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〈移動〉<br />2019/12/27(金) 13:20-17:35 成田-モスクワ 空路 SU261 アエロフロート<br />2019/12/28(土) 00:40-04:50 モスクワ-バクー 空路 SU1852 アエロフロート<br />2019/12/29(日) 21:35-22:55 バクー-トビリシ 空路 J2 9225 Buta Airways<br />2020/01/01(水) 20:20-06:55 トビリシ-エレバン 陸路 371 アルメニア鉄道<br />2020/01/05(日) 06:20-08:20 エレバン-モスクワ 空路 3202 S7航空<br />         17:00-08:35 モスクワ-成田 空路 4121 S7航空

2019年度年越し南コーカサス三国 5/8 ジョージア3日目

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2019/12/27 - 2020/01/06

272位(同エリア296件中)

ロマリアさん

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2019/12/27(金) 13:20-17:35 成田-モスクワ 空路 SU261 アエロフロート
2019/12/28(土) 00:40-04:50 モスクワ-バクー 空路 SU1852 アエロフロート
2019/12/29(日) 21:35-22:55 バクー-トビリシ 空路 J2 9225 Buta Airways
2020/01/01(水) 20:20-06:55 トビリシ-エレバン 陸路 371 アルメニア鉄道
2020/01/05(日) 06:20-08:20 エレバン-モスクワ 空路 3202 S7航空
         17:00-08:35 モスクワ-成田 空路 4121 S7航空

  • 2020年1月1日 元旦<br />昨日の大晦日は遅くまで出歩いていたので、9:30過ぎの朝食です<br /><br /><br />先に言うと・・・<br />この次の写真から、この日の前半の写真は、不慮の事故によりデータを飛ばしてしまった<br />そのため同行人の写真を使うのと、動画はSDを分けていたため生きていたので切り抜きつつ、ダイジェストのような感じになります

    2020年1月1日 元旦
    昨日の大晦日は遅くまで出歩いていたので、9:30過ぎの朝食です


    先に言うと・・・
    この次の写真から、この日の前半の写真は、不慮の事故によりデータを飛ばしてしまった
    そのため同行人の写真を使うのと、動画はSDを分けていたため生きていたので切り抜きつつ、ダイジェストのような感じになります

  • 夕方に出国するので荷物をフロントに預けつつ、ホテルをチェックアウト<br />この日も市内中心部に向かいます

    夕方に出国するので荷物をフロントに預けつつ、ホテルをチェックアウト
    この日も市内中心部に向かいます

  • Funicular<br />Liberty Square駅から徒歩15分ほど西側に歩いたところにある、ケーブルカーの乗り場へ

    Funicular
    Liberty Square駅から徒歩15分ほど西側に歩いたところにある、ケーブルカーの乗り場へ

  • 山の上のムタツミンダ公園に行きます

    山の上のムタツミンダ公園に行きます

  • 降り場はこんな感じ

    降り場はこんな感じ

  • 公園側はこんな感じの入口

    公園側はこんな感じの入口

  • 奥に行くと噴水があり

    奥に行くと噴水があり

  • クリスマスツリー発見<br />西欧のクリスマスは12月25日ですが、ジョージア正教のクリスマスは1月7日なので、片付けが遅れているわけではありません

    クリスマスツリー発見
    西欧のクリスマスは12月25日ですが、ジョージア正教のクリスマスは1月7日なので、片付けが遅れているわけではありません

  • 街を見下ろせるview pointも

    街を見下ろせるview pointも

  • 出店でホットワインを買って飲んだり(ワインは冷えていたほうが美味しい)<br /><br />元旦ということもあるのか分からないが人はまばらながらも、昨夜の花火のドンちゃん騒ぎと打って変わって落ち着いた良い雰囲気だった<br />https://imgur.com/6AXUkhx

    出店でホットワインを買って飲んだり(ワインは冷えていたほうが美味しい)

    元旦ということもあるのか分からないが人はまばらながらも、昨夜の花火のドンちゃん騒ぎと打って変わって落ち着いた良い雰囲気だった
    https://imgur.com/6AXUkhx

  • 公園を出てケーブルカーで降りて、東に歩きクラ川の方に向かう<br />Saarbruecken Bridgeという橋の手前の9 March Parkという公園で蚤の市があるということで行ってみた

    公園を出てケーブルカーで降りて、東に歩きクラ川の方に向かう
    Saarbruecken Bridgeという橋の手前の9 March Parkという公園で蚤の市があるということで行ってみた

  • アンティークだけでなく、絵画なども多く売られていた

    アンティークだけでなく、絵画なども多く売られていた

  • Rezo Gabriadze Marionette Theater<br />橋は渡らず橋1つ分川沿いを南下する<br />そのエリアはシオニ地区と呼ばれ、トビリシの中で最も西洋的に洒落た景観である<br />Nikoloz Bratashvili Bridgeに差し掛かったあたりに、レゾ・ガブリアゼ劇場とその前に時計台がある<br />ハリボテ感のある時計台だが作られたのは2010年らしい<br />ちょうど15時で仕掛けを見ることができた

    Rezo Gabriadze Marionette Theater
    橋は渡らず橋1つ分川沿いを南下する
    そのエリアはシオニ地区と呼ばれ、トビリシの中で最も西洋的に洒落た景観である
    Nikoloz Bratashvili Bridgeに差し掛かったあたりに、レゾ・ガブリアゼ劇場とその前に時計台がある
    ハリボテ感のある時計台だが作られたのは2010年らしい
    ちょうど15時で仕掛けを見ることができた

  • 平和の橋(The Bridge of Peace)を横目にNikoloz Bratashvili Bridgeを渡ります

    平和の橋(The Bridge of Peace)を横目にNikoloz Bratashvili Bridgeを渡ります

  • (以降、SDカードの写真データ復活!)<br />時計台から15分ほど歩くと、至聖三者大聖堂の入口へ

    (以降、SDカードの写真データ復活!)
    時計台から15分ほど歩くと、至聖三者大聖堂の入口へ

  • 至聖三者大聖堂、ジョージア語名で「ツミンダ・サメバ大聖堂」<br />ジョージアのみならず南コーカサスで最大の宗教建築物であり、世界の正教会の中でも最大規模と言われる

    至聖三者大聖堂、ジョージア語名で「ツミンダ・サメバ大聖堂」
    ジョージアのみならず南コーカサスで最大の宗教建築物であり、世界の正教会の中でも最大規模と言われる

  • 1階部分

    1階部分

  • ドームを見上げると、旗が2つ下がっている<br />調べたが何の旗なのか分からなかった、デザイン的にはセラフィム(熾天使)が近しいか

    ドームを見上げると、旗が2つ下がっている
    調べたが何の旗なのか分からなかった、デザイン的にはセラフィム(熾天使)が近しいか

  • この大聖堂はとてつもなく巨大で、その後東欧圏を何カ国か行ったがこの大聖堂を超えた広さの教会に出会っていない<br />何が言いたいかと言うと、大聖堂中を歩いて動画を撮って回ったが、写真を撮って回る2周目は断念した<br />そのため動画の切り出しとする<br />この画像は地下空間に入ったところ

    この大聖堂はとてつもなく巨大で、その後東欧圏を何カ国か行ったがこの大聖堂を超えた広さの教会に出会っていない
    何が言いたいかと言うと、大聖堂中を歩いて動画を撮って回ったが、写真を撮って回る2周目は断念した
    そのため動画の切り出しとする
    この画像は地下空間に入ったところ

  • 地下空間からさらに下の空間を見下ろす

    地下空間からさらに下の空間を見下ろす

  • (観光客が行ける限りの)地下空間の最深部

    (観光客が行ける限りの)地下空間の最深部

  • 1995年から建設が始まり、2002年に最初の礼拝が行われたとのこと<br />その後、昨日行ったシオニ大聖堂からジョージア正教の本部がこの大聖堂に移された<br />聖堂の総面積は5,000平方メートルを超えると言われる

    1995年から建設が始まり、2002年に最初の礼拝が行われたとのこと
    その後、昨日行ったシオニ大聖堂からジョージア正教の本部がこの大聖堂に移された
    聖堂の総面積は5,000平方メートルを超えると言われる

  • 17時が過ぎ、夕食を

    17時が過ぎ、夕食を

  • Homemade Juiceを頼むと、「quince」とのこと<br />調べると「マルメロ」、つまり「カリン」だった<br />カリンの原産地は中央アジアで、江戸時代に長崎から日本に入ったらしい

    Homemade Juiceを頼むと、「quince」とのこと
    調べると「マルメロ」、つまり「カリン」だった
    カリンの原産地は中央アジアで、江戸時代に長崎から日本に入ったらしい

  • 17時を過ぎ、有名な公衆浴場「No.5」へ<br />このあと20:20トビリシ発の寝台列車に乗ってアルメニアに向かうため、ここで入浴を済ませる<br />ちなみにこの浴場は温泉で、そもそもジョージアは温泉国である<br />「トビリシ」はジョージア語で「あたたかい場所」という意味で、温泉に由来するくらい温泉が根付いている<br />「王が狩りをしたとき、獲物の鹿を傷つけたが、鹿は温泉に浸かり傷を治癒し逃げ去った」<br />「王の鷹がキジを襲った時、共に温泉に落下して茹で上がった」<br />といった温泉にまつわる伝説がある

    17時を過ぎ、有名な公衆浴場「No.5」へ
    このあと20:20トビリシ発の寝台列車に乗ってアルメニアに向かうため、ここで入浴を済ませる
    ちなみにこの浴場は温泉で、そもそもジョージアは温泉国である
    「トビリシ」はジョージア語で「あたたかい場所」という意味で、温泉に由来するくらい温泉が根付いている
    「王が狩りをしたとき、獲物の鹿を傷つけたが、鹿は温泉に浸かり傷を治癒し逃げ去った」
    「王の鷹がキジを襲った時、共に温泉に落下して茹で上がった」
    といった温泉にまつわる伝説がある

  • 5ラリ

    5ラリ

  • 公衆浴場なので当然中は写真NG<br />とはいえ「tbilisi No.5」でネット検索すると浴場内の写真が出てくる<br />脱衣所のロッカーだけササッと撮った

    公衆浴場なので当然中は写真NG
    とはいえ「tbilisi No.5」でネット検索すると浴場内の写真が出てくる
    脱衣所のロッカーだけササッと撮った

  • ロッカーがボロいのは置いておき、<br />脱衣所にいる係の人が南京錠を開閉するため、鍵の管理はできない<br />開け間違いなどあったらどうしよう・・・浴場に持っていけないパスポートは・・・など考えても無駄なので祈りつつ浴場へ<br /><br />荷物も問題なく温泉もとても良かったのだが、<br />問題はその後で、決してのんびり過ごしていたわけではないが、あわや寝台列車に乗り損ないそうになった<br />入浴を終え、昨夜行ったワインバーに行き土産ワインを購入、そこからホテルに戻り荷物を受け取り、時間がないので駅までタクシーで行くことに

    ロッカーがボロいのは置いておき、
    脱衣所にいる係の人が南京錠を開閉するため、鍵の管理はできない
    開け間違いなどあったらどうしよう・・・浴場に持っていけないパスポートは・・・など考えても無駄なので祈りつつ浴場へ

    荷物も問題なく温泉もとても良かったのだが、
    問題はその後で、決してのんびり過ごしていたわけではないが、あわや寝台列車に乗り損ないそうになった
    入浴を終え、昨夜行ったワインバーに行き土産ワインを購入、そこからホテルに戻り荷物を受け取り、時間がないので駅までタクシーで行くことに

  • なんとか飛び乗った寝台列車がこちら<br />この間1枚も写真を撮ることもできず

    なんとか飛び乗った寝台列車がこちら
    この間1枚も写真を撮ることもできず

  • 部屋はこんな感じ<br />日本で前もってチケットを買っていたのだが、<br />個室の部屋は取れず(2国を往復する列車は2日に1便のみ、チケット購入できないと旅程が大きく崩れるためHPで張り付いていた。個室はそもそも存在しない?)<br />向かって左側の上下に同行人と自分<br />ちなみに右側の上下にはロシア人の家族がきた<br />マナーの良い家族で、全くストレスなくフレンドリーに過ごすことができた<br />日本から持ってきた抹茶のキットカットをあげると、ロシア人家族もお返しにロシアのチョコレート菓子をくれた<br />モスクワで歯医者をしているとのことだった

    部屋はこんな感じ
    日本で前もってチケットを買っていたのだが、
    個室の部屋は取れず(2国を往復する列車は2日に1便のみ、チケット購入できないと旅程が大きく崩れるためHPで張り付いていた。個室はそもそも存在しない?)
    向かって左側の上下に同行人と自分
    ちなみに右側の上下にはロシア人の家族がきた
    マナーの良い家族で、全くストレスなくフレンドリーに過ごすことができた
    日本から持ってきた抹茶のキットカットをあげると、ロシア人家族もお返しにロシアのチョコレート菓子をくれた
    モスクワで歯医者をしているとのことだった

  • こちらはロシアやトルコなど茶文化の国の列車に備え付けられているサモワール<br /><br />寝台列車は総じて快適であったが、ただ1つ喉の乾きだけが非常に辛かった<br />というのも、急いで列車に飛び乗ったため、飲み物を全く持っていなかったのである<br />さらに列車内は暖房がガンガン効いていた<br />未だにこの時を超える喉の乾きは経験しておらず、生命の危機を感じるレベルだったため中々気が狂いそうになった<br />そうしたとき、サモワールを見つけ、空のペットボトルにお湯を入れ冷めるのを待ちヌルいお湯を少しずつ飲んで耐えた

    こちらはロシアやトルコなど茶文化の国の列車に備え付けられているサモワール

    寝台列車は総じて快適であったが、ただ1つ喉の乾きだけが非常に辛かった
    というのも、急いで列車に飛び乗ったため、飲み物を全く持っていなかったのである
    さらに列車内は暖房がガンガン効いていた
    未だにこの時を超える喉の乾きは経験しておらず、生命の危機を感じるレベルだったため中々気が狂いそうになった
    そうしたとき、サモワールを見つけ、空のペットボトルにお湯を入れ冷めるのを待ちヌルいお湯を少しずつ飲んで耐えた

  • 通常は扉が閉まっていてサモワール本体は剥き出しにはなっていない<br />「ВОДА ДЛЯ ПИТЬЯ」の訳は「飲料水」

    通常は扉が閉まっていてサモワール本体は剥き出しにはなっていない
    「ВОДА ДЛЯ ПИТЬЯ」の訳は「飲料水」

  • 翌朝に着く寝台列車だが、入浴設備はない<br />歯ブラシ等のアメニティもなし<br />ベッドシーツは袋に入っていて部屋に置いてあった<br />ジョージア出国ーアルメニア入国の国際列車であるが、アルメニアのプリントがされた袋でテンションが上がる<br /><br />写真はここまでとなるが<br />今回の陸路コーカサス鉄道での越境については並々ならぬ期待と思いを抱いていた。<br />というのも、旧ソの国際列車については、<br />https://4travel.jp/travelogue/10144889<br />こちらの1999年にチェチェンに行った方の旅行記が非常に緊迫感を感じる刺激的なものであり、好んで何度も読んでいたからである。<br />また、旧ソ、特に南コーカサスにフォーカスして学習をしていたので、コーカサス諸国を結ぶこの鉄道は国家間の政治的繋がりを示す物理的繋がりの1つと捉えており、鉄道での越境は個人的にはこの旅行の大きな目的の1つであった。<br />上の1999年の旅行記によると、<br />バクーからモスクワに夜行列車で行く際にチェチェンを経由しなくてはならないが、<br />チェチェンは内戦状態であり武装集団が車両を止め、乗客は金銭を奪われるだけでなく時には命を奪われることもあったという。<br />今回トビリシを20:20に出発し、24時を過ぎたあたりにアルメニアとの国境に達し、<br />ジョージア側で1回、アルメニア側で1回列車は停車し、それぞれ出入国の手続きが行われた。<br />手続きといっても寝台列車の個室でパスポート片手に布団の上で座って待機していれば良く、<br />順番が来ると、開放されたドアの外の廊下で強面の審査官にパスポートをジロジロ見られる<br />この時の緊張は何にも代えがたい。というのも、そのチェチェンの件を妄想していたからだ。<br />その1999年チェチェンでは武装集団による寝台列車の各室の見回りと金銭の物色と強奪があり、部屋に鍵をかけたり抵抗した者は自動小銃で蜂の巣にされたと言う。<br />そんな話を想像しながら(今は安全そのものだが)コーカサス鉄道で国境を超えてみるというのは、非常に刺激的で感慨深い経験となった。<br />25時過ぎ、アルメニア側の入国審査が終わるとイベントは終了であり、ようやく安心して最終駅エレバン駅まで寝ることができる。<br />出入国で2回起こされたり、それまでの間は落ち着かないので、神経質な人は陸路での越境はオススメしない。<br />ただし先のチェチェンのことなどを知っておくと、何にも代えがたい感慨深い越境となる。<br />夜中に廊下に出て窓からコーカサスの田舎の真っ暗闇の風景をぼんやり眺めながらチェチェンの話を思い返し、コーカサスに来ることができたという喜びに浸った。<br /><br /><5日目終了>

    翌朝に着く寝台列車だが、入浴設備はない
    歯ブラシ等のアメニティもなし
    ベッドシーツは袋に入っていて部屋に置いてあった
    ジョージア出国ーアルメニア入国の国際列車であるが、アルメニアのプリントがされた袋でテンションが上がる

    写真はここまでとなるが
    今回の陸路コーカサス鉄道での越境については並々ならぬ期待と思いを抱いていた。
    というのも、旧ソの国際列車については、
    https://4travel.jp/travelogue/10144889
    こちらの1999年にチェチェンに行った方の旅行記が非常に緊迫感を感じる刺激的なものであり、好んで何度も読んでいたからである。
    また、旧ソ、特に南コーカサスにフォーカスして学習をしていたので、コーカサス諸国を結ぶこの鉄道は国家間の政治的繋がりを示す物理的繋がりの1つと捉えており、鉄道での越境は個人的にはこの旅行の大きな目的の1つであった。
    上の1999年の旅行記によると、
    バクーからモスクワに夜行列車で行く際にチェチェンを経由しなくてはならないが、
    チェチェンは内戦状態であり武装集団が車両を止め、乗客は金銭を奪われるだけでなく時には命を奪われることもあったという。
    今回トビリシを20:20に出発し、24時を過ぎたあたりにアルメニアとの国境に達し、
    ジョージア側で1回、アルメニア側で1回列車は停車し、それぞれ出入国の手続きが行われた。
    手続きといっても寝台列車の個室でパスポート片手に布団の上で座って待機していれば良く、
    順番が来ると、開放されたドアの外の廊下で強面の審査官にパスポートをジロジロ見られる
    この時の緊張は何にも代えがたい。というのも、そのチェチェンの件を妄想していたからだ。
    その1999年チェチェンでは武装集団による寝台列車の各室の見回りと金銭の物色と強奪があり、部屋に鍵をかけたり抵抗した者は自動小銃で蜂の巣にされたと言う。
    そんな話を想像しながら(今は安全そのものだが)コーカサス鉄道で国境を超えてみるというのは、非常に刺激的で感慨深い経験となった。
    25時過ぎ、アルメニア側の入国審査が終わるとイベントは終了であり、ようやく安心して最終駅エレバン駅まで寝ることができる。
    出入国で2回起こされたり、それまでの間は落ち着かないので、神経質な人は陸路での越境はオススメしない。
    ただし先のチェチェンのことなどを知っておくと、何にも代えがたい感慨深い越境となる。
    夜中に廊下に出て窓からコーカサスの田舎の真っ暗闇の風景をぼんやり眺めながらチェチェンの話を思い返し、コーカサスに来ることができたという喜びに浸った。

    <5日目終了>

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