2025年9月滋賀・京都に観音を訪ねて～その４　50年に一度のご開帳、風鈴寺の正寿院

2025/09/09 - 2025/09/09

2025年9月、観音を訪ねてまだまだ猛暑日が続く滋賀・京都へ。公共交通機関では訪問しづらい場所にあるので、今回は自家用車での旅です。その４は５０年に一度の開扉という秘仏を求めて、宇治田原の正寿院へ。

・山道を通って正寿院へ
　　たくさんの風鈴
　　かわいいお地蔵さん
　　本堂で秘仏とご対面
　　客殿には猪目窓と天井画
・正寿院の周囲には茶畑が
・信楽を抜けて

表紙写真は、正寿院の風鈴

エリア 宇治(京都)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.5
• 交通: 2.5

• 交通手段: 自転車
• 旅行の手配内容: 個別手配

宇治から山道を抜けて、標識を頼りに進みます。

村のお寺という感じで、正寿院が佇んでいました。

５０年に一度のみ、という秘仏の公開中。

今年の１１月３０日までです。

風鈴寺とも呼ばれている正寿院。創建は1200年。

酷暑の今年、9月になってもサルスベリが咲き誇っています。

脇の門の奥に風鈴が見えています。

正寿院 寺・神社・教会

9月いっぱいまで行われている風鈴まつり。

境内には2000個もの風鈴が吊るされています。

色とりどり。青と白の風鈴は目にも涼やか。

地蔵堂にはたくさんの紐が結ばれています。

叶紐（かのうひも）といって、願いをかなえてくださるのだとか。

ユーモラスなお地蔵様。

風鈴と石仏。

ちいさな前庭を拝見して・・

いざ本堂へ。

このふすまの奥の内々陣に、秘仏の十一面観音様が鎮座されていました。

その後様子はポスターのアップで。

思っていたより小ぶりな仏様でしたが、端正なお顔に、衆生を救おうという意思が感じられました。

中から本堂の周りをぐるっと。

ガラス玉が浮かべられた手水。

蓋の部分、よく見るとカニさんです。

リスが描かれた壁。

本堂の軒先の風鈴は、渋い感じ。

本堂を後にします。

本堂脇に掛けられている箱みたいなもの。

竜吐水という昔の消防ポンプのようです。

風鈴のアーチをくぐって

かわいらしいお地蔵さん。

客殿のほうに進みます。

こちらは真っ赤な風鈴が印象的。

客殿前のお地蔵様。

客殿は、猪目窓で有名。

ハートの形はイノシシの目を表しているのだとか。

緑が美しい。

もうひとつ、160枚の絵で飾られた天井も。

花の絵が多いですが・・

風神

雷神や、青龍、白虎、朱雀、玄武の四神も描かれていました。

客殿の手水には、季節のお花が。

ヤマゴボウかな。

こちらが客殿です。

茶畑と古い民家が点在する、山の中のお寺でした。

休日は宇治からバスがでているようですが、車でないと行きにくい場所。

このあと信楽を抜けて、名神高速に乗りました。