最後のヨーロッパ旅行（10月13日～23日）4/5ウィーン（10月17日～19日）

2025/10/17 - 2025/10/19

2015年から夫婦で始めたヨーロッパ旅行ですが、今回でひと区切りとすることにしました。行先は今まで行きたくても行けていない先、訪問するも日程の都合で行けなかった見所が残っている先としました。パリからスタートしました。今日からはウィーンです。ウィーンでは『楽友協会』、『オペラ座』、『ヴェルヴェデーレ宮殿』、『シェーンブルン宮殿』を訪問しました。シェーンブルン宮殿は2017年に訪問していますが、撮影禁止であったこと、グロリエッテを疲れていたため訪問をあきらめたことから訪問いたしました。ホテルからオペさ座に行く目的でトラムに乗り、車内で切符を買おうとしたところ、タッチ式のカードでなかったことから、トラムの車内で切符が購入できず降りました。歩数は、移動が中心であった17日は9,333歩でした。しかし18日は20,035歩、19日は29,054歩でした。

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 徒歩

15:55シャルルドゴール空港発の便で17：50ウィーン国際空港に到着です。18：33発のザルツブルグ行きの電車で、ウィーン中央駅を目指しました。

ウィーン国際空港駅 駅

19：00ウィーン中央駅周辺のGarner Hotel Vienna Prinzに宿泊です。Quartier Belvedere駅にも近く立地はとても良いです。感心したのは、広い道路に面していますがとても静かなことです。部屋の広さは十分ですが、残念ながらバスタブがありませんでした。エレベータは2基あります。エレベータの入り口に灰皿がある等、レトロな部分はありますが快適に過ごせます。朝食は野菜があったり、そこそこ充実しています。全く不満はありません。

ガーナー ホテル ウィーン プリンツ オイゲン バイ IHG ホテル

夕食はMoment Cafe and Restaurantで頂きました（隣もレストランなので間違うところでした）。グーグル評点は4.9点と高いです。簡素ですが清潔感があります。テーブルの数は少ないですが、余裕をもって配置されています。入店した時の空きテーブルは1つでした。席に着くと隣のテーブルが空くも、すぐに来店がありました。若いスタッフが明るく、テキパキ働き気持ちが良いです。ツヴィーベルローストブラーテン（牛肉のローストに炒めたタマネギソースをかけた料理）です。タマネギの風味が良く、牛肉と一緒に食べるととても美味しいです。帰るときに店員の方が『good byeは日本語で何と言いますか？』と尋ねられ、家内は『さようならです』と言いました。すると笑顔で『さようなら』と言ってくれました。料理は確かに美味しいですが、圧倒的というほどではないと思います。居心地の良さ、気配りも大きく寄与していると思います。トータルで見ると4.9は妥当と感じました。お勧めです。本日は移動が中心であったこともあり、歩数は9,333歩と少なかったですが疲れました。ツヴィーベルローストブラーテン、飲み物を各2品で45.80ユーロでした。

10月18日、8：45ベルヴェデーレ宮殿に到着しました。チケットの入場時刻は9：00です。既に紅葉が始まっています。前回訪問は８月であったため、趣が違います。

ベルヴェデーレ宮殿 城・宮殿

思ったより豪華な宮殿です。

ベルヴェデーレ宮殿 城・宮殿

天井のフレスコ画も美しいです。

ベルヴェデーレ宮殿 城・宮殿

ベルヴェデーレ宮殿にはクリムトの作品が保管されています。代表作の『ユディト』です。

ベルヴェデーレ宮殿 城・宮殿

代表作の『接吻』です。クリムト自身と恋人エミーリエ・フレーゲがモデルとされています。

ベルヴェデーレ宮殿 城・宮殿

代表作の『フリッツアリドラーの肖像』です。

ベルヴェデーレ宮殿 城・宮殿

『アダムとイブ』です。クリムトの晩年の作品です。

ベルヴェデーレ宮殿 城・宮殿

上階の廊下からホールを見ることができます。

ベルヴェデーレ宮殿 城・宮殿

上階からの眺めです。

ベルヴェデーレ宮殿 城・宮殿

天井のフレスコ画を間近に見ることができます。

ベルヴェデーレ宮殿 城・宮殿

見学を終え宮殿を後にします。振り返って正面から撮りました。

ベルヴェデーレ宮殿 城・宮殿

下宮です。下宮の入場チケットの入館日は19日です。当初はベルヴェデーレ宮殿には19日、9：00のチケットを手配していましたが、オペラ座のツアーと重なりました。上宮のみのチケットを追加購入して本日訪問です。外観のみ撮影しました。19日に訪問したところ、工事中で見られる部分が少なかったので、入り口のみで退館しました。

ベルヴェデーレ宮殿 城・宮殿

細かな雨が降る中、お土産を購入すべくユリウス・マインルを目指します。途中にあるペスト記念柱です。ユリウス・マインルは品揃えが豊富で、レジが終わった商品は店員さんが店の袋に商品を詰めてくれます。単価は一般のスーパーよりもやや高いですが、品揃え・サービスを考えれば納得です。

ペスト記念柱 建造物

10：50頃に買い物を終了しました。次の訪問は13：00楽友協会です。昼食を考えましたが、家内がカフェに行きたがっていたことを思い出しました。カフェの名前を尋ねると「ザッハー」とのことでした。グーグルでチェックすると、『いつもより空いている』とのことでした。昼食を諦めて、ザッハーに行くことになりました。途中カフェ・モーツァルトに誰も並んでいなかったので、「モーツァルトならっ直ぐ入れそう」と言いましたが「ザッハー」とのことでした。ザッハーに着くと、15人位が並んでいました。運よく15分位で入口まできました。

カフェ ザッハー カフェ

案内されて着席しました。内装は2色の落ち着いた雰囲気です。丁度隣の席のグループが退店したので撮りました。

カフェ ザッハー カフェ

天井も美しく統一されています。

カフェ ザッハー カフェ

ザッハートルテとメランジェです。ケーキとメンジェ各2つで36ユーロです。カードで決済しようとすると、チップを選択するようになっています。チップ10％で合計39.60ユーロでした。前回の訪問を含め、オーストリアで初めてチップを要求されました。

カフェ ザッハー カフェ

ザッハーを出て楽友協会を目指します。お勧めの場所を発見したので紹介致します。リンク内にあるため、外観はリンク内にマッチしています。

リンクシュトラーセン ガレリエン ショッピングセンター

内部は外観からは想像できない近代的なショッピングセンターです。雨の日の買い物に最適です。地下にはスーパーもあります。価格は一般的なスーパーと同じぐらいと思われます。お土産用にスープの素を購入しました。

リンクシュトラーセン ガレリエン ショッピングセンター

13:00のツアー開始に備え12：40楽友協会に到着しました。ツアーの入り口を捜すもわかりません。壁に小さな看板で表示されていました。余裕を持った行動が必要です。

ウィーン楽友協会 劇場・ホール・ショー

13：00ツアー（英語ツアー）を開始しました。大ホール（黄金の間）です。練習している演奏家がいて、広いホールにもかかわらず、音が気持ちよく響きます。ツアーの参加者がガイドさんの説明そっちのけで、動画を撮って注意を受ける場面もありました。ツアーが終了に近づくにつれ、音量が大きくなったので気持ちは分かりますが・・・。

ウィーン楽友協会 劇場・ホール・ショー

『黄金の間』の名の通り、素晴らしい内装と装飾です。ガイドツアー終了後にスーパーに寄り、昼食としてサンドイッチ等を購入しホテルに戻りました。

ウィーン楽友協会 劇場・ホール・ショー

ホテルに戻りお土産の整理と休憩を取りました。夕食は18：30の予約をしたターフェルシュピッツの名店プラフッタで頂きました。前回のウィーン訪問時にも体験したレストランです。

プラフッタ (ヴォルツァイレ) 地元の料理

注文は前回と同じく、ターフェルシュピッツとフリタッテン2人前を注文しました。鍋に入れられて提供されます。

プラフッタ (ヴォルツァイレ) 地元の料理

食べ方の詳細が書かれた、パンフレットがテーブルに置いてあります。

プラフッタ (ヴォルツァイレ) 地元の料理

①鍋からおたま一杯分の牛肉のスープをボウルに入れます。私はスープにフリタッテンを加えて、オーストリア料理であるフリタッテンズッペにして頂きました。美味しいです。

プラフッタ (ヴォルツァイレ) 地元の料理

②トーストした黒パンに骨髄を塗り、塩コショウで味付けする。指で食べる。鍋の中を捜すと、骨髄が入っています。パンフレット通りに頂きました。最後に鍋から牛肉を取り出して頂きました。料金はターフェルシュピッツ、フリタッテン各2とジュース、ビールで82.90ユーロです。チップを6.63ユーロを加え、合計89．53ユーロでした。カフェーザッハーに続き2度目のチップです。2017年に訪問時に『おつり不要です』と応えたら、とても感謝された時と比べると隔世の感がありました。本日の歩数は14：30～17：45までホテルで休憩したにもかかわらず、20,035歩でした。疲れが徐々に蓄積してきます。

プラフッタ (ヴォルツァイレ) 地元の料理

19日はオペラ座とシェーンブルン宮殿訪問です。ツアー開始は9：00です。トラムでオペラ座まで行こうとして駅に行くも、自販機がありません。すぐ近くにあるQBBの自販機でコインで購入しました。これが間違いで、誤った切符を買ってトラムに乗ってしまいました。トラムに乗って打刻しようとしても切符が大きすぎて入りません。トラムの車内で購入を試みましたが、コインとタッチ式のクレジットカードしか使えません。コインを誤ったチケット購入に使ってしまったので、購入するすべがありません。慌てて降りて徒歩で向かいました。何とか間に合ってツアーに参加することができました。

ウィーン国立歌劇場 劇場・ホール・ショー

観客席です。第二次世界大戦の爆撃で崩落したため、戦後再建されました。

ウィーン国立歌劇場 劇場・ホール・ショー

正面階段を上っていきます。第二次世界大戦の爆撃による焼失を免れた部分です。

ウィーン国立歌劇場 劇場・ホール・ショー

正面階段の上の部分です。落ちついた作りです。

ウィーン国立歌劇場 劇場・ホール・ショー

シュベントの間です。幕間の休憩の場として利用されています。戦災から免れた部分で、歴史の重みを感じます。

ウィーン国立歌劇場 劇場・ホール・ショー

テレビのインタビューや記者会見などで用いられる場所です。

ウィーン国立歌劇場 劇場・ホール・ショー

上階席の最前列からの眺めです。気分が良い場所です。ここに座ってオペラを見たら満足度が高いと思います。

ウィーン国立歌劇場 劇場・ホール・ショー

天井は再建ということもあってか近代的です。

ウィーン国立歌劇場 劇場・ホール・ショー

12：00シェーンブル宮殿に向かいます。今回はグロリエッテ訪問が目的です。宮殿のチケットが15：00であること、宮殿からグロリエッテに行くのは登りとなるため、体力を考慮してグロリエッテを目指します。

12：10グロリエッテに到着です。

グロリエッテ カフェ

昼食はグロリエッテ内のレストランで頂きました。

グロリエッテ カフェ

家内が注文した『チキンストリップサラダ』です。味は良いですが、量が多く食べ切れませんでした。

グロリエッテ カフェ

私が注文した『グーラシュ』です。クネーデルを食べてみたかったこと、グーラシュが好きだったこともあり注文しました。グーラシュは期待通りの味でした。初めて食べたクネーデルは歯ごたえのある芋団子風でした（そもそもクネーデルはそういった料理なのでしょう）。特に美味しいとは思いませんでした。料理2品、飲み物2杯で51.30ユーロでした。

グロリエッテ カフェ

グロリエッテからのシェーンブルン宮殿の眺望です。池越えの宮殿が美しいです。

グロリエッテ カフェ

グロリエッテです。上品な雰囲気です。

グロリエッテ カフェ

ネプチューンの泉の裏側からのシェーンブルン宮殿の眺望です。

ネプチューンの泉 建造物

ネプチューンの泉越しのグロリエッテです。

14：30シェーンブルン宮殿の入り口に到着です。

シェーンブルン宮殿と庭園群 城・宮殿

15：00シェーンブルン宮殿を約40分で簡潔に回れるチケットで入館しました。

シェーンブルン宮殿と庭園群 城・宮殿

大ギャラリーです。上品な感じです。

シェーンブルン宮殿と庭園群 城・宮殿

天井画です。

シェーンブルン宮殿と庭園群 城・宮殿

この部屋を通って退館です。他のチケットの人達はさらに進みます。

シェーンブルン宮殿と庭園群 城・宮殿

夕食は中央駅近くのKaiser’s（グーグル評点4.5　トリップアドバイザー4.0　ウィーンのレストラン5,714件中446位）で頂きました。ウィーン中央駅内でWifiが不調になったこと、私の勘違いから道に迷いました（特に行くのに難しい場所ではありません）。落ち着いた内装で良い雰囲気です。予約をしていませんでしたが、予約状況を確認して、なんとか席を用意して頂けました。私が注文したツヴィーベルローストブラーテンです。初日のMoment Cafe and Restaurantで食べて美味しかったので注文しました。初日と同じくらい美味しくて良い思い出になりました。

家内が注文したミニグーラシュです。小盛があるのが嬉しかったです。家内にはちょうど良い量です。

デザートで注文したカイザーシュマレインです。ヨーロッパでは量が多くて、デザートを注文することが出来ないですが、今回は小盛グーラシュのため注文することが出来ました。地球の歩き方に掲載されている通り、パンケーキにジャムを添えられています。体験として良いと思います。料理２品+デザート1品+飲み物2杯で42.90ユーロでした。メニューも豊富でリーズナブルで日曜日でも営業しています。本日の歩数は道に迷ったこともあり29,054歩も歩きました。明日はブダペストに移動し多く歩くことが予想されます。疲れが若い時よりも取れにくくなってきているのを実感しており、少し不安な状態です。