2025/05/23 - 2025/05/26
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mom Kさん
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初めてのポルトガルは、もう40年も前なのに強烈な印象を残している。
マドリ―発の特急タルゴ寝台車4人部屋。同室は、少し年代上のヨーロッパ在住の日本人夫妻。「エヴォラのボウサダに泊りに行きます。」と話してくれた。彼らは、夜明け前のEvora駅に降りて行った。十数年後、私たちも。
リスボンの駅は、アトーチャ駅やモンパルナス駅とは全く違い、拍子抜けするほどくすんだ素朴さが感じられた。
リスボン→ナザレ→ポルト、全一週間の短い旅だった。だからかもしれない。ポルトに着いた時の華やぎは、首都リスボンと全く次元が違うことに驚いた。リスボンは虚ろな表情の都会だったのが、ポルトは洗練されていた。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- エティハド航空
-
ここポンテデリマに降り立ったのが二日前だなんて、不思議な気分。
私の部屋、映画シーンのようなbarと寡黙な店主夫妻、それに町はずれ幹線道路沿いの早朝パンとケーキのお店。かけがえのないものに出合えた。また心が膨らんだ。
到着した日、タクシーを呼んでくれたチケット売り場の女性に「アリガトウゴザイマス。」を伝えて、出よう。 -
それほど古さを感じない大きなポルトバスターミナルに着いた。
昔、ポルトヘはスペイン カステージャ地方から二度バスで入っている。このバスターミナルは全然記憶と異なる。1996年から1997年のことだから、移転したのかもしれない。あの頃は、地上の広くないバス停から、朝の広い通りを真っ直ぐ下った。 -
リスボンまで3時間30分で着くのですか!
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4日後のトマール行きのバスチケットを買わなければならない。半地下のバスプラットホームで尋ねたら、♂「あっちだよ。階段を上がったら、○○〇があるから。」
やはり、有人窓口は見つからなかった。作業服を着ている人に頼んで、買ってもらった。オブリガード。 -
列車駅には隣接しているはずなのに、人もまばらな裏通路のようなところを歩き、そしてこのエレベーター。
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扉が開くと地下道。上がってみると、駅のホームと言う具合。
苺の季節。
人ごみの狭い構内の苦手な切符自動販売機。親切なportoダンディ氏にメトロの切符を買ってもらう。それから、私を駅舎の外に誘い、「あそこから乗るんだからね。」と噛んで含めるように教えてくれた。ポルトカンパニャン駅 駅
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ホテル最寄りメトロ駅の階段を上がってみれば、ここ。
全く記憶のポルトではない。市中でこんなに長くて新しいような建物は、あの頃のポルトでは見ていない。 -
ここ?ここがあの市場?違うよ。心が叫んだ。
最後にポルトを訪れたのは、1997年。
そうだよね。そうだよね。
自分をなだめながら、とぼとぼ宿探しに向かった。 -
坂を上がって、曲がって、また上がって、忘れないように振り向いて、曲がり角の建物を覚えながら着いた。
私の部屋の扉を開ければ、キッチン。 -
市場のそばがアルマス礼拝堂だったなんて、すっかり忘れている。
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まるで流行りのショッピングセンター風。
違うよねえ。私は、昔の私に呟く。
あの市場をこんな風にしたら駄目だよねえ。 -
もちろん、果物屋さん、八百屋さんは、積み上げている。
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壁際には、ハムのお店。
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お姉さんは、ただの店員さんではないと分かった。品物の扱いが違った。長く続く家業の自信と誇りが感じられる応対。市場健在。ポルトガル語はさっぱりの私。つたないスペイン語で尋ねて、2種類購入。
こんなふうにハムを買った覚えは、スペインではない。最初の訪れでも思った。ポルトってグルメな街だなあ。関西人の身体が呼応した。 -
ジュース屋さん店頭。どうして分離しないんだろう。それと、二種ミックスがほとんどはなんでだろう。
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今やポルトガル缶詰は、ブランドでありファッションブティックさながら。
開けられないよねえ。空気でもいいんじゃない。それなら、たくさん持ち帰れるよ。 -
肉ハム店舗とは反対側の壁際は、水産物。
しかも生魚の魚体まるごとコーナーは少なく、こんな感じ。
京の錦通りと同じ。世界中からの観光客様御用達。
ローカルは、完全に追いやられている。 -
このハムは、あのお姉さんのお薦め。初めて目にしたので尋ねたから。
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コインブラからポルトガルの野菜スープにハマっている。
帰り道、小さな食料品店でお水を買うついでに目に入ったチーズ。これもハム同様初めての味で、以後ぞっこん。 -
私も世界からのれっきとした観光客。ムール貝一皿手に取ってしまった。
初めてのポルト食事。
長い一日が終わる。まだお日さまは、昼間の輝き。 -
二日目。やっぱり早起き。
朝ごはんは、お気に入りを見つけるぞ。
お宿の通りに、2,3軒見つけていた。
とりわけ旅先では、食に心全開。 -
ここだな。
店頭で待ち合わせのような女の子たち。土曜日だね。
外から一番温かみが感じられたカフェテリア。
まず鱈のコロッケとエッグタルトが運ばれてきた。 -
ガラオンが届く前に、熱々鱈コロッケをパクパク。
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彼は、フロアを仕切る。喉頭がんだったのかもしれない。器具を通した声。
調理は、どうやら女将さん。カウンターと奥のキッチンを行き来して、お料理を出す。 -
このお店。一度でBingoだった。一層ご機嫌な今日の始まり。
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リスボンのように大地震にも大火事にも見舞われなかったに違いない。
こんな集合住宅が市中に並ぶ。 -
アルマス礼拝堂
祈る男性の後ろに座り、無になって見とれていました。 -
マジェスティックcafeですか。
もうおぼろげな記憶。今は、あのエレガントな店内は望めないでしょう。
”ポルト市民だけの日”を設けてあげたい。 -
サント イルデフォンソ教会
立ち止まっては周りを楽しみ、ゆっくり下っていったら、出合った。地図を見て名を知る。 -
礼拝堂も人が少なく、静かだった。周りをじっくり眺め、宝物館が続いていたので細い階段を上がった。
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美しく優しい雰囲気をたたえる教会。横手に周って、そこから見上げる空もポルトしている。
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今日は、土曜日。広場では、市がたっていた。もちろん観光客の通り道。缶詰アートを見ると、目が飛び出るお値段。ただ空き缶をひと練りする程度のデザイン。
アンティーク缶なのかもしれない。
私は、マラッカの日曜蚤の市でためらって買わなかったアンティークタイルを2枚買った。 -
ドン・ルイス1世橋にたどり着いた。
欄干にポルトの絶景が描かれた売り物の絵が並んでいる。 -
あそこから電車が地上、橋上に現れるのですね。
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素晴らしい初夏を身体いっぱいに受け止めて、誰もが幸せオーラ。
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向こう岸のサンディマンが見えるかなあ。
数年空けて二度も楽しんで満足。きっといろいろなことが変わっているだろうし、今回は行かない。 -
電車のお通りです。
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来れたよ、私。
あれから数年後、思いもしなかった病。お医者様曰く、この時もう異変は始まっていたと。サラマンカで歩く姿をTOMOchanに褒められた46キロの若かった私。
今は体重51キロを行ったり来たり、あのころの私も声もない。でも、でも6回の手術を乗り越えたよ。
一人で、今ここに、変わらぬ美しさのポルトに立っているよ。 -
きっと城壁内だろう。ツアーの旗の後を歩く人が多い。
日の当たる場所と影の部分が際立っている。
ペルーの音楽が聴こえてきた。壁際の陰に入って、通りすがる外国語を聞きながら、しばらく休んでいた。 -
やっぱりあそこでランチをしよう。
ポリャオン市場のある通りを戻っていくと、ヴァイオリンが聴こえてくる。只モノではない演奏ぶり。クラシックからジプシー音楽のようなものからポップスまで。止まることなく弾き続ける彼。二十歳になっていない体つき。すごすぎる。 -
熱くなった身体にビール。ジョッキの生ビールはなかった。ここはバルではないし、カウンターにノブがない。彼に何度も尋ねても瓶ビールの種類を見せてくれるだけ。で、これに。
もちろん今日のスープは、即通じた。これでいいんです。これで。 -
満足満足。帰室。
-
お昼寝から覚めて、静かなサロンでBaguetteサンドを食べていた。部屋からふらり現れた南米からのミドル男性と目が合った。挨拶。
この時間帯、誰にも会わず、キッチンは誰かが使っている形跡なし。
♂「ポルトって、美しいよねえ。」と感に堪えたようにつぶやく。
私、口にパンが入ったまま、激しくうんうんした。
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