2025/06/21 - 2025/06/21
35位(同エリア67件中)
ちゃんさん
福岡から訪ねる、週末2日間の北海道の旅。
倶知安の街をふらり散歩した後は、1駅、比羅夫駅までバック。駅舎に泊まれる宿で、静かな北海道の片田舎の夜を満喫した。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
倶知安駅で下車。はじめて降りる駅だと思っていたが、後で調べてみると17年前にも降りていた。
当時の旅行記を見返してみたら、SLニセコ号が当駅でなんと2時間も停車して、その間に駅前を散歩して、蕎麦屋にも入ったようだ。SLの記憶は鮮明なのだが、街の記憶が欠落している。倶知安駅 駅
-
今回も折り返しの列車まで、2時間弱の持ち時間がある。駅舎内の観光案内所に、2時間で見られる場所をと聞いてみたら、駅裏の山手にある酒蔵をすすめられた。
天気が良ければ、見晴らしのいいところも案内できたのにと残念そう。九州の梅雨から逃げたくて6月の北海道を目指したのに、九州は晴、北海道は曇りのち雨の予報である。ついてない。 -
酒蔵へは踏切を渡って行く。函館本線「山線」の設備は、新幹線の工事に備え移設されたばかりで、すべてが新しい。とても廃止を控えた路線とは思えない。
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工事中の未舗装道路を登って行ったところに、件の酒蔵があった。二世古酒造。北海道らしい三角屋根の酒蔵は、内地でイメージするものとの違いを感じる。
重い扉を開けてみたが、誰もいない。取り込み中だろうか、出直すことにした。 -
二世古酒造への道には、あちこちに「三島さんの芝桜」の案内看板が出ていた。スマホの地図にも、目立つように表示されている。
個人で丹精込めて作った花園で、時々ネットでも話題になる場所という記憶はあった。まったく人通りがないので見ごろは過ぎているんだろうけど、ひとまず行ってみよう。 -
クマに出没されても困るので、スマホでラジオを鳴らしながら歩くこと5分。芝の原っぱに着いた。
思っていたとおり花は一つもなかったが、満開の美しさはさぞかしと思う。せめて羊蹄山が姿を見せてくれればまた違った趣もあったと思うが、雲の中だった。三島さんの芝ざくら庭園 公園・植物園
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二世古酒造に戻ると、車でやってきたグループが盛り上がっていた。自由に試飲させてくれるようで、あれでもない、これでもないと楽しそう。
僕も1杯だけ、試飲させていただいた。重い瓶ばかりで、買うとこの先が辛そうだったので。 -
かといって何も買わないのも申し訳なく、歩き疲れてもいたので、グループ客が退散した後に酒粕アイスを頂いた。
お相手をしてくれた奥様は、娘さんが長崎にいたことがあるとのことで、九州にも土地勘のある方だった。福岡空港があまりに街中にあって怖かったと語ってくれた。確かに広大な新千歳空港に慣れていると、そう感じるかもしれない。 -
「梅雨から逃げたくて6月の北海道に来たのに、雨に降られちゃいました」
と愚痴っていたら、かなりひさしぶりの降雨で、恵みの雨なんだとか。北海道の方が喜んでくれる雨なら、受け入れなければ。 -
ご挨拶をして別れ、駅裏のくとさんパークへと歩いた。転車台があり、鉄道輸送華やかりし頃は、広大な駅の構内の一部だったのではないかと察する。
噴水の水が透き通るほど清らかで、倶知安の宝である湧水を引き込んでいるのだろう。あいにくの天気だが、水遊びに興じる子たちがいた。 -
線路を渡り、街中をぶらぶらと歩いてみたが、さっぱり記憶が蘇らない。地図に飲食店街と書かれたエリアに行っても、ひっそりしている。あの蕎麦屋は、どこにあったのだろう。
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月極駐車場が「無断駐車」だけでなく「無断排雪」もお断りしていることに、今いる土地の冬を感じた。切実な問題なのだろう。
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列車の時間までは、スーパー「コープさっぽろ」倶知安店を見物。地元スーパーにこそ旅の楽しみがあると熱弁しつつも、実はなかなか実戦できていない「観光」である。
インバウンド客も多い土地柄を反映してか、店内での写真撮影自由と宣言しているのが面白い。拡散してくれれば、下手な広報よりよほど効率よく集客してくれる時代だ。 -
もちろん九州人としても珍しいものだらけで、ジンギスカンの肉がずらり何種類も並ぶのに目を奪われる。夫婦でジンギスカンが大好きなのだが、久留米のスーパーだといつも並んでいるものではなく、たまたま見つけた時に食卓へ並ぶものだ。
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令和の米騒動を呼ばれた今年、5kg4千円台後半が当たり前になった中で、3千円台で米が並んでいるのは驚き。本気で買って帰ろうかと思ったほどだ。
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一方、佐賀県産の新玉ねぎが並んでいるのも意外だった。道産の3分の1の値段で、時期によってはこうした現象も見られるようだ。北海道の人にも評価される出来栄えということなら、佐賀県出身として鼻が高い。
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お土産にご当地のお菓子と、今夜の燃料(アルコール)を買い出し、駅へ。今夜の宿泊先・比羅夫へは「一周きっぷ」のコースをバックする形になるので、310円の切符を券売機で求めた。
改札を受けると駅員さんから「どちらまで?」と問われ驚く。比羅夫と答えると、降りても何もありませんよ、と。宿を予約していると言ったら通してもらえたが、行く前に「審査」がある駅というのもそうそうないだろう。 -
倶知安発16時57分の長万部行きに乗車。下校の高校生で席はほとんど埋まっていて、ロングシートの端におさまる。彼らの数代先の後輩は、どんな手段で通学するのだろう。
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1駅間に8分をかけ、17時過ぎに比羅夫駅に到着。下車したのは僕一人だった。今日の宿泊先は、駅舎内の民宿「駅の宿ひらふ」だ。
比羅夫駅 駅
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北海道らしい、切妻屋根のロッジ風駅舎に泊まれる宿として、旅好きには有名。2006年の旅で訪ねて以来、2度目の訪問になる。
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宿主さんに、まずは昨年、コロナ感染で突然のキャンセルになったことを詫びる。もちろん所定のキャンセル料は払ったが、代わりの宿泊客はついに現れず、稼ぎ時の7月に穴を空けてしまったことをずっと申し訳なく思っていた。
そして僕としても、半年以上前に予約して楽しみにしてきた旅を実現できず、不完全燃焼な夏となった。2年越しに実現できた旅だ。バトンタッチは間もなく!雰囲気満点の「駅の宿」 by ちゃんさん駅の宿 ひらふ 宿・ホテル
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2度目の宿泊とはいえ、変わったところが多く、改めて宿の説明を関西弁で受ける。
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ホーム上の丸太小屋にあった風呂は、老朽化で取り壊しに。代わりに屋根なしの夏季限定露天風呂となったが、雨天のため使えないそうで残念だ。
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新しいお風呂は、別棟ログハウスの1階になった。今風のきれいで快適な浴室で、現代の旅人にはこっちが好まれるのかな。
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寝床は駅舎2階の、ホームビューの部屋だ。2段ベッドの相部屋仕様だが、今は個室利用が原則になっている。「とほ宿」に泊まり慣れた身には相部屋でも全然構わないのだが、これも時代なのかもしれない。
ちなみに部屋の名前は「トワイライト」。もう一部屋の名前は「北斗星」で、由来は言わずもがなだろう。 -
18時前になったので、ホームへ降りて来た。夕食は、駅舎の軒下で楽しむBBQ。ホームに面した位置で、列車の発着時には車内からの視線を痛いほど浴びることになる。
新鮮なラム肉に、ホタテやエビ、イカ。もちろん野菜も道産品。あいにくの空模様ではあるが、涼しい風に吹かれながらの一人BBQは格別だ。https://www.youtube.com/watch?v=5TtUGDsdRLs -
今日は「北斗星」の宿泊者もBBQの夕食だったのだが、場所は分けられていた。お互い一人旅だし、まとめてくれた方が会話もはずむ気はするのだが、宿主さんなりの試行錯誤の結果なのだろう。
かといって、真横にいながら挨拶もないのは寂しい気もしたので、乾杯だけは交わしておいた。 -
他にやることもない場所なので、じっくり焼いて、のんびり飲むに限る。
19時を過ぎても、外が明るい。北海道なんだから、もっと早く日が暮れるものと思っていた。今日は夏至。晴れていれば、長い昼の時間をもっと体感できたことだろう。 -
夕食後、風呂から上がると、別の宿泊者さんが談話室でくつろがれていた。食事が付けられることを知らず、素泊まりで予約されたそうだ。
夕食はマックスバリュの総菜で済ませたそうだが、酒類は北海道のコンビニ・セイコーマートで仕入れられたとか。ワインをご相伴に預かったが、なるほどコスパ良好。相当に旅慣れているものとお見受けした。 -
聞けば東京と北海道の二拠点生活で、そろそろ北海道への定住を考えられいるそうだ。全国を飛び回られているそうで、沖縄方面にも詳しく、秋の沖縄旅行に向け貴重な情報をたくさん頂いた。
思えば、同宿の見知らぬ人と話が盛り上がるなんて経験も、ひさびさのこと。懐かしく、旅の充足感が満ちるひと時だった。 -
持参した酒も尽き、宿主さんを呼び出しては追加のお酒をお願いした。楽しい時間ではあるが、繰り返していたらこのまま夜を明かしてしまいそう。
名残り惜しくも23時頃には切り上げ、2段ベッドの下段におさまった。
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