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2025年夏の旅行はイタリアのマクニャーガとスイスのジナール、それにアンゼールの3か所にそれぞれ10日前後滞在することにした。旅行中に「速報版」として、写真を数枚ずつアップする予定だったのだが、今回持参したUMPCが非力でSDXCカードから写真を吸い出せなかった。そこで遅ればせながら帰国後にとりあえず写真をアップすることにした。<br />その3はスイスのアンゼール編。写真が多くなってしまったので、アンゼール編も3つに分割したその2。<br />上の写真は Pas-de-Maimbré に上るゴンドラリフト中間駅近くにあるブランコ。

(速報版)2025年マクニャーガ・ジナール・アンゼールの旅 その3 アンゼール編(2)

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2025/08/15 - 2025/08/17

152位(同エリア522件中)

ゴン太さん

2025年夏の旅行はイタリアのマクニャーガとスイスのジナール、それにアンゼールの3か所にそれぞれ10日前後滞在することにした。旅行中に「速報版」として、写真を数枚ずつアップする予定だったのだが、今回持参したUMPCが非力でSDXCカードから写真を吸い出せなかった。そこで遅ればせながら帰国後にとりあえず写真をアップすることにした。
その3はスイスのアンゼール編。写真が多くなってしまったので、アンゼール編も3つに分割したその2。
上の写真は Pas-de-Maimbré に上るゴンドラリフト中間駅近くにあるブランコ。

旅行の満足度
4.5
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
高速・路線バス 徒歩
  • 8月15日金曜日。天候は晴れ。時刻は8時29分、出発直前の定点撮影。昨晩の降雨のために空気がすっきりと澄んだ感じで、この時間になっても北東方向・クラン・モンタナの上の方の稜線がはっきりと見えている。今日は「待ちに待った金曜日」、「Cabane des Audannes (レ・ゾダンヌ小屋:オーダンヌ小屋)」まで登る。<br />8時39分にアパートを出発する。

    8月15日金曜日。天候は晴れ。時刻は8時29分、出発直前の定点撮影。昨晩の降雨のために空気がすっきりと澄んだ感じで、この時間になっても北東方向・クラン・モンタナの上の方の稜線がはっきりと見えている。今日は「待ちに待った金曜日」、「Cabane des Audannes (レ・ゾダンヌ小屋:オーダンヌ小屋)」まで登る。
    8時39分にアパートを出発する。

  • 8時45分、隣の建物と言っても良い場所にある Anzère (télécabine) の駅に到着。ゲストカード所有者割り引きとシニア割り引きのダブルの割り引きで Pas-de-Maimbré (マンブレ峠)までのチケットは一人片道で6.5CHF、往復で9CHF。往復チケットを購入(したのが後に失敗)。<br />「待ちに待った金曜日」とは。このテレキャビンの運行は8時半から16時までなのだが、レ・ゾダンヌ小屋を往復すると我が家のスピードではおそらく16時ギリギリになってしまい、帰りのテレキャビンに乗り遅れる可能性がある。そして村観光局のホームページによると盛夏期の毎週金曜日にはマンブレ峠駅の脇にあるレストランで夕方にコンサートが開かれるため、テレキャビンの運行が19時30分まで延長されるとの記載がある。そこで観光局に直接尋ねたところ、コンサートに参加しなくても、またレストランを利用しなくても19時30分までのテレキャビンに乗車可能との回答だったので、金曜日を待っていたのだ(が、結果的には金曜日を待つ必要は無かったことになる)。<br />チケット売り場には我が家以外誰もおらずガラガラ。8時49分にテレキャビンに乗車する。

    8時45分、隣の建物と言っても良い場所にある Anzère (télécabine) の駅に到着。ゲストカード所有者割り引きとシニア割り引きのダブルの割り引きで Pas-de-Maimbré (マンブレ峠)までのチケットは一人片道で6.5CHF、往復で9CHF。往復チケットを購入(したのが後に失敗)。
    「待ちに待った金曜日」とは。このテレキャビンの運行は8時半から16時までなのだが、レ・ゾダンヌ小屋を往復すると我が家のスピードではおそらく16時ギリギリになってしまい、帰りのテレキャビンに乗り遅れる可能性がある。そして村観光局のホームページによると盛夏期の毎週金曜日にはマンブレ峠駅の脇にあるレストランで夕方にコンサートが開かれるため、テレキャビンの運行が19時30分まで延長されるとの記載がある。そこで観光局に直接尋ねたところ、コンサートに参加しなくても、またレストランを利用しなくても19時30分までのテレキャビンに乗車可能との回答だったので、金曜日を待っていたのだ(が、結果的には金曜日を待つ必要は無かったことになる)。
    チケット売り場には我が家以外誰もおらずガラガラ。8時49分にテレキャビンに乗車する。

  • 8時50分、上り始めるとすぐに、ローヌ谷を挟んで南方向にヴァレーの山々が望めるようになる。残念ながら逆光で霞んでいるが・・。

    8時50分、上り始めるとすぐに、ローヌ谷を挟んで南方向にヴァレーの山々が望めるようになる。残念ながら逆光で霞んでいるが・・。

  • 東南東に ドーム と テッシュホルン、

    東南東に ドーム と テッシュホルン、

  • 南東には ビスホルン と ヴァイスホルン、ビスホルンの手前に重なって レ・ディアブロン、

    南東には ビスホルン と ヴァイスホルン、ビスホルンの手前に重なって レ・ディアブロン、

  • 南南東(正面)には ダン・デラン、

    南南東(正面)には ダン・デラン、

  • そして南西には モンブラン がテレキャビンの窓越しに見える。

    そして南西には モンブラン がテレキャビンの窓越しに見える。

  • 8時57分、テレキャビンの中間駅を通過。上りのテレキャビンは中間駅で降車が可能だが、下りのテレキャビンは降車が不可能(そもそも駅が無い)なので要注意。

    8時57分、テレキャビンの中間駅を通過。上りのテレキャビンは中間駅で降車が可能だが、下りのテレキャビンは降車が不可能(そもそも駅が無い)なので要注意。

  • マンブレ峠駅到着直前、南東に見える オーバー・ガーベルホルン。

    マンブレ峠駅到着直前、南東に見える オーバー・ガーベルホルン。

  • 9時1分、マンブレ峠駅に到着。西隣にレストランがある。レストランテラスからの眺望はとても素晴らしく、テレキャビン代を払ってもここには来る価値があると思える。

    9時1分、マンブレ峠駅に到着。西隣にレストランがある。レストランテラスからの眺望はとても素晴らしく、テレキャビン代を払ってもここには来る価値があると思える。

  • 9時10分、ハイキングをスタート、道標の後ろに見える Le Chamossaile の手前まで北に進み、その後左(西)に進む。

    9時10分、ハイキングをスタート、道標の後ろに見える Le Chamossaile の手前まで北に進み、その後左(西)に進む。

  • 同時刻・同地点。道標をアップで撮影。左の道標に記載のある Donin、La Selle を経て Les Audannes(レ・ゾダンヌ)小屋に向かう。

    同時刻・同地点。道標をアップで撮影。左の道標に記載のある Donin、La Selle を経て Les Audannes(レ・ゾダンヌ)小屋に向かう。

  • 同時刻・同地点。道標を別の角度からアップで撮影。下り好きならこのコースがおもしろいかもしれない。

    同時刻・同地点。道標を別の角度からアップで撮影。下り好きならこのコースがおもしろいかもしれない。

  • 9時18分、雲一つない快晴で、右後ろ(南東)にはビスホルンとヴァイスホルン、

    9時18分、雲一つない快晴で、右後ろ(南東)にはビスホルンとヴァイスホルン、

  • 真後ろ(南南東)には左からベック・ド・ボソン、グラン・コルニエ、ダン・ブランシェ、

    真後ろ(南南東)には左からベック・ド・ボソン、グラン・コルニエ、ダン・ブランシェ、

  • そして左後ろ(南西)にはモンブランが見える。

    そして左後ろ(南西)にはモンブランが見える。

  • 9時19分、 Le Chamossaile の手前で左(西)に折れたところ。尾根の左端あたりがマンブレ峠だ。スイスの掲示板でお世話になっているO氏が昨年7月9日にここを歩かれており、偶然同じ場所で撮影した写真をブログにアップされている。

    9時19分、 Le Chamossaile の手前で左(西)に折れたところ。尾根の左端あたりがマンブレ峠だ。スイスの掲示板でお世話になっているO氏が昨年7月9日にここを歩かれており、偶然同じ場所で撮影した写真をブログにアップされている。

  • 9時24分、進行方向のやや左手・マンブレ峠の近くに十字架が建っている。その真後ろにはモンブラン、

    9時24分、進行方向のやや左手・マンブレ峠の近くに十字架が建っている。その真後ろにはモンブラン、

  • 左(南)にはグラン・コンバン山群、

    左(南)にはグラン・コンバン山群、

  • そして左後ろにはスタート地点の(中央)テレキャビン駅と(右)レストランの建物が見える。

    そして左後ろにはスタート地点の(中央)テレキャビン駅と(右)レストランの建物が見える。

  • 9時26分、これから北北西に向かって歩く道までの標高差がかなりあり、「どうやってあそこまで下るのか?」と思ったら、

    9時26分、これから北北西に向かって歩く道までの標高差がかなりあり、「どうやってあそこまで下るのか?」と思ったら、

  • 鉄製の階段があるので、そこを下りる。真下に谷が見えるので、高度感があり少々怖い(のは私だけらしい)。(階段を下りたところから上に向かって撮影。)

    鉄製の階段があるので、そこを下りる。真下に谷が見えるので、高度感があり少々怖い(のは私だけらしい)。(階段を下りたところから上に向かって撮影。)

  • 9時30分、階段はこんな急斜面に設置されている。階段がなければ下るのにかなり苦労するだろう。

    9時30分、階段はこんな急斜面に設置されている。階段がなければ下るのにかなり苦労するだろう。

  • 同時刻・同地点。ここから北北西に向かってじわじわと50mほど下る。狭いハイキングコースで道が谷側に傾いているところがかなりあり、ビビリの私は「谷に落ちるのでは」とこわごわ歩く。その先を同行者はとっとと行ってしまう。

    同時刻・同地点。ここから北北西に向かってじわじわと50mほど下る。狭いハイキングコースで道が谷側に傾いているところがかなりあり、ビビリの私は「谷に落ちるのでは」とこわごわ歩く。その先を同行者はとっとと行ってしまう。

  • 9時45分、小さな沢を渡ると最初の分岐が現れる。ここからまずはジワジワと100mほどの登りとなる。

    9時45分、小さな沢を渡ると最初の分岐が現れる。ここからまずはジワジワと100mほどの登りとなる。

  • 同時刻・同地点。道標をアップで撮影。右の標識に従って直進する。

    同時刻・同地点。道標をアップで撮影。右の標識に従って直進する。

  • 同時刻・同地点。道標を別の角度からアップで撮影。ここからアンゼール方面に下りるコースがある。

    同時刻・同地点。道標を別の角度からアップで撮影。ここからアンゼール方面に下りるコースがある。

  • 10時3分、下ってきたコースを振り返って撮影。復路でここをまた登り返すのは怖いし少々面倒に思える。

    10時3分、下ってきたコースを振り返って撮影。復路でここをまた登り返すのは怖いし少々面倒に思える。

  • 10時17分、2つ目の分岐。道標の左(西)に見える山は Sex Noir。

    10時17分、2つ目の分岐。道標の左(西)に見える山は Sex Noir。

  • 同時刻・同地点。道標をアップで撮影。ここからもアンゼール方面に下ることができる。

    同時刻・同地点。道標をアップで撮影。ここからもアンゼール方面に下ることができる。

  • 10時17分、不気味な感じの岩山・Sex Rouge (Anzère) の尾根の左(南西)側を巻いて登る。

    10時17分、不気味な感じの岩山・Sex Rouge (Anzère) の尾根の左(南西)側を巻いて登る。

  • 10時36分、しだいにアルプからガレた地形へと変わってくるあたりで、

    10時36分、しだいにアルプからガレた地形へと変わってくるあたりで、

  • 後ろを振り返ると左(南南東)のダン・デランから右(南南西)のコンバン山群までのヴァレーの山々の眺望が疲れを癒やしてくれる。

    後ろを振り返ると左(南南東)のダン・デランから右(南南西)のコンバン山群までのヴァレーの山々の眺望が疲れを癒やしてくれる。

  • 10時47分、「こんなところ、登れるのか?」と思う屏風のような岩山だが、

    10時47分、「こんなところ、登れるのか?」と思う屏風のような岩山だが、

  • 10時51分、赤白マークとロープに助けられてなんとか登り切り、

    10時51分、赤白マークとロープに助けられてなんとか登り切り、

  • 11時ちょうどに2600m付近のテラス状の場所に到着。スイスの掲示板でお世話になっているO氏が昨年7月9日に登られた時、残雪のためこれ以上進むのを断念されたのはおそらくこのあたりだろう。正面(北北西)の山は Mont Pucel。<br />ここから La Selle峠までは青線のように Sex Rouge (Anzère) の南西麓をジワジワと登っていくのが本来のルートなのだが、写真右手前の青い□の中に、「左へ進め」の矢印が置かれていて、そのルートは歩行禁止になっている。

    11時ちょうどに2600m付近のテラス状の場所に到着。スイスの掲示板でお世話になっているO氏が昨年7月9日に登られた時、残雪のためこれ以上進むのを断念されたのはおそらくこのあたりだろう。正面(北北西)の山は Mont Pucel。
    ここから La Selle峠までは青線のように Sex Rouge (Anzère) の南西麓をジワジワと登っていくのが本来のルートなのだが、写真右手前の青い□の中に、「左へ進め」の矢印が置かれていて、そのルートは歩行禁止になっている。

  • SwitzerlandMobilityによれば、地滑りの理由により期間未定で歩行禁止とのこと。<br />11時3分、赤い矢印に従って左に折れて、迂回路を歩く。

    SwitzerlandMobilityによれば、地滑りの理由により期間未定で歩行禁止とのこと。
    11時3分、赤い矢印に従って左に折れて、迂回路を歩く。

  • この周辺の地図。左下・黄色のルートが迂回路で、その右が本来のルート。迂回路は本来のルートよりも距離が長く、一度下ってからその分多く登り返すことになる。

    この周辺の地図。左下・黄色のルートが迂回路で、その右が本来のルート。迂回路は本来のルートよりも距離が長く、一度下ってからその分多く登り返すことになる。

  • 11時9分、ゴロゴロとした歩きにくい盆地状のルートを北西に向かって進む。この先は左の白っぽく見える山の右裾へと回り込んで登ることになる。

    11時9分、ゴロゴロとした歩きにくい盆地状のルートを北西に向かって進む。この先は左の白っぽく見える山の右裾へと回り込んで登ることになる。

  • 11時18分、進む方向を北東へと変え、白っぽくみえる山の右裾を登り始める。

    11時18分、進む方向を北東へと変え、白っぽくみえる山の右裾を登り始める。

  • 11時26分、少し登ると、西に大きな(左)ディアブレ氷河と(右)ツァン・フロイロン氷河を纏ったディアブレ山群、その右には Oldenhorn が見えてきた。

    11時26分、少し登ると、西に大きな(左)ディアブレ氷河と(右)ツァン・フロイロン氷河を纏ったディアブレ山群、その右には Oldenhorn が見えてきた。

  • 11時32分、北西側のなだらかな稜線を持つ Sex Rouge (Anzère) に近づくと、山頂との標高差をあまり感じなくなる。稜線の左端あたりが La Selle峠だろう。Sex Rougeから走ってきた山岳ランナーが峠あたりまで下りてきた。

    11時32分、北西側のなだらかな稜線を持つ Sex Rouge (Anzère) に近づくと、山頂との標高差をあまり感じなくなる。稜線の左端あたりが La Selle峠だろう。Sex Rougeから走ってきた山岳ランナーが峠あたりまで下りてきた。

  • 11時41分、荒涼とした砂漠地帯のような景色のルートを、また別の山岳ランナーが駆け下りていく。思っていたよりも峠が遠く、なかなか着かない。稜線の先に頭を出してきた山は Six des Eaux Froides。あの山の手前にレ・ゾダンヌ小屋があるはずだ。

    11時41分、荒涼とした砂漠地帯のような景色のルートを、また別の山岳ランナーが駆け下りていく。思っていたよりも峠が遠く、なかなか着かない。稜線の先に頭を出してきた山は Six des Eaux Froides。あの山の手前にレ・ゾダンヌ小屋があるはずだ。

  • 11時47分、La Selle の峠に到着。コースタイム1時間45分のところ、2時間37分もかかってしまった。コースタイムには迂回路も計算に入っているのだろうか?<br />道標の後ろの山は Mont Pusel。Wildhorn はその右下に見える氷河の上にある山だが、近すぎるせいか標高差がなさすぎるせいか、頂上部しか見えなくて残念だ。

    11時47分、La Selle の峠に到着。コースタイム1時間45分のところ、2時間37分もかかってしまった。コースタイムには迂回路も計算に入っているのだろうか?
    道標の後ろの山は Mont Pusel。Wildhorn はその右下に見える氷河の上にある山だが、近すぎるせいか標高差がなさすぎるせいか、頂上部しか見えなくて残念だ。

  • 同時刻・同地点。道標をアップで撮影。左の道標にあるCol du Sanetsch (にはバス停があり、朝と夕方に1本ずつバス便がある)からここを経由して歩いてみたかったのだが、やはり最終のテレキャビンまたはバスに乗れるか心配で断念した。

    同時刻・同地点。道標をアップで撮影。左の道標にあるCol du Sanetsch (にはバス停があり、朝と夕方に1本ずつバス便がある)からここを経由して歩いてみたかったのだが、やはり最終のテレキャビンまたはバスに乗れるか心配で断念した。

  • 同時刻・同地点。道標を別の角度からアップで撮影。山岳ランナーたちがトレーニングで走りながら登り下りしている Sex Rouge 山頂までのコースタイムは35分。道標に「景色が良いマーク」が付いているので登ってみたいが、稜線が怖そうなのでやめておく。<br />ということで、ここが本日の最高度地点。目指すレ・ゾダンヌ小屋までは200mの下りでコースタイムは30分だ。

    同時刻・同地点。道標を別の角度からアップで撮影。山岳ランナーたちがトレーニングで走りながら登り下りしている Sex Rouge 山頂までのコースタイムは35分。道標に「景色が良いマーク」が付いているので登ってみたいが、稜線が怖そうなのでやめておく。
    ということで、ここが本日の最高度地点。目指すレ・ゾダンヌ小屋までは200mの下りでコースタイムは30分だ。

  • 11時49分。La Selleの峠に登ればレ・ゾダンヌ小屋とオーダンヌ湖が眼下に見えると思っていたのだが、どこにも見当たらない。とにかく(東へ)進んでみることにする。正面の Six des Eaux Froides の稜線の奥に Wildstrubel が頭を出しているのが見える。

    11時49分。La Selleの峠に登ればレ・ゾダンヌ小屋とオーダンヌ湖が眼下に見えると思っていたのだが、どこにも見当たらない。とにかく(東へ)進んでみることにする。正面の Six des Eaux Froides の稜線の奥に Wildstrubel が頭を出しているのが見える。

  • 同時刻・同地点。右(南東)には Sex Rouge の稜線を走って登るランナーと走って下るランナーが一人ずついる。よく走れるものだなあ。

    同時刻・同地点。右(南東)には Sex Rouge の稜線を走って登るランナーと走って下るランナーが一人ずついる。よく走れるものだなあ。

  • 12時3分、このあたりはコースが一部不明瞭で、迷わないように赤白マークをきょろきょろ探してはウロウロするため、思ったよりも時間がかかる。<br />左手(北西)に見える Mont Pusel の右下をアップで見ると、

    12時3分、このあたりはコースが一部不明瞭で、迷わないように赤白マークをきょろきょろ探してはウロウロするため、思ったよりも時間がかかる。
    左手(北西)に見える Mont Pusel の右下をアップで見ると、

  • Wildhorn氷河(Téné氷河)の分厚いことがよくわかる。 Wildhorn は右端にかろうじて姿を見せている。

    Wildhorn氷河(Téné氷河)の分厚いことがよくわかる。 Wildhorn は右端にかろうじて姿を見せている。

  • 12時20分、ここから右(南)に見える Sex Rouge には山頂付近に氷河?残雪?が残っていることに気がついた。

    12時20分、ここから右(南)に見える Sex Rouge には山頂付近に氷河?残雪?が残っていることに気がついた。

  • 同時刻・同地点。山頂付近の氷河?残雪?をアップで撮影。

    同時刻・同地点。山頂付近の氷河?残雪?をアップで撮影。

  • 12時23分、Six des Eaux Froides の手前にようやくレ・ゾダンヌ小屋が現れた。

    12時23分、Six des Eaux Froides の手前にようやくレ・ゾダンヌ小屋が現れた。

  • 想像していたよりもモダンで、この地にそぐわない感じの小屋だ。

    想像していたよりもモダンで、この地にそぐわない感じの小屋だ。

  • 12時29分、レ・ゾダンヌ小屋に到着。La Selle峠から10分、マンブレ峠からだと1時間以上もコースタイムより遅れてしまった。小屋の東に廻るとオーダンヌ湖が見える。

    12時29分、レ・ゾダンヌ小屋に到着。La Selle峠から10分、マンブレ峠からだと1時間以上もコースタイムより遅れてしまった。小屋の東に廻るとオーダンヌ湖が見える。

  • 同時刻・同地点。小屋の南にある道標をアップで撮影。ここから La Selle の峠までは登りになるのでコースタイムは45分、マンブレ峠までは2時間5分かかる。

    同時刻・同地点。小屋の南にある道標をアップで撮影。ここから La Selle の峠までは登りになるのでコースタイムは45分、マンブレ峠までは2時間5分かかる。

  • 同時刻・同地点。道標を別角度からアップで撮影。北東へ進むルートは一昨日登るのを断念したテネ湖経由でLenk側の Iffigenalp  に抜けることができる。下りに自信があれば、一昨日訪れた Lourantse山荘を経由してツジエ・ダムまで下りてもよい。

    同時刻・同地点。道標を別角度からアップで撮影。北東へ進むルートは一昨日登るのを断念したテネ湖経由でLenk側の Iffigenalp に抜けることができる。下りに自信があれば、一昨日訪れた Lourantse山荘を経由してツジエ・ダムまで下りてもよい。

  • 予定では小屋からマンブレ峠まで戻ってテレキャビンでアンゼールに下りるつもりだった(のでチケットも往復を買ってしまった)のだが、その場合は上の図のように小屋からLa Selle峠まで200m登り、迂回ルートを下ってからまた少し登り、マンブレ峠の手前まで下ってから最後にまたひと登りしなければならない。さらにマンブレ峠の手前は谷に落ちそうで怖い。そこで突如計画を変更し、Les Rousses バス停(ツジエ・ダムのバス停の一つ手前)まで一気に下りてしまうことにする。下りが苦手な我が家が750m弱を下るのは正直嫌だが、何度も登り返すことと恐怖の斜面のことを考えればテレキャビンのチケットを捨てても惜しくはない。

    予定では小屋からマンブレ峠まで戻ってテレキャビンでアンゼールに下りるつもりだった(のでチケットも往復を買ってしまった)のだが、その場合は上の図のように小屋からLa Selle峠まで200m登り、迂回ルートを下ってからまた少し登り、マンブレ峠の手前まで下ってから最後にまたひと登りしなければならない。さらにマンブレ峠の手前は谷に落ちそうで怖い。そこで突如計画を変更し、Les Rousses バス停(ツジエ・ダムのバス停の一つ手前)まで一気に下りてしまうことにする。下りが苦手な我が家が750m弱を下るのは正直嫌だが、何度も登り返すことと恐怖の斜面のことを考えればテレキャビンのチケットを捨てても惜しくはない。

  • ということで、上の地図の中で今日歩くのは一番上の赤色のルート。(実際に歩いたGPSの記録を地図にインプットしたもの。)左下がスタートで右下がゴール。現在地は右上の小さな湖の左横。アンゼールで歩く予定の4つのコースのうち最上段を歩くコースだ。

    ということで、上の地図の中で今日歩くのは一番上の赤色のルート。(実際に歩いたGPSの記録を地図にインプットしたもの。)左下がスタートで右下がゴール。現在地は右上の小さな湖の左横。アンゼールで歩く予定の4つのコースのうち最上段を歩くコースだ。

  • Les Rousses のバス停までのコースタイムは1時間55分。帰りのバスは17時過ぎにLes Roussesを通るので、時間的には問題ないだろう。<br />小屋の南側で昼食休憩とする。

    Les Rousses のバス停までのコースタイムは1時間55分。帰りのバスは17時過ぎにLes Roussesを通るので、時間的には問題ないだろう。
    小屋の南側で昼食休憩とする。

  • それにしても小屋の周囲の騒がしいこと!スイスの山小屋を25年訪れておそらく一番の人出だろう。家族連れや5-10人のグループがあちこちで食べたり飲んだり騒いだりしている。同行者は「山小屋で結婚式でもあったの?」と驚いている。忘れていたが今日は8月15日、ヴァレー州では聖母被昇天祭の祝日だった。8月1日の建国記念日に続き今回も3連休、ハイカーが多いのも納得できる。それにしてもマンブレ峠からの往路ではほとんどハイカーに会わなかったし抜かれもしなかった。あの人たちはどのコースを登ってきたのだろうか?

    それにしても小屋の周囲の騒がしいこと!スイスの山小屋を25年訪れておそらく一番の人出だろう。家族連れや5-10人のグループがあちこちで食べたり飲んだり騒いだりしている。同行者は「山小屋で結婚式でもあったの?」と驚いている。忘れていたが今日は8月15日、ヴァレー州では聖母被昇天祭の祝日だった。8月1日の建国記念日に続き今回も3連休、ハイカーが多いのも納得できる。それにしてもマンブレ峠からの往路ではほとんどハイカーに会わなかったし抜かれもしなかった。あの人たちはどのコースを登ってきたのだろうか?

  • 13時3分、Les Rousses のバス停に向けて再スタートする。復路はほとんどが下りのコースだ。最初の30分ほどは傾斜が緩やかで「これなら難なく行けるんじゃあないか?」という甘い考えが頭を横切る。

    13時3分、Les Rousses のバス停に向けて再スタートする。復路はほとんどが下りのコースだ。最初の30分ほどは傾斜が緩やかで「これなら難なく行けるんじゃあないか?」という甘い考えが頭を横切る。

  • 13時7分、オーダンヌ湖が再び見える。

    13時7分、オーダンヌ湖が再び見える。

  • 13時17分、進行方向(南東)の雲の下に霞んで見えるのはバルフリンとナーデルホルンだろう。

    13時17分、進行方向(南東)の雲の下に霞んで見えるのはバルフリンとナーデルホルンだろう。

  • 13時33分、急な下りが始まり、右上の赤白のポールからここまで一気に下る。<br />少し離れたおかげで右手・小屋方向(北西)の崖上中央右にWildhornがようやく全貌を現した。Wildhorn氷河(Téné氷河)もここからだと大きく見える。

    13時33分、急な下りが始まり、右上の赤白のポールからここまで一気に下る。
    少し離れたおかげで右手・小屋方向(北西)の崖上中央右にWildhornがようやく全貌を現した。Wildhorn氷河(Téné氷河)もここからだと大きく見える。

  • 13時47分、甘い考えはやはり甘く、このあたりからジグザグの急な下りが続く。1箇所だけハシゴが設置されている。

    13時47分、甘い考えはやはり甘く、このあたりからジグザグの急な下りが続く。1箇所だけハシゴが設置されている。

  • ハシゴを下る家族連れ。その手前にハシゴが作られる前に使われていたクサビが2段あり、そのほうが怖くないのでそちらを使って下りる。

    ハシゴを下る家族連れ。その手前にハシゴが作られる前に使われていたクサビが2段あり、そのほうが怖くないのでそちらを使って下りる。

  • 13時56分、このあたりが本日一番急な下りの箇所。200mほどを一気に下り、その後は中央に見える砂地のような斜面を緩やかに下っていく。<br />日陰が無いのがつらい。

    13時56分、このあたりが本日一番急な下りの箇所。200mほどを一気に下り、その後は中央に見える砂地のような斜面を緩やかに下っていく。
    日陰が無いのがつらい。

  • 14時37分、ようやく森が近づいてくる。正面(南東)に見えるドーム、ビスホルン、ヴァイスホルン、ジナールロートホルン、オーバー・ガーベルホルンの展望が下りが嫌になっている身体を励ましてくれる。

    14時37分、ようやく森が近づいてくる。正面(南東)に見えるドーム、ビスホルン、ヴァイスホルン、ジナールロートホルン、オーバー・ガーベルホルンの展望が下りが嫌になっている身体を励ましてくれる。

  • 14時43分、ジープ道と合流してから、少し歩き、

    14時43分、ジープ道と合流してから、少し歩き、

  • 14時54分、またもやハイキングコースになって森の中を歩き、

    14時54分、またもやハイキングコースになって森の中を歩き、

  • 14時58分、今度はアルプの中を歩く。同行者は常に先をとっとと歩いている。

    14時58分、今度はアルプの中を歩く。同行者は常に先をとっとと歩いている。

  • 15時3分、Serin への分岐まで下りてきた。

    15時3分、Serin への分岐まで下りてきた。

  • 同時刻・同地点。岩に書かれたレ・ゾダンヌ小屋を示す道標。

    同時刻・同地点。岩に書かれたレ・ゾダンヌ小屋を示す道標。

  • 15時20分、Les Roussesバス停に無事到着。想像よりは厳しくないが、やはり疲れるコースだった。<br />レ・ゾダンヌ小屋からここまでコースタイム1時間55分のところを下りが苦手な自分が2時間17分で下れたのは、それほど厳しい下りがなかったことを示している。

    15時20分、Les Roussesバス停に無事到着。想像よりは厳しくないが、やはり疲れるコースだった。
    レ・ゾダンヌ小屋からここまでコースタイム1時間55分のところを下りが苦手な自分が2時間17分で下れたのは、それほど厳しい下りがなかったことを示している。

  • 同時刻・同地点。バス停前のベンチに座りハイキングポールを縮めている同行者。<br />アンゼール行きのシャトルバスは17時過ぎまで来ないので、15時50分発のツジエ・ダム行きのシャトルバスに乗り16時にダム着で一旦下車。ダムで1時間休憩の後、再び17時発のシャトルバスに乗り17時40分にアンゼールに到着、COOPで買い物をして18時にアパートに戻る。<br />今日はレ・ゾダンヌ小屋まで登ることができて十分満足の一日だった。予定とは復路のコースを変えたので(テレキャビンのチケットは「本日限り」なので、ちょっともったいなかったが)、往路と復路で違う景色を眺められたのも結果的には良かった。が、やはり下りは長かったなあ・・。<br />

    同時刻・同地点。バス停前のベンチに座りハイキングポールを縮めている同行者。
    アンゼール行きのシャトルバスは17時過ぎまで来ないので、15時50分発のツジエ・ダム行きのシャトルバスに乗り16時にダム着で一旦下車。ダムで1時間休憩の後、再び17時発のシャトルバスに乗り17時40分にアンゼールに到着、COOPで買い物をして18時にアパートに戻る。
    今日はレ・ゾダンヌ小屋まで登ることができて十分満足の一日だった。予定とは復路のコースを変えたので(テレキャビンのチケットは「本日限り」なので、ちょっともったいなかったが)、往路と復路で違う景色を眺められたのも結果的には良かった。が、やはり下りは長かったなあ・・。

  • 8月16日土曜日。天候は午前中は晴れ、午後は雲が出て晴れたり曇ったりの予報。時刻は7時14分、朝日にシャレー風のアパート群が輝いている。<br />昨日の復路の長い下りで膝に若干ガタが来た感じなので、今日はリハビリを兼ねて簡単な下りコースを歩くことにする。下りのみのコースを歩くのは我が家にしては珍しい。

    8月16日土曜日。天候は午前中は晴れ、午後は雲が出て晴れたり曇ったりの予報。時刻は7時14分、朝日にシャレー風のアパート群が輝いている。
    昨日の復路の長い下りで膝に若干ガタが来た感じなので、今日はリハビリを兼ねて簡単な下りコースを歩くことにする。下りのみのコースを歩くのは我が家にしては珍しい。

  • 8時41分、アパート前のAnzère, centreバス停で8時47分発のシャトルバスを待つ。今日はアンゼールにあるビスでもう一つ有名な「 Bisse de Sion(シオンのビス)」に沿って下ることにする。

    8時41分、アパート前のAnzère, centreバス停で8時47分発のシャトルバスを待つ。今日はアンゼールにあるビスでもう一つ有名な「 Bisse de Sion(シオンのビス)」に沿って下ることにする。

  • 上の地図の中で今日歩くのは下から2番目青色のルート。(実際に歩いたGPSの記録を地図にインプットしたもの。)右上がスタートで左下がゴール。アンゼールで歩く予定の4つのコースのうち中段を歩くコース。地図上緑色の森の中を歩くことが多く、今日も暑くなりそうなのでちょうど良いかもしれない。

    上の地図の中で今日歩くのは下から2番目青色のルート。(実際に歩いたGPSの記録を地図にインプットしたもの。)右上がスタートで左下がゴール。アンゼールで歩く予定の4つのコースのうち中段を歩くコース。地図上緑色の森の中を歩くことが多く、今日も暑くなりそうなのでちょうど良いかもしれない。

  • 9時28分、昨日レ・ゾダンヌ小屋から下りてきてシャトルバスに乗った Les Roussesバス停で下車。<br />土曜日だからなのか、今朝はシャトルバスに乗車する際に運転手によるゲストカードのチェックあり。チェックは初めてだ。もう一つ、途中から道々運転手による観光ガイドあり。もちろんフランス語なので、「ビス」という単語以外は何もわからない。

    9時28分、昨日レ・ゾダンヌ小屋から下りてきてシャトルバスに乗った Les Roussesバス停で下車。
    土曜日だからなのか、今朝はシャトルバスに乗車する際に運転手によるゲストカードのチェックあり。チェックは初めてだ。もう一つ、途中から道々運転手による観光ガイドあり。もちろんフランス語なので、「ビス」という単語以外は何もわからない。

  • なんだかデジャブを見ているような感じのバス停。

    なんだかデジャブを見ているような感じのバス停。

  • 9時36分、ハイキングを開始。駐車場の脇の Les Rousses の道標。

    9時36分、ハイキングを開始。駐車場の脇の Les Rousses の道標。

  • 道標をアップで撮影。今日はこの上の道標どおりに Ravouené 経由でアンゼールまで、シオンのビスを歩く。コースタイムは2時間。そして今日のコースは全て黄色コースなのでゴールのアパートまでのんびり歩こうと思っている。

    道標をアップで撮影。今日はこの上の道標どおりに Ravouené 経由でアンゼールまで、シオンのビスを歩く。コースタイムは2時間。そして今日のコースは全て黄色コースなのでゴールのアパートまでのんびり歩こうと思っている。

  • 道標を別角度からアップで撮影。昨日登ったレ・ゾダンヌ小屋までここから登るとコースタイムは2時間45分だ。

    道標を別角度からアップで撮影。昨日登ったレ・ゾダンヌ小屋までここから登るとコースタイムは2時間45分だ。

  • ここからツジエ・ダムバス停まではコースタイム30分だが、

    ここからツジエ・ダムバス停まではコースタイム30分だが、

  • その間にハイキングコースはなくて、このようにバスの幅ギリギリのトンネルの右隅についている幅50cmほどの歩道を約1km歩かなければならず、この区間はとても危険で歩けない。(写真は9時29分にバスが去った直後に撮影。)<br />※ツジエ・ダム湖バス停からアンゼールまでのバスのほぼノーカット車窓Youtube動画のURLは<br />https://youtu.be/E4JR0rz986I<br />トンネル内の映像は1分46秒から6分あたり。<br />(「動画を再生できません」と記されていても、上の青いリンクか「YouTube で見る」をクリックすれば再生される。)<br />バス酔いにご注意ください。<br />

    その間にハイキングコースはなくて、このようにバスの幅ギリギリのトンネルの右隅についている幅50cmほどの歩道を約1km歩かなければならず、この区間はとても危険で歩けない。(写真は9時29分にバスが去った直後に撮影。)
    ※ツジエ・ダム湖バス停からアンゼールまでのバスのほぼノーカット車窓Youtube動画のURLは
    https://youtu.be/E4JR0rz986I
    トンネル内の映像は1分46秒から6分あたり。
    (「動画を再生できません」と記されていても、上の青いリンクか「YouTube で見る」をクリックすれば再生される。)
    バス酔いにご注意ください。

  • 道標の手前にシオンのビスについての解説と地図が書かれている案内板がある。現在地を指す同行者。<br />解説をGoogle翻訳で翻訳。「ビス・ド・ラ・リアンヌとも呼ばれ、同名の川に水源を持つビス・ド・シオン川は、ツェジエ湖の上流、リアンヌ川の源流に近い標高1,840mから取水します。ビス・ド・シオン川はリアンヌ渓谷を横断し、レ・ルースまで流れます。その後、アイエンの山岳牧草地、そしてアルバの山岳牧草地を通り、標高1,100m(740mの落差)のシオンヌ川に至ります。」

    道標の手前にシオンのビスについての解説と地図が書かれている案内板がある。現在地を指す同行者。
    解説をGoogle翻訳で翻訳。「ビス・ド・ラ・リアンヌとも呼ばれ、同名の川に水源を持つビス・ド・シオン川は、ツェジエ湖の上流、リアンヌ川の源流に近い標高1,840mから取水します。ビス・ド・シオン川はリアンヌ渓谷を横断し、レ・ルースまで流れます。その後、アイエンの山岳牧草地、そしてアルバの山岳牧草地を通り、標高1,100m(740mの落差)のシオンヌ川に至ります。」

  • 案内板の地図をアップで撮影。シオンのビスはツジエ・ダム湖の最奥部(北岸)から始まり湖の西に沿って流れ、その途中から地下に潜る。そして再び地上に現れるのがここ・Les Roussesだ。13日にダム湖沿いのビスの部分は歩いたし、ダム湖からここまで狭いトンネルを歩くのも危険なので、今日はここ・地図の赤い①をスタートし、地図の左下赤い②のアンゼールをゴールにする。

    案内板の地図をアップで撮影。シオンのビスはツジエ・ダム湖の最奥部(北岸)から始まり湖の西に沿って流れ、その途中から地下に潜る。そして再び地上に現れるのがここ・Les Roussesだ。13日にダム湖沿いのビスの部分は歩いたし、ダム湖からここまで狭いトンネルを歩くのも危険なので、今日はここ・地図の赤い①をスタートし、地図の左下赤い②のアンゼールをゴールにする。

  • 9時39分、道標と案内板のある分岐を左(南西)に折れて数分、シオンのビスが姿を現す。かなり勢いよく流れている。

    9時39分、道標と案内板のある分岐を左(南西)に折れて数分、シオンのビスが姿を現す。かなり勢いよく流れている。

  • 9時52分、ビス沿いのコースは森の中の緩やかな下りなので、涼しく快適に歩ける。<br />ここでビスは短いトンネルに入り、

    9時52分、ビス沿いのコースは森の中の緩やかな下りなので、涼しく快適に歩ける。
    ここでビスは短いトンネルに入り、

  • ハイキングコースはその脇を金属の階段で下り、

    ハイキングコースはその脇を金属の階段で下り、

  • 再びビスはトンネルから顔を出す。(振り返って撮影。)

    再びビスはトンネルから顔を出す。(振り返って撮影。)

  • 9時52分、ビスの流れは鉄の樋の中を勢いよく駆け下る。

    9時52分、ビスの流れは鉄の樋の中を勢いよく駆け下る。

  • 同時刻・同地点。鉄の樋をアップで撮影。もう少し水量が増えたら溢れてしまいそうだ。何枚もの鉄板を溶接して繋いでいるが、水漏れしている箇所は全く無い。さすがは工業国スイスの技術。(鉄樋の外側が濡れているのは、中の水で冷やされた鉄板に触れた空気中の水蒸気が結露しているもの。)

    同時刻・同地点。鉄の樋をアップで撮影。もう少し水量が増えたら溢れてしまいそうだ。何枚もの鉄板を溶接して繋いでいるが、水漏れしている箇所は全く無い。さすがは工業国スイスの技術。(鉄樋の外側が濡れているのは、中の水で冷やされた鉄板に触れた空気中の水蒸気が結露しているもの。)

  • 10時11分、ビスは今度は少し長いトンネルに入る。

    10時11分、ビスは今度は少し長いトンネルに入る。

  • 同時刻・同地点。トンネルをアップで撮影。

    同時刻・同地点。トンネルをアップで撮影。

  • 10時15分、再び地上に現れたビス。

    10時15分、再び地上に現れたビス。

  • 10時21分、シオンのビスはここで地中に潜ってしまい、アンゼール村の手前までしばらく見えなくなる。先の太い木の幹にハイキングコースを示す赤い矢印→が付いている。

    10時21分、シオンのビスはここで地中に潜ってしまい、アンゼール村の手前までしばらく見えなくなる。先の太い木の幹にハイキングコースを示す赤い矢印→が付いている。

  • 10時26分、ということで森の中ののどかなハイキングコースを歩く。

    10時26分、ということで森の中ののどかなハイキングコースを歩く。

  • 10時28分、こんなところにポツンと1軒家、

    10時28分、こんなところにポツンと1軒家、

  • 10時34分、ここにもポツンと家と小屋。南向き斜面に建っていて見晴らしが良さそうだ。

    10時34分、ここにもポツンと家と小屋。南向き斜面に建っていて見晴らしが良さそうだ。

  • 10時37分、正面(西)に昨日テレキャビンで上ったPas-de-Maimbré (マンブレ峠)の山頂駅が見える。

    10時37分、正面(西)に昨日テレキャビンで上ったPas-de-Maimbré (マンブレ峠)の山頂駅が見える。

  • 10時41分、そして右手(北西)の遥か上にもリフトの駅らしきものが見える。おそらくLe Bâté のリフト乗り場だろう。

    10時41分、そして右手(北西)の遥か上にもリフトの駅らしきものが見える。おそらくLe Bâté のリフト乗り場だろう。

  • 同時刻・同地点。「あんな高いところにハイカーが!」と思って望遠レンズで覗いてみたら、人ではなくて牛が歩いていた。ずいぶん高いところまで放牧されているのだな。

    同時刻・同地点。「あんな高いところにハイカーが!」と思って望遠レンズで覗いてみたら、人ではなくて牛が歩いていた。ずいぶん高いところまで放牧されているのだな。

  • 10時41分、Ravouéné の手前、眺めが良いアルプのピクニックテーブルでおやつタイムの小休止。同行者の後ろにバーベキュー用の炉があるのだが、異常乾燥警報が発令されているため野外での火の使用は禁止されており、炉の上には赤いテープが張られている。

    10時41分、Ravouéné の手前、眺めが良いアルプのピクニックテーブルでおやつタイムの小休止。同行者の後ろにバーベキュー用の炉があるのだが、異常乾燥警報が発令されているため野外での火の使用は禁止されており、炉の上には赤いテープが張られている。

  • 同時刻・同地点。ピクニックテーブルに座ると正面(南東)に見えるビスホルンとヴァイスホルン。あいかわらず美しいなあ。

    同時刻・同地点。ピクニックテーブルに座ると正面(南東)に見えるビスホルンとヴァイスホルン。あいかわらず美しいなあ。

  • 10時44分、Ravouéné の分岐を通過。ここからアンゼールまでのコースタイムは1時間15分。今日は昼食を持参してこなかったが、正午過ぎにはアパートに戻れるだろう。

    10時44分、Ravouéné の分岐を通過。ここからアンゼールまでのコースタイムは1時間15分。今日は昼食を持参してこなかったが、正午過ぎにはアパートに戻れるだろう。

  • 10時52分、Torrent Croix の渓流を橋で渡る。

    10時52分、Torrent Croix の渓流を橋で渡る。

  • 11時5分、シオンのビスは見えないのだが、ハイキングコース沿いに点々とこのような鉄板の蓋があり、耳を澄ますと水が流れている音がする。地図にはこのあたりにビスの記載はないのだが、コースに沿って地下の導水管の中を水が流れているのだろうか?

    11時5分、シオンのビスは見えないのだが、ハイキングコース沿いに点々とこのような鉄板の蓋があり、耳を澄ますと水が流れている音がする。地図にはこのあたりにビスの記載はないのだが、コースに沿って地下の導水管の中を水が流れているのだろうか?

  • 11時19分、Les Grillesses の集落に近づく。ここから Alpage de Duez (Conche) に上る立派な冬季用リフトがあるのだが、ここまで・ここからはどうやって行き来するのだろう?自動車では難しそうだしバスは無いし・・。<br />※スイスの掲示板でいつもお世話になっているおーと様より、「レ・グリイェスから出ているスキーリフトですが、ここまで滑り下ってきたスキーヤーをマンブレ峠やル・バテ方面へ再度引き上げるためのものでしょう。ここから下方は樹林帯になるので、アンゼール村まで滑って下るよりもレ・グリイェスからリフトに乗り込める方が効率的なんだと思います。」との分析をいただきました。<br />なるほど~!ここまで下ってきてスキー終了なのではなく、ここからもう一度Conche (Ayent)まで上り、最終的には駐車場のあるレ・ルース、またはTsalan d&#39;Arbaz、Tsalan d&#39;Ayent を経由してアンゼールまで滑り降りるのでしょうね。おかげさまで目からウロコが落ちました。おーと様、ありがとうございました。

    11時19分、Les Grillesses の集落に近づく。ここから Alpage de Duez (Conche) に上る立派な冬季用リフトがあるのだが、ここまで・ここからはどうやって行き来するのだろう?自動車では難しそうだしバスは無いし・・。
    ※スイスの掲示板でいつもお世話になっているおーと様より、「レ・グリイェスから出ているスキーリフトですが、ここまで滑り下ってきたスキーヤーをマンブレ峠やル・バテ方面へ再度引き上げるためのものでしょう。ここから下方は樹林帯になるので、アンゼール村まで滑って下るよりもレ・グリイェスからリフトに乗り込める方が効率的なんだと思います。」との分析をいただきました。
    なるほど~!ここまで下ってきてスキー終了なのではなく、ここからもう一度Conche (Ayent)まで上り、最終的には駐車場のあるレ・ルース、またはTsalan d'Arbaz、Tsalan d'Ayent を経由してアンゼールまで滑り降りるのでしょうね。おかげさまで目からウロコが落ちました。おーと様、ありがとうございました。

  • 11時21分、飛行機のエンジン音が聞こえたので空を見上げると、軽飛行機がグライダーを引っ張り上げている。この直後、グライダーは切り離されて気持ちよさそうに滑空し始めた。

    11時21分、飛行機のエンジン音が聞こえたので空を見上げると、軽飛行機がグライダーを引っ張り上げている。この直後、グライダーは切り離されて気持ちよさそうに滑空し始めた。

  • 11時23分、Les Grillesses の集落に到着。

    11時23分、Les Grillesses の集落に到着。

  • 同時刻・同地点。道標をアップで撮影。後日ここから標識に書かれている Duez まで登ることにするとは、この時は全く考えていなかった。

    同時刻・同地点。道標をアップで撮影。後日ここから標識に書かれている Duez まで登ることにするとは、この時は全く考えていなかった。

  • 同時刻・同地点。道標を別角度からアップで撮影。アンゼールまではあと55分だ。

    同時刻・同地点。道標を別角度からアップで撮影。アンゼールまではあと55分だ。

  • と思ったら、痛恨のミスコース。道標は斜め下(つまり写真の左の狭い道)を指していたのに、間違えて正面のジープ道を進んでしまった。1kmほど歩いてから間違いに気づき、ここまで戻ることに。30分ほど時間と体力をロスしてしまう。

    と思ったら、痛恨のミスコース。道標は斜め下(つまり写真の左の狭い道)を指していたのに、間違えて正面のジープ道を進んでしまった。1kmほど歩いてから間違いに気づき、ここまで戻ることに。30分ほど時間と体力をロスしてしまう。

  • 11時26分。だが間違えたジープ道は森が開けた場所を通っているので景色が良い。南東に(左手前)レ・ディアブロンと(左奥)ヴァイスホルンがシルエットのように見える。

    11時26分。だが間違えたジープ道は森が開けた場所を通っているので景色が良い。南東に(左手前)レ・ディアブロンと(左奥)ヴァイスホルンがシルエットのように見える。

  • 11時36分、南西にはモンブランが雲の隙間から頂上部を見せてくれている。(この時点ではまだミスコースに気づいておらず、お気楽に写真を撮影している。)

    11時36分、南西にはモンブランが雲の隙間から頂上部を見せてくれている。(この時点ではまだミスコースに気づいておらず、お気楽に写真を撮影している。)

  • 12時16分、ミスコースに気づき、しょげながら Les Grillesses の手前まで戻り、

    12時16分、ミスコースに気づき、しょげながら Les Grillesses の手前まで戻り、

  • 12時26分、ハイキングコースを下ること40数分、

    12時26分、ハイキングコースを下ること40数分、

  • 12時27分、突然シオンのビスがまた地上に現れた。なんだか懐かしいような嬉しいような不思議な感じだ。

    12時27分、突然シオンのビスがまた地上に現れた。なんだか懐かしいような嬉しいような不思議な感じだ。

  • 12時28分、右にカーブを描きながら勢いよく流れるビス。ビスが現れたということは、アンゼールの村はもうすぐそこだ。

    12時28分、右にカーブを描きながら勢いよく流れるビス。ビスが現れたということは、アンゼールの村はもうすぐそこだ。

  • 12時39分、ビスはここからまた鉄の樋になる。このあたりで村から散歩に来ている家族や犬連れの観光客に出会うようになる。

    12時39分、ビスはここからまた鉄の樋になる。このあたりで村から散歩に来ている家族や犬連れの観光客に出会うようになる。

  • 12時40分、上の写真で同行者が左(南東)を見ているところから我が家が滞在しているアパートが見える。その背後の建物がマンブレ峠へ上るテレキャビンの駅だ。テレキャビンのバス停留所にポストバス(かシャトルバス)が停まっている。

    12時40分、上の写真で同行者が左(南東)を見ているところから我が家が滞在しているアパートが見える。その背後の建物がマンブレ峠へ上るテレキャビンの駅だ。テレキャビンのバス停留所にポストバス(かシャトルバス)が停まっている。

  • 12時43分、ハイキングコースはアンゼール村のすぐ上部(北西)を回り込んで(中央左の建物は観光局の入っているホテル・ゾディアック)、

    12時43分、ハイキングコースはアンゼール村のすぐ上部(北西)を回り込んで(中央左の建物は観光局の入っているホテル・ゾディアック)、

  • 12時50分、テレキャビン駅の北から2つの大駐車場の間を抜け、

    12時50分、テレキャビン駅の北から2つの大駐車場の間を抜け、

  • 12時53分、Anzère, télécabine バス停近くの今日のゴールに到る。<br />コースタイム2時間のところ、のんびり歩いたのと途中のミスコースで30分ほどロスをしたので、3時間16分も要してしまった。

    12時53分、Anzère, télécabine バス停近くの今日のゴールに到る。
    コースタイム2時間のところ、のんびり歩いたのと途中のミスコースで30分ほどロスをしたので、3時間16分も要してしまった。

  • 同時刻・同地点にある道標。ここからLes Grillessesまで1時間。Les GrillessesからLes Roussesまで1時間10分なので、ここから反対コースを歩くとコースタイムは2時間10分ということになる。ビス沿いの緩やかな傾斜の登りなので登りと下りでコースタイムは10分しか変わらない。

    同時刻・同地点にある道標。ここからLes Grillessesまで1時間。Les GrillessesからLes Roussesまで1時間10分なので、ここから反対コースを歩くとコースタイムは2時間10分ということになる。ビス沿いの緩やかな傾斜の登りなので登りと下りでコースタイムは10分しか変わらない。

  • 同時刻・同地点。道標を別角度から撮影。シオンのビスはここアンゼール村で終わるのではなく、Arbaz の村まで続いている。

    同時刻・同地点。道標を別角度から撮影。シオンのビスはここアンゼール村で終わるのではなく、Arbaz の村まで続いている。

  • 同時刻・同地点。さらに南西へと続くシオンのビス。が、この先は後日歩くことにして今日のハイキングはここまでとする。COOPで昼食を買った後、13時20分にアパートに戻る。<br />午後は曇となり夜にはまた1時間ほど雷雨となった。<br />Grand Bisse d&#39;Ayent(アイヤンのビス)のコースとは趣が異なり、Bisse de SIon(シオンのビス)のコースは険しいところが全く無く、のんびりと歩けるコースだった。散歩気分で歩けるので休養日に歩くには最適なコースだと思う。

    同時刻・同地点。さらに南西へと続くシオンのビス。が、この先は後日歩くことにして今日のハイキングはここまでとする。COOPで昼食を買った後、13時20分にアパートに戻る。
    午後は曇となり夜にはまた1時間ほど雷雨となった。
    Grand Bisse d'Ayent(アイヤンのビス)のコースとは趣が異なり、Bisse de SIon(シオンのビス)のコースは険しいところが全く無く、のんびりと歩けるコースだった。散歩気分で歩けるので休養日に歩くには最適なコースだと思う。

  • 8月17日日曜日。天候は晴れ。<br />7時43分、四方の山の上には入道雲がモクモクと湧いているもののそれ以外の空はからりと晴れている。<br />昨晩、就寝前には「明日こそはツジエ・ダム湖からテネ湖まで往復歩こう。」と思っていたのだが、帰りの17時発のバスというのがどうも気に入らず(バス停への帰着が早すぎれば待つのが退屈、遅ければ焦らなければならない。最終バスなので乗り遅れたらどうしようもなくなる。)、朝5時過ぎに目覚めた時に「そうだ!」と思いついたコースに変更する。

    8月17日日曜日。天候は晴れ。
    7時43分、四方の山の上には入道雲がモクモクと湧いているもののそれ以外の空はからりと晴れている。
    昨晩、就寝前には「明日こそはツジエ・ダム湖からテネ湖まで往復歩こう。」と思っていたのだが、帰りの17時発のバスというのがどうも気に入らず(バス停への帰着が早すぎれば待つのが退屈、遅ければ焦らなければならない。最終バスなので乗り遅れたらどうしようもなくなる。)、朝5時過ぎに目覚めた時に「そうだ!」と思いついたコースに変更する。

  • 8時34分、アパート前のバス停でシャトルバスを待つ同行者。<br />今日のコースはアンゼール観光局のホームページに記載されている11番のハイキングコースの変形版。本来のコースはアンゼールから時計方向にテレキャビン中間駅近くまで登り、それからTsaran d&#39;Arbaz、Duez、Serinを経由してLes Rousses からアンゼールに戻るという周回コースなのだが、<br />①Serinからアンゼールまでは昨日歩いたシオンのビスコースとほぼ同一ルートであること、<br />②SerinからLes Roussesに下ってバスに乗るのは待ち時間の関係で嫌なこと、<br />という2つの理由から、<br />往路はアンゼールからLes Roussesまでバスを使い、そこから反時計回りに歩くことにする。<br />この回り方だと下りが長くなるが、疲れてきているのでそれも良いだろう。

    8時34分、アパート前のバス停でシャトルバスを待つ同行者。
    今日のコースはアンゼール観光局のホームページに記載されている11番のハイキングコースの変形版。本来のコースはアンゼールから時計方向にテレキャビン中間駅近くまで登り、それからTsaran d'Arbaz、Duez、Serinを経由してLes Rousses からアンゼールに戻るという周回コースなのだが、
    ①Serinからアンゼールまでは昨日歩いたシオンのビスコースとほぼ同一ルートであること、
    ②SerinからLes Roussesに下ってバスに乗るのは待ち時間の関係で嫌なこと、
    という2つの理由から、
    往路はアンゼールからLes Roussesまでバスを使い、そこから反時計回りに歩くことにする。
    この回り方だと下りが長くなるが、疲れてきているのでそれも良いだろう。

  • 上の地図の中で今日歩くのは上から2番目・紫色のルート。(実際に歩いたGPSの記録を地図にインプットしたもの。)右上がスタートで左下がゴール。アンゼールで歩く予定の4つのコースのうち上段を歩くコース。地図でわかるように森の上部・アルプを歩く時間が長いので良い眺めが期待できる。

    上の地図の中で今日歩くのは上から2番目・紫色のルート。(実際に歩いたGPSの記録を地図にインプットしたもの。)右上がスタートで左下がゴール。アンゼールで歩く予定の4つのコースのうち上段を歩くコース。地図でわかるように森の上部・アルプを歩く時間が長いので良い眺めが期待できる。

  • 今朝も昨日に続き運転手による観光案内の実況あり。アイヤンのビスが見えるところでは徐行運転をしてくれる。平日にはないサービスだ。

    今朝も昨日に続き運転手による観光案内の実況あり。アイヤンのビスが見えるところでは徐行運転をしてくれる。平日にはないサービスだ。

  • 2日連続でAnzère, centreバス停8時47分発のシャトルバスに乗車し9時28分に Les Roussesバス停で下車。ここに来るのは3日連続、なんだかいつも同じコースを歩いている感じがする。

    2日連続でAnzère, centreバス停8時47分発のシャトルバスに乗車し9時28分に Les Roussesバス停で下車。ここに来るのは3日連続、なんだかいつも同じコースを歩いている感じがする。

  • 9時29分、我が家を下ろしたバスはすぐにツジエ・ダム湖へ向かってトンネルに入っていくが、

    9時29分、我が家を下ろしたバスはすぐにツジエ・ダム湖へ向かってトンネルに入っていくが、

  • 標識に注目!「ここから1kmは歩行者も歩く。注意!」の標識がある。

    標識に注目!「ここから1kmは歩行者も歩く。注意!」の標識がある。

  • 同時刻。トンネルを走っていくバス。昨日のレポートにも書いたが、バスの幅ギリギリのトンネルで右端に狭い歩道があるものの、とても怖くて歩けない。<br />※ツジエ・ダム湖バス停からアンゼールまでのバスのほぼノーカット車窓Youtube動画のURLは<br />https://youtu.be/E4JR0rz986I<br />トンネル内の映像は1分46秒から6分あたり。<br />(「動画を再生できません」と記されていても、上の青いリンクか「YouTube で見る」をクリックすれば再生される。)<br />バス酔いにご注意ください。

    同時刻。トンネルを走っていくバス。昨日のレポートにも書いたが、バスの幅ギリギリのトンネルで右端に狭い歩道があるものの、とても怖くて歩けない。
    ※ツジエ・ダム湖バス停からアンゼールまでのバスのほぼノーカット車窓Youtube動画のURLは
    https://youtu.be/E4JR0rz986I
    トンネル内の映像は1分46秒から6分あたり。
    (「動画を再生できません」と記されていても、上の青いリンクか「YouTube で見る」をクリックすれば再生される。)
    バス酔いにご注意ください。

  • 9時35分、今日もスタート地点は昨日と同じ。駐車場の脇の Les Rousses の道標。

    9時35分、今日もスタート地点は昨日と同じ。駐車場の脇の Les Rousses の道標。

  • 同時刻・同地点。今日のコースは Serin、テレキャビンの中間駅経由でアンゼールまで。コースタイムは2時間55分。寄り道をする予定なのでもう少し時間がかかるだろう。<br />今日も昨日に引き続き全行程が黄色コースだ。気楽に歩こう。

    同時刻・同地点。今日のコースは Serin、テレキャビンの中間駅経由でアンゼールまで。コースタイムは2時間55分。寄り道をする予定なのでもう少し時間がかかるだろう。
    今日も昨日に引き続き全行程が黄色コースだ。気楽に歩こう。

  • 9時42分、Serinまでは一昨日レ・ゾダンヌ小屋(オーダンヌ小屋)から下ってきた時とほぼ同じルートを登る。Le Bâté に上る冬季リフト沿いに西へ少し登った後で左(南)に曲がり、その後ジープ道をショートカットして登る。

    9時42分、Serinまでは一昨日レ・ゾダンヌ小屋(オーダンヌ小屋)から下ってきた時とほぼ同じルートを登る。Le Bâté に上る冬季リフト沿いに西へ少し登った後で左(南)に曲がり、その後ジープ道をショートカットして登る。

  • 9時47分、再びジープ道と合流するところでまたもやジープ道をショートカットするハイキングコースに進む。

    9時47分、再びジープ道と合流するところでまたもやジープ道をショートカットするハイキングコースに進む。

  • 9時56分、一昨日下ってきたコースとはここでお別れ。前方の岩に赤い矢印と白いレ・ゾダンヌ小屋の文字がペンキで書かれているところだ。

    9時56分、一昨日下ってきたコースとはここでお別れ。前方の岩に赤い矢印と白いレ・ゾダンヌ小屋の文字がペンキで書かれているところだ。

  • 同時刻・同地点。道標をアップで撮影。今日は道標に従って南へと左折してジープ道を進む。

    同時刻・同地点。道標をアップで撮影。今日は道標に従って南へと左折してジープ道を進む。

  • 10時ちょうど。今日はここからほとんど幅広のジープ道を進むことになる。危険が無いので気楽に歩けるが、ハイキング気分に浸るには少し物足りないかもしれない。

    10時ちょうど。今日はここからほとんど幅広のジープ道を進むことになる。危険が無いので気楽に歩けるが、ハイキング気分に浸るには少し物足りないかもしれない。

  • 10時1分、美しいアルプをてくてく登る。今日も良い天気だ。

    10時1分、美しいアルプをてくてく登る。今日も良い天気だ。

  • 10時8分、建設中の新しい建物の後ろ(北西)に見える堂々とした岩山は、一昨日レ・ゾダンヌ小屋近くから見えた Six des Eaux Froides だ。

    10時8分、建設中の新しい建物の後ろ(北西)に見える堂々とした岩山は、一昨日レ・ゾダンヌ小屋近くから見えた Six des Eaux Froides だ。

  • 10時12分、Selin の分岐にコースタイムに2分遅れで到着。左端(北東)に見えるのは Mont Bonvin、クラン・モンタナの北、プレンヌ・モルト氷河の南に位置する山だ。

    10時12分、Selin の分岐にコースタイムに2分遅れで到着。左端(北東)に見えるのは Mont Bonvin、クラン・モンタナの北、プレンヌ・モルト氷河の南に位置する山だ。

  • 同時刻・同地点。道標をアップで撮影。ここから次の経由地 Duez までコースタイムは55分。

    同時刻・同地点。道標をアップで撮影。ここから次の経由地 Duez までコースタイムは55分。

  • 10時14分、右奥にAlpage de Serin の建物が見える分岐を左(南)に進む。正面(西)のもっこりした小山は冬季リフトの終点・Le Bâté。あそこに上がったとして、急な斜面をスキーでどのように滑り降りてくるのだろうか?

    10時14分、右奥にAlpage de Serin の建物が見える分岐を左(南)に進む。正面(西)のもっこりした小山は冬季リフトの終点・Le Bâté。あそこに上がったとして、急な斜面をスキーでどのように滑り降りてくるのだろうか?

  • 10時24分、小屋の後ろ・地図上1983mの分岐を左(南)に曲がり、

    10時24分、小屋の後ろ・地図上1983mの分岐を左(南)に曲がり、

  • 10時29分、地図上1984mの分岐を直進(南西)すると、

    10時29分、地図上1984mの分岐を直進(南西)すると、

  • 10時35分、右にマンブレ峠、左に峠に上るテレキャビンの中間駅が見える。

    10時35分、右にマンブレ峠、左に峠に上るテレキャビンの中間駅が見える。

  • 10時39分、正面(南西)にはモンブラン、

    10時39分、正面(南西)にはモンブラン、

  • 右手(南南西)にはシオンの町とその後ろに Mont Fort をピークとする山々、

    右手(南南西)にはシオンの町とその後ろに Mont Fort をピークとする山々、

  • そして右手後方(南東)にはビスホルンとヴァイスホルンを遠いながらも望むことができる。

    そして右手後方(南東)にはビスホルンとヴァイスホルンを遠いながらも望むことができる。

  • 10時53分、放牧されている牛のすぐそばを通り、

    10時53分、放牧されている牛のすぐそばを通り、

  • 11時13分、まもなく Grillesses と Conche (Ayent)を結ぶ冬季用リフトが見えてくると、このあたりが本日の最高地点。リフトをくぐると下りになる。

    11時13分、まもなく Grillesses と Conche (Ayent)を結ぶ冬季用リフトが見えてくると、このあたりが本日の最高地点。リフトをくぐると下りになる。

  • 11時21分、左手に1軒の家畜小屋を見ながら進み、

    11時21分、左手に1軒の家畜小屋を見ながら進み、

  • 11時24分、Duez に到着。コースタイム55分のところを1時間10分で通過。

    11時24分、Duez に到着。コースタイム55分のところを1時間10分で通過。

  • 同時刻・同地点。道標をアップで撮影。ここからマンブレ峠まで1時間で登れる。登ってみたいが歩いて下るのは大変だし、かと言って一昨日テレキャビンの復路チケットを無駄にしたので同行者に乗せてくれとは言いにくいし・・。

    同時刻・同地点。道標をアップで撮影。ここからマンブレ峠まで1時間で登れる。登ってみたいが歩いて下るのは大変だし、かと言って一昨日テレキャビンの復路チケットを無駄にしたので同行者に乗せてくれとは言いにくいし・・。

  • 同時刻・同地点。ということで、Tsalan d&#39;Arbaz 経由でテレキャビンの中間駅方面に向かう。

    同時刻・同地点。ということで、Tsalan d'Arbaz 経由でテレキャビンの中間駅方面に向かう。

  • 11時25分、Torrent de la Forniry という名の渓流を渡る。家族連れが水遊びをしている。

    11時25分、Torrent de la Forniry という名の渓流を渡る。家族連れが水遊びをしている。

  • 11時29分、Tsalan d&#39;Arbaz の家畜小屋がだんだんと近づいてきた時、

    11時29分、Tsalan d'Arbaz の家畜小屋がだんだんと近づいてきた時、

  • 11時33分、振り返って見た Duez の上の小山の頂きに大きな文字板があるのに気づいた。「なんだ、ありゃ?」

    11時33分、振り返って見た Duez の上の小山の頂きに大きな文字板があるのに気づいた。「なんだ、ありゃ?」

  • (写真を左右反転したもの。) ひっくり返すと「anzere」と読める。ということはあそこのさらに上に登ればインスタ映えする文字と風景が撮影できそうな気がする。が、小山とは言っても登るのが大変そうだし、所要時間も読めないので行くのはパスする。(あきらめの悪いことに結局、後日登ることにしたのだが。そしてそれは大失敗となったのだが。)

    (写真を左右反転したもの。) ひっくり返すと「anzere」と読める。ということはあそこのさらに上に登ればインスタ映えする文字と風景が撮影できそうな気がする。が、小山とは言っても登るのが大変そうだし、所要時間も読めないので行くのはパスする。(あきらめの悪いことに結局、後日登ることにしたのだが。そしてそれは大失敗となったのだが。)

  • 11時42分、Tsalan d&#39;Arbaz の牧畜小屋の向かいのレストラン。牧畜小屋とレストランの前後数10mの道は足の踏み場が無いほどの牛糞だらけで匂いが凄まじい。自分たちの感覚ではとてもこんなところでは食事ができないのだが、ヨーロッパ人のハイカーはここで楽しそうに食事をしたりワインを飲んだりしている。日本人が繊細すぎるのか、ヨーロッパ人がタフなのか・・。なるべく息をせずに足早に通り過ぎる。

    11時42分、Tsalan d'Arbaz の牧畜小屋の向かいのレストラン。牧畜小屋とレストランの前後数10mの道は足の踏み場が無いほどの牛糞だらけで匂いが凄まじい。自分たちの感覚ではとてもこんなところでは食事ができないのだが、ヨーロッパ人のハイカーはここで楽しそうに食事をしたりワインを飲んだりしている。日本人が繊細すぎるのか、ヨーロッパ人がタフなのか・・。なるべく息をせずに足早に通り過ぎる。

  • 11時49分、地図上2004mの Tsalan d&#39;Arbaz の分岐手前の景色が良いところにベンチがあったので、そこで昼食休憩とする。右奥にテレキャビンの中間駅が見える。

    11時49分、地図上2004mの Tsalan d'Arbaz の分岐手前の景色が良いところにベンチがあったので、そこで昼食休憩とする。右奥にテレキャビンの中間駅が見える。

  • 11時59分、昼食を食べながら南南東を望む。左のとんがり頭は La Maya。あんなにとんがっている岩山にも登るルートがいくつかあるらしい。その右が Dent d&#39;Hérens、マッターホルンの西隣の山だ。その手前の氷河はフェルペクレ氷河だろうか。<br />12時13分、午後の行程をスタートする。

    11時59分、昼食を食べながら南南東を望む。左のとんがり頭は La Maya。あんなにとんがっている岩山にも登るルートがいくつかあるらしい。その右が Dent d'Hérens、マッターホルンの西隣の山だ。その手前の氷河はフェルペクレ氷河だろうか。
    12時13分、午後の行程をスタートする。

  • 12時16分、地図上2004mの Tsalan d&#39;Arbaz の分岐を通過。頭上にマンブレ峠へ登る冬季リフトが走っている。

    12時16分、地図上2004mの Tsalan d'Arbaz の分岐を通過。頭上にマンブレ峠へ登る冬季リフトが走っている。

  • 道標をアップで撮影。通常のルートはここを左折(南)し La Brune 経由でアンゼールに下るのだが、今日は別のミッションがあるので、

    道標をアップで撮影。通常のルートはここを左折(南)し La Brune 経由でアンゼールに下るのだが、今日は別のミッションがあるので、

  • ルートを直進(西)し、マンブレ峠に登るテレキャビンの中間駅へと向かう。

    ルートを直進(西)し、マンブレ峠に登るテレキャビンの中間駅へと向かう。

  • 12時28分、中間駅の手前まで来た。「今日の別のミッション」とは「もうひとつのブランコを探すこと」。13日水曜日のハイキング・レポートにも書いたのだが、<br />「世界の景観地にブランコを設置しよう!」というプロジェクトがあり、当地アンゼールにも「Balançoire #Anzair」というタイトルで近郊2箇所にブランコが設置されている。アンゼール観光局のホームページによるとその2箇所とは<br />・Lourantze <br />・Crête du Bordé<br />とのこと。前者は事前に検索をしたところすぐに見つかったのだが、後者がわからない。直訳すれば「ボルデの稜線(尾根・丘)」で「ボルデ」は地名なのだろうが、それがどこなのかわからない。観光局に問い合わせたところ、「中間駅の建物の裏にある小さな丘の上にあります。」との回答だった。<br />というわけでブランコを探してぐるりと周囲を見回す同行者。

    12時28分、中間駅の手前まで来た。「今日の別のミッション」とは「もうひとつのブランコを探すこと」。13日水曜日のハイキング・レポートにも書いたのだが、
    「世界の景観地にブランコを設置しよう!」というプロジェクトがあり、当地アンゼールにも「Balançoire #Anzair」というタイトルで近郊2箇所にブランコが設置されている。アンゼール観光局のホームページによるとその2箇所とは
    ・Lourantze
    ・Crête du Bordé
    とのこと。前者は事前に検索をしたところすぐに見つかったのだが、後者がわからない。直訳すれば「ボルデの稜線(尾根・丘)」で「ボルデ」は地名なのだろうが、それがどこなのかわからない。観光局に問い合わせたところ、「中間駅の建物の裏にある小さな丘の上にあります。」との回答だった。
    というわけでブランコを探してぐるりと周囲を見回す同行者。

  • 12時30分、中間駅すぐ手前の分岐まで来たのだが、

    12時30分、中間駅すぐ手前の分岐まで来たのだが、

  • 同時刻・同地点。道標をアップで撮影。13日同様、道標にはブランコの表示がないし、ブランコも見当たらない。「小さな丘」らしいものは2つ上の写真の中間駅の背後(西)にあるが、そこに登る道も見当たらない。

    同時刻・同地点。道標をアップで撮影。13日同様、道標にはブランコの表示がないし、ブランコも見当たらない。「小さな丘」らしいものは2つ上の写真の中間駅の背後(西)にあるが、そこに登る道も見当たらない。

  • 行き当たりばったりで、とりあえずマンブレ峠に至るルート(北方向)を登ってみることにする。(写真は復路で撮影したもの。)

    行き当たりばったりで、とりあえずマンブレ峠に至るルート(北方向)を登ってみることにする。(写真は復路で撮影したもの。)

  • 話は変わるが、15日金曜日のハイキングレポートにも書いたように、テレキャビンの中間駅は「上り専用」で上りでしか途中下車はできず、下りは中間駅の上の方を通過してしまうので、中間駅を利用する場合は要注意。写真左上のテレキャビンが下り(左に進む)、右下のテレキャビンが上り(右に進む)。(写真は2枚を合成したものだが、撮影位置が少し違ったのでズレがある。)

    話は変わるが、15日金曜日のハイキングレポートにも書いたように、テレキャビンの中間駅は「上り専用」で上りでしか途中下車はできず、下りは中間駅の上の方を通過してしまうので、中間駅を利用する場合は要注意。写真左上のテレキャビンが下り(左に進む)、右下のテレキャビンが上り(右に進む)。(写真は2枚を合成したものだが、撮影位置が少し違ったのでズレがある。)

  • 10mほど登るとマンブレ峠に至るルートが二股に分かれるので、左(西)方向に進む。少し急な坂をえっちらおっちらと登っていくと、尾根に出て、西方面の視界が開ける。(写真はGoPro動画より抜き出したもの。)

    10mほど登るとマンブレ峠に至るルートが二股に分かれるので、左(西)方向に進む。少し急な坂をえっちらおっちらと登っていくと、尾根に出て、西方面の視界が開ける。(写真はGoPro動画より抜き出したもの。)

  • 尾根からマンブレ峠方向を見上げたところ。尾根には木製の標識とハイキングコースの標識がある。(写真は復路で撮影したもの。)

    尾根からマンブレ峠方向を見上げたところ。尾根には木製の標識とハイキングコースの標識がある。(写真は復路で撮影したもの。)

  • 木製の標識には「#ANZAIR」と書かれているが意味不明。(写真は復路で撮影したもの。)<br />※スイスの掲示板でいつもお世話になっているおーと様より「#Anz&#39;Air というのがこのブランコの名称みたいです。」とのご教示をいただきました。確かにアンゼール観光局のホームページには「Swings #Anzair」との記載があり、該当ページを読んでいたものの完全に失念しておりました。おーと様、ありがとうございました。

    木製の標識には「#ANZAIR」と書かれているが意味不明。(写真は復路で撮影したもの。)
    ※スイスの掲示板でいつもお世話になっているおーと様より「#Anz'Air というのがこのブランコの名称みたいです。」とのご教示をいただきました。確かにアンゼール観光局のホームページには「Swings #Anzair」との記載があり、該当ページを読んでいたものの完全に失念しておりました。おーと様、ありがとうございました。

  • このまま登っても仕方ないので、だまされたと思って「#ANZAIR」の標識が指す左方向(南)へと狭いハイキングコースを進む。(写真は復路で撮影したもの。)

    このまま登っても仕方ないので、だまされたと思って「#ANZAIR」の標識が指す左方向(南)へと狭いハイキングコースを進む。(写真は復路で撮影したもの。)

  • 12時40分、ハイキングコースとも言えないような細道を歩くこと数分、「こりゃ、無いね。間違いだ。」と思った瞬間、南側の見通しが良い小さな広場に出た。「あったあ!!」、ブランコが見つかった。<br />スイスの掲示板でお世話になっているN女氏にお教えいただかなければ絶対にみつけられなかった貴重なスポットだ。

    12時40分、ハイキングコースとも言えないような細道を歩くこと数分、「こりゃ、無いね。間違いだ。」と思った瞬間、南側の見通しが良い小さな広場に出た。「あったあ!!」、ブランコが見つかった。
    スイスの掲示板でお世話になっているN女氏にお教えいただかなければ絶対にみつけられなかった貴重なスポットだ。

  • Dent d&#39;Hérens を真正面に見る崖の傍にひっそりと佇むブランコ。ピクニックテーブルが2つあるのだが、ここにも誰もいない。というか、こんなところ誰も知らないし、誰も歩いてこないよー。アンゼール村の観光局がもう少し宣伝したほうが良いのではないだろうか?

    Dent d'Hérens を真正面に見る崖の傍にひっそりと佇むブランコ。ピクニックテーブルが2つあるのだが、ここにも誰もいない。というか、こんなところ誰も知らないし、誰も歩いてこないよー。アンゼール村の観光局がもう少し宣伝したほうが良いのではないだろうか?

  • ということで、ヴァレーの山々を背景に貸し切りブランコを堪能する同行者。

    ということで、ヴァレーの山々を背景に貸し切りブランコを堪能する同行者。

  • 12時44分、実はこのブランコ、同行者の肩あたりに座面があるので座るまでが大変。以前は後ろに倒れている棒が立っていてそれを使って登ったのだと思うが、今はなぜか倒れている。2人がかりでなんとかよじ登ることができた。

    12時44分、実はこのブランコ、同行者の肩あたりに座面があるので座るまでが大変。以前は後ろに倒れている棒が立っていてそれを使って登ったのだと思うが、今はなぜか倒れている。2人がかりでなんとかよじ登ることができた。

  • ブランコを崖(南)側から撮影。後ろに見えるのがマンブレ峠。

    ブランコを崖(南)側から撮影。後ろに見えるのがマンブレ峠。

  • 私もブランコにすんなりとは登れない。ヴァレーの山々を見ながら乗るブランコは最高だが、すぐ先が崖なので落っこちてしまいそうで少し怖い。

    私もブランコにすんなりとは登れない。ヴァレーの山々を見ながら乗るブランコは最高だが、すぐ先が崖なので落っこちてしまいそうで少し怖い。

  • 12時56分、これでアンゼールにある2つのブランコを制覇できた。名残惜しいが下山することにする。

    12時56分、これでアンゼールにある2つのブランコを制覇できた。名残惜しいが下山することにする。

  • 13時6分、テレキャビン中間駅近くの分岐まで下りてきた。これから上から2枚目の道標に従って La Brune 経由でアンゼールまで下る。

    13時6分、テレキャビン中間駅近くの分岐まで下りてきた。これから上から2枚目の道標に従って La Brune 経由でアンゼールまで下る。

  • 13時13分、テレキャビンの下をくぐり、尾根の南西側に出る。ブランコが見えないかと探したが、下からでは見つからなかった。

    13時13分、テレキャビンの下をくぐり、尾根の南西側に出る。ブランコが見えないかと探したが、下からでは見つからなかった。

  • 13時18分、下るコースの左にLa Bruneの大きな岩山が見えてくる。

    13時18分、下るコースの左にLa Bruneの大きな岩山が見えてくる。

  • 13時21分、La Bruneの岩山の手前にアンゼールに直接下るマウンテンバイク専用コースのゲートがある。

    13時21分、La Bruneの岩山の手前にアンゼールに直接下るマウンテンバイク専用コースのゲートがある。

  • ゲート左側に張られている案内板。赤のコースがマウンテンバイクのコースでここを下れれば青のハイキングコースよりもずっと行程を短縮できるのだが、残念ながら人・キックボード・馬・カートの通行は禁止されている。

    ゲート左側に張られている案内板。赤のコースがマウンテンバイクのコースでここを下れれば青のハイキングコースよりもずっと行程を短縮できるのだが、残念ながら人・キックボード・馬・カートの通行は禁止されている。

  • 13時26分、La Bruneの岩山が近づいてきたと思ったら、

    13時26分、La Bruneの岩山が近づいてきたと思ったら、

  • 同時刻・同地点。この岩山にハシゴがかかっていて、マウンテン・バイカーの中年女性が2度も上り下りしている。

    同時刻・同地点。この岩山にハシゴがかかっていて、マウンテン・バイカーの中年女性が2度も上り下りしている。

  • 13時29分、これがハシゴの長さ(怖さ?)が一番良くわかる写真。スイスの掲示板でお世話になっているO氏ならば間違いなく登られるだろうが、私は近づくのも嫌だ。

    13時29分、これがハシゴの長さ(怖さ?)が一番良くわかる写真。スイスの掲示板でお世話になっているO氏ならば間違いなく登られるだろうが、私は近づくのも嫌だ。

  • 同行者が「試しに」と上り始めた。「怖くないよ」と言うが、上の方まで行って下りられなくなった時に私は絶対に助けに行けないので、数段でやめていただく。

    同行者が「試しに」と上り始めた。「怖くないよ」と言うが、上の方まで行って下りられなくなった時に私は絶対に助けに行けないので、数段でやめていただく。

  • ハシゴ下にある道標。アンゼールまでのコースタイムは50分。時計回りだと中間駅まで30分、Les Roussesまで1時間55分。マンブレ峠へは1時間25分で登れる。

    ハシゴ下にある道標。アンゼールまでのコースタイムは50分。時計回りだと中間駅まで30分、Les Roussesまで1時間55分。マンブレ峠へは1時間25分で登れる。

  • 14時11分、松ぼっくりがたくさん落ちている静かな森の中を下り、

    14時11分、松ぼっくりがたくさん落ちている静かな森の中を下り、

  • 14時12分、Le Got の集落を通過。

    14時12分、Le Got の集落を通過。

  • 14時28分、村はもうすぐそこだ。疲れているが頑張ろう。

    14時28分、村はもうすぐそこだ。疲れているが頑張ろう。

  • 14時32分、最後に「シオンのビス」沿いの道と合流し、アンゼールのテレキャビン駅に到着。14時38分にアパートに戻り今日のハイキングも無事終了。<br />今日のコースも全体的に幅広でのんびりと歩けるファミリー向けのコースだった。2つ目のブランコも無事に見つけることができてミッションも成功した。このような「命の洗濯コース」も我が家にはこれから必要になっていくのだろう。<br />ブランコの存在をお教えいただいたN女氏に感謝いたします。

    14時32分、最後に「シオンのビス」沿いの道と合流し、アンゼールのテレキャビン駅に到着。14時38分にアパートに戻り今日のハイキングも無事終了。
    今日のコースも全体的に幅広でのんびりと歩けるファミリー向けのコースだった。2つ目のブランコも無事に見つけることができてミッションも成功した。このような「命の洗濯コース」も我が家にはこれから必要になっていくのだろう。
    ブランコの存在をお教えいただいたN女氏に感謝いたします。

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この旅行記へのコメント (5)

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  • おーとさん 2025/11/25 18:18:50
    とても参考になりました!
    毎度の詳細で実用的なレポートに心より感謝申し上げます。レ・ゾダンヌ小屋への周回ルートは我が家が昨年に挑戦して途中撤退したコースなので、特に興味深かったです。ラ・セル峠へのトラバースが迂回ルートになったとはいえ、残雪さえ無ければ道は比較的しっかりしていて、私が不安に思っていたレ・ルースへの下り道も急峻な岩場は殆ど無さそうに感じました。マンブレ峠から再挑戦する気にはならないものの、この辺りは来夏に別ルートで是非リベンジしてみたいところです。
    ラ・ブリュンヌへ登る長梯子も凄いですねぇ。或る意味ではシェーヴル峠の二連梯子より怖いかも知れませんが、山頂からは眺めが良さそうですよね。奥さまは挑戦意欲満々でいらっしゃったんですから、山頂からの写真をお見せいただきたかったところです。お引き留めになった優しいゴン太さんのお気持ちも理解できますが…。
    レ・グリイェスから出ているスキーリフトですが、ここまで滑り下ってきたスキーヤーをマンブレ峠やル・バテ方面へ再度引き上げるためのものでしょう。ここから下方は樹林帯になるので、アンゼール村まで滑って下るよりもレ・グリイェスからリフトに乗り込める方が効率的なんだと思います。

    ゴン太さん からの返信 2025/11/25 20:56:10
    Re: とても参考になりました!
    おーと様、さっそくのコメントをありがとうございました。
    スキーリフトの件、なるほどそのような発想は全く浮かびませんでした。レポート内に追記させていただきましたので、問題がありましたらご連絡ください。再訂正させていただきます。
    ハシゴについて、私はシェーブル峠のハシゴは上から(2度も!アホ!)こわごわと下を覗いただけですので本当の怖さを知らないのですが、ラ・ブリュンヌのは「これを勝手に登らせてしまうスイスって何なのだろう?」と驚くやら呆れるやらしてしまいました。このぐらいの高さがあると、普通はVia Ferrataのようにハーネスが必要なのではないかと思ったのですが・・。
    >お引き留めになった優しいゴン太さんのお気持ち
    いやいや、上の方で「怖いぃぃ。」と突然固まられても私は絶対に助けに登ることはできません(レ・ゾダンヌ小屋からの復路のわずか数段のハシゴも怖くてアブミの方を使ったぐらいです)ので、優しいのではなくてビビリのゴン太さんのお気持ちでした。
    おーと様、ありがとうございました。

    おーとさん からの返信 2025/11/25 21:16:29
    シェーヴル峠
    わざわざ2箇所も補記いただきまして、恐縮です。
    ゴン太さんはシェーヴル峠へ二度もお登りになってるんですかぁ。梯子を下る予定は当初から無く…なんですよね? 流石はアローラ愛も深いゴン太さんでいらっしゃいます。
    シェーヴル峠の梯子はほぼ垂直ですけど、岩壁にぴったり貼り付いてます。ラ・ブリュンヌの梯子は岩との隙間が広くて、結構な「空中感」がありますよねぇ。なかなかスリリングだと思います。

    ゴン太さん からの返信 2025/11/25 21:38:35
    Re: とても参考になりました!
    おーと様、シェーブル峠なんですが、1度目はレ・ゾデール滞在時にアローラから単純往復、2度目はアローラ滞在時にまずリードマッテンのコルに登り、コルから来た道を戻って2741mの分岐まで下り、そしてシェーブル峠まで登り下りをしてきました。本当にアホです。いかに私がハシゴを怖がっているかがこれで良くおわかりいただけると思います。リードマッテンのコルで会ったスイス人のおじさんが「俺はここから西側に下りて、ハシゴを登って戻ってくるよ。」と言ったので、「じゃあ競争だ!」と言ったのですが、見事に負けてしまいシェーブル峠のかなり手前で再会しました。良い思い出・笑い話です。
    岩壁にぴったりと貼り付いていても怖そうだなあ・・。下を見たらアウトだろうなあ。

    おーとさん からの返信 2025/11/25 21:53:37
    リートマッテン峠は未踏です
    いやいや、初めから引き返すつもりで峠へお登りになるなんて凄いと思いますよ。私は同じ道を歩くのが余り好きじゃなくて、なので一度シェーヴル峠を越えてしまえば、改めてリートマッテン峠へ行こうという気が起きません。ゴン太さんはお気に入りの村の周辺にあるハイキングコースを歩き尽くす執着心をお持ちのようで尊敬しております。

ゴン太さんのトラベラーページ

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