2025.11 滋賀屈指７つの紅葉名所と「湖南三山」「湖東三山」（2）湖南三山・常楽寺

2025/11/22 - 2025/11/22

2025年の紅葉の旅、第二弾『知る人ぞ知る東近江の紅葉名所「永源寺」も　滋賀屈指７つの紅葉名所と「湖南三山」「湖東三山」２日間』です。
１日目は湖南三山①善水寺・②常楽寺・③長寿寺、２日目が、④永源寺、湖東三山⑤百済寺・⑥金剛輪寺・⑦西明寺を周る旅です。
湖南三山の善水寺に続いて常楽寺に参拝しました。

エリア 甲賀(滋賀)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス 新幹線
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

続いて阿星山の北麓にある湖南三山「常楽寺」へ。のどかで閑静な集落にあります。

こちらも団体は我々だけ。ゆっくり鑑賞できます。

境内の南方，山門の西に位置する鐘楼。

境内へ入ると、桧皮葺の風情ある本堂と、その後ろに悠然とそびえる三重塔。共に国宝に指定されている威風堂々とした名建築で、その重厚さはさすがに圧巻です。

平安時代には同じく湖南三山の長寿寺とともに歴代天皇の尊崇が厚く、阿星山五千坊と呼ばれるほどの天台仏教園を形成していた古刹ですが、近年では無住職の時代もあったようです。

本堂には秘仏の千手観音坐像や釈迦如来坐像の他、二十八部衆立像 があったのですが無住職時代の1981年に風神、阿修羅王、摩睺羅伽王の3躯が盗難に遭ったそうです。

国宝本堂・三重塔を囲むように8種類380本のモミジがあり散策路から見ることができます。

南北朝時代建立の木造入母屋造檜皮葺本堂。国宝です。

常楽寺本堂 寺・神社・教会

室町時代建立の国宝三重塔

常楽寺三重塔 名所・史跡

本堂、美しいですね。

本堂の裏の斜面に西国三十三所の石仏が配されていて、１５分程度で一回りできます。これを巡ると、さまざま角度から本堂と三重塔を見ることができます。

モミジのほか1000本のドウダンツツジも紅葉し、鮮やかに染まった紅葉と国宝本堂・三重塔とが組み合わさった圧巻の眺めが楽しめます。

こちらの紅葉も見頃でした。

赤と黄色

ススキも見られます

本堂と紅葉

幾多の戦火を逃れ今に残る本堂と三重塔は、古から続く天台宗の歴史を今に伝える貴重な遺構です。

ぐるりと回り降りてきました。

本堂に入るとご本尊の千手観音は、秘仏のため拝見することはできませんでしたが、壇の脇には、眷属である二十八部衆と風神雷神の像が所狭しと並べられており、なかなか圧巻の光景でした。

常楽寺の御朱印

常楽寺をあとにし、長寿寺へ