2025/08/11 - 2025/08/14
166位(同エリア522件中)
ゴン太さん
2025年夏の旅行はイタリアのマクニャーガとスイスのジナール、それにアンゼールの3か所にそれぞれ10日前後滞在することにした。旅行中に「速報版」として、写真を数枚ずつアップする予定だったのだが、今回持参したUMPCが非力でSDXCカードから写真を吸い出せなかった。そこで遅ればせながら帰国後にとりあえず写真をアップすることにした。
その3はスイスのアンゼール編。写真が多くなってしまったので、アンゼール編もいくつかに分割したその1。
上の写真は Torrent Croix の垂直の断崖に沿って復元された「Grand Bisse d'Ayent」。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
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8月11日月曜日。天候は快晴。
Zinal, village de vacances を10時7分発のバスに乗り、Vissoie, poste で乗り換え11時18分に Sierre駅に到着。11時36分発のR91普通列車を待つ。ローヌ谷は天気予報どおり日本のように暑い。湿度がないのでまだ良いが、日差しの強さは日本以上だ。 -
懐かしのサン・ジャン・ゴルフ行きに乗車、11時47分 Sion駅に到着。
Sion駅の窓口に立ち寄り、SwissPass cardの電話番号の変更を依頼する。東欧在住時に作ったカードの電話番号は元の電話番号が使えないとネット上では変更できず、窓口でしか変更できないのだ。Sion駅は現在駅舎工事中で、東隣のプレハブ内に窓口がある。そのためか担当が4人もおり(駅の窓口の時は最大2人だった。)、待ち時間無しで変更を依頼でき、ものの数分で変更が完了。
その後、駅近くのトルコケバブ屋でドネルケバブの昼食。アンゼールのアパート仲介不動産屋の営業が午後は13時半からなのでケバブ屋でゆっくり過ごそうと計画していたのだが、店内が暑い!扇風機は回っているのだがほとんど効果がなく、熱中症になりそうなので予定を早めて1本早いバスに乗ることにする。
Sion, poste/gare 12時35分発のポストバスに乗車、Anzère, centre に13時11分に到着する。 -
バス停から不動産屋まで徒歩30秒、近くて助かる。10分前に店を開けてくれたので、午後の営業開始までほとんど待つ必要はなかった。
アンゼールで滞在するアパート:「Emeraudes 403」は不動産屋から徒歩30秒、バス停の目の前にある。写真の赤い□の位置が我が家が借りた部屋。(ただしこちら側:南向きではなくて裏側:北向き。)右端の黄色い□の建物がCOOPでアパートから徒歩1分。不動産屋はすぐその左・COOPと同じ建物内にある。左端の建物が Pas-de-Maimbré に上がるゴンドラリフト乗り場。ということで何をするにもとても便利なロケーションにあるアパートだ。 -
だが残念なことに(予約時からわかっていたことだが)我が部屋は北向き。ということでローヌ谷越しのヴァレーの山々は部屋からは見えない。バスタブと電子レンジ付き・最終清掃諸々込み12泊で900フラン未満(+市税)ならば昨今のスイスで文句も言えまい。山はハイキングの時に見れば良い。
アパートの裏(北側)から見上げた我が部屋。上から2番目の左から2番目の部屋だ。左隣の部屋はシャッターが閉まっており、夏は誰も滞在していない様子。アパート全体に滞在している人はほとんどおらず、アパート内では12日間一人も会わなかった。 -
15時半過ぎ。COOPへの買い物ついでにアパートから徒歩5分ほどのところにある観光局にハイキングマップ等を貰いに行く。観光局は村の中心部である「Place du Village」の中の大きな建物、「HOTEL ZODIAQUE」の1階にある。
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「Place du Village」は歩行者専用の芝生の広場となっており、周囲を大きなアパート群がぐるりと取り巻いている。Anzère(アンゼール)は1960年代から70年代にかけてリゾート開発が行われ、その時に大規模アパートが次々に建設されたそうだが、その後の更新作業が行われていない感じで全体的に「うらぶれ感」を受けてしまう。冬季は賑やかなのかもしれないが、夏季は静かなのは良いがSionの町からバスで40分ほどのリゾート地とは思えないほど滞在客が少ない。
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8月12日火曜日。天候は快晴。時刻は7時2分、北側のテラスから北東方向のアパート群を望む。右下に屋根が見える建物にCOOPやアパート仲介不動産屋が入っている。
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月曜日と火曜日はアンゼール村滞在のゲストカード所有者が無料で利用できるバスが運休なので、それを使わないハイキングコースを選ぶ。かなりの暑さが予想されるので、短時間のハイキングにしようと考えて、今日は長距離遠征をして「Lac de Derborence(デルボランス湖)」方面を歩くことにする。
Anzère, centre 7時55分発のポストバスに乗車、8時33分に Sion, poste/gare に到着し、バスを乗り換える。 -
次に乗車するバスは9時5分発の Aven, village 行き。このバスはAven, villageに到着すると行き先と路線番号が変わり、そのまま Derborence 行きになる。行き先表示板にもバスの行き先にもDerborenceの地名が無いので、運転手に行き先を確認する乗客が多い。システム上仕方ないのだろうが、少し不親切な感じを受ける。
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デルボランス方面のハイキングについてはスイスの掲示板でお世話になっているN女氏に教えていただいた。この方面の見どころは「Lac Bleu(ブルー湖)」、「デルボランス湖」とさらにもう一つ、「バスルートの途中 Aven, Maduc バス停から Aven, Le Brésil バス停までの断崖と狭いトンネルの難関区間を走るポストバス」が挙げられる。地図上青い四角のバスマークがバス停でその間に---で示されるトンネルがいくつも続いている。
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9時45分、最初のトンネルが近づいてくる。この路線が紹介されているポストバスの案内ページに、「安全確保のために運転手はこの区間を走る時にはラジオも止める。」というようなことが書いてあったが、今日の運転手はラジオをかけっぱなしだ。さすがにボリュームは絞ったが。
※往路難関部分のAven, pl. St-Bernard から Aven, Le Brésill までのノーカット車窓Youtube動画のURLは
https://youtu.be/ZGKubW2mUPI
(「動画を再生できません」と記されていても、上の青いリンクか「YouTube で見る」をクリックすれば再生される。)
バス酔いにご注意ください。 -
谷側が明かり取りになったトンネルが連続する。トンネルの幅も高さもバスの大きさがギリギリなので運転手はかなり低速で慎重に一つ一つカーブをクリアしていく。
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9時50分、トンネル群を抜けても右に岩肌が迫り、左は断崖絶壁で乗車しているだけでもヒヤヒヤする。
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10時5分、時刻表より10分弱遅れて終点の Derborenceバス停の2つ手前、 Aven, Lac Bleu バス停で下車。ここで下車するのは我が家だけ。他の乗客は「こんなところで降りてどこへ行くの?」と言った顔で我が家を見ている。
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バス停の後ろに見える岩岩した山塊は Les Diablerets。左のピークは Sommet des Diablerets だ。ブルー湖はバス停から右(東)に小道を入ったすぐのところにある。
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バス停から2-3分で北側の湖に到着。こちらはブルー湖ではないのだが、同行者はこちらの湖のほうが趣があると言う。背後の山が湖面にはっきりと映っている。2004年にレ・ディアブルレに滞在した際、山の向こう側にある氷河を歩いた懐かしい山だ。
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北側の湖のすぐ南側にあるブルー湖。北側の湖より3倍ほど大きい。名前は青だがどちらかと言うと緑色の湖だ。湖を西側から撮影。
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同じくブルー湖を東側から撮影。後ろの山を右から巻いた先にデルボランス湖がある。
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ブルー湖でボートを漕いで釣りをする夫婦がいる。
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魚の種類は全くわからないのだが、調べてみるとブラウントラウトに似ている。
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こちらはニジマスに似ているが?水が澄んでいるので魚がよく見える。
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10時半にブルー湖を出発。バス通りに戻り北進、数分で右のジープ道に入る。
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10時44分、小さな橋を渡り、ジープ道を北へ。早くも暑い。
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10時48分、一つ先の Godey バス停がある Le Godey に到着。この奥にBarrage de Godey(ゴディ・ダム)がある。道標の背後の緑の斜面がダムの堤体で、その奥にダム湖がある。
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道標には興味深いハイキングコースがいくつもあるのだが、どれも所要時間がかなり長い。一番上の板の4番目・Col du Sanetsch までのハイキングができないかと検討したのだが、バス便が朝夕1本ずつしかなく断念した。
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10時53分、北東の La Lui d'en Bas を目指しジープ道を登り始める。左(南西)側の風景。中央の山は Tête Pegnat でその手前にデルボランス湖があるが、今日は右からぐるりと回るコースを歩く。
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ジープ道を1-2分歩いたところでこの小さな道標が見えたら直進せずに、(実は間違えて少し直進してしまい、戻ることに。)鋭角を右に折れる。
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右に折れたところ。右奥のダム方向から歩いたきた。左がこれから登るジープ道。
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11時少し前。南の谷奥にコンバン山群が望めるが、天気が良すぎて霞んでいる。
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11時を過ぎたところ。村の集会場?林間学校の宿舎?のような建物の手前で右折し、ジープ道からいったん離れ、ハイキングコースに入り、
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そこからアルプの中を標高差100mほどの少しきつい登り。すごく暑い。
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11時20分、La Lui d'en Bas の手前でジープ道と合流。ここから標高1500m前後の森の中を反時計回りに2時→12時→9時→7時とぐるりと歩く。(ちなみにスタート地点のブルー湖は4時といったところか。)
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それにしても暑い!同行者が顔に流れる汗を拭いている。今日は標高が低いルートなので今までよりも一層暑い。
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11時24分、La Lui d'en Bas の小屋の手前を小さな道標に従い右上へ。ハイキングコースに入る。
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La Lui d'en Bas から南西方向を望む。左には(前) Mont à Cavouère と(後) Haut de Cry の2つの山が重なって見える。右は Tête Pegnat。山の手前の森の中をバスが通る街道が貫いているのが見える。
この先の少し涼しい森の中で11時50分から20分間昼食休憩をとる。 -
12時15分、「Le Pechot」と言う名の渓流を渡る。レ・ディアブルレ山塊の断崖絶壁に最も近づいた場所だ。
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12時22分、ジープ道と再び合流し、
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その4分後に再びジープ道と別れ、停まっている車の左からハイキングコースに入って、
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この階段を下ってから南西へと進む。
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12時半過ぎ、進行方向(写真左)が二股になっているが、
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西に向かうルートは長期間交通止めになっている。
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地図には「危険。ディアブレ地滑り地域では落石の恐れがあります。歩道は閉鎖されています。」と書かれている。幸いなことに我が家がこれから歩くのは南方向のルートなので支障はない。
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12時37分、2つ目の渓流を渡り、その後灌木の中を抜けて、
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12時56分、Derborence のバス停に到着。時刻表を確認する同行者。
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バスは到着しているが次の発車は14時過ぎなので、ここから徒歩10分ほどのデルボランス湖に向かう。ここから見上げるレ・ディアブルレ山塊は美しく、そしてdiable(悪魔)の名のとおり恐ろしい。
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デルボランス湖の手前にある道標。ここから道の両側が駐車場になっているが、観光客で駐車場は満杯。先日のモワリーダムの駐車場を思い出す。
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13時5分、デルボランス湖の西北岸に到着。ブルー湖に比べるとずっと大きな湖だ。
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道を挟んで右上(北西)には Refuge du Lac de Derborence (デルボランス湖小屋)があり、レストランのテラスは観光客で賑わっている、というよりは騒々しい。
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湖の西岸に木陰があったので、30分ほどのんびりと涼む。いやあ、暑かった。
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13時33分、湖岸から小屋の前に登り、バス停へと向かうことにする。
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小屋を離れると、静かな湖が広がる。
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13時47分にデルボランスバス停に到着。バスで帰るハイカーたちがこの暑さの中、日陰でバスの出発を待っている。
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14時5分にバスは発車。
最初のトンネルが近づいてきた。復路の運転手はこの区間、ラジオを消して走行する。
※復路難関部分の Aven, Motélon から Aven, pl. St-Bernard までのノーカット車窓Youtube動画のURLは
https://youtu.be/2qltuucPiMg
(「動画を再生できません」と記されていても、上の青いリンクか「YouTube で見る」をクリックすれば再生される。)
バス酔いにご注意ください。 -
トンネルの中をゆっくりと進むバス。
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トンネル区間を無事通過。左側の崖を擦りそうで怖い。
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右側は深い谷。わずか10分ほどの区間だが、話題になるのは間違いない。
バスは15時30分にシオン駅に到着、15分待ちでバスを乗り換えアンゼールに16時21分到着。COOPで買い物をして16時45分にアパートに戻る。
今日のハイキングは短時間だったが、3つの美しい湖と悪魔の山、そしてスリリングなバス旅、と盛りだくさんの行程で飽きることのない一日だった。
このルートをお教えいただいたN女氏に感謝。 -
8月13日水曜日。天候は今日も快晴。
時刻は6時35分。日中になると逆光と暑さのために霞んで見えない北東方向(中央)・クラン・モンタナ村の上の方にある La Chaux から Bella Lui 方面の稜線が見えている。 -
今日は水曜日、アンゼール滞在のゲストカード所持者が無料で乗れる Lac de Tseuzier (ツジエ湖)までのバスが運行される日だ。さっそくこのバスに乗ってツジエ湖まで行き、問題なければその奥の Lac de Téné (テネ湖)まで登る予定だ。
8時45分にアパートの前の Anzère, centre バス停からバスに乗車する。 -
盛夏の時期に運行されるゲストカード所持者が無料で乗れるこのバスは見た目はポストバスと同じだが、路線番号が異なる。アンゼール村周辺を走るポストバスの路線番号は300番台だが、このバスの路線番号は426番の「Barrage de Tseuzier(ツジエダム)」行き。その下にはカッコで「Bus Navette(シャトルバスまたは送迎バスまたは無料バスの意味)」と表示されている。運転手も服装で見分けがつくように、ポストバスの黄色いワイシャツではなくて、水色のポロシャツを着ている。(実際にはポストバスの運転手が交代でこの路線を運転している様子だ。)
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時刻表をガラス越しに撮影したので一部が光ってしまっているが、このバスは今夏は6月21日から8月24日までは水曜日から日曜日まで、8月25日から11月2日までは水・土・日曜日に運行されている。ただし本数は少なくて、Anzère, centre発は8時47分、11時42分、15時2分の3本のみ。Barrage de Tseuzier発は9時45分、13時25分、17時のやはり3本のみだ。ということで使い勝手が良いとは言えない。せめて2時間に1本程度運行してくれれば良いのだが・・。
なお、このバスにゲストカードを持っていなくても有料で乗車できるが、山岳路線扱いとなるためか、片道15フランとかなり高額だ。(ということは村滞在者は交通費がかなり節約できることになる。) -
アンゼールを出発した時にはそこそこの乗客数だったが、2つ先のバス停以降から乗客(と犬)がどんどん乗車し、バスは超満員に。混雑に慣れていないヨーロッパ人は乗り降りに戸惑どっている。そのため到着が遅れるかと思ったのだが、終点・ツジエ・ダムバス停にはほぼ時刻表どおりに到着する。
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これはダムバス停に掲示されているポストバスの時刻表。ポストバスはダムバス停10時50分発と16時30分発の一日2本だけ。さらに平日は6月23日から8月20日までしか運行されず、土日祝日も6月21日から9月21日までの運行だ。これでは使い勝手がかなり悪く、後日実際に16時30分発のポストバスに乗車したのは2人だけなのを目撃する。
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9時41分、ツジエ・ダムバス停からツジエ湖の奥方面(北西)を望む。正面に見える山は Schnidehorn、このダム湖も神秘的な色をしている。
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9時45分、朝便のバスだけはダムバス停到着の約5分後にアンゼールの一つ先の集落である Arbaz, poste に向けてすぐに折り返していく。(昼便と夕便のバスはダムバス停で1時間前後停車しており、その間運転手はレストランで休憩をしている。)
さあ、今日のハイキングに出発しよう。 -
バス停から南西に戻ること2-3分、「Restaurant du Lac」前にある道標。
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東方面の道標をアップで撮影。スイスの掲示板でお世話になっているO氏が2022年8月に歩かれた「Bisse du Ro」方面の地名がある。天気の日が続いたらクラン・モンタナ方面からここまで逆のコースを歩いてみたいと思う。(アンゼールからクラン・モンタナへは中腹を走るバスルートがあるので、ローヌ谷まで下りて鉄道に乗る必要はない。)
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西から北方面の道標をアップで撮影。一番上の「Les Rousses」は一つ手前のバス停だが、その間はバスがやっと通れる狭さのトンネル内を歩かなければならないので、危険でとても歩く気にはなれない。
今日は2枚目の道標の「Lourantse」小屋を経由して「Lac de Téné (テネ湖)」まで往復するつもりなのだが、バス停に着いたらかなり暑い。とりあえずLourantse小屋まで歩いてみて、その先に行くかどうかはそこで決めることにする。 -
その5分後、ダム湖の西南角にも道標がある。興味深い山小屋が3つ表示されているが、どれも時間がかかるので、ここに10時近くに到着したのでは日帰りは厳しいし、体力的にも自分には難し過ぎて行けない。
幅広のジープ道を進む。 -
10時4分、ダムの西側を半分ほど進むと(左)ジープ道と(右)ハイキングコースの分岐がある。湖に近いハイキングコースを進む。
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すると数分後、左手にビス(灌漑用水路)が現れる。このあたりで有名な「Bisse de Sion(シオンのビス)」だ。ハイキングコースはビスと湖に挟まれながら右(北東)方向に曲がっていく。
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ビス沿いに歩いて行くと吊り橋が現れる。しっかりとした橋なのでビビリの我が家でも難なく渡れる。
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続いて短い橋で沢を渡る。
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10時14分、ダム湖の最奥部・北西岸に到着。今日はここでもう一つのミッションが待っている。スイスの掲示板でお世話になっているN女氏にお教えいただいた「ブランコを探す」というミッションだ。
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「世界の景観地にブランコを設置しよう!」というプロジェクトがあり、当地アンゼールでも「Balançoire #Anzair」というタイトルで近郊2箇所にブランコが設置されている。アンゼール観光局のホームページによるとその2箇所とは
・Lourantze
・Crête du Bordé
とのこと。前者のLourantzeとはこのダム湖北西岸の地名で、事前に検索をしたところ湖の近くにブランコがあることがわかった。
10時22分、Gîte De Lourantze(ルランツェ山荘)への分岐の道標近くに湖岸へと下る小道があり、その先にブランコを見つけた。が、ブランコへの案内板も道標も全く設置されていないのはなぜなのか? -
SNSで超人気の「ばえるスポット」として行列待ちか?と思って来てみたら、「あれれ?」、観光客が一人もいない。我が家の後ろから歩いてきた家族もブランコを無視して湖岸に下りて行ってしまった。なんだかアンゼールの村同様、「うらぶれ感・いじけ感」が漂う観光スポットだ。
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とても景色の良いポイントに設置されているのに淋しいブランコ。
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ということで周囲に誰もいないので、時間を気にせず気兼ねもなしに同行者に試乗してもらう。乗り心地はなかなか良いとのこと。
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ならばと自分も挑戦。ブランコに乗るのは何十年ぶりのことだろうか?暑い中、一生懸命にブランコを漕いだらなんだか気持ち悪くなってしまった・・。三半規管の衰えを実感してしまう。
10分ほど楽しむも、結局後続は誰も来なかった。 -
10時35分、ミッションを無事達成し、ブランコから小道を登り山荘への分岐まで戻る。
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分岐にある道標をアップで撮影。山荘方向へ向かう。
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10時41分、Gîte De Lourantze(ルランツェ山荘)に到着。レストランが開いている。
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山荘の裏側に道標がある。
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今日は暑すぎて(おまけにブランコではしゃぎすぎて)ここに来るまでで汗だくになってしまう。予定ではテネ湖まで往復しようと考えていたのだが、ここから往復のコースタイム計3時間・標高差600m以上を歩く自信が無い。同行者と相談した結果、今日はこの近くの景色が良いところで昼食休憩をした後、ダム湖を一周して戻ることにする。
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北方向に滝が見えるのでそちらを目指して歩いていくと興味深いものに遭遇する。左から右に流れる川と後ろから手前に流れるシオンのビスが立体交差している。ビスの流れは木の樋の中を流れていて、その上が橋になっていて人が渡れるようになっている。この橋を渡って左奥の小高い丘の上にある小さなピクニック広場に向かう。
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11時7分、Sex des Molettes から流れ落ちる滝が正面(北北東)に見える小さなピクニック広場のテーブルと椅子を借りて昼食休憩とする。かなり暑いが滝と川の水音がほんの少しだけ暑さを紛らわしてくれる。
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11時半過ぎに再スタート。ダム湖の東岸を南に進むハイキングコースを歩こうとするが、間違えて写真右の橋を渡らずに道を(写真手前へと)直進してしまい、シオンのビセ沿いを歩いてしまう。数分後に間違いに気づき橋まで戻ったところで撮影。
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東岸のハイキングコースから今日のスタート地点(南東)方向を望む。こちらの道は往路・西岸の道と違い、ややアップダウンのある本格的なハイキングコースだ。こちらのコースを歩いてくるハイカーが多いので、我が家とは反対に反時計回りで歩くのが普通なのかもしれない。(写真は動画から抜き出したもの。)
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12時38分、ダム東岸の南端近くに湖畔まで下りられる場所があるので下りてみる。北西方向にブランコが見えないかと探してみるが見つからない。
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同時刻・同地点。ダムのアーチ方向(南南西)を望む。
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12時42分、ダム湖の南東角に到着。クラン・モンタナ方面へのルートをここで分ける。
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12時46分、ダムのアーチはすぐそこだ。
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12時51分、ツジエ・ダムバス停に到着、今日の短いハイキングはこれで終了。思ったよりも早く着いてしまい、バスの出発まで30分ほど待つことになる。カンカン照りで太陽を遮る場所がほとんどなく、かろうじてダムの管理施設の建物に日陰があるのでそこで待つことにする。運転手は出発5分前にようやく戻ってくる。
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復路のバスも往路と同じ路線番号426。アンゼールの先の Arbaz poste 集落行きだ。
※ツジエ・ダム湖バス停からアンゼールまでのバスのほぼノーカット車窓Youtube動画のURLは
https://youtu.be/E4JR0rz986I
(「動画を再生できません」と記されていても、上の青いリンクか「YouTube で見る」をクリックすれば再生される。)
バス酔いにご注意ください。 -
シャトルバスの時刻表には主だったバス停しか掲載されていないのだが、実際にはポストバスが停まる全てのバス停に停車する。(時刻表に載っていない途中の停留所から乗車・下車する予定があったので、事前に観光局に問い合わせたところ、観光局はその旨を回答してくれるとともに、すぐにホームページの時刻表に「全バス停に停まる」旨、追記してくれた。)
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ツジエ・ダムバス停を13時25分に発車したバスで14時17分にアンゼールのアパートの目の前で下車、そのままアパートに戻る。
今日は暑さに負けて予定のハイキングはできなかったが、もう一つのミッションであるブランコ探しは成功したので、目標の半分は達成できた。明日以降、もう一つのブランコを探すミッションが残っている。 -
8月14日木曜日。天候は今日も晴れているが、午後2時頃または4-5時頃から雷雨の予報。そのため今日は午後早めにハイキングを終わることができるコースを歩くことにする。
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今日のコースは「Grand Bisse d'Ayent(アイヤンの大灌漑用水路・以降アイヤンのビスと呼ぶ)」。アンゼールを代表するビス沿いのハイキングコースだ。ハイキングガイドではツジエ・ダム湖からの下りを紹介しているものが一般的だが、登りが好きな我が家はツジエ・ダム湖をゴールにする。
アパートを7時23分に出発、村の中の散歩ルートをジグザグと3つ下のバス停・Anzère, Bisse d'Ayent まで22分かけて下る。(無料バスに乗りたかったのだが、するとスタートが1時間以上遅くなってしまう。) -
上の地図の中で今日歩くのは一番下の水色のルート。(実際に歩いたGPSの記録を地図にインプットしたもの。)左下がスタートで右上がゴール。アンゼールで歩く予定の4つのコースのうち標高が最も低いところを歩くコースだ。
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7時47分、バス通りから左(北東)のハイキングコースに入る。バス通り付近ではビスは地下を流れていて見えない。
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コースに入ったところにある道標。
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7j時49分、Pertou の分岐を通過。ここからツジエ・ダムまでビス沿いのコースタイムは3時間ちょうどだ。
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その3分後、アイヤンのビスが現れる。たっぷりとした水量のビスだ。ビス沿いのルートだけあって、ほとんど傾斜のないゆるやかな登りのコースをズンズン北東に向かって歩いていく。
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8時11分、最初の橋で Torrent de Pralang という沢を渡り、
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8時20分、Torrent de la Forniry に注ぐ名前の無い支流を、足元が網になっていて少し怖い2番目の橋で渡る。ビスは橋の脇の鉄枠型の水路の中を勢い良く流れている。
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8時23分、道標には La Forniri と書かれているが、その手前の La Boucielle を通過。
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同時刻・同地点。道標の横にアイヤンのビスを紹介する看板がある。写真にある「垂直の断崖に沿って復元された、木製の樋でできた水路」までここから所要30分と書かれている。見るのが楽しみだ。
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8時37分、コースの左右を板で保護されている橋で Torrent de la Forniry を渡ると、
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南方向が開けて、アローラ方面の山々が望める。天気が良すぎて霞んではいるが・・。
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8時44分、Ozonna の 「Namaste」というホリデーホーム?を右に見下ろしながら通過。庭のテーブルで読書をしている人がいる。こういうところでのんびりできると良いのだが、貧乏性の自分はアクセク歩いてしまう。
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8時49分、Le Partset の分岐を通過し、
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8時58分、いよいよ Torrent Croix の垂直の断崖に沿って復元された、木製の樋でできた水路に到着する。
現在は1831年に作られた長さ95mのトンネル内をビスが流れ、人もその中を歩くようになっている。 -
トンネルの入り口に設置されている案内板。
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トンネルに入る前にその右(断崖)側から1831年以前に使われていたビスを復元した部分を見に行く。
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9時ちょうど。Torrent Croix の垂直の断崖に沿って復元された、木製の樋でできた水路。ロープが張られているが、もちろん危ないので通行禁止になっている。
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トンネルは低く狭く、屈んで進まないと歩けない。トンネルの途中の脇に一箇所見晴台のようなテラスがあり、そこから外を眺めることができる。写真は9時11分の地点から撮影したテラス。
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テラスへの出口はさらに低くて、ほとんど這って出入りするような感じだ。
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9時3分、テラスから右(歩いてきた手前)方向を覗く。木製の樋が復元されている。断崖絶壁にこれを復元するのも大変な作業だっただろうと思われる。
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同時刻・同地点。テラスから左(これから歩く)方向を覗く。こちら側を見ても足が竦む。
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同時刻・同地点。左方向の山の上の方にバスが走るツジエ・ダム湖への街道が望める。
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この写真は8月17日9時22分に上の写真の地点を通過中にバスの車窓から撮影した Torrent Croix の垂直の断崖に沿って復元された、木製の樋でできた水路。この日のバスの運転手は、ビスの説明をしながら徐行してくれた。
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9時5分、水路のトンネルを出たところ。よくここまで復元したものだ、と感心する。この景色はどこかで見たことがあると思ったら、
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スイスの2019年から現行の100フラン紙幣に描かれているものだった。「すごいところに来ちゃったな・・。」という感じだ。
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9時11分、Torrent Croix の垂直の断崖を過ぎて5分、少し離れると木製の樋の様子が良くわかる。
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その2分後、水路を見渡せるところにテーブルとベンチがある。
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絵に書いたようなすばらしい景色だ。
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9時22分、ビスはまた鉄製の樋に変わる。
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9時29分、Samarin の農牧小屋に下る分岐に貼られた手製の道標。
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同時刻・同地点。手製の道標をアップで撮影。
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9時41分、現在のアイヤンのビスはここが起点でこの先は水が流れない枯れたビス跡になる。
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同時刻・同地点。アイヤンのビスの元標が石に張り付けられている。このすぐ先にツジエ・ダム湖からローヌ川まで地下にある水道管を通して水を落とす施設があり、そこから水をビスに分けているようだ。
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9時56分、左のハイキングコースを登ってきて、バスの走る街道に出たところで振り返って撮影。
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同時刻・同地点。ここに Samarin のバス停がある。Torrent Croix の断崖の水路を見るのが目的ならばここでバスを下車しアイヤンのビス沿いに下れば、断崖まで約30分、そしてアンゼールまではコースタイム1時間30分の快適なハイキングが可能だ。
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同時刻・同地点。道標をアップで撮影。ここからツジエ・ダムまでのコースタイムは1時間45分だ。
その下に書いてある「Grand Bisse d'Ayent Prise d'eau 1h35min」は「アイヤンのビス 取水口まで1時間35分」の意味で、ビスの古い取水口を示している。 -
同時刻・同地点。ツジエ・ダムへのハイキングコースは街道を横断し、先を前方左へと入って登っていく。
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10時10分。コースの左脇の窪みがビスの跡だが、もう水は長い間流れていない。
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10時25分、今日のコースの2番目のハイライト地点に差し掛かる。今度は狭い断崖の道を歩く。観光局のガイドには「レ・フォレ(Les Follés)からのルートは、岩山の尾根に沿って進むため、めまいの心配のない方にのみ適しています。」とか、「露出部があるので高所恐怖症の人は歩かないほうが良い。」とか書かれているので、どんなに怖い道が待っているのかと実は今朝からドキドキしている。
この付近は右側が切れ落ちているが、ロープがあるので何も問題ない。 -
10時33分、正面にダムのアーチが白く見え隠れするようになってくるが、あそこまではまだかなりの標高差がある。
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10時35分、いよいよハイライト部分に到着。断崖をくり抜いて道が作られている。山側にはロープが張られているが、谷側は岩がガードレール代わりに10-30cmほど盛り上がっているだけなので、ビビリの自分にはやはり怖い。
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同時刻・同地点。「大した事ないじゃない。」と言いながら私を置いてスタスタと先行する同行者。
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その1分後、腰が引けている私を同行者が振り返って撮影。頭上に余裕がない箇所では上半身を谷側に斜めにしなければならず、そうするとさらに怖い。
このような断崖の道が延々と続くのかと思っていたのだが、実際には5分にも満たないほどの長さだった。私が「今日のルートはかなり怖いよ。」と伝えていたので、同行者から「怖い怖い詐欺じゃないの!」との文句、いや、ご意見を頂戴してしまう。 -
10時44分、ロープが無くなる先の砂利が斜めに溜まっている部分を「こっちのほうが怖いじゃない。」と言いながら同行者が進む。
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崖沿いを登る私を同行者が撮影。(写真は動画から切り出したもの。)
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10時51分、断崖部分が終わり、ここから北へと方向を変える。
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11時ちょうど。ビスの古い取水口への道を右に分ける。ここからツジエ・ダムまで小一時間、250m強のキツい登りが始まる。
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11時8分、今日一番の厳しいジグザク登り。乾燥したパサパサの道の急な登りで今日も汗だくになる。ここは本当にツラい道だ。
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11時26分、Produssex の小屋の前を通過し、左へと巻いて登る。左上の柵内に羊が放牧されている。
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11時29分、暑さで羊たちもバテ気味、日陰の土の上で身体を冷やしている。羊同様、我が家も暑くてバテ気味だ。
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11時43分、森の中に入った。ツジエ・ダムまでもう少しの辛抱だ。
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11時53分、ようやくツジエ・ダム前の4本の旗が見えた。ゴールは目の前だ。
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11時55分、Barrage de Tseuzier のバス停前に到着。今日のハイキングが終了した。
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この時間、ハイカーはこの周辺にはおらず、ダム前も閑散としている。ダム奥正面(北西)に見えるのは Schnidehorn。
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12時2分。復路のバスは13時25分発なので今日も管理施設の建物の日陰で1時間半ほどバスを待つことになる。昼食を食べ休憩しているとバーニーズ・マウンテン・ドッグが車から散歩するために降りてきた。これこれ、バーニーズは私が一番飼ってみたい犬なんだよね。
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12時33分、シャトルバスがダムバス停に到着したが、出発は1時間後。水色のポロシャツを着た運転手はこれからレストランに休憩に行く。
13時25分にツジエ・ダムを出発しアンゼールで14時半近くに下車、COOPで買い物をして15時過ぎにアパートに戻る。
今日はアンゼールで有名なビス沿いのコースを登ることができ、100フラン札で有名な断崖、そして「怖い怖い詐欺」の断崖を実際に歩くことができて感慨深かった。しかし暑い毎日だ。
18時過ぎから雨が降り出し18時半頃からは雷も鳴り出した。明日から気温が下がってくれると良いのだが・・。
※本日の帰路に撮影したツジエ・ダム湖バス停からアンゼールまでのバスのほぼノーカット車窓Youtube動画のURLは
https://youtu.be/E4JR0rz986I
(「動画を再生できません」と記されていても、上の青いリンクか「YouTube で見る」をクリックすれば再生される。)
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この旅行記へのコメント (8)
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- なおなおさん 2025/10/27 13:09:03
- 止まらぬワクワク💕💗💘
- ゴン太様、アンゼール編のアップ!ありがとうございます。
楽しくてワクワク&ヒヤヒヤ(トンネル)しながら拝見させていただきました!!!
そうでしたねー、北向きでローヌ谷が眺められない分、酷暑だったから結果オーライだったと仰っていましたねっ。
観光案内所やコープ、バス停🚏も至近…便利なロケーションでバッチリですねー。(もちろん、バスタブ🛀付き!)
アンゼール初日からデルボランス湖遠征をされて…
あの狭くて切り立った岩壁とキレ落ちた崖上のトンネルは、やはり大迫力そのもの!!!
ココをやはり歩いてみたい気持ちがムクムクですよー。
南ブルー湖も北ブルー湖も、静かな佇まいでイイですねー。
湖面に逆さに映る山の美しさや湖の色が何とも素晴らしくてゾクゾクしてきます。
ブラウントラウトもニジマスも気持ち良さそうに泳いでいて…(おーと様でしたら、美味しそう💓と思われたのでは…笑www)
あら、デルボランス湖まではゆるゆる&楽チンハイキングかと思っていましたが、意外に厳しめ…。
暑さでバテバテのご様子が木陰で休憩しているお背中に表れていますねー。
デルボランス湖から南西に少し上がったこの辺りを目指して(谷奥&高台マニアのゴン太様でしてら)行けるところまで行くかも…なんて思っていたのですが、この暑さでは…💦
https://maps.app.goo.gl/HtxGwJDuKHEmmVjn7?g_st=ac
そーしーてーっ!待ってました~!!!
スイングの所在地探し💓
先ずツジエ湖の青みの強い湖面の色が目を惹いて…吸い込まれてしまいそうです。
湖畔の道はジープ道、ビスもあって歩きやすそうに見えますね。
♪ブランコ~、ブランコ~♪と浮かれながら、あらーっ、草に埋もれてい…あはは、ゴン太様が『うらぶれ感・いじけ感』漂う…と仰っておられたことがよく分かります。笑www
ミッションクリアー!💓
ま、有名なインスタ映えスポットになったら、思う存分漕ぐことが出来なくなりますから、これでOK🙆って気がします。
木製ブランコですから、維持のための手入れをしていただくことを切に願います。
冬場は一旦片付けるのでしょうかねぇ…。
Grand Bisse d'Ayentもまた、興味をそそります。
ビスを意識して歩いたことがないのですが(紹介されている写真は切り立ったすんごいロケーションのものばかりなので、夫に提案できないままでした。でも、ゴン太様が歩けるのでしたら、笑 夫も大丈夫…ってことなので、是非!!!と狙っています。)
一番の見せ場が100フラン紙幣の絵柄だったとは知りませんでしたー。
しまい込んでしまったスイスフランが行方不明なので、実物を見られないことが残念…探さなくちゃ…。
嗚呼、…でも、やはりハイライト部分は怖そう!断崖をくり抜いて作られている部分はまだしも…ガードレール代わりに10~30cmほど盛り上がっているだけとは…。
ロープが無くなる先の砂利…うっかり足を踏み外したら…滑落を免れない…
奥様の腰の引けている後ろ姿が、その怖さを物語っています。
我が家は二人揃って牛歩でこんなふうに腰が引けてしまうこと間違いなし…です。
なるべく、できる限り山側を歩いたとしても…崩れたらどうしよう…なんて、ここで変な妄想を最大限に発揮してしまい恐怖が襲います。
夫に文句の嵐を浴びそうな予感が…。💦💦💦
人間だけでなく、暑さでバテバテの羊さんが酷暑であったことを教えてくれます。
このコース、おーと様が仰るようにツジエ湖から逆(下り)コースで歩くと、よりビスの怖い怖いルートが更にパワーアップしちゃうのかしら?
登りならば苦しいけれど、下りは滑る確率が上がりそうな気がして…。
ふぅ…ドキドキして来ました。(歩いてもいないクセにー。)
アンゼール村、滞在したい欲が、旅行記を拝見していると、更に強くなります。
そして、デルボランス湖からのディアブルレの反対(裏?表?)側のレンク村にも…。
…ゴン太様の今後の『高台&谷奥滞在地』のご選択を大いに参考にさせていただこうと思っています。
来夏はどんなマニアックな村を選ぶのかなぁ…なんて、ワクワクしていまーす。
(圧・圧・圧💦)
- ゴン太さん からの返信 2025/10/27 21:22:13
- RE: 止まらぬワクワク💕💗💘
- なおなお様、レポートをご覧いただき、ありがとうございました。デルボランスもブランコもなおなお様に教えていただかなければ、せっかくアンゼールに行ったのにもかかわらずノーマークで終わってしまうところでした。おかげさまで楽しいハイキングができて感謝感激です。重ねてお礼申し上げます。
さて、リンクをご紹介いただいたDorbon小屋ですが、この存在は気が付きませんでした。調べてみるとデルボランス小屋から標高差500m弱で往路が1時間50分、復路が1時間10分と出ました。ということはポストバスで終点のデルボランスまで行ってしまい、そこから歩いてDorbon小屋で昼食、その後デルボランス湖に戻ってのんびりするか、ブルー湖まで歩いて湖畔で休んでからバスに乗って帰る、という選択肢が増えるかもしれませんね。ただ、今夏はこの小屋の存在を知っていたとしても暑くてとても行けなかったと思います。むしろ知らなかったので、「行けなくて残念」と後悔しなくて良かったかもしれません(笑)。
> このコース、おーと様が仰るようにツジエ湖から逆(下り)コースで歩くと、よりビスの怖い怖いルートが更にパワーアップしちゃうのかしら?
この断崖の付近はコースの傾斜はゆるやか、というかほとんど平らな道ですので、下りでも怖さは変わらないと思います。というか、見た目ほど怖いことはありません。むしろツジエ・ダム湖から断崖付近までの傾斜がきつく、晴天が続いて地面がパサパサになると少し滑りやすいかもしれません。実はこの断崖区間ですが、外国人の方がYoutubeでここを紹介されていて、映像ではかなり長距離が危険なような映像と解説をされていたのを拝見したのですが、実際に行ってみたら断崖区間を何度も編集・ループさせてアップしていることがわかりました。まさに「怖い怖い詐欺」だと思いました。でも実際には大したことはありませんので、ご心配なく。
アンゼール村のハイキングレポート、まだ続きますので完成までしばらくお待ちいただくようお願いいたします。(ブランコ第二弾もありますよー。)
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- おーとさん 2025/10/26 17:51:44
- ビス沿いハイキングコース
- 100フラン紙幣に描かれているのがアイヤンのビスだったんですね。ビス(スオーネ)が描かれていること自体、全く気付いてませんでした…(手許に偶々100フラン紙幣があったので取り出してまじまじと眺めました)。紙幣の図柄のように木樋に水が流れていたらもっと最高でしょうけど、まぁそこまでメンテナンスに手間暇かけて復元整備するのも不可能でしょうね。水路のトンネルを潜ったり、谷を挟んでビスを眺められたり、なかなか見どころの豊富なコースだと思いました。機会があれば我が家も歩いてみたいです。
シオンのビスがツジエ湖の脇を流れているのも意外でした。てっきりツジエ湖が水源だと思い込んでましたので…。考えてみれば、ビスの歴史の方がツジエ・ダムの建造よりずっと古い訳ですから当然ですよね。アルパージュ・デュ・ラウィルの谷が水源なんでしょう。
- ゴン太さん からの返信 2025/10/26 18:58:58
- Re: ビス沿いハイキングコース
- おーと様、コメントをもう一つありがとうございます。
アイヤンのビスにしてもシオンのビスにしても途中で地下に潜ってしまうので、どこからどこに繋がっているのか、歩いていると何度もわからなくなってしまいました。シオンのビスの水源はおっしゃるとおりで我が家が昼食時に眺めた滝の上流なのだと思います。このビスなんですが、ツジエ・ダム湖の西岸の途中で突然消えてしまい、次にはLes Roussesのバス停近くでまた突然現れるのですが、その間は地中のどこを潜っているのか、ちょっと謎な感じです。バスが走るトンネルの中を通っているのかと思っていたのですがそうでもないようで、もっと手前から地下に潜っているようでした。
おーと様、ありがとうございました。
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- おーとさん 2025/10/26 17:37:33
- アンゼール村もコスパが良いですねぇ
- アンゼール村って、マンブレ峠へのゴンドラリフトだけでなくツジエ・ダム行きの無料シャトルバス便も出ていて、そのうえCOOPもあって静かで安価な宿があるなんて、最高じゃないですか。さすがゴン太さんは目の付け所が違いますね。ツジエ・ダム行きのシャトル便はマイクロバスかと思ったら大型ポストバスで、それが超満員になるってことは、建物に「うらぶれ感」があるとしても、滞在客は夏季も相応に多いんでしょうか。それとも片道15フランを払って村外からやって来ているんですか?
クラン・モンタナへのバス便があるとお書きですが、直行便じゃなくてボチール村で乗換えが必要ですよね? でも確かに1時間くらいで行けますから、宿代の高いクラン・モンタナを避けてアンゼール村を選ぶ価値はあるなと思いました。
- ゴン太さん からの返信 2025/10/26 18:45:58
- Re: アンゼール村もコスパが良いですねぇ
- おーと様、コメントをありがとうございました。無料シャトルバス満員の件ですが、月・火が運休で水曜日だったために超満員になったのだと思います。村滞在の皆さんもバス運行の日を待っていた、という感じですね。その後何回か同じ朝の便に乗車しましたが、土日も含めてこの日以外はそんなに混みませんでした。復路の便も最終便でほぼ席が半分埋まるぐらい、昼の便はガラガラでした。アンゼールの滞在客は夏はほとんどいない、という感じでした。ですからCOOPも空いていて、レジに時間がかかるようなことは全く無く、楽でした。ツジエ・ダム湖の駐車場もマンブレ峠へのゴンドラリフトの駐車場も車で来ている人が多かったので、どこか他の町に宿泊されているか、日帰りで来ている方が多い印象でした。
クラン・モンタナへのバス便はおっしゃるとおり、1度乗り換えが必要です。しかし、ダムへの便に比べて本数が多い(1時間に1本程度)ので、クラン・モンタナからツジエ・ダムまでのビス沿いのコースは歩いてみたかったです。残念ながら、後半の2日が雨になってしまったので、実現不可能でしたが。
この村の唯一の問題点(村の問題ではないのですが)は、シオンからのポストバスに乗せるスーツケースの置き場でして、他の路線のようにバスの胴体を開けられる構造ではないため、後ろのドアからスーツケースを持ち上げなければならないということです。あれは少し大変でした。
- おーとさん からの返信 2025/10/26 19:43:40
- バスでのスーツケース運搬は大変ですよね
- スイスは床下に荷物を入れられるバスが比較的多いですが、周辺国の路線バスでは少ない印象です。今夏に滞在したオーストリアでも、ほぼ私が大型スーツケース2個を両手に持って乗降し、電車の駅でも同様に階段を昇降したりしました。筋肉痛になりますね。それに、バスでは他に大きな荷物を持って乗っている先客がいると、スーツケースを置くスペースが無くて困ることもあります。山岳路線だとカーブでスーツケースが飛んで行ったりもしました。皮ベルトで固定できるバスもありますが、古いベルトだと緩みやすくて役に立ちません。なかなか疲れます。
- ゴン太さん からの返信 2025/10/26 20:40:28
- RE: バスでのスーツケース運搬は大変ですよね
- おーと様、スイス周辺国では床下に荷物を入れられるバスが少ないとのこと、オーストリアでも入れられないことも知りませんでした。今夏のドモッドソラからマクニャーガまでのバスはダメだと思っていたところ、意外にも床下に荷物を入れることができて驚きました。とは言えスイスとは違い、お客が勝手に扉を開けて勝手に積み下ろしをして勝手に閉める、という方式でしたが。数年前のアヴェルス谷の往路のバスは超満員のうえに荷物を持って上がらなければならず、立ったままほぼ到着まで動きまくるスーツケース2個を押さえていたら、おっしゃるとおりで腕が筋肉痛になりました。電車もそうですね、ブリーク-ジュネーブ空港の路線ではまだ階段のある古い客車が現役で、同行者はおチビで重いスーツケースを持っての昇り降りは難しいく、代わりに2度の昇り降りはキツいです。むしろR列車はバリアフリーの低床新型車が多いので、時間が合えばそちらを使っています。コメントをありがとうございました。
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