＜札幌小樽浪漫紀行＞鱗友朝市で海鮮丼～北のウォール街だった小樽を実感～ステンドグラス美術館～新千歳空港グルメ

2025/06/27 - 2025/06/27

北海道グルメが食べたいね。関西が梅雨の時期の6月頃がいいかも。
なーんて話していて、振り返れば...
月日が経つのは早いもので前回北海道に行ったのは13年前。
前回はあちこち周遊しながら小樽に立ち寄ったので、見残した場所が...

旦那様は小樽の三角市場と鱗友朝市の両方に行き、海鮮丼を堪能したい様。
小樽3日めの朝食は鱗友朝市の海鮮丼♪

大正末期、25行もの銀行が建てられ「金融の街」でもあった小樽。
「色内銀行街」と呼ばれた色内十字街あたりで「北海道の心臓」だった
最盛期の小樽を実感。
日本銀行旧小樽支店や小樽芸術村の旧三井銀行小樽支店とステンドグラス美術館を見学。
スーツケースだと少々大変だった石畳を避けて、地元の商店街を通って小樽駅へ。
小樽駅横の三角市場でお魚の定食や夕張メロンを頂き、
新千歳空港ターミナルビルでは、おねばりグルメ^^
食べてみたかったあの人気店へ。

札幌小樽3泊4日の旅もおしまいです。ご覧下されば嬉しいです。

エリア 小樽(北海道)

• 交通手段: ANAグループ

ホテルソニアの正面玄関を出ると見える景色です。

早おきして、ホテル屋上の天然温泉でシットリ＆スベッスベ（(^_^)v
になってから、ホテルをAM6時に出発、朝食を食べに20分ほどテクテクします。

鱗友朝市　
小樽に着いた日に行った北運河の先にあります。

鱗友朝市 市場・商店街

地元の方も利用する朝市で、なんとAM5時からOPEN！
AM6時20分頃到着すると、満席で直ぐには座れません(汗）

順番を取ってから、待ち時間に市場を見て回りました。

鱗友朝市のお買い得なお魚。

大きなホッケも2本でこの値段。鮮度が良さそう。

鱗友朝市での朝食
観光客の我々は花丼　イクラ、サーモン、ホタテ　2400円と...

小樽丼　イクラ、ホタテ、カニ、ウニ　3600円をシェア。

鮮度抜群。サーモン、ホタテ、ウニ、イクラ、カニ全てが
クオリティー高い満足のお味(*^o^*)
本日のウニはエゾムラサキウニだそう。上品な甘さで美味しい。
ご馳走様でした。

地元の人が食べておられたお魚の定食も美味しそうでした。

ホテルへ戻り休憩し、スーツケースを整理してから観光へ。

ポートマルシェotarue(オタルエ）にも来てみた。
9時～20時年中無休・市内最大規模のスーベニアショップです。

小樽のニシンをお土産に幾つか購入。

4館共通券2900円を購入したので、昨日にひき続き小樽芸術村へ。
（7月に浮世絵美術館が開館して現在は5館共通券となっている。）

ホテルソニアから1本山側の道が「色内大通り」で、
ユリ、紫陽花などが植えられていた。

旧三井銀行小樽支店（小樽芸術村　その3）
北の商都・小樽は大正末期には25もの銀行がある「金融の街」でもあり、「北のウォール街」と呼ばれるが、そのきっかけとなった銀行だとか。
正面の外壁にはアーチや彫刻が施されたルネサンス様式で歴史の重みが伝わる。
9時半openなので、あと数分開かない様で、待っていると...

旧三井銀行 小樽支店 名所・史跡

向かいのホテルから若い女性達が出てきたので、ちょっと入ってみた。

都市景観賞に輝いたアンワインドホテル。
入り口の照明がお洒落＠＠
運良くロビー正面の朝食会場らしき扉が開いていて
ステンドグラスが施された素敵な空間を見ることができた。

アンワインドホテルから正面に見える旧三井銀行小樽支店。
岡山の花崗岩が使われていてアーチが5つ連なっている。

9時半少し過ぎにopenしました。

お客様用電話室
高級チーク材使用の電話BOX。
床のタイルは建物完成当時のものなんだそう。

営業室の大理石のカウンターや美しい模様の天井。
1927年小樽が物流の拠点として栄え最盛期だった時期に完成した銀行建築。
完成からほぼ100年を経ても洗練された意匠がのこされている。

竣工当時の営業室の様子。

1階　金庫室
現在の東京三井本館の大金庫と同じ米国モスラー・セーフ・カンパニー社製。
旧三井銀行広島支店のモスラー社の大金庫が原爆投下されて広島支店が大きく破壊されても、金庫や中の書類等が無事だったという大変頑丈で安全なものだそう。

金庫に閉じ込められた時の脱出用の出口のある支店長室。

2階　会議室
レトロな照明、セーム革の椅子にはカバーが掛けられ、大テーブルも良い状態でのこされている。

第5応接室の棚にはガラス容器。
小樽から積み出されていた海産物や農産物の見本です。
ニシンやホッケを使った肥料や十勝産の豆類等でした。

2階
吹き抜けに回廊がめぐり、天井の石膏造りの装飾が間近に。

B1貸金庫室。地下なのでヒンヤリ。

B1階　貴重品の保管用などに、お客様に貸し出していた貸金庫。
引き出しには2つ鍵がついていて、銀行と客が1本ずつ保管したそう。
某銀行で事件があり、驚いたことが記憶に新しい(>_<)

地下貸金庫室・回廊
結露を防ぐためタイル張りの回廊。
防犯のために四隅に鏡が取り付けられていて死角がない。

歴史ある銀行の天井に、アーティストによるプロジェクションマッピングが＠＠
椅子に座って眺めることができる。
旧三井銀行小樽支店は小樽が金融の集積地となる契機をつくり歴史的に重要な役割を果たした事、欧米で流行した建築様式を取り入れている事など評価され、2022年に重要文化財に指定されている。

昨日見学したニトリ美術館（旧北海道拓殖銀行）は日銀通りの十字路に面していて、山側に少し登ると...

日本銀行旧小樽支店・金融資料館も近い。このあたりは「色内銀行街」と呼ばれる。
明治時代末に造られた日本銀行小樽支店。支店建築としては大阪支店に次ぐ工費を掛けて造られていて威風堂々と聳えている。

日本銀行旧小樽支店金融資料館 名所・史跡

日本銀行旧小樽支店・金融資料館
左下のモチーフが外壁のあちこちについているのが見えますか＠＠
シマフクロウのモチーフ・アイヌの守り神が支店を見張っているそうです。

向かいには旧北海道銀行本店。
小樽バインという飲食店が入っている。

旧北海道銀行 本店 名所・史跡

日本銀行旧小樽支店・金融資料館としては2003年に開設。
普段入ることのない日銀を無料で見学できる。

日本銀行旧小樽支店・館内案内図。

旧小樽支店のつくりや辰野金吾のもとで実質設計を行った長野宇平治の業績を紹介している。レンガ造りの上にモルタルを塗り、石造り風に仕上げている。

お札の偽造防止技術や1億円の重さ体験の展示もある。

これが日銀の倉庫なのね。堅牢そうです。

小さな扉は災害時など大扉が開かない時に使う緊急用出入り口で「人孔（じんこう）」と呼ばれる。旧三井銀行小樽支店にもあったけど防犯も人命も重要ですね。

天井まで約10．5mと高い、柱のない大きな吹き抜け構造。

銀行窓口側から見るロビー。

営業カウンター
岐阜県赤坂産の大理石。美しい模様の大理石カウンターに...

化石がのこされていた＠＠

かつての「北のウォール街」を実感した後は...

こんな道を通って...

ステンドグラス美術館・旧高橋倉庫・旧荒田商会（小樽芸術村その4）へ。

ステンドグラス美術館 (旧高橋倉庫) 美術館・博物館

ステンドグラス美術館　窓口
ニトリ芸術村で最初につくられたそうで、2016年にオープン。

外観は小樽軟石の石造りだが、内部は木材の骨組みが見られ印象が変わる。

荘厳なステンドグラス。正面中央：神とイギリスの栄光
第一次世界大戦の戦勝記念と戦没者の追悼の意が込められている。
むき出しの梁がめぐる倉庫の中に数々のステンドグラス。
約100点を展示している。

左のステンドグラスは十字架のキリスト。
イギリスを代表するチャールズ・イーマー・ケンプ工房作。

ここにあるステンドグラスは19世紀～20世紀初頭にイギリスで制作され教会で実際に使われていたもの。

ステンドグラス美術館 (旧高橋倉庫) 美術館・博物館

最後の晩餐。
イエスが弟子のユダの裏切りを知りながら、ユダも含めた弟子達と最後の食事をとる場面。イエスが「この中に裏切り者がいる」と告げ、驚いて顔を見合わせる弟子達の姿が描かれている。

その中でひときわ驚いた顔の右端の男がユダで、腰に裏切りで得た銀貨30枚を入れた袋を提げている。
「最後の晩餐」は絵画でもステンドグラスでも選ばれやすいモチーフですね。

ニトリ芸術村の4館を楽しんだのでホテルでスーツケースをピックアップして帰途につきます。

中央通りは石畳でスーツケースが転がりにくかったので、小樽商工会議所をリノベした星野リゾートOMO5ホテルの左側の道から小樽駅に行くことに。

旧小樽商工会議所 名所・史跡

都通り商店街を抜けて小樽駅へ。
小樽弁の手ぬぐいがかかっていて、「はっちゃき」＝「一生懸命に」が気に入りました^^

小樽都通り商店街 市場・商店街

商店街を抜けて駅に向かう途中にあった果物屋さんで水門という名前のサクランボを購入。佐藤錦はよく売っているけど、水門は初めて。甘酸っぱくて美味しかった。

昨日の朝伺った、小樽駅横の三角市場・味処たけださんへ再び立ち寄ります。

少し遅めのお昼を食べに伺うと、もう一つの部屋は満席ぽかったけど、運良く座れる別の部屋に案内して頂けました(*^o^*)

銀ダラ定食。1200円
地元の人が注文しそうなメニューも食べてみたかった^^
脂がのった銀ダラが本当に美味しくてオススメ。
ご馳走様でした。

デザートにメロン（少し食べてしまってから撮影(_ _)）
三画市場の出入り口付近のお店で確か500円でした。

ホームから眺めたガラスごしの小樽駅。
名残惜しさを込めてパシャリ。

JR小樽駅 駅

小樽駅4番ホーム奥の方には裕次郎ホーム。
右下のゴールドプレートによると、1978.5.15に来られた様です。

14時53分の快速エアポートで新千歳空港へ。

16時過ぎに新千歳空港に到着。

新千歳空港 空港

新千歳空港ターミナルビル
ロイズチョコレートワールドなどありお菓子工場も見学できます。

キッズエリアでは「はっちゃき」走り回るお子達も←覚えたての小樽弁。

新千歳空港ターミナルビル3階
北海道ラーメン道場。早めの晩ごはんに丁度良さそう。

入り口右側がえびそば・一幻さんに並ぶ列。今なら短い列！

札幌総本店に行きそびれたので空港で食べられるのが嬉しい。

えびそば一幻 新千歳空港店 グルメ・レストラン

えびそば・一幻
えびの香りが立ちこめていて、期待が高まります。
初めてなので一番人気のえび味噌味にしました。
甘エビの頭からとったスープは、えびの旨みタップリで好みの味でした。(^o^)/
北海道グルメの締めくくりの一杯（おねばりグルメ^^）となりました。

帰路はANA780便CTS17時50分発にてITMに19時45分と予定通りでした。

最後までご覧下さりありがとうございました。