2025/11/17 - 2025/11/20
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bajicoさん
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セビリア滞在の前半は、街の真ん中に立つ大聖堂に入場。他にもカルメンゆかりの闘牛場とセビリア大学(元たばこ工場)と城壁を訪れました。後半は、アルカサルやセビリア美術館を訪問し、セビリアが誇る数々の文化遺産に対面しました。どれもすばらしいものばかりで、ローマ時代から繁栄してきたセビリアの底力をひしひしと感じましたよ。
旅行記の構成
①カミニート・デル・レイとロンダ
11月5日~8日
②エル・トルカルとグラナダ
11月9日~10日
③アルプハラの村々
11月11日~13日
④コルドバ 一人旅開始 メスキータはすごい
1月14日~16日
⑤セビリア前半 カルメンはどこにいる
★⑥セビリア後半 アンダルシア第一の街の底力
11月17日~20日
⑦(終)マドリートは高原の街
11月20日~24日
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
19日、午前9時にホテルを出発。大聖堂前を通ってアルカサルの入口までやって来た。
アルカサルのチケットも、数日前にインターネットで購入しておいた。予約時刻は11時、まだ早い。 -
グアダルキビル川に向かって歩いて来た。川岸には黄金の塔が立つ。
黄金の塔 モニュメント・記念碑
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川沿いの道をちょっとお散歩。気持ち良いね。
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用心深い猫
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川なのにクルーズ客船が停泊している。浚渫で川底を深くし、港を整備して、大型船も入港できるようになっているんだ。
セビリアの港は、昔から街の発展に大きく貢献してきた。コロンブスも、ここセビリア港から新世界に向けて出発したんだって。 -
川を離れて、スペイン広場にやって来た。ここは1929年に開催された万博の会場として造られた。
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趣ある橋だ。スペイン広場の建物は、アンダルシアの建築様式(ムデハル様式)を取り入れて造られたそうだが、何だかヴェニスっぽい。
スペイン広場はスター・ウォーズのロケ地としても有名だそうだ。そのためか、多くの観光客で賑わっていた。
ここから引き返して、アルカサルの入口まで戻る。スペイン広場 広場・公園
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予約時刻ぴったりの午前11時、アルカサルに入場した。
この鮮やかな花はトックリキワタ。マラガでは街路樹としていっぱい咲いてた。 -
アルカサルはアルハンブラにとても似ているから、てっきりイスラム時代の宮殿かと思ったら、大間違い。14世紀、イスラム文化に魅せられたキリスト教の王様、ペドロ1世が建設を始めた。そして今でも、れっきとしたスペイン王室の宮殿だ。
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アルカサルも、先ほどのスペイン広場の建物と同様、ムデハル様式で造られている。ムデハル様式とはレコンキスタ以後、キリスト教文化とイスラム文化が融合して生まれた建築様式を指す。
でも、宮殿の中には、ムデハル様式というより、イスラム文化そのものじゃないかと感じさせる部分も多い。写真の、建物内を静かに流れる水路も、そんな場所の一つだ。 -
ベンチと噴水がある、小さな中庭
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宮殿の一角には、スペインの陶器やタイルが展示してあった。
16世紀に焼かれた陶器の大皿
金属のような光沢が不思議な感じだ。こうした陶器もイスラムの影響を受けているんだって。 -
こちらは18世紀の花柄の大皿
伊万里やマイセンに比べれば、素朴な感じ。 -
ここがアルカサルのハイライト、ペドロ1世宮殿の入口だ。さあ、入ろう。
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おやまあ、アルハンブラ宮殿そっくりじゃない。
アラヤネスの中庭、ライオンの中庭、ヘネラリフェ離宮の中庭、三つの中庭を合わせて割れば、こんな感じになるかな。アルカサル デ セビリア 城・宮殿
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真ん中を貫く水路と、周りを囲むアーチが良い感じだ。
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オレンジが植わっている花壇のレベルが、水路より低くなっている。おもしろい。剪定や実の収穫などをやりやすくする工夫のようだ。さらに、樹高が低いと、周りの美しいアーチが見やすいという利点もある。
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宮殿内部は、もっとアルハンブラを彷彿とさせる。壁一面、アラベスク模様や幾何学模様で埋め尽くされていて、すばらしい。
ちなみに、アルカサルも、アルハンブラほどではないが、なかなか混雑している。 -
きらきら輝く天井。アルハンブラ宮殿とはちょっと違うけど、壁ともうまくマッチしてすてきだ。
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入口のドアのデザインも独創的。
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さて、次は庭園に出よう。アルカサルの庭園は広大だ。
洞窟のような形の噴水。 -
庭園を横切って、長い回廊が伸びている。
前の洞窟のような噴水と言い、この回廊と言い、何となくルネッサンスのグロテスク趣味を感じさせる。こうした庭園の建造物の方が、ペドロ1世の宮殿より本来のムデハル様式らしい。ちゃんとイスラムとルネッサンスが混ざってる。ペドロ1世宮殿の方は、イスラム文化へのリスペクトが溢れ出ちゃっていて、融合というより、ほぼイスラム建築だ。 -
回廊から庭園を眺めると、とても気持ち良かった。
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ヤシが茂って、何だかとっても明るい雰囲気だ。
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庭園のあちこちには、黄と青の色が映えるタイルのベンチが置かれている。
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クジャクたちが庭園を闊歩していた。
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カルロス5世(1世)の東屋
カルロス5世ゆかりの建物は、グラナダにもコルドバにもセビリアにもある。どこに行ってもある。
彼はハプスブルク家結婚戦略のおかげで、神聖ローマ皇帝とスペイン王を兼ねていた。神聖ローマ皇帝としては5世、スペイン王としては1世だ。さすがに両方やるのは本人も大変だったらしく、息子にはスペイン王のみを譲り、神聖ローマ皇帝の方は弟に譲っている。
とにかく、彼の治世はスペインとハプスブルク家の全盛時代だから、あっちこっちに建物を建てるのも、当然と言えば当然だ。 -
再び、宮殿の内部に入る。
建物の中にある大きな水槽、プールみたいだ。ペドロ1世が愛妾のために造った浴場だというが、あまりお風呂っぽくない。でも、ちょっと艶めかしくて、不思議な雰囲気が漂っていた。 -
静かな中庭でぼんやりしてから、外に出よう。
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また、名物馬車のたまり場となっている広場に出た。
後ろに見えるのが、インディアス古文書館のようだが、スペイン語を読めない私はパスすることにした。もちろん、文書だけでなく、建物もすてきなんだろうけど、やっぱり肝心の文書が読めないとね…。Plaza del Triunfo 旧市街・古い町並み
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セビリアにはトラムが走っているが、路線の距離が短いので乗らなかった。
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やって来たのは、川に向かう道にあるカフェ・バー。
なんでここに来たかというと、オペラの「カルメン」に出てくる、"Manzanilla(マンサニージャ)"というシェリー酒を飲むためだ。
この酒を飲むというのは、留守番の主人の指令。私はそんなに興味ない。でも言われた以上ムゲにもできず、散歩の時にあちこちの酒場の看板を見ていたら、あった。それがこの店だ。見つけた時は朝だったので、さすがに飲めず、お昼に改めてやって来た。 -
そのお酒がこれ、飲みましたよ。正直、飲み慣れない味なので、おいしいとは思えなかった。結構強い、普通のワインの方が良いな。炭酸入りの水で割って飲んだら、何とかなった。
ちなみに、"Manzanilla"は、元々リンゴを意味する"Manzana(マンサーナ)"が語源。リンゴのような香りのものということで、お酒以外にも、カモミールティーを"Manzanilla"と言う。お酒とハーブティーでは全く違うので、気をつけなくちゃ。 -
カフェ・バーを午後2時半に出発し、のんびり歩いて30分ほどで、セビリア美術館にやって来た。午後は美術館でゆっくり絵を見よう。入場料1.5ユーロ。
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スペインの美術館なんだから、スペインの画家を見ていこう。プラド美術館ほどではないけど、なかなか見ごたえあり。また、プラド美術館は写真が撮れないけど、セビリア美術館は写真撮影OK。有名画家の絵を写真に収めちゃおう。
エル・グレコ「息子ホルヘ・マヌエルの肖像」1600年頃
エル・グレコは息子も画家だったんだね。 -
フアン・マルティネス・モンタニェス(帰属)「サン・ディエゴ・キサイ」1627年
彩色された木像彫刻だ。かなりひどい状態だったのを近年修復した。
サン・ディエゴ・キサイは日本の26人の殉教者の一人。彼らは死後聖人となり、絵画や彫刻作品に取り上げられ、信仰の対象となったようだ。 -
ベラスケス「聖人の頭部」1620年頃
プラド美術館所蔵の作品だが、セビリア美術館に寄託されているみたい。
ベラスケスも生まれはセビリア。
さすがベラスケス、小品だけど存在感抜群。 -
ムリーリョ
Immaculate Conception of the Choir "the Girl"
1668~69年頃
ムリーリョがたくさん描いた「無原罪のお宿り」の一つ。題名の意味がいま一つわからないので、訳してない。
非常に大きい絵だ。優しい雰囲気だけど、迫力満点。こんな大作の「無原罪のお宿り」が、何枚も展示してあり、正直ちょっと驚いた。 -
ムリーリョ「アレクサンドリアの聖カタリナ」1650年頃
この絵は、長い間スルバランや他の画家の作品だと思われてきて、最近になって、やっとムリーリョの絵だとわかった。、女性の顔がきりっと引き締まった厳しい表情で、あまりムリーリョらしくないことも影響しているのかな。 -
ムリーリョ「聖母子」1668~69年頃
こちらの聖母子はムリーリョらしい、可愛くて優しい表情だ。
セビリア美術館には、本当に様々なムリーリョの作品が展示されていた。今までは、ムリーリョの作品を可愛いだけの絵とちょっと馬鹿にしていたが、反省した。可愛いだけでなく、迫力や存在感もひしひしと感じられる。
ムリーリョのコレクションに関してだけは、プラドよりセビリア美術館の方が充実しているな。 -
スルバランの工房「聖マリーナ」1650年頃
同じ題材の絵が複数存在するようだ。 -
スルバラン「洞窟の聖母」1655年頃
セビーリャ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ホセ・デ・リベラ「使徒 聖ヤコブ」1634年頃
あまり聖人らしくない。最初は誰かの肖像画かと思った。 -
ドミンゴ・マルティネス
「Carro del Pregón de la Máscara」1748年頃
この絵は王立たばこ工場に飾られていた。スペイン国王の即位を祝って行われた、盛大な仮装馬車の行列を描いた8枚のうちの一枚。たばこ工場が行列のスポンサーだったようだ。
題名を直訳すると、「仮装した宣伝馬車」程度の意味かな。 -
セビリア美術館の建物も、元は修道院だった。だから趣あるね。
午後5時半に美術館を出た。 -
ホテルに帰る途中で、伝統的なチュロスを売っている店があって、せっかくだからと買ったら、すごく大きい。感じも日本のチュロスと違って、素朴な揚げ菓子だ。これが5本もあって、どうしようか悩んだが、何とか全部食べた。お腹いっぱいだ。チュロスはともかく、付ける方のチョコレートがおいしくて、助かった。
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夜の大聖堂付近をひと回りした。ライトアップされて、きれい。
セビリア大聖堂 (カテドラル) とヒラルダの塔 寺院・教会
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ヒラルダの塔もくっきり浮かび上がる。おやすみなさい。
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11月20日、朝食前に、もう一度散歩に出かける。すでに8時近いのに薄暗い。スペインでも、この時期は太陽が昇るのが遅い。
街角のマリア様 -
何で朝の散歩に出かけたかというと、静かなスペイン広場を見たかったから。前日は、観光客が多くて賑やかだったからね。
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前日は時間もなかった。今日はゆっくりしよう。建物の2階に上がって、広場を見下ろす。気分爽快。
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考えることはみんな一緒。昼間のような喧騒はないけど、ぼちぼち散策する人はいる。写真撮影をばっちり決めたい人も何組か来ていた。
こうして見ると、敷石のタイル模様がすてきだ。 -
帰りは、また川沿いの道。
この後、ホテルに戻って朝食をいただき、10時にチェックアウト。 -
時間はたっぷりあるので、スーツケースを引きながら、駅まで散歩。
働く車も狭い路地でがんばってる。 -
セビリア駅に到着。まだホームには入れないので、構内でブラブラ待つ。
写真の左にちょっと見える牛さんは、スペインの雑貨チェーン"ALE-HOP(アレ・ホップ)"のマスコット。"アレ・ホップ"はスペイン中あちこちにあって、見ているだけでも楽しい。ダイソーより少し高いけど、少し洒落てる。 -
いよいよ最後の目的地、マドリードに向かう。
セビリア発は12時25分、マドリードには15時7分着の予定。今回も"イリョ"だ。セビーリャ サンタ フスタ駅 駅
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乗車時間が2時間なので、ちょっと贅沢して、1等車の一人席。ガラガラでのんびりだよ。
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列車はオリーブ畑を抜けて、一路マドリードへ。
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