【世界遺産見聞録010-10】古都京都の文化財（京都市・宇治市・大津市）：金閣寺

2007/09/08 - 2007/09/08

京都の中でも一、二を争うスター選手といえば…？

金色に輝く理想郷「金閣寺」だーい！

エリア 嵐山・嵯峨野・太秦・桂(京都)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄

●Historic Monuments of Ancient Kyoto
登録区分 文化遺産
登録基準 文化遺産(ii) (iv)
登録年 1994年

正式名称は「鹿苑寺」。

1397年に足利義満が山荘として築いた「北山殿」を起源としている。

義満の死後、この舎利殿のみを残し禅寺として改築され、現在に至っているという。

一層が公家風の寝殿造、二層が住宅風の武家造、三層が仏殿風の仏舎利という特殊な構造をしていて、北山文化の特徴をよく示している「金閣」。

金箔いっぱいの姿が眩しいぜ。

かつては国宝だったこの金閣も、昭和25年に放火により焼失。国宝の足利義満像も失われた。

三島由紀夫の小説にもなっているが、何とも嘆かわしいことだ。

現在の舎利殿は昭和30年に再建されたもの。そう聞くだけで、ちょっとテンションも落ちる↓…。

しかしながら、金閣を水面に映す鏡湖池を中心とし、境内全域が国の特別史跡、特別名勝に指定されている。

庭園という景観の美しさが評価されている世界遺産なのだ。

江戸時代中期の建築である「大書院」。

この中にあった壁画は重要文化財に指定されている。

…といったところで見学終了。

子供の頃に来たときはもっと興奮していた記憶があるが、大人になって来てみると案外そうでもないんだな。。。

公家文化と武家文化の融合を目指した北山文化。その真髄を今に伝える舎利殿こそが金閣寺唯一の見どころ。国宝はないものの、個性的な魅力を放つ稀有な場所だった。＜１０／１７制覇＞