【赤犬の尻尾】噴水を求めて＞泣き！

2023/11/10 - 2023/11/10

私は美術系に極めて暗く、興味もありません。が、ひょんなことからある噴水の写真を目にし、それがローマ近郊にあることが分かり、たまにローマに行く用が生じるのでそれにカコつけてぜひそれを見に行こうと思っていましたが、それが先日叶いました。

しかし....、泣きでした。ま、また行けば良いや！

あまり大したことない出来ですが、どうぞご覧ください。

なお今回の動きは、一連の４つの旅行記のひとつです。
既に公開しているものは、このほか、
【赤犬の尻尾】１年半ぶりのローマ
https://4travel.jp/travelogue/11869015
【赤犬の尻尾】１年半ぶりのローマ２
https://4travel.jp/travelogue/11869432
【赤犬の尻尾】壮麗な宮殿
https://4travel.jp/travelogue/11869436
があります。

エリア ティボリ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

この旅行記は、
【赤犬の尻尾】１年半ぶりのローマ
https://4travel.jp/travelogue/11869015
の続きで、ローマ テルミニ駅から始まります。

この駅、すん～～～～ごくきれいになりました。
昔は、暗く、汚く、危なく、分かりづらく、近寄るのが嫌でしたが、左の形容詞がすべて反転していて、フランスやドイツの大きな駅より良い「感じ」です。
ホームに入るためには、乗車券を提示する必要があり、このコマのごとく一般エリアとは区別されています。
ただ、それがあるということは、一歩そのエリアから出ると危ないことに変わらないという解釈もできます。でも、警官も多く、危険度は下がっていることは確かだと思ってます（個人の感想）。

テルミニ駅 駅

目的地は、ローマの東約40kmにあるティヴォリです。
そこまで、このカバというか猪面の列車で向かいます。

乗車する列車時刻表です。
(C) FS

乗車券。
驚くべきは、運賃が片道2,60エウロ。距離は上の時刻表で40kmです。
私の対円生活実感レートは100円で、ゆえに≒260円。ＪＲ東の電車区間は659円、全国最安の阪急でも380円ですので、その安さが分かります。
ただ、全区間が安いとは限りません。例えばフィウミチーノ空港－ローマ市街間（例：トラステｰベレまで25km）は、8,00エウロもします。空港等での特定運賃（加算額）があるとしても、正直この差は納得しがたいですね。

組成される客車は、解放室車です。

列車は途中から標高が少し増し、眺めが良いところがあります。

ティヴォリ駅。

町の案内板です。

駅前からの街の眺め。

この町には、立派なお城があります。
その手前に見えてるのは、円形劇場の遺物(Anfiteatro di Bleso)です。

この城は、ロッカ ピア(Rocca Pia)と言います。

この様式の城は、イタリアで他にもありますが、それらには未だ中に入ったことないので、次回は時間をたっぷり取って見ようと思っています。（下の理由により、また来るので。）

街の中心から。

ガリバルディ公園からの眺め。

目的地に到着。

ヴィッラ デステ (エステ家の別荘) 建造物

出入口。

その脇にある像。

鉢の下の台の装飾。

最近この手をよ～く見るのが好きになりました。

入場すると、直ぐに中庭があります。

噴水。
水は出ていません。

ここにも顔。

この屋敷内の展示は、視覚効果を狙ったと思われる設置がいくつかなされています。

露光量を変えて。

これが正体です。

他のものも。

先ほどの窓を、中から

この噴水も部屋に隣接する通路にあって、部屋の窓を開けると見えるようになっています。

各部屋には素晴らしい絵画が飾られています。
右下にもドアの向こうの通路に噴水が。

各部屋を繋ぐ通路。

屋敷南西側最端の大きな部屋、「噴水の間」。

その名のとおり、部屋の中にも噴水があります。

売店、喫茶部には展示スペースがあり、このときはここの歴史を紹介していました。
そこには、大正天皇の三男坊が訪れた様子も記されています。

屋敷から出ると、見事な眺望が見られます。

西方向。海側です。

屋敷直下。

広大な庭園です。

一段降りたところから。

階段を降りて行くと、まるで鏡に映っているような造り。
実際は左右対称な階段の間に噴水があります。

噴水の向こうの下の町。良い眺め。

ロメッタの噴水。

真夏でも涼しそう。

ロメッタの噴水 建造物

ここは約130ｍに渡って噴水が並んでいるところです。

百の噴水 建造物

反対側から。

途中には鷲も。

その正面。

ちょっと引いて屋敷も。

下部の吹き出し口は、一様にこの顔。

端の排水口にも大きな顔。

とにかくいろいろな噴水があります。
これは、「プロセルピナの泉」。

「フクロウの噴水」は、あいにく逆光。

庭園の中央に横たわる、三連の池(Le Peschiere)。

池の奥には大きな噴水が。

徐々に近付きます。

ネットゥーノの噴水 建造物

これは「ネプチューンの泉」。

ネットゥーノの噴水 (ネプチューンの泉) 建造物

さらに近付きます。

奥には胸像。

「ネプチューンの泉」の上からの「魚池」(Le Peschiere)。

ちょっと斜めから。

噴水越しに。

間近で見るとすごい水量、水圧です。

ミニ洞窟の中の噴水。

一番上の「オルガンの噴水」。
彫刻の身体が捩じられている！

オルガンの噴水 建造物

顔。

アルテミスの噴水。

アルテミスまたは母なる神の噴水 建造物

この意図は何なんでしょう？
まるでおっぱい星人！

屋敷に直下、さらに下の「ドラゴンの噴水」。

近付きました。

斜めから。

ドラゴンの噴水 建造物

中。

蛙？

緑が一杯。

「楕円の噴水」。
冒頭で記した、是非みたいと思った「ある噴水」とは、これです。
でも、大変残念ながら点検・保守中で、この有り様。泣き！
これだけを見るためにも、また行きます!!

楕円の噴水 建造物

これが本来見たかった絵です。
（非営利での再配布可能なサイト、
https://openlib.enit.it/it/scheda-media/35974
より。）
なお、現地に行ってみて分かったのですが、この角度で見られるポイントはなさそうです。

上述の「本来見たかった絵」は、この旅行記構築の構想時に現地から送った絵はがきのスキャン画像を考えていました。が、それが着かなかったので上のコマの写真を掲げたのでした。
これがそのはがきなのですが、投函したのが旅行当日の2023年11月10日。しかし、郵便局入り口横に設置された郵便ポストから差し出したにも拘らず、消印が11月23日。ドイツの拠点に着いたのが翌年１月６日。実に２カ月弱掛かっています！

隣にある、聖マリア マッジョーレ教会。
ここは入場券がなくても入れます。

サンタ マリア マッジョーレ教会 (ティヴォリ) 寺院・教会

祭壇の中心。

昼メシはここにしました。

品書き。

店内。

袋は席料代わりのパン(1,00)。
ビール(3,00/0.2L)は残念ながらドイツ物しかなく、イタリア（でのビールの価格）にしては高いよね。

タリョリーニのカルボナーラ(12,00)。

この麺は初めて。
イタリアでは、何度行っても初めての麺に出会うことがあるし、逆にこの麺が食べたいと思ってもどこにでもあるとは限りません。
まさに運だし、「出会い」です。
んで、肝心のお味は....、ソースのインパクトが希薄なるも、それが良く絡む麺は美味。トータルでも充分に良うございました。

コーヒー（とイタリアで呼ばれるエスプレッソ1,50）。

外にもテーブル。

土産物屋。
おばさんが優しかった。

街中。

街中。

街中。

街中の広場。役場？

街中。

駅に戻りました。

ローマに向けて発車後、ティヴォリの町が見えました。

乗っているともちろん分かりませんが、立派な橋梁もありました。

ローマに帰着。

テルミニ駅です。
このあとは、
【赤犬の尻尾】１年半ぶりのローマ２
https://4travel.jp/travelogue/11869432
に続きます。

テルミニ駅 駅