⑨マダムの暮らすように旅する錦秋の金沢・五箇山4日間　4日目　金沢くらしの博物館＝金沢駅ー東京駅ー自宅最寄りの駅＝自宅・カイロ・娘宅・自宅

2025/11/06 - 2025/11/06

　2025年11月3日（月・祝）から6日（木）一人で秋の金沢へ旅して来ました。近年は、例年この頃訪問しています。文化の秋、芸術の秋、食欲の秋を満喫してきました。主な行程は以下の通りです。●は、該当旅行記です。⑨までありますので宜しければご覧ください。
11月3日（月）旅行1日目　①自宅・・自宅最寄りの駅＝東京駅8：33発　かがやき521号＝金沢駅11：07着＝②金沢県立美術館　お茶（於：ルミュゼドウアッシュ）・・（日本伝統工芸展鑑賞）・・③いしかわ生活工芸ミュージアム＝金沢駅・・買い物（100banマート）・・④金沢セントラルホテル東館3連泊（H）
4日（火）2日目　⑤（H）・・金沢駅＝五箇山菅沼（合掌造り鑑賞・お茶「あらい」）＝金沢駅・・⑧金沢散歩・お茶と買い物　香林坊（DAIWA不室や・マルエー）＝金沢駅・・（フォーラス）・・（H）
5日（水）3日目　⑥（H）・・主計町茶屋町散歩・買い物（暗がり坂・彦三緑地・佃の佃煮・久保市乙剣宮・泉鏡花記念館・柳宗理デザイン研究所・⑦あかり坂・⑧はやし・⑦金沢文芸館）＝金沢駅　散歩・買い物（100banマート・あんと・Rinto）・・（H）
6日（木）4日目　●⑨（H）・・金沢駅＝金沢くらしの博物館＝金沢駅　・・買い物（あんと「すずめ」）11：59発はくたか562号＝東京駅14：52着・・自宅最寄りの駅＝自宅最寄りのバス停・・自宅＝カイロ・・娘宅＝自宅

エリア 金沢(石川)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: びゅうトラベルサービス

　2025年11月6日(木)晴れ　旅行4日目
　お昼の新幹線まで時間があるので、一箇所観光します。大きな門扉が開いていて、
緑色の看板には「金沢くらしの博物館」と。

金沢くらしの博物館 美術館・博物館

　でも門柱には金沢市立紫錦台中学校と明記。うん？とりあえず入らせていただきましょう。

　てっぺんの紅葉が美しい。何の木かな？梅の木？

　飛梅町について
　ここも復活した町名。菅原道真と関係があるの？
　ここは前田家の家臣の下屋敷があった所。同家の家紋が「角の内梅林」。前田家の祖が菅原道真。そういう関係かららしい。

　国指定重要文化財　旧石川県第二中学校本館
　今は「金沢くらしの博物館」
　オープンが9：30。あと30分ほどあるので、周囲をお散歩。

金沢くらしの博物館 美術館・博物館

　紅葉のグラデーションが美しい。

　洋風建築。木造瓦葺2階建ての入り組んだ屋根。上げ下げ窓。明治時代の洋風木造学校建築です。

　石の碑もあります。石川県立金沢第2中学校発祥の地。明治32年1899年創立です。

　表には辰巳用水
　辰巳用水とは、金沢城水の不足を補うため、寛永九年藩命により、板屋平四郎が完成したと言われる用水。犀川上流上辰巳村から取水し、金沢城二ノ丸に導水、城下に流した。のち取り入れ口が変わり、兼六園の曲水などにも用いられている。この付近の地下にも水管がある。

辰巳用水 名所・史跡

　右手には中学校。遅刻した生徒が、インターホンで開けてもらってました。えっ、文化財と同じ敷地内に、現役中学生が学ぶ学び舎があるの？

　オープンと同時に入館。ここでも65歳以上と明記されたチケットを渡されました。210円と言うお値段は嬉しいのだけれどね。

　パンフレットを昨日某所で頂きました。
　金沢駅からバスで20分「石引町」下車すぐ。240円。先日利用したバス停「出羽町」は一つ手前。見えてます。帰りはあそこから乗りましょう。30円倹約しましょう。

　二階建ての建物です。
　金沢は、前田家が「京文化」を熱心に取り入れてきた。その一方で人口の半分近くを武家が占め、江戸の影響を受けた「武家文化」も残る。金沢の民俗文化の豊かさにふれてほしい。と。　　

　昨日パンフレットをゲットしたので、付け焼刃予習して来ました。
見どころ、この尖塔。これは左端の。

　玄関前には車寄せ。ロータリーです。

　変わった形の石灯籠？

　これは中央の尖塔。避雷針あり。

　そしてこれが右端の尖塔。この３つの尖塔があるので3尖塔と呼ばれてます。
木造瓦葺き二階建ての屋根銅板葺きの尖塔。

　国指定重要文化財
　木が茂っていて、茂りすぎていて、全容がよく見えません。この絵の方がよく分かります。

　土台はレンガ

　上げ下げ窓

　胴蛇腹がわからず、ここにお勤めの方にお尋ね。すると、これを示し、「軒蛇腹はあるのですが？」と、すぐググって調べてくださいました。が、よく分からず。床下の籾殻は見えませんとのこと。

　家紋のお部屋
　かつては持ち物に家紋を入れることがありました。

　先ほど前庭のお掃除をしていたこちらの方。送風機で葉っぱをふきとばしていたら、同じバスに乗ってきたヒジャブのグルーブが、やらせてくれと言ったようで、やらせてあげてました。優しい。それを彼らは写真に撮ってました。

　お宅の家紋は何ですか？亡き母に、喪服の着物を作ってもらった際、梅鉢だったように思うのですが、着物も母も既にないので分かりません。加賀藩前田家と何か繋がってる？まさかね。

　豪華な花嫁の衣装、肩に縫い取りがあります。

　昨日学んだ泉鏡花。家紋は、源氏香図の、紅葉賀。

　室生犀星の家紋は、丸に蔦

　徳田秋聲の家紋は鍋島花杏葉

　一階奥は、戦前の暮らしと、戦後の暮らし

　金沢の郷土玩具

　昔の生活用品

　昔のおくどさんで使っていた物。

　町屋の座敷
　古い町屋の座敷壁はベンガラを混ぜた深みのある落ち着いた赤色
　壁も着物も美しい。
　

　仏壇が立派。

　金沢の婚礼

花嫁のれん

　昔の洗濯機。
　一槽で、母がくぐらせて、巻いて絞っていたような、幼児の頃の朧げな記憶。
　これを始め、昭和の懐かしい物がたくさんあって、楽しい所でした。

　テレビ、ラジカセなど懐かしい物たち

　オルガンもありました。

　ちゃぶ台って、丸くなかったっけ？黒電話もあります。孫たちは見たことも使ったこともないでしょう。

　昭和の台所。ガス湯沸かし器もあります。すぐ怒る人のこと、瞬間湯沸かし器って言ってませんでしたか？

　大きな柱時計。鎌倉彫、1922年作。
　現在も時を刻んでいるなんて、凄い。

　トイレに行った際見つけました。エレベーター。昨日の金沢文芸館もそうでしたが、金沢市の古い建物、古いのに、ちゃんとエレベーターがあって素晴らしい、もちろん利用させていただきます。

　階段
　親柱のデザイン。
　階段の親柱には4本の縦溝が彫られている。古代ギリシアローマ建築様式から伝わるデザインで、フルーティングと呼ばれている。

　木地の完成品「漆器」
　重箱・重台、三ツ盃・杯台

　獅子頭
　ダン獅子（大）を鳴らしてみよう
　触れ、動かすことができます。

　獅子舞
　棒振り、頭持ちの写真。

　氷冷蔵庫
　毎日新しい氷を上に入れ、冷たい空気が下を冷やす。昔、家にあったようなおぼろげな記憶。

　加賀万歳
　才蔵、太夫

　万歳の衣装

　足踏みミシン。
　私の洋服のほとんどは、母のお手製でした。ミシンが大活躍してました。

　明治の建物と、令和の建物が同じ敷地内の、この距離にあるのが不思議。
ボールが当たったりしないのかしら？落書きをする悪い子もいないのかしら？

　事務室のランプ吊り

着付け室、学校時代

　昔のガラス
　背景がゆがんで見えます。

　二中時代の机
　明らかに再現ですね。小学生の頃でも、こんなにピカピカの綺麗な机ではありませんでした。

　確かに机と椅子は合体してました。重かった。
　机の蓋に彫り物があったり、掃除時間に、運んでいる際、倒れて、干からびたパンのかけらが出て来たりしましたっけ。小学校も卒業後、中学校も卒業後、校舎が建て替えられたり、スチール製の机やいすになったり。なんで古い物を使う最後の卒業生になるのかと思ったものでした。そんな時代だったのでしょうね。でも、高校入学の時には新校舎でスタートしたことを覚えています。

　確かに昔、木でできた教壇、教卓がありました。

　昭和初期、裕福な家庭で使われていた机。天板が開き、斜めにできます。

　石川県第二中学校関連年表
　1899年　開校
　1948年　学制改革で金沢二中を廃校
　1870年　三尖塔校舎を残し新校舎完成
　2017年　国重要文化財に指定
　

　オリジナルコーナー
　飾り縫い
　おめでたい文様の飾り縫いキット　2枚セット100円
　お裁縫が好きな姫にお土産にします。
　　
　金沢の観光を終えて金沢駅へ。そしてホテルで荷物を受け取り、「すずめ」で塩豆大福、お弁当を買って。

　11：59　はくたか562号に乗車します。待合室で待ちます。
　パソコンを開き、ハンズフリーで業務連絡をしているらしいサラリーマン氏。ずっと座ったまま、動こうともせず会話すること10分。話は丸聞こえ。新幹線には年1度くらいしか乗らないので分かりませんが、ここはそういうことが許される場所なの？世の中変わったの？？？

　金沢駅ホーム
　北陸には美味しい物がいっぱいね。

金沢駅 駅

　入線してきました。たまたま、前に並んでた50代くらいのマダムと隣のお席で、東京まで。マイキャリーを横に置くと、ちょっとはみ出すので、「すみません」とご挨拶し、当たり障りのない会話。お詫びにみかん1個と、濡れお手拭き1枚を差しだしました。そうしたらのど飴を3個下さいました。コロナ以降、見ず知らずの方に、何か差し上げるのは、ちょっと考えてしまうのですが、快く受け取って下さり、ペロリ。

特急 はくたか (北越急行) 乗り物

　山々の紅葉。

　良い方のお隣で良かった。うとうとし、目を覚ますと、これは富士山？ここから見える？浅間山かな？
　無事東京に着きマダムともお別れ。自宅最寄りの駅からバスで自宅そしてカイロへ。良くもみほぐしてもらって、「今日はカイロはしません。マッサージだけです。」と。触られると、自分の体の痛みが、前回よりはるかに少ないことに気づいていたので、納得。昨日お疲れで、午後の散歩をパスしたからねえ。体は正直。でも触られないと自分の体の傷み具合が分からないって、鈍いってこと？？？旅とカイロがセットで、いつも他力本願ではありますが、ホテル以外は、目も心も身体もお腹も秋を満喫できた旅でした。
　最後までお読みいただきありがとうございました。

浅間山 自然・景勝地

この旅行記へのコメント （2）

• 3104ねえねえさん 2025/11/10 20:35:39

  素敵な旅でしたね。

  よしめ様
  　私の知らない金沢をたくさん妄想ジョイント旅行を楽しませていただきました。　
  　五箇山は熊が出ないか一緒にドキドキしましたが素朴で素敵な所ですね。バスが少ないのにも別の意味でドキドキしました。(笑)
  　でもイチバンはホテルの待遇です。横の連絡だけでなく、支配人への報告もなかったなんて信じられません。私もプラハのホテルでバスタブに赤い湯が出たのでルームチェンジをしたのですが広げた荷物をまたスーツケースに入れ直しての移動は大変でした。それを何回もされたなんて体力的にも精神的にもメンタルやられてしまいましたよね。本当にお疲れ様でした。

  よしめさん からの返信 2025/11/10 21:27:28

  RE: こんばんは、よしめです。

  　 3104ねえねえ様
  
  　いつもながらの早々のご訪問といいねとコメント、慰め、ありがとうございます。
  　今回は普段観光客があまり行かなさそうな、メジャーでなさそうな所を中心に回りました。兼六園にも、21世紀美術館にも行きませんでした・・・五箇村も金沢市内の訪問地も、どこも空いていて、晴れて暖かく、ゆったりのんびりできました。そういう意味ではよい旅ができました。　　
  
  　3104ねえねえ様も、プラハのホテルでのお引越しを経験されたのですね。私の場合は、3連泊で、海外の旅ほどの荷物はありませんでしたが、やはり荷物まとめと、詰め直しと、お引越しは大変ですよね。まさか日本のホテルで、こんな目に合うとは思いませんでした。安い＝悪いではないのですが、ある程度覚悟していたとはいえ、ダメージが大きかったです。もちろん4トラと、トリップアドバイザーへの口コミを投稿し、旅行会社への苦情メールも送りました。お返事は来ないとは思いますが。他の旅行者が私と同じ嫌な思いをしなくて済むとよいなと思っています。
  
  　台風26号の迷走ぶりに呆れています。11月に台風が来るなんて。地球どうなっちゃったのかしら？
  
  　インフルエンザの流行が早いのでくれぐれもご用心を。
  
  　よしめ