので、それにデータを移そうかと。
と・こ・ろ・が、結局移せなかったんですな。コレが。
だって、マイコンピューターが出てこないんだもん。
んーフランス語のキーボードには少し慣れてても、
自分のパソコンは使いやすいようになってるから、ヒトのパソコンはホント使えないです。
しかも、途中でトイレに行きたくなったのでバーガーキングへ。
すごいね。フランスではトイレに行くにも、何か買って、
そのレシートの裏に書いてあるパスワードを入れないと、ドアが開かないんです。
これにはビックリ。まあ、普通にペットボトルの水買ったから、別にいいんですけどね。 -
結局データは移せなかったので、腹いせに(?)、
途中の道にあった『ダロワイヨ』で高いケーキを買ってみる。
何と、このケーキ、6ユーロ(約870円)。
こないだ銀座店で見たときにはこのケーキはありませんでした。
ソウルの新世界デパート店にもありませんでした。パリ限定なのかな?
味は確かにおいしかったけど、これだけ高いとなかなか買えませんねぇ。 -
友人などへのお土産を買ったりした後、南仏へ向かうため、
お昼にはタクシーでギャレ・ド・リヨン駅へ。
ここからフランス新幹線、TGVに乗っていきます。
映画監督、リュック・ベッソンのファンとしては(ただし昔の)、
駅構内のレストラン『ル・トラン・ブルー』に行きたいところ。
あの映画『ニキータ』で主人公が
初めてのミッションを果たすレストランですね。
でも、なんだか余りにも値段が高い割に、
特に惹かれなかったのでパス。
そこら辺のサンドウィッチで簡単に昼食を済ませました。
さて、TGVはここから南仏のアヴィニヨンまで、約2時間半。
ちょうど東京〜大阪間ってとこですかね♪ チケットはあらかじめインターネットで予約済。
バーゲンのものを買ったので、1等車でも2人で90ユーロ(約13000円)。
でも、さすがは1等車と言いますか、席も席間も十分で、とても快適な2時間半でした。
ちなみに、TGVはこのリヨン駅の何番ホームに来るのか、
直前の10分前くらいまでわかりません。
だから、みんな電光掲示板に釘付けです(笑)
もちろん、遅れてもほとんどアナウンスはありません。
さすがフランス人です。日本の新幹線ってすごいです。
それにしても、日本から旅行代理店とかクレジットのデスクとか通さなくても、
ネットでTGVのチケットまで予約できるんですから、世の中進化したもんです。
旅行記はVol.2へと続きます…。
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旅行記グループ パリとプロヴァンス旅 2006
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