2026/04/10 - 2026/04/11
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2026/04/10
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私がフォーローしている寅さん関係のサイトから、和歌山市で山田洋二監督や倍賞千恵子さん、吉岡秀隆さんが来られる、「寅さんとオーケストラとわが街と」という、市民参加型のイベントが開催されると知り、代表者の方に連絡、チケットを確保しました。
市民団体「わかやま寅さん会」を中心に、映画を通じて地域の活気を取り戻すための様々な活動を行われていて、代表者の西田さんは、寅さん好きの中でも有名な方です。
山田監督との対談から、一市民として衰弱している和歌山を盛り上げようと、2年間関係者と調整や交渉を行い、プログラムを練り上げて、ようやく開催にこぎ着けたとの事でした。
当日、朝9時開場との事で、自宅からは2時間チョットの距離ですが、万一高速道路でトラブルがあったりすると行けないからと、奥様を言いくるめ前泊することにいたしました。
和歌山市は、加太には2022年の9月に訪れているのですが、市内に宿泊したのは2020年の12月以来となります。
*日帰りでは、2025年1月26日に、和歌山城ホールでの小椋さんの「歌紡ぎの会」で、和歌山城周辺を少し歩きました。↓
https://4travel.jp/travelogue/11957891
確かに、地方に共通する街の衰弱を感じる町でしたが、寅さんがフラッと訪れる町を思い起こさせる町ですね。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
4月10日は天気が悪く雨、夕方から回復するという予報でしたが、当日の和歌山観光はパスして、ゆっくり目に昼過ぎに自宅を出発です。
途中、「そば太鼓亭 池田鉢塚店」でランチタイムです。
奥様は、季節メニューの「サクラ海老のかき揚げ」、私は「かやくご飯もりそばセット」を発注、プラス「おでん」は外せませんね。そば太鼓亭 池田鉢塚店 グルメ・レストラン
-
近畿道、阪和自動車道経由で和歌の浦を目指します。
途中、紀ノ川SAでトイレ休憩の後、和歌山ICで降りて、和歌山城を横目に進み、ほどなく今日の宿「Wakanoura Nature Resot エピカリス」に到着です。Wakanoura Nature Resort エピカリス 宿・ホテル
-
世界屈指のリゾート地として有名な、地中海に面した温暖な気候のギリシャのリゾート地を目指し、ホテル名もギリシャ語で「魅力的な」と言う「エピカリス」と名付けられたそうです。
日本とは思えない、エーゲ海にあるホテルの雰囲気を体感できるリゾートホテルとの事です。
確かに、和歌の浦をエーゲ海と見立てると、ここはギリシャのリゾート地と思えるかもしれませんね。 -
客室は全25室、全てオーシャンビューとなっています。
内16室あるテラス付き客室は、タイプ毎にコンセプトを持ってデザインされていて、露天風呂やハンモック、サラウンジャー、ソファ等が配置されています。
部屋には時計が無く、自然の光を感じ自然の時間を感じながら、何もない、何も考えずに寛ぎを感じ、スローライフを楽しめるホテル、というのがコンセプトのようです。 -
部屋は、キャプテンズツインルーム。
テラスにはハンモックチェァーがあり、白とベージュを基調として、赤をアクセントに入れた、落ち着いた雰囲気の45m2のお部屋です。
対岸には2020年に宿泊した、和歌山マリーナシティがあります。
*2020年 マリーナホテルの備忘録↓
https://4travel.jp/travelogue/11673247
海の見えるバスルームからの眺めが気になり、今回こちらの部屋にしました。 -
窓は開閉できないので、露天にはなりませんが、広く開かれた窓から海や夜空の星を眺めながら湯船に浸かる時間は、至福の時ですね。
滞在中は、ここにいる時間が一番長かったように思います。(湯船で寝て溺れないでね:奥様談) -
エーゲ海のイメージで(白と青と勝手に思っていますが)、ホテル内のインテリアは統一されれいます。
セルフで、約30着のウェディングドレスを着て、写真撮影できるようです。
若い女性には人気のようですね。
また、小規模ですがコミックコーナーもあり、海に関係するコミックが多かったです。 -
15:00~17:00は、ウェルカムドリンクサービスがあります。
ギリシャはワイン発祥の地ということで、他の国にはない品種のブドウでワインが作られているそうです。
赤&白ワインがあったので、某TVを真似て奥様と、赤と白を見分ける事ができるか挑戦しましたが、ワインを飲みなれていない私達にとって、結構難しく思えました。
なんとか、味の濃い方が赤等、勝手な蘊蓄を話しながら、楽しめました。 -
少しのワインでほろ酔い気分の私たち、ホテル周辺の風光明媚な新和歌浦の散策に出かけます。
万葉集の時代から、和歌にその美しさを歌われ、和歌山の名の元になったといわれる、風光明媚な名勝の「和歌の浦」は、2017年4月に文化庁の日本遺産に認定されています。
和歌浦の景観を生かし、水族館を併設した遊園地の開発計画等があり、自然景観だけではなく開発で、観光客を呼びこもうとする気運が高まりますが、景観保全を重視する開発反対派と開発賛成派の係争が激化し、明治後期には大規模な開発ができなくなって、新和歌浦が観光地として整備されたという背景があります。
男はつらいよ第39作「寅次郎物語」では、和歌浦、新和歌浦周辺がロケ地となっていて、新和歌浦ロープウェイや展望台の風景が収められています。新和歌の浦海岸 自然・景勝地
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新和歌浦は、和歌浦の南西にある雑賀崎の手前にある入り江です。
大正時代に、実業家の森田 庄兵衛氏によって「新和歌浦遊園」として開発され、旅館やホテルが立ち並ぶ海岸沿いのリゾート地として発展しました。
ただ、新和歌浦は開発の手が入りすぎて、美しい景色を楽しむ事は難しいかもしれませんが、1960年代の新和歌浦観光開発の目玉として、ロープウェイや遊園地が整備され、山頂には回転展望台やスライダー等もありましたが、今は撤去され、当時の面影はありませんが、海岸線にそって遊歩道が設けられており、蓬莱岩や夢の鐘等の見所が点在しています。 -
蓬莱岩です。
ぽっかりと穴のあいた一見すると奇妙な形の岩で、蓬莱山は中国の伝説で東海中にあって仙人が住み、不老不死の地とされる霊山と言う事から、縁起の良い名前でパワースポットと言われています。
私、「寅次郎物語」の中で、満男が寅さんを見送りながら、「人間は何のために生きてんのかな」と聞くと、寅さんが「生まれてきてよかったなって思うことが何べんかあるじゃない」「そのために人間生きてんじゃねえのか」と答えたのですが、その言葉がパワースポットのように、今でも思い出されます。 -
ホテルに戻り、夕食に向かいます。
こちらでは、日本では希少な創作ギリシャ料理を、ホテルオリジナルスタイルで提供されます。
在日ギリシャ大使からも賞賛されたという、オリジナルの創作ギリシャ料理と言う事で、ギリシャにちなんだ料理を、取り分けるスタイルとなっているようです。 -
ウェルカムドリンクのワインで酔っ払ったので、ノンアルビールを発注です。
ギリシャ料理は典型的な地中海料理と言う事で、オリーブオイル、野菜やハーブ、穀物、パン、魚介類及び家畜やウサギ等の多種の食肉が使用されています。
代表的な食材としては、子羊、肉、オリーブ、チーズ、ヨーグルト、ナス、ズッキーニが多く使用されているようです。
デザートは、ナッツやはちみつが多用されるようで、2010年にイタリア料理・スペイン料理・モロッコ料理と共に、「地中海の食事」としてギリシャ料理もユネスコの無形文化財に登録されているようです。
また、野菜の使い方は多彩で、ギリシャ正教会の戒律により、肉食を禁じた期間が長かった為と言われていて、1950年代までは、多くのギリシャ人は週2回以上肉を食べる事は稀であったらしいです。
その一方で、タコ・イカ・巻貝・魚卵を食べる習慣があり、タコを食べる少数の国の一つです。 -
ボリューム感たっぷりの、前菜盛合せです。
ホテル自慢のギリシャ料理の盛り合わせで、種類は豊富でムサカ~茄子と挽肉の重ね焼き~、ケフテデス~ギリシャ風のミートボール~、ブタポティカバマ~蛸の赤ワイン煮込み~、デルマデス~ハーブと肉の葡萄葉包み~、グリーンサラダ~オリーブとフェタチーズのサラダ~等、あまり聞いたことの料理が並びます。
配列が写真付きで提示されるので、奥様と材料や味について、話しながら頂きます。 -
前菜盛合せの後のメイン料理は、低温でゆっくりローストされたローストポークが提供されます。
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次に提供されたのは、デュクセルソースのリゾットです。
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最後にデザートとコーヒーで〆ます。
結構お腹一杯になりました。 -
食事を終え、いったん部屋に戻り、私は再度の湯浴みを楽しんで、フライデーミュージックナイトに向かいます。
6年目を迎えるという、ホテルの金曜日の夜のお楽しみのようで、今夜はクラリネット奏者の南方 美穂さんの演奏です。
南方さんは、和歌山市出身で、帝塚山学院高等学校音楽コースから、同志社女子大学音楽学科演奏専攻卒業で、第42回和歌山県新人演奏会 奨励賞や、第50回堺市新人演奏会 奨励賞、第24回日本クラシック音楽コンクール入賞等を受賞し、2023年には和歌山城ホールで、ソロリサイタルを開催されたという、地元密着の演奏家のようです。
クラリネットの音色で、ゆったりとした一時を過ごさせて頂きました。 -
翌日、快晴の空です。
海を眺めながらの朝風呂は、爽快な気持ちになりますね。 -
朝食はワンプレートで提供されます。
ギリシャヨーグルトやサラダ、ベーコン、熊野の塩で頂く和歌山産うめ卵、クロワッサンや種類のパン、ドリンク&スープバーを、和歌山産フルーツジャム、みかんはちみつで頂きます。
テラスで海を眺めて、9時前にチェックアウトし、今回のメイン行事の会場に向かいます。
田舎者の私達、エッグシェルカッターなるものを初めて見ました。 -
ホテルから15分程で、会場の和歌山県民文化会館に到着、施設の駐車場に車を預け、チケット交換に向かいます。
向かいには、和歌山県庁がありました。県民文化会館 美術館・博物館
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今回のイベントは、わかやま寅さん会が中心となって開催されるもので、「寅さんとオーケストラとわが街と」の看板の元、第一部は寅さんシリーズの第50作「おかえり寅さん」を、市民オーケストラとの共演で鑑賞します。
第二部は、和歌山交響楽団と山本 祐之介さん、倍賞さん、宮井 愛子さんのコンサート、そして山田監督、倍賞さん、吉岡さん、北山さん、和歌山出身の映画の音声担当の土山さんのトークショーとなっています。 -
わかやま寅さん会は、1980年頃をピークに、活気を失ってきた街の復活を願って活動されています。
人は街をつくり、街に育てられると言う事を、見せて伝えてくれる映画が「男はつらいよ」です。
周囲に迷惑をかける寅さんですが、時として語る人生哲学は、独特の語り口で皆を魅了していく。
風変わりな人物ですが、受け入れる「懐」の深さをもった街「柴又」は、互いを支えあい庶民が暮らす街で、この街があってこその寅さんであり、それが地域のチカラだと思います。
それらはかつて、もっと身近にあった情景だったのではないでしょうか、1969年以来の半世紀を超えて届けられた所謂「柴又だより」である映画を、広い会場で観賞し、街と人とのかかわりを問い続けたい、との想いで活動されているようです。
今回の取り組みも、「男はつらいよ お帰り 寅さん」シネマ・コンサートが、2024年6月に東京で初演され、約5,000人の観客を魅了したことを受け、山田監督の地方で出来ないか、との言葉から2年、西田会長の奮闘が結実した素晴らしいコンサートになりました。 -
シネマ・コンサートとは、映画のセリフや効果音はそのままに、音楽パートをフルオーケストラが映画の上映に合わせ、生演奏するという「大スクリーン×生演奏」によって、映像と音楽が一体となり、作品に圧倒的な臨場感をもたらしてくれます。
「男はつらいよ お帰り 寅さん」は、新たに撮影された「今」の登場人物達の姿と、4Kデジタル修復によって蘇った過去の寅さんが交錯し、ひとつの物語として紡がれた奇跡の作品だと思います。
「困ったことがあったらな、風にむかって俺の名前を呼べ」
「おじさん、どっからでも飛んできてやるから」
封切りからこれまで、DVDも購入して何度も見返してきましたが、その時の自身の感情や、気持ちによって、新しい発見や、違った感情が生まれてきます。
今回のシネマ・コンサートでも、また違った受け取り方ができた気がします。
ラスト最後の約8分間の生演奏、桜田ひよりさんが演じた、娘 ゆりから満男にいった「おかえり」の意味・・・・。
それを聞いた満男の表情に、全てが要約されている気がしました。 -
舞台に掲示された、点描画の寅さん。
山田監督発案により始まった、わかやま寅さん会の奮闘努力の日々、その「想い」の実現に向けて、道案内し支えて来た山田監督、松竹関係者は、寅さんの力をもっと大きく伝えて欲しいです。 -
和歌山市交響楽団は、指揮者も含め全員アマチュアのオーケストラで、中高校生でも大学生でも年齢制限なく入団を歓迎しているそうです。
近年の地方財政緊迫化のあおりを受け、どの自治体も文化団体等への、補助打ち切りのニュースが報じられています。
心に刺さる芸能は、必然的に生み出されるものだと感じると共に、今回の演奏を聴き、アマチュアオーケストラが、地域音楽振興の一端を担うことの大切さを再認識できました。
山本直純さんの息子さんが、指揮されていましたが、特別感がありましたね。
倍賞さんの歌・朗読は素晴らしく、トークショーももう少し聞きたかったと感じる位、時間が短く感じました。
最後は「男はつらいよ」のテーマを観客全員での大合唱で終幕・・・・。
素晴らしかったです。
山田監督は、企画から本番まで地元オーケストラによる開催を熱望されていたとの事、それに応えて作り上げていかれた関係者に、深く感謝いたします。 -
コンサートの余韻を胸に、(珍しく)寄り道なしで帰路につきます。
紀ノ川SAで、トイレ休憩と軽食タイムです。紀ノ川サービスエリア 道の駅
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阪和道、近畿道経由で自宅に向け走ります。
2時間程で吹田IC到着、中央環状線沿いで夕食を、と考えていたのですが、結局いつものすし半 川西店で頂くことといたしました。
奥様は、マグロのレアかつ膳、私はアナゴ丼と麺のセットを発注、美味しく頂きました。和食鍋処 すし半 川西店 グルメ・レストラン
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当日の会場は、北海道、九州の方々も含め、超満員。
西田会長の思いも、私と同じように、旅に出る寅さんを駅で見送る満男が投げかける「人間は何のために・・・」に応える寅さんの想いに重なるような、和歌山になったと感じられたようです。
皆さんの「わが街」で、街や人への想いを伝えることを、寅さんもきっと待っていると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=C-ZKNLfBb-4
https://www.youtube.com/watch?v=nf98su16MOw&t=42s
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