2025/11/17 - 2025/11/20
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bajicoさん
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スペイン旅行の計画がスタートした時、私はセビリアにあまり興味がわかず、日帰りにしようと思っていました。ところが留守番する主人が「セビリアは良いからゆっくりすべし」と言うのです。
何故なら、セビリアは多くのオペラの舞台になっているからです。まず、主人が大好きなモーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」と「ドン・ジョバンニ」、さらに、ロッシーニの「セビリアの理髪師」とビゼーの「カルメン」も、セビリアを舞台にしています。そんなオペラの聖地を、ササッと日帰りで済ますのはおかしいというのが、主人の意見です。
言われてみれば、その通り。セビリアには、大音楽家たちを惹きつけた、多くの魅力があるはずです。反省して3泊しました。変更は大正解、セビリアは本当にすばらしい街で、もっと滞在したい位でしたよ。
そんなすてきな街だったので、セビリアの旅行記は前半と後半の二つに分けています。
※Sevillaは、スペイン語では"セビーリャ"あるいは"セビージャ"に近い発音のようですが、一般的にはセビリアなので、そのままにします。
旅行記の構成
①カミニート・デル・レイとロンダ
11月5日~8日
②エル・トルカルとグラナダ
11月9日~10日
③アルプハラの村々
11月11日~13日
④コルドバ 一人旅開始 メスキータはすごい
1月14日~16日
★⑤セビリア前半 カルメンはどこにいる
⑥セビリア後半 アンダルシア第一の街の底力
11月17日~20日
⑦(終)マドリートは高原の街
11月20日~24日
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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11月17日、午前8時30分、コルドバのホテルをチェックアウトし、駅に向かった。この時は幸い、雨が降ってなかったので、徒歩で行けた。
9時頃にはコルドバ駅に着いて、構内のカフェでひと休み。 -
今日のパンは大きなパルミエ、サクサクが好きだ。
午前10時43分発のイリョ(iryo)でコルドバ出発。
途中車窓から外を眺めると、また大雨が降っていて、列車が止まったらどうしようと、ちょっと心配したが、そんな事もなく、無事11時30分過ぎにセビリアに到着した。 -
セビリア駅はくし形ホームのターミナル駅だ。
セビリアに到着した時、雨は上がっていたが、心配なので、駅構内のカフェでサーモンサンドを食べながら様子見。ちなみにコルドバもセビリアも、駅のカフェはちょっと値段か高い。 -
午後1時、雨は降って来そうもないので、大聖堂近くにあるホテルまで徒歩で向かう。駅は街の中心部から少し離れているので、スーツケースを引きながら40分近く歩いた。
道は平らだし、スーツケースは機内持ち込み可能なサイズなので、ガラガラ引いてもそんなに苦ではない。天気が良ければ、街の様子を観察しながら歩けるので、案外楽しい。
写真は、後日撮影したセビリア駅前の様子。セビーリャ サンタ フスタ駅 駅
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セビリアでのホテルは、大聖堂から数分の「ホテル・シモン」だ。午後2時前に到着したが、部屋に入ることができて助かった。ひと休みしたら街歩きに出発。
(この写真は後日撮影) -
まず大聖堂をひと回り。いたいた、観光馬車。そう言えば、セビリアは観光馬車が名物だったね。
観光馬車 その他の交通機関
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大聖堂やアルカサルに囲まれた小さな広場にあるのは、聖母マリアを讃える大きなモニュメント。四方に立つ銅像はセビリアの偉人のようだけど、私がわかったのはムリーリョだけ。
Plaza del Triunfo 旧市街・古い町並み
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巨大なセビリア大聖堂とヒラルダの塔。ここには明日入る予定。
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今日は夜のお楽しみがある。少し早めに夕食だ。こういう時はハンバーガーが良い。スペインのハンバーガーは、お肉がジューシーでソースとチーズがとろーりしている。私好みで、今までで一番美味しかったかも。ドイツや日本よりうまいよ。
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セビリアの路地は、とても入り組んでいて狭い。グラナダやコルドバの路地も狭かったけど、セビリアが一番すごいと思う。
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その狭い路地を、地元の車はちゃんと通り抜けていく。すれ違いもあり。セビリアのドライバーの運転技術と度胸には、脱帽するばかりだ。
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昼間、駅からホテルに向かう道、あちこちにフラメンコの看板があった。せっかくだから、一度はフラメンコを見てみたい。ということで、チェックインの時、ホテルの人に頼んで予約してもらった。
ホテルの人お勧めの中から、エイヤっと、勘で選んだのがここ。
後で調べたら、ガイドブックにも載っているフラメンコ博物館だった。
開演は午後8時半から。会場には200人程度が入る。
ここはタブラオではないので、フラメンコをきちんと作品として鑑賞する感じだ。写真撮影はできない。私はノリノリになるタイプではないので、こうした会場で落ち着いて見られて、本当に良かった。もちろんすばらしい歌と演奏と踊りで、ブラボーだ。フラメンコ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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会場の博物館の入口には、クリスティーナ・オヨスの写真が飾られていた。思い出した、有名なダンサーだ。数十年前、彼女のフラメンコを映画で見たんじゃないかな。
ついでに、有名なフラメンコギタリスト、パコ・デ・ルシアも思い出した。一時彼に凝って、CDでよく聞いていたのに、すっかり忘れてる。老化かな、情けない。 -
今回泊まったホテル・シモンは、大聖堂のすぐそばにある古いホテルだ。18世紀の建物だそうで、雰囲気ある内装がすてきだ。
ホテル シモン ホテル
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泊まった部屋は、私一人なのに随分広かった。ベッドは3つ、どれに寝ようか迷っちゃった。個室もタイルで飾られている。
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ただ、古いので設備は必要最小限だった。バスタブはあったが、冷蔵庫や湯沸かしポットはない。広すぎて暖房の効きが悪く、なかなか暖まらない。
でもその分、料金が良心的、3泊で約203ユーロだった。うれしいね。 -
料金がそんなに高くないので、朝食は3回ともホテルで食べた。1食12ユーロなので、3回食べても1泊15000円を切る。何てケチくさく計算しているんだ。
でも、おかげで、ビタミンやたんぱく質をちゃんと摂れたよ。 -
朝食の会場にも美しいタイル。
フラメンコで前夜の帰りが遅くなったので、18日はスタートがゆっくりだ。10時にホテルを出た。
この日は大聖堂に入場する。インターネットでチケットを買ったら結構混んでて、予約した時刻は11時55分。まだ少し時間に余裕があるので、どこか散歩に行こう。 -
ホテルからすぐ近くに闘牛場がある。セビリアの闘牛場と言えば、「カルメン」の終盤、カルメンがホセに刺される場所じゃないの。
闘牛場の前には、伊達男の闘牛士の銅像。銅像の後ろでは、仲良し伊達男3人組がお茶しながら、おしゃべり。スペインは結構朝が早いというから、ちょっと一服かな。
ところで、この銅像の闘牛士クーロ・ロメロ氏は、調べたところ、90歳を超えるがご存命らしい。 -
青空に映える闘牛場だ。入場料は12ユーロだった。さっそく中に入ろう。
マエストランサ闘牛場 建造物
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闘牛場の中には博物館もある。
闘牛の様子を描いた版画。これは闘牛士が華麗に技を決めている。 -
でも、失敗すると、こんなことになってしまう。この絵を見ると、牛もさることながら、馬がかわいそう。
現在、闘牛は存亡の危機に立っている。もしかしたら消滅するかもしれない。確かに、闘牛は牛も馬もかわいそうだし、人間だってうっかりすると命を落とす。でも、一方で長い伝統を持つ文化でもある。難しい問題だ。 -
豪華な闘牛士の衣装、ぴっちり体にフィットするタイプだ。
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闘牛場の中の廊下。カルメンはこんなところで刺されたのかしら。闘牛場から聞こえる歓声の中、ホセとカルメンが対峙するクライマックスの場面が、目に浮かんでくる。
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闘牛場のアレーナに出た。
小学生が社会科見学に来ていた。 -
アレーナの赤茶けた砂の色が印象的だ。
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バルコニーの所が貴賓席のようだ。
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闘牛場から通りへの出口近く。このあたりも人気がなさそう。廊下じゃなくて、こっちでカルメンは刺されたのかも。
カルメンゆかりの場所と言えば、たばこ工場もある。オペラの第1幕はたばこ工場が舞台、ここでカルメンとホセが出会う。今はセビリア大学になっているので、行ってみよう。 -
闘牛場から徒歩15分位で、セビリア大学に到着。大学の門には「王立たばこ工場(Fabrica Real Tabacos)」と書かれたタイルが飾られていた。
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セビリア大学の外観、昔の王立たばこ工場だ。
旧王立タバコ工場(現セビーリャ大学) 建造物
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大学構内の中庭。この写真は、翌日再訪した時に撮ったもの。
内部はとても立派で、元工場とは思えない。 -
11時55分の予約時間が近づいたので、大聖堂まで戻り、ヒラルダの塔近くの入口から入場した。
さすが「正気の沙汰とは思えないほど巨大な聖堂」をめざして建てただけのことはある。滅茶苦茶でかい。 -
まずはヒラルダの塔に上ろう。ここの通路はスロープで、比較的幅がある。そのためか、人数制限していないようだ。
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てっぺんからセビリアの街を眺める。遠くまで家々が立ち並んでいる。
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川にはクルーズ客船が接岸しているようだ。セビリアを流れる川も、コルドバと同じくグアダルキビル川だ。グアダルキビル川はなかなかの大河だね
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塔を下りて、広い大聖堂の内部を歩き回る。
こんな愛らしい人形があったりする。 -
セビリアの大聖堂も元はモスクだったようだが、コルドバと異なり、モスクは全部壊され、聖堂が新しく建て直された。でも、基礎はモスクのものなので、平面プランはメスキータとよく似ていて、四角い形だ。ゴシック様式の大聖堂は、十字架型の平面プランが多いから、四角は珍しいかな。
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セビリア大聖堂といえば、これでしょ、コロンブスの墓。私もこれを見たくてやって来た。
セビリア大聖堂 (カテドラル) とヒラルダの塔 寺院・教会
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4人の王様に担がれている。豪華な墓だ。
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オルガンも華麗で大きい。
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主祭壇には、精巧な木彫に金箔を貼り付けた、巨大で豪華絢爛なパネルが置かれている。ちょっと息を呑む。
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いくつもの窓に区切られていて、その一つ一つに、新約聖書の様々な場面が彫られている。イエス・キリストと聖母マリア様の生涯だね。
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外に出て、オレンジの中庭から大聖堂を見上げた。
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こちらは先ほど上ったヒラルダの塔。この塔はイスラム時代のミナレットを、そのまま転用したようだ。
午後2時前、大聖堂を後にした。お腹が空いたので、何か食べよう。 -
大聖堂からホテルのある通りに戻り、近くのイタリア料理店でパスタを食べた。スペインでは、ピザは結構あったが、パスタはあまり見なかったかな。
このパスタはカルボナーラ風、麺は平打ちで太目。ちゃんとアルデンテで満足の味。スペインは何でもおいしい。 -
昼食後は、市街地の北、マカレナ地区にある城壁を見に行った。
徒歩で行ったので、大聖堂あたりからは、1時間以上かかった。グーグルマップを見ながら、知らない路地に入って行く。グーグル先生は結構乱暴で、「こんな道狭くて恐くて通れないよ」と思う箇所も「行け」っと指示する。時々、遠回りでも広い道にそれたりしながら、あちこちの街角を通り抜けた。ちょっと迷子になったけど、楽しい街歩きだった。 -
そう、コルドバは雨で街歩きができなかったけど、セビリアは晴天で、街歩きが楽しい。
午後4時30分頃、やっとマカレナ地区の城壁に到着した。
セビリアの城壁はイスラム時代に遡る貴重な遺構だが、現在は一部しか残っていない。マカレナ地区にはその城壁が500m位続いている。
なんで城壁に来たかというと、ここもカルメンに関係するから。オペラでは、カルメンがホセを誘ったリリアス・パスティアの酒場が、城壁近くにあるという設定になっている。この酒場は架空の場所なので、たばこ工場(現セビリア大学)近くや、川向うのトリアナ地区がモデルだとされているが、私は郊外の城壁ということで、ここにやって来た。 -
城壁にはマカレナ門があった。回りには酒場やカフェもあり、カルメンが出てきてもおかしくない雰囲気だ。
また、門の隣にはマカレナ教会があり、ちょっと中で休憩したが、のんびり教会の空気を楽しんだので、写真は撮らなかった。 -
もう午後5時を回っている。さあ、帰ろう。往きはどこを通ったかはっきりしないけど、方向が合っていれば、きっと大聖堂にたどり着けるよ。夕日に輝く教会の塔がきれい。
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大通りに出たら、巨大で奇抜な現代建築が現れた。メトロポール・パラソルと言うらしい。2階屋上の広場でひと休み。
メトロポール パラソル 現代・近代建築
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歴史がありそうなケーキ屋さんがあったので、洋ナシのタルトを買った。お腹が空かないので、夕食はこれとスタバのアイスコーヒーでおしまい。もちろんタルトはおいしかった。
明日もセビリア、アルカサルを見に行く。
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2025秋 遥かなるアンダルシアへ
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