2006/06/08 - 2006/06/09
250位(同エリア448件中)
いさをさん
初めてのフランス旅行はパリから。
スイーツやレストランと、南仏の空気を味わいに。
パリを発ち、アヴィニヨンへ。
【 vol.1 パリ編 】
http://4travel.jp/traveler/isawo2000/album/10662659
【 vol.2 アヴィニヨン編 】
http://4travel.jp/traveler/isawo2000/album/10662660
【 vol.3 ボニュー編 】
http://4travel.jp/traveler/isawo2000/album/10662662
【 vol.4 ラコスト~メネルブ~オペド編 】
http://4travel.jp/traveler/isawo2000/album/10662663
【 vol.5 リル・シュル・ラ・ソルグ編 】
http://4travel.jp/traveler/isawo2000/album/10662665/
【 vol.6 エクス・アン・プロヴァンス~帰国編 】
http://4travel.jp/traveler/isawo2000/album/10662666/
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 2.5
- 交通
- 5.0
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
さて、快適なTGVに乗って熟睡のうちに、アヴィニヨンへと到着。
TGVの駅は街から少し離れているので、バスでGO。
この旅、唯一のバスとなりました。
と言っても、バスが入ってくれるのは街の外周まで。
低い城壁に囲まれたアヴィニヨンは、中心地は徒歩で行かなければなりません。
テコテコと歩き、やって来ました南仏です!
やはり街が違う。やはりパリはくすんでる。
太陽光の強さも違う。じりじりと、本当にリアルタイムで焼けていくのがわかるほど。
南仏に来ると、こんなアヴィニヨンという大きな街ですら、
視界の中に占める白が多くなるのです。
パリは観光するには都会すぎる。
南仏は不便な分、やはり「観光している」という気分になれます。
というか、観光以外することがないだけですけれども。 -
ホテルは『Kyriad Hotel』という、街の中心、広場に面したホテルです。
フランスほか、各地でチェーン展開してるホテルですが、対応は悪くなかった。
切り盛りしてる女性の方、電話で他の人と話してるときはものすごく早口でしたが、
こちらと話すときはものすごく和やかだったのが面白かったなぁ。
ただ、部屋はエアコンのききがイマイチで、暑かったけど...。
あと、やたら赤いのがいかがわしいホテルのようで(笑) -
さて、荷物をホテルに置き、少し街をうろつくことに。
でも、まずはディナーの確保です。
一応、ガイドブックの「地球の歩き方」の南仏編を持って行っておりまして。
それによると、法王庁の隣にあるレストラン『クリスチャン・エティエンヌ』は
「この地方を代表するシェフ」がいるそうな。
という訳で、ここへ予約に。「Can I make a reservation tonight?」と聞くと、
ものすごい勢いで「Non!」。しょうがねぇ...と思って、帰ろうとしたら、
笑顔に戻って「何時にする?」と言われるし。
なんか、他のところでもこんなのを見たような気がするんだけど、
これはフランス人に特有のギャグなのか? そうなのか? -
裏路地も素敵。
-
なんだか、写真が絵に描いたみたいに立体感がないのですが、
別に合成してるわけじゃないですよ♪
中まで入ることはできなかったんですが、
昔ここに世界最大の宗教の一番えらいさんがいたかと思うと、
すごいなーと思いをはせるのです。 -
でも、アヴィニヨンは本当にいい街だと思う。
適度に都会で、でもちゃんと南仏らしいのんびりさがあって。こういう街、好きだな。
さて、8時になってきたので、先ほど予約したレストランへ戻ります。 -
南仏・アヴィニヨン、法王庁の隣にあるレストラン
『Christian Etienne(クリスチャン・エティエンヌ)』でディナー。
2006年のミシュランでは、アヴィニヨンに4軒ある星付きレストランのひとつで、
一ツ星を獲得しています。同じ06年度のゴー・ミヨーでは15点。
このことは事前に知らず、宿の裏で近かったのと、雰囲気のよさ、
ガイドブックの「南仏を代表するシェフ」というコメントから、このお店をチョイス。
当日の4時ごろに直接お店に行って、予約しました。 -
メインの肉。72時間煮込んだ牛。
これは...何? 固いです。パサパサです。なぜこんなに煮込んだのか。
料理が素材に魂を吹き込むものだとしたら、これは違う。
素材としての魂すら抜いてしまっています。まったくおいしいとは思えない。
全体として、料理の必然性を問いたいです。
その素材をその調理法で出す必然性があるのか。
食感を気にしているのか。
もっとシンプルに調理した方がおいしいのではないでしょうか。
帰国後、ここがミシュラン一つ星、ゴー・ミヨー15点だと知って驚愕しました。
この創作性に奔り過ぎているのも、こういう評価のせいなのでしょうか。
変わったものを出さないと審査員の目に留まらないのでしょうけど...。
唯一の救いは、サービスが良かったことです。
小太りで愛嬌のある風体をした給仕長を筆頭に、
しっかり楽しませようとする姿勢がありました。
英語を話せる店員も割と多い。
でも、料理がこれでは...。見直してもらいたいものです。 -
ディナーの内容には不満でしたが、街に罪はない。
夜のアヴィニヨンは、昼とはまた違う顔で、たたずんでいます。
法王庁の前も、カフェや食事の人たちで混み合います。 -
ちょっとした裏路地もなんとなく絵になってしまうのが、
南仏の不思議なところなのかな。 -
広場もまだまだたくさんの人、そして定番のメリーゴーランド(笑)
-
うん、やっぱりこの街が好きです。フランスに住むならアヴィニヨンがいいな。
-
一夜明けて、アヴィニヨンの朝。
この日の午前中は観光。行き先はヴィルヌーブ・レ・ザヴィニヨン。
アヴィニヨンの街からローヌ川を渡って、1kmほどの村です。 -
ヴィルヌーブ・レ・ザヴィニヨン
-
でも、ここはとにかく街並みが美しい。南仏らしい青い空も、家々の白い壁も最高。
パリなんてメじゃありません! 何だか、路地に咲いている花や、
路上駐車(笑)されている車までかわいく見えてくるのですから不思議です。 -
途中で見つけた教会もなかなか素敵。
いかにも村の教会、という感じで、本当に素朴。
ノートルダムなどの観光用ではなく、
いまこの時も祈りの場として生きていて、華美な装飾もいっさいなし。
村人たちの想いが詰まっている気がします。
自分のような異邦人が汚してはいけないと思い、早々に立ち去りました。 -
さて、そうこうしているウチに見えてきました。
このために、わざわざこんな坂を上がってきたのです。
サンタンドレ要塞です。
まあ、ここからがまた坂を下って上がってで大変だったんですけども...。
でも、街並みがかわいいから、それほど苦ではありませんでした。暑かったけど。 -
やっとたどりついた入り口
-
サンタンドレ要塞といえば、幾多の戦禍に見舞われ、
略奪もされ...と、本当に大変だったところです。
アヴィニヨンに法王庁があったため、その前線基地として激しい戦闘があった砦。 -
兵士が詰めていた部屋には、おそらく最期の刻を目前にして、
剣が何かで彫ったのでしょう。壁に十字が刻まれています。
何だか、言い知れぬ恐怖を感じます・・・。 -
要塞内にある教会。こちらも最期の祈りを捧げたのでしょうね。
彼らは神のために戦い、そして死んでいったのでしょう。
何が彼らをそこまでさせるのか、
ある意味、神すらも凌駕する論理の世界に生きる我々には理解しがたく、
想像することしかできません。
ここにいると、ものすごく恐怖感というか、すさまじいプレッシャーを感じます。
戦争の重さ、苦しさの残り香がいまも漂っているような...。
宗教って、本当に良い面も、悪い面も持っているな、と思います...。 -
サンタンドレ要塞を後にして、ぐるっと回り道、祝福の谷修道院へ
-
ここは修道院の跡でして、ほぼすべてを見学することができます。
有名なフレスコ画こそ、もうほとんど原型をとどめていないのは残念 -
とはいえ、中庭は美しく、各部屋は当時を残しており、
修道士たちの生活を偲ぶことができます。
...何だか、自分が少し清廉潔白になったような気がします(←気のせい)。 -
修道院を出て、さすがに帰り道を歩くのはしんどかったので、
10分ほどバスに乗ってアヴィニヨンへ舞い戻ります。
ちょうどお昼の時間だったので、ランチに。
と言っても、何せもう前日のおいしくない外食で懲りてるもんですから、
軽くファーストフードです。 -
ケバブサンド。羊の肉をギュイーン!とチェーンソーみたいなので削り取り、
野菜とともにバンズ(?)にはさんでるもの。
相方はココのケバブがお気に入りらしく、数年前にも一度来てるらしい...。
ちょうど近くにスーパーのフランプリがあったので、
そちらで水を買って、メリーゴーランドのある広場でお食事。
これは確かにおいしい。
特に、午前中はかなり歩いて運動してたので、なおさら美味。
「空腹は最高の調味料」というのは本当です。
アヴィニヨンはいい街だったので名残惜しいのですが、次へ移動せねば。
ホテルに戻って預けてた荷物を受け取り、タクシーに乗り込みます。
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