2026/10/20 - 2026/10/20
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kojikojiさん
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ビジターセンターの近くでお昼を食べた後はいよいよトレイルが始まります。片道2.5キロの道を下って川まで行き、再び戻ってくるという約2.5時間のフリータイムです。時間配分としては1時間で川まで行き、登りは1.5倍の時間がかかると考えます。川までトイレは無いのでビジターセンターで行って奥能登ほぼ日陰は無いので帽子とサングラス、そして飲み水は必須です。そのルートを送迎してくれる車両もありますが、日本のツアーではシートベルトが無いので乗ってはダメですとガイドさんから言われます。まずはビジターセンターのレベルから木製の階段を下って峡谷の下のレベルまで下ります。底からは緩やかな下り坂なので気持ちの良いトレイルが楽しめます。季節的にも少し涼しいくらいの10月下旬の快晴の天気です。早く先へ行く人もいますが奇岩地帯を写真を撮りながら歩くとかなりゆっくりになってしまいます。時折お客を乗せた番が横を通りますがその車両には見覚えがありました。ロシアのウリヤノフスク自動車工場(UAZ)が製造する4輪駆動のキャブオーバーバン「UAZ-452」です。愛称はブハンカでロシア語で「一斤のパン」という意味がある車体です。このバンにはモンゴルを旅した際にタヒという野生馬を探しに行く際に乗った思い出があります。UAZ-452シリーズの中で後方が荷台(トラック)になっているフラットベッド・ピックアップタイプは「UAZ-452D」、1985年以降の新しい型式名では「UAZ-3303」と呼ばれているタイプはここで初めて見ました。丸みのあるキャビンからちょこんと出た外観から、ロシアでは「ゴロヴァシチク」、オタマジャクシと呼ばれるそうです。1時間近く下っても川にはたどり着かないので、妻には少ししたら1人で戻るように伝えて1人で速足で道を下りました。なんとかオンタイムで川までたどり着き、写真を撮って坂道を登り始めるとそこへ妻がガイドさんたちと一緒にやってきました。これには我が目を疑いました。「何でここまで来ちゃったの?」と問うと「なんかみんな下って行くので帰りそびれちゃった。」仕方ないので川辺で写真を撮り、ハイキング用のテーブルと椅子のあるところで上着をリュックに入れて戻る準備をします。すると奥にいた男性が「こっちに来て馬乳飲まない?」と声を掛けてくれます。飲み残したコーラとコップがあったのでそのコップに少し入れてもらいました。少し塩味の強い不思議な味でしたが美味しかったです。一瞬頭にラダックで飲んだバター茶が浮かび、飲み過ぎたらお腹壊すかもしれないと思いました。ロシア出身のお父さんと2人でトレイルしているということでしたが、多分お父さんはソヴィエト時代に移住してきたのだと思います。さすがにそこまで突っ込んだ話は出来ませんでしたが、お礼を言って分かれます。さて残りの時間は1時間15分です。坂道を登り始めると案の定妻は言葉少なくなり息が荒くなってきます。手を牽いて、後ろからお尻を押して坂道を登っているとこちらへたばりそうになります。九州からのご家族のお母さんと息子さんと最後尾を歩き、何とか時間前にビジターセンターまで戻ることが出来ました。午後2時過ぎにバスに乗りさらに先へと進んでいきます。途中にはムーン・キャニオンやチョルニ・キャニオンなどいくつかの峡谷がありますがバスは徐行することもなく疾走します。ステップ地帯を抜けるとシリク川沿いに出て、周囲はこれまでの風景とは変わり少しほっとした気分になります。いくつかの集落を越えるとこの日宿泊する「コルサイグランド/Kolsay Grand」というホテルに着きます。周囲にはユルタという移動式のテントがありますが、宿泊するのは普通のホテルです。部屋で1時間ほど休めたので缶チューハイを1本空けて午後6時から夕食になります。山の中のホテルではありましたが、美味しい料理がいただけました。ビールはフロントで買い求めますが、1本1,000テンゲと安かったです。午後7時には食事も終わりすることも無いので表に出てみましたが、ホテルで飼っている犬がやってきてまとわりつきます。男にはスリスリしてきますが、女性には襲い掛かってお尻や足を甘噛みするので皆さん逃げ回っていました。もちろん妻もお尻を嚙まれていました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 航空会社
- 中国国際航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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ビジターセンターの近くでお昼を食べた後はいよいよトレイルが始まります。片道2.5キロの道を下って川まで行き、再び戻ってくるという約2.5時間のフリータイムです。
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今から思えばこの地図をしっかりと頭に入れてから歩けばよかったと思います。ビジターセンターには紙の地図などは置いていないので何となく歩いてしまうと後で心配になります。
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ビジターセンターやレストランのあるエリアは峡谷の上にあるので、まずは峡谷の底まで降りなければなりません。別のルートで峡谷の上を歩くルートもありますが、景色は底の方が絶対的に良いです。
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ということで延々と続くこのような木製の階段を下ります。かなりしっかり造られているので安心して降りることが出来ます。
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この時点ですでにツアーのメンバーの一番後ろを歩いています。一緒に歩くと写真に写り込んでしまい、ブログなどで使えなくなってしまうからです。
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今回は10月のツアーということもあり、午後からのトレイルですが真夏には気温が50°Cに達するそうです。遮蔽物のないトレイルのために、1人あたり2~3リットルの水を持参することが推奨されています。この時期では1リットルで十分でした。
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峡谷の底ではGPS信号が完全に消えますのでアルマトイを出る前にMaps.meやグーグルマップをダウンロードしておいた方が良いです。駐車場でもモバイル通信は不安定です。
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ツアーでは問題ありませんがゲートではクレジットカードやデジタル決済は使えません。急な坂道を戻るための「エコタクシー」を利用する場合は、追加で500テンゲの現金が必要です。
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公園は中国に近い制限国境地帯にあるため、軍や警察の検問所ではパスポート原本を提示する必要があります。コピーは拒否されて立ち入りを断られるそうです。
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「チャリンキャニオン/Charyn Canyon National Park」は5つの異なる峡谷から成り立っています。現在歩いているのは「キャッスルズ渓谷」で、チャリンキャニオンで最も人気のある部分になります。
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それ以外にも「テミルリックキャニオン」、「イエローキャニオン」、「レッドキャニオン」、「ベスタマックキャニオン」などがあるようです。また、「クルトガイ峡谷」や「タズバス地区」など、いくつかの小さな峡谷や区画も存在しています。
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この峡谷の地質構造は「大気生成過程」の影響を受けている堆積性赤砂岩で構成されており、「凝結、風の作用、または火山蒸気からの堆積による大気起源」と定義されています。そして水と風による侵食により、カラフルな彫刻のような岩石の形成が生まれています。
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「中央アジアのグランドキャニオン」とも呼ばれるこの場所は、127,050ヘクタールの保護区域に広がっています。峡谷の底は海抜1,100メートルの高さにあり、切り立った岩壁が最大300メートルの高さがあります。
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この峡谷の起源は約1200万年前の新第三紀にまで遡ります。当初は急流のチャリン川がこの地域の半乾燥高原を深く削ることで形成されました。何百万年もの間の絶え間ない風と水の浸食により、赤い砂岩がドラマチックで切り立った崖へと彫り上げられています。
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下り始めてすぐなのでこんな写真を撮っている余裕もありました。近くにガイドさんも一緒なので安心しきっていた感もあります。
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こうやって写真を見ているとサルバドール・ダリの描く荒野のような風景です。1回目のスペインの旅ではカタルーニャ・ロマネスクに傾注してバルセロナに1週間ほどいたのにフィゲラスに行きませんでした。その後妻と2回目の旅でようやくダリ美術館に行くことが出来ました。
フィゲラスのダリ美術館:https://4travel.jp/travelogue/11361623 -
福島にある「諸橋美術館」にも行ってみたいと思いながら計画したら休館になっていました。2027年の春にはリニュアルオープンするようなので楽しみにしています。
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10月下旬の快晴の日は峡谷をトレイルするには最高の日でした。
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陽射しが強いので帽子とサングラスは必須でした。日影は涼しいくらいで、薄手のジャンパーが必要なくらいです。
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一緒に歩いていたガイドさんに写真を撮ってもらいながら川に合流する地点を目指します。
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峡谷を振り返るとかなり歩いてきたことが分かりますが、先はまだまだ長いようです。
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階段を降りた地点から川との間にはこのようなバンが往復していて500テンゲくらいで乗せてもらえるようです。行き交う車はほぼ満席なので人数が集まると運行するようです。
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崖の上に並ぶ人の姿を見た妻が大笑いしています。しばらくその動きを眺めてみます。
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全員で同じ振り付けをしてポーズを取っています。この人たちは絶対にインドの観光客だと思います。以前芙蓉のチューリッヒの空港近くのホテルに泊まった際に雪野原で50人くらいが輪になって踊っているのを見たこおtがあります。
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この数年インド経済の発展に伴い海外旅行に出る人が多くなりました。ただ、各国のドライバーさんやガイドさんからは非常に評判が悪いようです。今回のバスのドライバーさんも「朝9時出発なのに全員集まったのお昼だよ。」と怒っていました。友人の添乗員さんも日本に来たインド人のガイドをすることがあるそうで、あまりに時間に揃わないので注意したら「何で30分くらい遅れただけで文句を言うんだ。」と逆切れされたそうです。おんなじ話は香港やマカオでも聞きました。
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この峡谷を走っているのはロシアのウリヤノフスク自動車工場(UAZ)が製造する4輪駆動のキャブオーバーバン「UAZ-452」です。愛称はブハンカでロシア語で「一斤のパン」という意味がある車体です。
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このバンにはモンゴルを旅した際にホスタイ国立公園でタヒという野生馬を探しに行く際に乗った思い出があります。
ホスタイ国立公園:https://4travel.jp/travelogue/11868150 -
まだまだ先は長そうですが、緩い下り坂なので疲れることはありません。
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この突き当り辺りはT字の峡谷になっているようです。多分突き当りに川が流れているのだろうと見当を付けます。
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後ろを見ても誰も歩いていません。こんな絶景を数人で占有していると思うと贅沢な話でもあります。
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坂道を登ってくる家族は子供を肩車しています。三人兄弟の長男なのですが子供の頃は疲れても絶対に父親にそんなことは言えませんでした。三男はそんなことも一切考えずに疲れた疲れたと言って父や母に背負ってもらっていました。三つ子の魂百までとハよく言ったもので還暦を過ぎても文句ばかり言っています。
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UAZ-452シリーズの中で後方が荷台(トラック)になっているフラットベッド・ピックアップタイプは「UAZ-452D」、1985年以降の新しい型式名では「UAZ-3303」と呼ばれているタイプはここで初めて見ました。丸みのあるキャビンからちょこんと出た外観から、ロシアでは「ゴロヴァシチク」と呼ばれ、オタマジャクシの意味があるようです。
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背後にある岩山と前に広がる屏風のような岩山の間を歩き続けます。
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50分が過ぎたところでガイドさんから「そろそろ戻ることを考えてください。」といわれます。やはり川まではしばらくかかるようです。妻には1時間を過ぎたら戻るように伝え、1人で川まで降りてみることにします。
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UAZは何台もあるのかひっきりなしに往復しています。それだけ需要があるということです。
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上野崖の一部が崩れて途中で止まっています。さすがにこの岩が落ちたらと思うと少し怖い気がします。地質学愛好家にとってこの峡谷は本当に魅力的で、約1200万年前の堆積岩の地層を見ることが出来るようです。
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トルコのカッパドキアの「ギョレメ野外博物館」で崩落事故があり、数人の方が巻き込まれたというニュースを聞きました。ギョレメには親しい友人が住んでいるので観光に影響ないか心配です。
ギョレメ:https://4travel.jp/travelogue/11568143 -
ようやくチャリン川までたどり着きました。この川がこの峡谷を作り上げた要因の1つだと思うと感慨深いです。さすがにここにはたくさんの観光客がいて、ここから晩に乗って戻ることも出来るようです。あまりきれいではありませんがちゃんとしたトイレもあり無料で使えました。
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歩いてきた道を戻ろうとすると信じられないものを見ました。既に戻りかかっているはずの妻がそこに立っていました。ガイドのアライさんと九州からの家族連れの方も一緒です。「何でここまで降りて来たの?」と尋ねると「1人では帰りそびれて、皆さんと一緒に来ちゃった。」とのこと。
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仕方ないので川岸で記念写真を撮りました。
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休憩用のテーブルでジャンバーをリュックにしまおうとしていると奥に座った人から「こっちに座ってホースミルク飲まない?」と誘われます。お昼にコーラを飲む際にもらったカップがあったのでそれに少しいただきました。
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馬乳(ばにゅう)は雌馬から搾った乳で、モンゴル、カザフスタン、キルギスなど、ユーラシアの草原地域で古くから飲まれてきました。馬乳を発酵させた飲み物は、一般にクミスまたは馬乳酒と呼ばれます。馬乳を飲むのは初めてでしたが少ししょっぱいような美味しさでした。
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彼らは親子で2人でトレイルに来ているということでした。誘ってくれた息子はカザフスタン生まれですが、お父さんはロシア生まれだということです。どんな経緯でカザフスタンに移ったのかまでは聞けませんでしたが、ソヴィエト時代に何か事情があったのだと感じます。
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日本を旅していてもあまりありませんが、海外を旅しているといろいろ声を掛けられて親切にされたり何かもらったりすることが多い我が家です。
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軽く考えていた妻は緩い登り坂を歩き始めて途端に無口になり息が荒くなってきます。だから途中で引き返しなさいと言ったのに。
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置いて行くわけにもいかないので手を引っ張たり、お尻を押して何とか前に進ませます。もう辺りに同じツアーの人は九州からのお母さんと息子さんしかいません。どうか置いて行かないでください。
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足元に小さな動物がまとわりついてきました。これはオオスナネズミ(Rhombomys opimus)のようです。
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ちょろちょろ足元を走りまわって砂の中の穴に入ってしまいました。チャリンキャニオンで見た唯一の動物でした。
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時計を見ながら必死で妻の手を牽きます。よくツアーの方から「奥さんと仲いいですよね。いつも手を繋いで。」と言われることがありますが、手をつなぐのと手を牽くのでは見た目は似ていても大きな違いがあります。
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ようやく終点の階段が見えてきました。まだ20分くらいあるので何とか間に合いそうです。
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残り5分で何とかビジターセンターにたどり着きました。トイレに寄って皆さんと合流します。
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涼しい顔して記念写真を1枚撮っておきます。ここからバスに乗ってさらに奥地にある「コルサイ/Kolsai」まで2時間の移動があります。
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午後2時20分に「チャリンキャニオン/Charyn Canyon National Park」を出発し、この日は「コルサイ/Kolsai」に宿泊し、翌日「コルサイ国立公園/Kolsay National Park」の中にある湖を訪ねます。
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大草原の中に舗装した道路が1本あるだけです。アルマトイからトータルで5時間の移動になるので広い座席のバスで良かったです。
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「ケゲン/Kegen」を通過する際に丘の上のモニュメントが見えました。これはカザフスタンを代表する歴史的な英雄であるライムベク・バティル(Raimbek Batyr)の生誕300周年を記念し、彼の功績を称えるために建てられた騎馬像です。
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ライムベク・バティルは17歳頃からカザフ草原へ侵攻したジュンガル勢力との戦いで名を上げたカザフスタンを代表する18世紀の英雄的武将だそうです。
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ウズベキスタンだとティムール・アムールなど有名な人物が頭に浮かびますがカザフスタンについてはまだまだ勉強不足です。ただこの大草原にも戦いの時代があったのだと感じます。
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ようやく馬に乗った牧童の姿を見ることが出来ました。この風景は数百年変わらないのだと思います。
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草原の中にぽつんと住居と家畜のための厩舎が見えます。昔はユルタという移動用のテントで遊牧で生計を立てていたのだと思います。
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現代の牧童はバイクも使うようです。以前に行ったモンゴルの草原では牛や羊を追うのにプリウスが使われていました。
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この辺りは電波状況が悪く、バスの中のWi-Fiは使うことが出来ませんでした。借りてきたWi-Fiルーターもインドのラダックに引き続き役に立ちません。
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バスの中はお昼寝モードのようですが、あまりにも美しい風景が続くのでずっとカメラのファインダーを覗いていました。孔子て帰るころには寝不足で疲れ果ててしまうのですがやめられません。
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ただただ美しい風景に向かってシャッターを押します。
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しばらくすると山間部に差し掛かりました。だいぶ太陽も西に傾いてきました。
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地球規模で考えたら人間も家畜も寄生虫のようなものなのだろうなと思ってしまいます。
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冬に備えて刻んだ牧草を圧縮成形した「ヘイキューブ」が積み上げられています。1日に馬1頭で1つ食べると考えても冬の長さを感じてしまいます。
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10月下旬の太陽は沈むのが早くなりました。
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走るバスの中からだと窓に反射する光線も邪魔になるので写真を撮るのはなかなか難しいです。
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馬は群れを成して移動するので皆同じ方向を向いているのが面白いです。それに比べて牛や羊はバラバラです。
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また新たな絶景が現れてきます。川沿いの峡谷はいったいどれだけあるのでしょうか。
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川沿いにだけポプラやプラタナスの木が育っています。底を過ぎると過酷な大地がどこまでも続いています。秋の黄葉を楽しむには少し遅かったようです。
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川岸の岩を見ると川が氾濫することは一年のうちに何度かあるのだと感じます。
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もう2時間ほど走り続けていますがまだ「コルサイ/Kolsai」には着かないようです。
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「サティ/Saty」の集落まで来るとこの日の終点も近いです。それにしてもカザフスタンの村はこの「I LOVE」マークが好きなようです。これがあっても特に観光地であるということではありません。
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そろそろ放牧の時間も終わり、家畜たちも自分のねぐらに戻る時間です。
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モンゴルでは「ゲル」と呼ばれ、中国では包むという意味の「パオ」と呼ばれるテントはカザフスタンでは「ユルタ」と呼ばれます。どちらも中央アジアの遊牧民が使ってきた円形の移動式住居ですが、外観はゲルがやや低く、丸みのある円錐形ですが、ユルタは屋根が高めで、曲線的な形をしています。
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こんな石がゴロゴロした河原を馬がよく歩けるものだと思います。
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馬に乗った牧童は皆さん黒い帽子や目出し帽を被っているのがスタンダードなようです。それだけ草原を馬に乗って走るには寒い季節なのでしょう。
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午後4時30分にようやく「コルサイグランド/Kolsay Grand」に到着しました。こんな山の中なので夜になったら星が見えないか期待してしまいます。既に半月が東の空に見えています。
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山の中のホテルにしては現代的なデザインの建物です。
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部屋は1階の角部屋で、天井が高くかなり広めの部屋でした。
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部屋は無駄にL形に曲がっていて奥には隣の部屋へコネクトする扉がありました。残念ながら冷蔵庫はありませんでした。他の部屋も冷蔵庫は合っても壊れていたりで使えなかったそうです。テレビも受信機が壊れているとかで見ることは出来ませんでした。
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バスルームもシンプルですが、一番肝心なお湯は豊富に出るのでストレスなく使えました。
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シャワーブースはヨーロッパでよく見掛けるタイプのスライド扉式でした。
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夕食まで時間があるのでレモンサワーを1本空けました。バスのトランクルームは涼しいようで、朝に冷蔵庫から出したままでもまだ冷たかったです。粉期は何時も持ってくるクーラーボックスと保冷剤を忘れていました。
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部屋にいてもすることも無いのでホテルの敷地内を散歩してみます。
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昨今は海外ツアーが高騰していて、コロナ前からでも倍近い値段になっています。さらに円安の時代なので旅行についてはいいことはありません。それでもカザフスタン8日間のツアーで26万円で来れるのですからありがたいです。
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この峡谷の先に「コルサイ湖/Kolsay Lake」があるのだと思うと明日の朝が楽しみです。
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午後6時から1階のロビー横のレストランで夕食になりました。ロビーにはリーチインの冷蔵庫が並び飲み物やアイスまで買うことが出来ます。山の中なので高い値段かと思いましたが、ビール1本990テンゲなので約350円でした。
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ロシアやカザフスタンなどで親しまれている、トルコのエフェスグループのビール「クルージカ・スヴェージェゴ( Kruzhka Svezhego)」です。みずみずしいフレッシュなジョッキの意味の名前です。さっぱりして飲みやすいビールです。
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ショルパ(Shorpa)と呼ばれる野菜と鶏肉の入ったスープとビーツとリンゴとキャベツのサラダです。ロシア語圏では「ビタミンサラダ」とか「健康サラダ」と呼ばれるようです。
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メインは中央アジアの定番料理であるガンファン(Ganfan)で、特にパプリカや肉を炒めた「スイルー・ガンファン」)です。牛肉も柔らかくて少しスパイスも効いていて美味しい料理でした。
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食事の後は表に出て星が見えないか期待しましたが、街灯が多いのと雲が出ているようで見えませんでした。ハンギングチェアに座っているとこのホテルの犬がやってきてじゃれてきます。妻は「あなたが犬と戯れるのは初めて見た。」と写真を撮り出します。
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ところがこの犬は女性には攻撃的でツアーに参加している女性も妻もお尻や足を甘噛みされていました。逃げ回る妻の姿がめちゃめちゃ面白かったので動画も撮りました。いざとなったら走れることが分かりました。
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