2025 スペイン・ポルトガル グルメ旅行(4) サンセバスチャン2日目～ナバラツアー～

2025/10/04 - 2025/10/12

3日目。
この日は専用車でザビエル城、パンプローナ、オリテ王宮を巡る「ナバラ充実の一日ツアー」を利用した。
バスク地方についてリサーチしてる最中に偶然このツアーを発見し、フランシスコ=ザビエル誕生の地というのが異様に気になってしまい、昼間の見所の少ないサンセバスチャン観光の時間を削ってこのツアーを組み込むことを決めた。
申し込んだ時点では全くノーマークだったが、昼食に立ち寄るだけと思っていたパンプローナも調べると楽しげな町で、事前にヘミングウェイの「日はまた昇る」を入手して読破してから行ったのでより楽しむことができた。
日本人のガイドをつけることも可能ではあったが、ただでさえ貸切り専用車で高額だったのと、ザビエル城に日本語オーディオガイドがあるということで、日本人ガイドはなしとした。

初日はこちら→ https://4travel.jp/travelogue/12014176

エリア サンセバスチャン(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

この日は8:30にツアーの車が迎えに来る。
旧市街に早朝から営業しているバルがありそうな調べはついていたが、ホテルから旧市街までが事前に思っていたより遠く感じたこともあり、ホテルの朝食を選択した。
22ユーロと高かったが、トロットロのトルティーヤ食べ放題（←さすがにおかわりはしてない）で満足。

8時半にホテルを出発。1時間半ほど走ってザビエル城に向かった。

ザビエル城。

ハビエル城 城・宮殿

フランシスコザビエルの描かれた巨大タイルが出迎える。

ハビエル城 城・宮殿

月曜の午前中だからか、人の気配がない。
城内もほぼ貸切り状態だった。

ハビエル城 城・宮殿

門をくぐって入場。受付でオーディオガイドを借りて見学スタート。

ハビエル城 城・宮殿

ザビエルの生涯をたどる模型と人形が10パターンぐらい並んでおり、オーディオガイドを聞きながら進む。

ハビエル城 城・宮殿

日本で作製されたであろう絵画もいくつも展示されている。

ハビエル城 城・宮殿

教科書に載っていたのとは異なるが似た構図の肖像画。

ハビエル城 城・宮殿

歴史博物館を日本語オーディオガイドで見学という感じ。
満足度は非常に高かった。
ちょうど1時間かけて城内を1周し、車に戻った。

ハビエル城 城・宮殿

1時間ほど移動してパンプローナへ。
事前にリサーチしていたバルの一つを発見。1軒目のランチ。

バル ガウチョ バー

2人でタパス4品とコーヒー。
ヒルダは酸っぱい。クロケッタはクリーミー。
どうせならここでもバルを複数軒回りたいので控えめに。

バル ガウチョ バー

パンプローナの街を少し歩く。
なかなかカラフル。

街の中心だが人はそれほど多くなく、のどかな雰囲気。
広場では老人がアコーディオンを弾き語っている。

バル2軒目。

サガルドテギ・イルニャザラ 地元の料理

ハムとチーズ入りトルティーヤ。サーモンのピンチョス。
トルティーヤはだいたいフォークぶっ刺して出てくる

サガルドテギ・イルニャザラ 地元の料理

よくわからない肉のグリル。マトンかな？

サガルドテギ・イルニャザラ 地元の料理

パンプローナは牛追い祭りで有名。
この辺を走り抜けていくのかもしれない、などと妄想しながら散策。

バルセロナともサンセバスチャンとも異なる雰囲気。
カラフルなので、過去に行ったアンダルシアの白い街とも異なるし、トレドほど古くもない。

大聖堂。

パンプローナ大聖堂 (カテドラル) 寺院・教会

治安は良く、静かだが不気味な感じは全くない。

カフェイルーニャ。
ヘミングウェイの小説にも登場するカフェ。

カフェ イルーニャ 地元の料理

カフェの奥の部屋にはヘミングウェイが居た。

カフェ イルーニャ 地元の料理

2時間たっぷり、食事と散策を楽しんで、さらに車で40分ほど移動してオリテ王宮へ。

オリテ城 城・宮殿

門をくぐったら宮殿の受付か何かかと思ったら

オリテ城 城・宮殿

街が広がっていた。びっくり。

オリテ城 城・宮殿

まずはしばし城壁の中の街を散策。

オリテ城 城・宮殿

迷路のような路地を歩き回ってみた。

オリテ城 城・宮殿

王宮の中へ。
事前にツアー会社から送られていたチケットを見せて入場。

オリテ城 城・宮殿

高いところから城壁に囲まれた街を見渡す。

オリテ城 城・宮殿

ここのオーディオガイドは日本語がないので借りず、ただ眺めて楽しむ感じ。

オリテ城 城・宮殿

尖った屋根が特徴的。

オリテ城 城・宮殿

ガイドがないと観て回るのも早い。40分くらいで終了。

オリテ城 城・宮殿

広場に面してレストランやカフェが並んでいる。
時間が余ったのでカフェで休憩。
前回のスペイン旅行はカフェコンレチェばかり飲んでいたが、今回はアイスのカフェコンレチェを注文できるようになった。
16時頃車に戻り、17時半過ぎにサンセバスチャンに戻った。

オリテ城 城・宮殿

ホテルで1時間ほど休憩し、19時半ごろからバル巡りへ。

2日目の1軒目。

シリミリ 地元の料理

マグロの小皿料理、ズッキーニとチーズのピンチョス、イワシのピンチョス。
ハードスケジュールのせいか、妻が疲労気味で体調悪く食欲も今イチと言うので、サッパリめのチョイス。

シリミリ 地元の料理

軽く食べれば回復するかと思ったがそうでもなさそうで、妻は「先に一人ホテルに戻ってる」と言い出した。
ここから一直線で15分歩けばサンセバスチャン大聖堂につき当たるので迷うこともないだろうと思い、ここで解散。
しかし、妻は大聖堂まで着いたところで迷子になったらしい。
すっかり忘れていたのだが、現地のネット接続はレンタルモバイルWiFiを使用し、通信費節約のためスマホ側のデータ通信をOFFにしてしまっていた。
妻は私から離れた瞬間にネット接続ができなくなり、スマホで地図を見ることもできず、詰んだと思ったらしい。
通りがかりのチリ人観光客に声かけてホテルの場所を調べてもらって解決したとのこと。

そんな大変なことになってるとはつゆ知らず、こちらは一人で2軒目。
Casa Vergaraでウニとカニとフォアグラパテ。
1軒目もほぼ一人で食べたので満腹になってしまった。
妻の体調も気がかりだがもう一つ気になることがあり、この日は2軒で切り上げた。
店を出たところでホテルに戻った妻から電話があり、大事件が発生し無事解決した事実を聞かされた。
治安の良い街でよかった・・・。

初日に小さいキャリーケースが破損した話をしたが、新市街にあるかばん屋を覗いたところ機内持ち込みサイズが70ユーロぐらいで購入できることが判明。
ホテルのフロントで「スーツケースが壊れたので新しいのを買いたいのだけど、壊れたやつはいつどこにどのように捨てたら良いだろう？」と相談してみたら「そんなん部屋に捨てて置きっぱなしでチェックアウトしちゃって良いよ。何の問題もない。」とあっさり解決。
昨今日本のホテル業界で問題になっているが、意外と日本以外ではこれが常識なのかもしれない。
かばん屋の閉店前ぎりぎりに駆け込み、キャリーケースを無事購入。