7月10日は雨天のため休養日とする。翌11日は快晴に恵まれたのでレッチェンタール（Löschental）へ向かう。カンデルシュテークからレッチェンタールはとても便利だ。鉄道一駅のゴッペンシュタイン（Goppenstein）から連絡のポストバスがあり、いろいろな登山口へと向かうことができるからだ。<br />これまで5回以上訪れているが、今回は終点のファフラーアルプ（Fafleralp、1768m）までバス、そこから歩き始めて展望地のクリンデルリッカ（Chrindellicka、2219m）まで登る計画だ。

スイス・ハイキングの旅 2024夏（3）レッチェンタールのクリンデルリッカに登る

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2024/07/11 - 2024/07/11

391位(同エリア522件中)

ロク６９さん

7月10日は雨天のため休養日とする。翌11日は快晴に恵まれたのでレッチェンタール（Löschental）へ向かう。カンデルシュテークからレッチェンタールはとても便利だ。鉄道一駅のゴッペンシュタイン（Goppenstein）から連絡のポストバスがあり、いろいろな登山口へと向かうことができるからだ。
これまで5回以上訪れているが、今回は終点のファフラーアルプ（Fafleralp、1768m）までバス、そこから歩き始めて展望地のクリンデルリッカ（Chrindellicka、2219m）まで登る計画だ。

エリア

その他の観光地(スイス)

旅行の満足度: 5.0

同行者: カップル・夫婦（シニア）

交通手段: 鉄道高速・路線バス徒歩

旅行の手配内容: 個別手配

カンデルシュテーク7:40発の列車で出発、ゴッペンシュタインでバスに乗り継いで8:36にはファフラーアルプに着く。大きな駐車場の奥にはレッチェンタールの最奥部が眺められる。中央の鞍部はレッチェンリュッケ（Löschenlücke、3154m）、右にせり上がったザッテルホルン（Sattelhorn、3744m）、さらにみぎの高峰はシンホルン（Schinhorn、3796m）だ。リュッケの手前にの小高い丘にあるアネン小屋（Anenhütte、2355m）が見えている。ここには
2014年に訪れている。
参考：2014年の記録
https://4travel.jp/travelogue/10935896
本日のコース図、ファフラーアルプのバス停から池で右へ曲がりあとは道なりに進むルートだ。
歩き出すとすぐに右手にラウターブルナーのブライトホルン（Breithorn、3780m）が見えてくる。厳つい岩肌に縞模様の着雪が印象的だ。
出発点の駐車場を振り返ると大きく山が迫る。左はレッチェンタラーのブライトホルン（Breithorn、3784m）、右はブライトラウイホルン（Breitlauihorn 3655m）だ。谷を見下ろすように大きく迫っている。我が家が乗ってきたバスもまだ停まっている。
右方向に雄峰ビーチホルン（Bietschhorn、3934m）が見える。ツンと尖ったピークが誇らしげに見える。

少し進んだ木々の間から眺めてみる。麓から中腹までの緑、上部の岩と雪の黒白のコントラストが美しい。
さらにカメラを引いて広角でビーチホルンと周辺の山々を見てみる。緑、黒、白の配材がさらにはっきりとして雄大な絵画のように見える。
反対側にはラウターブルナーのブライトホルンが見えている。谷を挟んで2つのブライトホルンを眺められるこの地は素晴らしい展望を持った地点だと思う。
さらにブライトホルンを拡大してみる。青空と黒と白の横縞模様が特徴的だ、手前に木々の緑色と対比を美しく思う。
高度が上がってレッチェンタラーのブライトホルンを眺める。ブライトホルンを挟んで右のラウイホルンと左のロンザヘルナー（Lonyahörner、3559m）がを従えた雄姿が見事だ。
下部に眼を転ずると出発したファフラーアルプの駐車場の車が豆粒のように小さい。
これまではゆったりとした登りコースを折り返しながら登ってきたが、ゴール手前は少し険しいガレた道を登る。1時間55分で目的地のクリンデルリッカに着いた。立派な十字架があり、大きな岩が展望台になっている。ブライトホルンをバックに十字架を入れてみた。
ビーチホルンのピークに雲が沸いてきている。ビーチホルンの左にちょこんとピークの見えるのはエルヴェリッグ（Älwe Rigg、3381m）だろうか。
ずっと右手は谷の下流方向、連なる山並みがすてきだ。左から赤黒い尖りはファルダムロートホルン（Faldumrothorn、2831m）、右の鞍部を経てゆったりとしたロイヒャーシュピッツァ（Loiherspitza、2843m）、次いで右の雪の多い鞍部がかつて歩いたレシュティパス（Restipass、2629m）、ロートホルンは雲が掛かって見えない。
参考：2015年のレシュパスの記録
https://4travel.jp/travelogue/11093821
ファフラーアルプのバス停はさらに小さくなって極少の豆粒となってしまった、約450mの高度差だ。

もう一度、十字架とレッチェンタールの山々をながめってから下山することにする。それにしても最高の天気に恵まれて良かったなあと何度もうなづきあった。
レッチェンリュッケとザッテルホルンも見事に見えている。
ラウターブルナーのブライトホルンとレッチェンリュッケ。
ファルダムロートホルンが少しはっきりと見えてきた。これを見ながら下山を始める。
少し降りたところにある印象的な木、雪の重さで枝たちは下へ傾いている。
直下から見上げるクリインデエルリッカの十字架、がっしりとした岩場の上に立っている。
さらに降った地点からの十字架、雲がおおく湧いてきている。
降りは速い、とんとんと進むと70分ほどでファフラーアルプのバス停まで降りてきた。バスを待つ間一軒だけある野外のレストランでビールで乾杯する。
バスに乗りる前の最後の写真、レッチェンリュッケとザッテルホルンを見ながらバスに乗り込む。
快晴の下、眺望を楽しみ楽しいハイキングができた喜びは大きい。
本日の全行動時時間は3時間30分、うち休憩20分、実動時間は3時間10分、上り降りとも650m、距離7.3kmだった。