関空発ローマと近郊観光の旅①　大阪とタルクイーニア、ティヴォリ

2025/12/02 - 2025/12/05

2025年を締めくくる旅行は、聖なる扉が開くヴァチカンをメインに、ローマと近郊を観光してきました。
個人的にもイタリアは初めての海外旅行の国だったので思い入れもありましたし、個人でも仕事でも何度も訪れていましたが、久々の訪問で、あらためてイタリアの良さを感じることができました。（個人的にはトスカーナやカンパーニャのほうが好きですが）
ローマもしっかりと観光したのはかなり久しぶりでしたが、初めて訪れた2箇所、「チェルヴェーテリとタルクイーニアのエトルリア墓地遺跡群」として世界遺産にも登録されているタルクイーニアの街と、ティヴォリのヴィッラ・デステ、及びヴィッラ・アドリアーナも世界遺産に登録されています。

そしておまけとして、関空を利用しての海外旅行も初体験してきました。
関東在住なので、成田と羽田、それと関空の国内線は何度も利用したことがありましたが、初の関空国際線はとても新鮮でした。ついでに大阪市内のまだ行ったことのないところも観光して、全体的にボリュームのある旅行となりました。

エリア ティボリ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: 中国国際航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

道頓堀は何度も行ったことがあったもののまだ行ったことのなかった法善寺横丁へ。苔に覆われた水掛不動尊もまだ朝早かったので静かでした。

法善寺 寺・神社・教会

外国人観光客の多い黒門市場。上を見上げたら四神がそれぞれの方角に描かれていたことに初めて気が付きました。

黒門市場 名所・史跡

千日前道具屋筋商店街も初訪問です。かっぱ橋道具街よりも買いやすそうな雰囲気でした。

千日前道具屋筋商店街 名所・史跡

鶴橋商店街も初めての訪問でした。東京ではここまでディープな韓国的なところはないのでとても新鮮でした。

鶴橋商店街 市場・商店街

鶴橋から少し歩いて大阪コリアタウンも。夜も賑わっていそうなので、今度時間のあるときに暗くなってから再訪したいと思いました。

御幸通り(コリアタウン) 市場・商店街

四天王寺の北向地蔵は、東京の増上寺を思い出しました。
このあたりは四天王寺の中心に比べると静かでした。

地蔵山 (四天王寺) 寺・神社・教会

通天閣は今回はじめて上まで登りました。オフシーズンだからか並ばずすぐに入場できました。

通天閣 名所・史跡

通天閣は展望だけでなく、グリコについても学ぶことができました。イラストの変遷などもあり、勉強になりました。

通天閣 名所・史跡

ここも初めてだった難波八阪神社。圧倒的に外国の方の比率が高く、特にこのインパクトのある獅子殿は大人気でした。

難波八阪神社 寺・神社・教会

やはり初訪問の住吉大社。全国にある住吉神社の総本社で、うさぎとも縁深いところです。

住吉大社 寺・神社・教会

夜の長居植物園ではチームラボ・ボタニカルガーデンが見られます。豊洲のものとはだいぶ違っていました。入場料も安く、予約も取りやすかったですが。。。

長居植物園 公園・植物園

チームラボ・ボタニカルガーデンは完全屋外なので悪天候のときは大変そうだと思いました。けっこう歩きますし。でも他にも展示はあり、楽しめると思います。

長居植物園 公園・植物園

翌朝、初関西国際空港の国際線から出国審査を経て出発ロビーへ。東京ばな奈も販売されていました。

関西国際空港 空港

おにぎりバーガー店では神戸牛も食べられるようでした。日本旅行を楽しまれた観光客の方も最後にここで食べるチャンスもありますね。

関西国際空港 空港

KIX LOUNGEは清潔感があり、食事や飲み物も種類豊富でした。シャワーもあり、快適に過ごせました。

KIX Lounge Kansai 空港ラウンジ

夜ローマ到着後の翌朝、早く起きれなかったのですが、ローマのテルミニ駅から電車でタルクイーニアの街へ。そこから路線バスで街の中心の先にあるネクロポリを訪れました。

ここはローマ時代よりさらに昔、紀元前のエトルリア人の遺跡が残り、墓の中には当時の絵も残されています。ちゃんと管理されているだけあり保存状態も良好なものも多いです。

エトルリア人の残した絵はエジプトやギリシアや他の国のものともまた違います。このような絵がローマ以前に存在していたというのがすごいですし、ローマ時代や中世・キリスト教時代をも乗り越えて今も残されているというのは奇跡のようです。

ネクロポリは残念ながら、修復中のものも多く、すべてを見ることができませんでしたが、それでも少しでも見られて良かったです。

ネクロポリから街に戻ってきました。タルクイーニアの街は城壁に囲まれて高台に位置していますが、展望スポットがいくつかあり、遠くを見渡せます。そして、イタリアの他の街のように自由猫もいました。

タルクィニア 散歩・街歩き

国立タルクィニア博物館には重要な発掘物なども多数収められています。日本からするとローマ時代も古いですが、それ以前のものも多数あるというのがすごいです。

国立タルクィニア博物館 博物館・美術館・ギャラリー

国立タルクィニア博物館の収蔵物はどれも見応えがありました。惜しむらくは英語の解説が少なかったことでした。

国立タルクィニア博物館 博物館・美術館・ギャラリー

タルクイーニアの街はそれほど大きくなく、街の作りも個人的には好きだったのですが、前日の寝不足と、天気があまり良くなかったこともありそれほど長居はしませんでした。翌日以降は天気には恵まれていたので、この日だけがちょっと残念でした。

タルクィニア 散歩・街歩き

翌朝訪れたのはティヴォリの街です。ローマ市内からはバスでアクセス可能な世界遺産もある観光都市です。
まずはヴィッラ・アドリアーナへ。

ヴィッラ アドリアーナ (ハドリアヌスの別荘) 史跡・遺跡

ヴィッラ・アドリアーナはローマ皇帝ハドリアヌス帝のヴィッラ（別荘）で、ローマから東に約30キロの場所にあります。

ヴィッラ アドリアーナ (ハドリアヌスの別荘) 史跡・遺跡

遺跡の敷地はかなり広く、思っていた以上に歩きましたが、見応えはありました。欧米、韓国、中国系の観光客は見かけましたが、日本人には会いませんでした。

ヴィッラ アドリアーナ (ハドリアヌスの別荘) 史跡・遺跡

ヴィッラ・アドリアーナをあとにして、もうひとつの世界遺産・ヴィッラ・デステへ。フェッラーラの公爵家エステ家に連なる16世紀のイッポーリト2世の別荘が起原です。

ヴィッラ デステ (エステ家の別荘) 建造物

ヴィッラ・デステは上記の写真のように室内装飾も壮麗ですが、庭園もまた見事です。フランスやオーストリアとはまた違った美しさがあります。

ヴィッラ デステ (エステ家の別荘) 建造物

ローマのスペイン広場の舟の噴水も見事ですが、こちらも芸術的です。中央にオベリスクのある噴水からはいくつもの穴から水が噴き出しています。

ヴィッラ デステ (エステ家の別荘) 建造物

ティヴォリには世界遺産ではないですが、かつての教皇グレゴリオ16世のヴィッラもあります。しかし、クローズの時間が早く、残念ながら間に合いませんでした。

グレゴリウス法王の別荘 建造物

キリスト教の国イタリアではクリスマスはもちろん意味のあるイベントですが、華やかさで言えば日本のほうが上だと思います。南イタリアはローマ近郊よりも華やかですが。

ヴィッラ・デステなどとの共通券で入場できるヘラクレス・ヴィクトルの聖域。ローマ時代にギリシア神話のヘラクレスに捧げらた神殿跡などがあります。

劇場跡などもあり、見どころも多いのですが、立地的にアクセスし難いのか、他の観光客はまったくいませんでした。。