2025年９月の夏休み 山岳ホテルに泊まるスイスの旅　その3　＃ご褒美モンブラン

2025/09/23 - 2025/09/29

どうもー。

テレビが壊れたぬきじゅんです。
買いに行ったら、家に届くのはだいぶ先です（泣）
今って、そうなってるらしいですよ。ホントか！？


さてさて、去年の夏休みは南米へ行きました。南米はとっても良かったんですけど、ものすごく遠かったです。あんな移動をもう一度と言われたら、丁重にお断り申し上げたい。

今年の夏休みは乗り継ぎ無しで行けるところがいいなー。

そんなことを思っていたら、スイスのツアーを見つけました。

いいねー、スイス。
スイスへ行った人はだいたい言いますよね、スイスは良かったよーって。
そんな旅行記も、たくさん見てきました。

そのツアー、スイスの山岳ホテルにも泊まれちゃうんです、はいっ！
マッターホルンが見えるゴルナーグラードホテル、かなりの人気ホテルと聞きました。

楽しみですねー。

最初は6月の予定でしたが事情により9月に変更し、楽しみにしながらお仕事を頑張った夏でした。


ところがどっこい、旅行の直前になり、いろいろ悩みの種が発生するのでしたー（泣）

なんでだろー。
教えてーおじいさん。教えてーアルムのモミの木さん。


３日目は、モンブランの麓の街、シャモニーへ行きました。
天気予報は悪いし、展望台へのツアーが予約できていないことも発覚したり、どうすんべーって日でしたけど、なんとかしようと頑張ったら、ステキなご褒美をいただいたような日になりました。


～山岳ホテルに泊まるスイスの旅～

１日目
・成田空港からチューリッヒへ。
・チューリッヒからグリンデルワルトに移動し宿泊。

２日目
・グリンデルワルトからユングフラウヨッホへ。
　【世界遺産】ユングフラウ・アレッチュのスイス・アルプス
・ユングフラウヨッホからインターラーケンへ。
　山岳レストランでアルペンマカロニを食べる。
・ゴールデンパス・エクスプレスに乗車しモントルーへ、ローザンヌに宿泊

３日目
・ローザンヌからシャモニーへ。
　途中、【世界遺産】ラヴォ―地域のブドウ畑を通過
・エギーユ・デュ・ミディ展望台、モンブラン鑑賞
・シャモニーからツェルマットへ。
・ゴルナーグラード登山鉄道にてゴルナーグラート展望台へ。山岳ホテルに宿泊

４日目
・ゴルナーグラートからツェルマットへ。
・ツェルマット宿泊

５日目
・ツェルマットからピラトゥス展望台へ。
・ピラトュス展望台からルツェルンへ　湖畔のホテルに宿泊

６日目
・ルツェルンからチューリッヒへ。
・チューリッヒから成田（翌日）へ

エリア シャモニー(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0

３日目はシャモニーへ行きます。モンブランの見える、シャモニーです。
スイス旅行と思いきや、フランスです。ちょっと嬉しい。

そして、今夜はゴルナーグラードの山岳ホテルに泊まります。
この旅行、最大のお楽しみです。

ところが、楽しみーって喜んでばかりいられないことがありまして。

まず一つ目は荷物。

ゴルナーグラードへ行くには、スーツケースを持って行けないので、ツェルマットのホテルに預けて行かなくてはいけません。なので、リュックに明日の着替えも詰め込むのですが、その山岳ホテル、場所が場所なので、間違いなく氷点下なんです。そして、明日はホテルからハイキングの予定もあり。

これは私の趣味の問題なのですが、今回の旅行に三脚を持参しました。

山岳ホテルから見えるマッターホルン。
星空や朝焼けを撮りたいな、と思って。

なので、荷物の準備が大変です。

二つ目の問題は、天気。

天気予報によると、旅行中で今日が一番天気悪そうな予報だったんです。
そして寒そう。

雨具も準備しないといけないし、そんな苦労しても天気が悪かったら残念だなー、昨日は運よくユングフラウ観光できたけれど、今日もそんな風に行けるのだろうか。

そんな気持ちで朝食会場に。

ところがどっこい、そんな気持ちも一時停止。

ここの朝食は美味しかった。
このツアー中で一番良かったかも。

デザートまでしっかりいただきました。

キャロットケーキ、一個一個にこのニンジンが乗っかってるんですよ。
一瞬にして食べちゃいましたけどー(笑)

おかげで天気が悪くても楽しめそうだ。

で、三つ目の問題が、シャモニーで何をするか。

シャモニーではエギュー・デュ・ミディ展望台へ行くオプショナルツアーがあったんです。
もちろん行きたいじゃないですか。申し込んだつもりが、申し込まれてなかった。。

その時間、シャモニーで何するのよ。

いろいろと、必死で検索しましたよ。
いくつかのプランを考えて、でも、天気悪かったらどうしようもないよなー、お金がかからない分、良かったと思うしかないかなー。

この旅行中、こんなやり取りの繰り返し。

朝食を食べ終わり、出発までの間に少しお散歩。

ローザンヌの街は、レマン湖のほとりにあるんですね。
ホテルの目の前がレマン湖でした。

どうですか、この低くて分厚い雲！

湖なのに、けっこう波があります。

まるで日本海を思わせるような。。

湖だけど。

レマン湖です。

すぐ出発の時間になっちゃうので、急いでホテルへ戻ります。

お世話になったMOVENPICKホテル。
浴槽もあったし、朝食も美味しかったし、なかなか良かったですよー。

モーベンピック ローザンヌ ホテル ホテル

シャモニーへ向けて、出発しました。

バスはレマン湖沿いに走ります。

途中、ラヴォ―地区のブドウ畑を通ります。

とはいっても、高速道路を突っ走って、車窓から見学。

「世界遺産ラヴォ―地区の車窓の風景をお楽しみください」ってことでして、きれいなブドウ畑が広がっておりました。

ラヴォー地区の葡萄畑 文化・芸術・歴史

古代ローマ時代からブドウ栽培が始まり、１１世紀ごろから盛んになり現在のような風景が見られ始めたとのこと。

ローザンヌからシヨン城まで、約30kmにも及ぶんだそうです。

すごい歴史があるんですね。

そんなブドウ畑の真ん中を高速道路が走っちゃったんですね。

湖とは反対側にもこうやってブドウ畑が広がってました。

世界遺産では、こういう自然と人が共生して作りあげた独特の景観と文化的景観と呼んで世界文化遺産に登録しています。

ボルドーやブルゴーニュも、同じように登録されています。
他には庭園や公園、民族や宗教に強く関連する風景も文化的景観とされています。

レマン湖に別れを告げて、シャモニーへ。

お、かっこいい列車が通っていきました。

スイスの列車はカッコいいなー。

あー、やっぱり雨が降ってますねー。

今日は雨予報。

あー、さっきの列車が見えました。

しばらく並走して走っていきました。

見かける度にカメラを構えるんだけど、
上手に撮れたのはこの一枚くらい。

シャモニーへの道、すごい山道でしたよ。

ここを大型バスがブイブイ走っていく。

運転手さん、すごいな。

いくつか山を越えたと思います。

急に青空が見えるようになりました！

おおーー、ここがシャモニーであってくれ！

スイスからフランスへ。
国境を越えました。

あれれ、フランス側は草ボーボーですよ。

スイスの方きれいだなー。

おおー、青空がはっきり見えるようになってきた。

そしてシャモニーに到着。

この天気、奇跡としか思えない！

駐車場に到着。

シャモニー大作戦A、B、Cがありましたが、このお天気だとＡしか考えられません！

シャモニー大作戦Ａ、自力でエギュー・デュ・ミディ展望台へ行ってみます！

こちらの展望台、モチのロンで大人気。
シーズン中は大行列必至。

チケットは事前に予約をしておくのをお勧めしますと、インターネットには書いてありました。

いま、１０時です。
バスの出発は１３時。
間に合うかな。

エギュイーユ デュ ミディのロープウェイ 体験・アクティビティ

しかーし、チケット売り場の行列ゼロ！

さすが、シーズンオフ。そして今日の天気予報の悪さ。

チケットブースの右側に見えてる雪山、あれがモンブランですって！
おおー、すごい！絶対行きたい。

往復チケット、13000円くらいだったと思います。
オプショナルツアー料金よりちょっとだけ安かったかな。

チケットブースは空いてても、問題は整理券番号。
待ち時間はどれくらいでしょう。

10時40分　37番、10時40分ですよ。

ゆっくり話してくれたので何とか聞き取れました。
順番が来たらロープウェイ乗り場へ行きます。

一緒のツアーの皆さんは、36番、10時30分。
我々、その次の37番。

あんまり変わらない時間のロープウェイに乗ることができそうです。
良かった。

添くんに報告。
チケット買ったんですか！と、ちょっとビックリされてました。

みなさんがゲートへ行ったあと、じゃあ次だね、とゲートへ行くと、そのまま行ってオッケーと入れちゃいました。

そんなことって、あるんですねー。
ネットで調べてたら、そんなこともあるような話があったので、さりげなく試してみて良かったかも。

とにかくラッキーですよ。

きたきたー。

ツアーのみなさんと一緒のゴンドラに、一番最後に滑り込み乗れました。

満員電車のようなゴンドラだったので、写真を撮る余裕なし。

リュックは背負わずに抱えて乗りましょう。

そして中間駅で乗り換えます。

一番最後に乗ったので、一番最初に下りる。するとここでは一番前に。
なんか、申し訳ない気持ち。

すごいすごい！

すごい景色。

青空がこんなにうれしいなんて。

きました、これに乗りますよ。

そして、一番前に陣取ります。

エギューデュミディ展望台。

あーー、来れて良かった。
本当に良かった。

まだ到着してないけど。

自力で行ってみようと思って良かった。
やればできるんだー。

3842ｍ。

富士山より高い場所。

ロープウェイで行けちゃうなんて、すごいこと考えるのね。
そんなロープウェイがたくさんあるアルプス。

着いた！
感無量。

ところが、この展望台でどこに行ったらよいかを全然調べて無かったー。

とりあえず、橋をわたります。

なになに、あんなところ歩いてる人がいるよー。
稜を歩く人影、本物の登山家を目にして、こっちもちょっと緊張感を感じたりして。

おそろしいけど、気持ちいいだろうなー。

橋から見える景色。
とにかく絶景。

とりあえず橋をわたったけど、右？左？どっちへ行くのかな？

よくわからないので、とりあえず左へ行ってみる。

おおー、ここからあの雪の尾根を歩くんだ。
すごいところに来ちゃったけど、私たちはそこは歩きません！

さっきのところに戻って、右の通路へ。

こっちが正解でした。

橋をわたったら、右ですよ。

ここでエレベータに乗って、展望台へ上ります。

５０分って表示されているけど、エレベータ待ちの行列はそんなに長く無かったです。
展望台に行って、シャモニーへ戻るのに５０分ってことなのかな？
よくわかりませんが、ツアーの皆さんも並んでるので、行ってみます。

エレベータの先にも何やらあるようですが、そんな時間はありません。
とにかく展望台へ。

エレベータを降りたら、、

おおおー、モンブラン！

半分雲がかかってますが、見ることができました。
神様、ありがとうございます！

こっちはガラス張りの展望台。

この行列はさすがに無理ですね。
ここは諦めるんですけど、ここに行った旅行記も拝見しました。
今日でこの行列です。混んでる時期だとどんだけ待つんだろうー。

展望台からの景色。

どこを見てもすごいんです。

あの山は、グランド・ジョラス。

６つの頂がカッコいい。

そしてモンブラン。

ヨーロッパ最高峰4810mです。

あの一番奥の丸みのある頂がモンブランです。

雲がかかりかけてますけど、それもまた良い。

なんてことでしょうね。
今朝は、今日一日どうなっちゃうんだろうと思っていたのに、今はこうやって素晴らしい体験をさせてもらっている。

ちょっとだけだけど、頑張ってやってみて良かったと思える。

神様からのご褒美かもしれない、なんて思えるひとときでした。

ヤバい！

時間を忘れてた。


ツアーの皆さん、いつの間にかいなくなっちゃいました。
エレベータに並んで、戻ります。

エレベータを降りたけれど、ロープウェイ乗り場はどこ？

ウロウロしていたら、ロープウェイを下りた建物の階段の上から、添くんが手を振ってくれてました。

あの階段を登るのか。

酸素がめちゃめちゃ薄いのを実感しながら、階段をゆっくり上ります。

上りきったところで振り返ると、これもまた絶景。

ロープウェイ乗り場は、この展望デッキから階段を降りるんですって。

教えてもらわなかったら、気が付かなかったかもしれません。

もし自力で行こうと思ってる方、私のようなドジではないでしょうけど、ロープウェイ乗り場へは階段を上って下りるんですよ。
階段は橋のたもとです。

逆に、ロープウェイを降りたときはこの階段をのぼっちゃダメってことですね。
間違えて上らないようにです。

あー、さっきエレベータで上がった展望台が見えました。

あそこへ行ったんだ。

あんなもの、どうやって作ったんだろうか。

エギーユ デュ ミディ アクティビティ・乗り物体験

モンブランにはだいぶ雲がかかってきました。

シャモニーの街を見下ろす方向です。

雲の上、この高さは富士山の頂上にいる感じなんでしょうね。

ここも景色の良い展望台でした。

一番高い場所も素晴らしい景色でしたが、エレベータの待ち時間とか気になっちゃったりして、なんとなく落ち着かない気持ちだったけど、ここは帰りのロープウェイ、階段下りてすぐですからねー。

余裕があります。

この青空に出会えて、本当に良かったー。

皆さん笑顔で楽しそうでした。

階段を下りるとロープウェイ乗り場があるわけですが、お土産屋さんもありました。

もちろん寄っていきますよ。
ここで、モンブランのピンバッジを購入しました。

ロープウェイの順番待ち。

混雑時は帰りの時間が決まっていて整理券が配られるんですって。
今日は整理券の配布はありませんでした。

一便待って、乗車できました。

シャモニーまで、途中で乗り継いで約２０分。

余裕を持って集合時間に間に合いそうです。

良かったー。

をーー、下りてゆくーーー。

展望台あら中継駅までは、支柱が一本も無いんです。

すれ違いまーす。

上っていくロープウェイも、たくさんの人が乗ってました。

中継駅が見えてきました。

あそこで降りて遊んだりもできるようです。

まだまだたくさんの人が待ってるのが見えました。

スゴイ人気。
あの人たちも、きっとキレイな景色が見れますね。

振り返ると雲のないモンブラン！

もうちょっと上で待ってれば見れたかー。

そして、シャモニーへ帰ってきました。

ここからも見えるモンブランですが、やっぱ展望台からの景色は素晴らしかったなー。

ロープウェイを降りるとお土産屋さんを通り抜ける方式。

このペンケースがかわいらしくて、娘達のお土産に購入。
二人とも大学生ですが。。

とても喜んでました。

残った時間でシャモニーの街を散策。

シャモニーの街はそれほど大きくなくて、ロープウェイ乗り場から続くエギーユ・デュ・ミディ通りをまず歩きます。

美味しそうなパン屋さん。ここはおフランスですからねー。

今日のお昼は各自で済ませることになってましたので、ここで買おう。

とろけたチーズが美味しかったー。

おフランスで、食べ歩きしちゃいました。

おフランスですが、スイスっぽいレストランもあったりして。

アルプスってことですかね。

線路をわたります。

おフランスのご婦人は後ろ姿も気品が漂ってます。

次はシャモニーのメイン通り、パカール通りです。

ここでも美味しそうなパンが並んでますね。

シャレオツですなー。

山岳ブランド店が並ぶパカール通り。

Milletがありました。

パカール通りの名前になってるパカールさん。

ジャック・パルマとモンブラン初登頂をした人物です。
でも、いろいろご苦労があったよう。

嫉妬って、怖いですねー。

この先に銅像があるのですが、気が付いたら集合時間が迫ってました。
ここでUターン。

MAMMUTがありました。

スイス旅行が決まってから、ここのグッズを揃えたくなる日々を過ごしてます。

お、フジフィルム！？

富士山のフジで、山繋がりでの出店でしょうか。

踏切を渡るとき、線路の先がモンブランに向いてるのに気づきました。

残念ながら、モンブランは雲の中。

ロープウェイが見えてきましたよ。

お昼を過ぎ、人はだいぶ減ってました。

朝のチケット購入とか、ドキドキしてた自分を思い出すなー。

このアンダーパスの先が駐車場です。

バスに乗り、次はツェルマットへ。

ちょうど踏切で列車が通っていきました。
赤くて可愛らしい列車でした。

見れて嬉しい。

今日の頑張った思い出のロープウェイチケット。

これを見ながら、行けて良かったーと心から思う。
頑張ったなー、なんて自分で自分をほめてるんですが、頑張ったって言うほどのことはしてません。

ただチケット買って、言われるがままに進んだだけ。
空いてて本当によかった。

そして、この奇跡のお天気に感謝です。

朝の悩みがすべてスッキリ解決しました。
こんなにきれいにブドウ畑も見えてます。

旅行中の天気予報は後半から回復する見込み。
これはきっと、マッターホルンも楽しめちゃうかもよー。

つづくー。