2025年9月台湾鉄道旅行3（台北国家鉄道博物館訪問）

2025/09/23 - 2025/09/23

　2025年9月23日から26日にかけて台湾へ行ってきました。
　現在、台湾で乗るべき新規開業路線はたぶんないはずですが、昨年不覚にも少しまどろんでしまった阿里山鉄道と、これまでノーマークだった観光用サトウキビ列車に乗るべく予定を立てました。
　阿里山鉄道は2週間前から指定券発売ですが、発売と同時に瞬殺で完売、キャンセルが出たのかようやく乗車3日前に確保できました。
　台湾への往復はANAの特典航空券で、20,000マイル＋29,480円でした。
　ちょうど台風18号の影響による大雨が台湾東部に大きな被害をもたらし、9月23日には多くの航空便が欠航となりましたが、幸い私の旅程には大きな影響はありませんでした。
　NH851便に乗って台北松山空港に到着、いったん宿泊ホテルに荷物を預けて身軽になってから、2025年7月にオープンしたばかりの「国家鉄道博物館」を訪問します。

エリア 台北(台湾)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

　飛行機から降りて入国手続きして、預け荷物受け取って入国完了です。
　着陸してからここまで30分足らず、常客証の申請忘れていましたが、桃園空港よりずいぶん早かったと思います。
　9月末まで延長されていた「遊台湾金福気（ラッキーランド）」キャンベーンは残念ながらハズレでした。
　このキャンペーン、確か2023年5月からやっていたと思いますが、3戦全敗でした。(笑)ちなみに、台湾へはそのほかにも5回訪れていますが、いずれも弾丸旅行のため対象外でした。（涙）

台北松山空港 (TSA) 空港

　地下鉄駅へ行く途中の広告、「2025　花IN台北」のお知らせ

松山機場駅 駅

　台北MRTでいったんホテルへ向かいます。
　松山機場駅から文湖線に乗って忠孝復興駅で板南線に乗り換えます。

　松山機場駅12:16　→　忠孝復興駅12:22

忠孝復興駅 駅

　忠孝復興駅12:28　→　台北駅12:34（板南線）

　台北駅で下車します。

台北駅 <地下鉄> (台北車站) 駅

　高鉄のきっぷ売り場で、明日からの切符を手に入れます。
　

　明日から3日間お世話になる「高鉄3日間パス」、KKdayで、台湾新幹線3日間パス＋MRT乗車券＋台湾好行の往復乗車券がセットになったプラン（8,363円）を購入しました。台北駅から高雄市の左営駅まで片道1,490元（約7,500円）かかりますので、とってもお得なきっぷです。

　台北駅、後日このスペースでは、イベント行われていました。

台北駅 駅

　台北駅構内にあるこちらの旅行社で、MRT乗車券（台北MRT2日間パス）をいただきます。こちらは今日明日利用します。
　ここで、3日前から台湾を訪れている友人とばったり(笑)、彼はこの日のタイガーエア便で帰国の予定でしたが、台風18号の影響で欠航に、帰りの便は26日にしたとのこと、夜に合流して食事することにしていったん別れました。
　

台北駅 駅

　ちょうど午後2時、駅中央にあるからくり時計が動きます。

台北駅 駅

　駅地下を通って

　台北駅の南側へ、雨が降り続いています。

台北駅 駅

　台北駅から徒歩数分の所にある、前年にも宿泊したヨークホテルに3泊します。
　チェックインは午後3時からなので、部屋には入れませんが、チェックイン手続きと荷物預かりはできました。
　なお、当初、明日明後日の2泊予約していましたが、数日前に本日の予約を追加しました。先に予約した2泊分が1,620元（8,235円）、直前に予約した本日1泊分が585元（2,974円）、直前に予約した方がずいぶん安く設定されていました。

ヨーク デザイン ホテル ホテル

　荷物を預けて身軽になって行動開始、再びMRT台北駅へ

　台北駅13:33　→　市政府駅13:45（板南線）

台北駅 <地下鉄> (台北車站) 駅

　今日明日2日間利用するMRT乗車券（台北MRT2日間パス）です。
　そんなに乗る予定ないけど。

　市政府駅で下車します。

市政府駅 駅

　地上出入口

市政府駅 駅

　鉄道博物館最寄り駅は、松山新店線の南京三民駅です。（約800メートル）
　市政府駅からだと1.2キロメートルくらいあります。雨の中歩きます。
　先に台北を訪れている友人ならバスを利用したでしょうね。バスのほうが歩く距離は短そうです。なかなか乗りこなせないけど。
　ちなみに、台北MRT2日間パスでバスに乗ることもできます。

　鉄博前行　2025年7月31日にオーブンしたばかりです。
　2週間くらい前に、NHKの「ニュースーン」で紹介されていました。

国家鉄道博物館 博物館・美術館・ギャラリー

　日本の統治時代に建設され、2013年まで「台北機廠」として使用されていた台湾鉄道の車両工場の跡地にできたそうです。

国家鉄道博物館 博物館・美術館・ギャラリー

　入口

国家鉄道博物館 博物館・美術館・ギャラリー

　日本語のパンフレットもあります。

　日本語版をいただきます。
　入場料は100元（65歳以上は50元）と思っていたら、奥にある「柴電工場常設展」のみが有料エリアでそのほかは無料でした。

　日本の方が台湾を訪れて撮った写真が展示されていました。

　鉄博東駅、週末のみ講堂前の「鉄博東駅」とディーゼル工場南側の「鉄博西駅」の先の「折返駅」間を乗車体験できるようです。
　大人150元（65歳以上75元）、65歳まであと1年切りました。来年来た時乗ろう(笑)

　時刻表

　鉄博内の敷地を走ります。

　組立工場を見学します。

　客車

　鉄博西　⇔　鉄博東

　この車両に体験乗車できるみたいです。

　藍色の「藍皮仔」と呼ばれるディーゼル客車です。

　こちらは2000系客車、冷房付きです。

　DL1036貨車移動機

　R24ディーゼル機関車

　35DC32751食堂車

　中に入れました。

　調味料等

　台湾で食堂車には乗ったことありません。

　環島之星号等の観光列車の一部には、食堂車もあるようです。
　いつか体験してみたいです。

　DC32751食堂車のあゆみ

　1938年の時刻表、高雄駅8:18発　基隆駅16:35着、食堂車のマークも掲載されています。

　お弁当のパッケージいろいろ

　食堂車の紹介

　こちらはEMU500型改造の食堂車

　鉄路弁当の紹介

　弁当の紹介

　台鉄ホテル

　食堂車を後にします。

　付はEOB32389号工呈瞭望車

　普通の客車に見えます。

　両端の天井部分が出っ張っていますが、冷房装置ではなく

　ハシゴ上って展望車両に改造されています。
　こんな車両初めて見ました。

　これはかつての通勤型電車　EMU400型かな？

　EMC410

　車内にも入れました。

　こちらは特急「自強号」に使用されたEMU300型

　雨は小降りになってきました。

　鉄博西駅、今度機会があったらぜひ乗りたいです。

　こんなところにも線路が

　付は有料エリアの柴電工場（ディーゼル工場）に入ります。
　入場料100元、来年になればたぶん半額(笑)

　1962年に開設されたディーゼル工場だそうです。

　S212

　こちらは台湾糖業鉄道で走っていたSL 376号
　隣に日本の583系電車

　モハネ582

　モハネ582-106

　わくわくドリーム号　舞浜行き
　青森駅と舞浜駅を結んでいたディズニーリゾート客専用の団体列車でした。

　583系、急行「きたぐに」で何度も乗りましたが、寝台車には乗れずじまいでした。

　S206　機関車

　客車つないでいます。

　最後方から

　35TP32706客車

　ロングシート客車でした。

　結構若い女性の方が見に来ていました。

　こちらはたぶん快速に使用されていたクロスシート車両

　SP35284

　「性別友善厠所」、男女共用のすべて個室のトイレでした。

　駅弁の紹介

　隣に鉄道文学の紹介

　故宮脇俊三さんの「台湾鉄路千公里」も紹介されていました。
　1980年6月に8日間かけて台湾の鉄道をほぼ乗りつくされた旅行記です。
　何度も読み返した名著です。

　鉄道が舞台の映画紹介

　鉄道が舞台の映画紹介

　駅スタンプと

　時刻表、初めて台湾に来た頃は薄っぺらい時刻表売っていました。

　これはだいぶ古そうな資料

　員工浴室、職員用の浴場だったところです。

　水洗い場

　お風呂場

　お風呂場

　高い天井

　次は隣の建物　大講堂へ、休憩所になっています。

　奥に売店、その奥に当時の食堂の調理場のようすが残っています。

　当時の食事

　朝ごはん

　弁当箱に入っています。

　排骨食べたくなりました。(笑)　

　売店で売っていたのれん、大正11年に駅名が改称されたときの新旧対照表です。
　二水駅は二八水駅だったのですね。

　国家鉄道博物館を後にして、今度はMRT松山新店線の南京三民駅まで歩いてきました。雨は相変わらず降り続いています。　

南京三民駅 駅