夫婦旅シャモニー・ミラノ14日間⑧シャモニーからアオスタ日帰り観光

2025/08/06 - 2025/08/19

2023グリンデルワルド，2024ツェルマットに続き，シャモニーに行ってきました。ずっと天気は良かったものの想像以上に暑かったです。街も大きく、ヨーロッパ各地からバカンスにやってくる人達で賑わっていました。

0806(水) KIX→SIN シティツアー参加　SIN発　
0807(木) ミラノ着（長距離バス）→シャモニー
0808(金) プレヴァン展望台→フレジェール→アンデックス
0809(土) バルム山
0810(日) エギーユデュミディ→モンタンヴェール
0811(月) ボソン氷河
0812(火) サンジェルヴェ・ルファイエ (モンブラントラムウェイ)
→ベルビュー、プラリオン
0813(水) アヌシー日帰り観光
0814(木) アオスタ日帰り観光
0815(金) シャモニー（長距離バス）→ミラノ着
0816(土) ミラノ観光
0817(日) ベルガモ日帰り観光
0818(月) ミラノ発
0819(火)　SIN→KIX

エリア アオスタ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

今日も一人でFlixbusでアオスタに日帰り観光です。7:00 シャモニー発と昨日のアヌシーよりも早い出発です。バスは日に数本あるものの、なかなか自分に都合のよい時間帯のバスはありません。

モンブラントンネルを抜けて、8:25 の時間より早く、８時くらいにイタリアのアオスタに着きました。

長距離バスの停留所はアオスタ駅の斜め前です。

アオスタはスイスとフランスの峠道の起点としてローマ時代から栄え、今も2000年前の遺跡が残り、「アルプスのローマ」と呼ばれています。
観光地図と首っ引きですが、これは駅前のPailleron tower。

街を作ったのは初代ローマ皇帝アウグストゥスです。

ところどころに像の立っている公園の横を通って、シャノー広場に向かいます。

まだ８時台で、シャノー広場は周囲のカフェで朝食を摂っている観光客がいるだけです。

アウグストゥスの凱旋門に続く土産物屋やレストランが並ぶ道も、閑散としています。

シャノー広場に面した市庁舎には、ネプチューンの彫像がありました。

対の女神が誰かわからず、AIに尋ねたところ、ユスティティア（正義の女神）だそうです。

閑散とした通りをアウグストゥスの凱旋門に向かって進むと、すぐにプレトリア門に着きました。 中央の大きなアーチ、その両脇に小さな２つのアーチが並んでいます。向かって一番左の通路の中にインフォメーションがありました。はっきり言ってわかりにくいです。

真ん中がメイン通路のようになっていました。遺跡の中に普通に道があるのって考えてみたらすごいことかもしれません。右側の通路はレストランのようでした。

メイン通路の途中にプレトリア門の模型がありました。

凱旋門近くのアウグストゥスの像。

残念ながらアウグストゥスの凱旋門は修復中でした。どちらからも全くみえません。

門を越えてそのまま進むと、ローマの橋がありました。普通に人が行き来する橋ですが、これもローマ時代の遺跡です。周りは普通に家がありました。

来た道を戻り、プレトリア門まで戻る手前を右に曲がると、サントルソ教会と聖ロレンツォ教会があります。

左側が聖ロレンツォ教会、右側がサントルソ教会です。サントルソ教会は中に入れます。ただし、横にある回廊は有料です。

回廊には入りませんでしたが、ロマネスク様式の彫刻が残った回廊で、なかなか見ごたえがありそうでした。

サントルソ教会は尖塔のような入口が特徴的です。

サントルソ教会の天井のフレスコ画。

サントルソ教会の前の菩提樹は、樹齢500年だそうです。

お隣の聖ロレンツォ教会に入ろうとしたら、ここではチケットは買えない、インフォメーションでコンビチケットを購入してから来てくださいとの張り紙が。

プレトリア門まで戻りました。アウグストゥスの凱旋門に向かったのとは反対側から見た門です。

プレトリア門の通路にあるインフォメーションに行き、コンビチケットを購入しましたが、一番の見どころのローマ劇場が修復中で見られないため、通常10ユーロのところ5ユーロでした。

本来、この古代ローマ遺跡共通入場券（コンビチケット）で、ローマ劇場、地下回廊、聖ロレンツォ教会、考古学博物館に入れます。

聖ロレンツォ教会は、地下遺跡を見学できるようになっていました。

殉教者の墓のようですが、説明がわからないので詳細は不明です。教会らしさはゼロで、わざわざ見学するほどでもないような・・・。

アオスタでも時間はたっぷりあるので、地図を見ながら遺跡を回ります。
これは、Baliff's tower。

刑務所として使われていた建物らしいです。

カソリック教会が見えてきました。聖ステファノ教会だと思います。この辺りは観光客がおらず、地元の人をたまに見かけるだけで、逆にここで何かあっても他の人にわからないと思うと、地元の男性とすれ違うのもなんとなく怖くて、そそくさと歩いてしまいました。

観光エリアに戻ってきて、見られないと知りつつ、ローマ劇場に行ってみました。

路地の奥がローマ劇場ですが、柵があって入れませんでした。

柵のところからパチリ。有名なファザードが、真横からでわからないですね。

プレトリア通りからものぞいてみましたが、残念ながら見えませんでした。

シャノー広場に戻り、すぐに大聖堂と地下回廊に向かいました。

シャノー広場からアウグストゥスの凱旋門と反対方向の通りは、街の人のショッピングエリアらしいです。

スーパーや酒屋がありました。とはいえ土産物屋やホテルもあり、観光客も多かったです。

大聖堂の鐘楼が見えてきました。

手前の柱がある場所は、ローマ・フォーラムという昔の政治の中心地らしいです。今は周りにおしゃれなレストランがある綺麗な広場でした。

大聖堂。堂々としたたたずまいです。真正面からだと高い二つの鐘楼は見えません。

正面扉の上部に精巧な彫刻が施されています。

大聖堂の中は無料で見学できますが、宝物庫や屋根裏のフレスコ画は決まった曜日しか見学できないようです。（地球の歩き方より）

大聖堂のすぐそばに、地下回廊があります。

凝灰岩のアーチが100メートル近く続く神秘的な空間です。そして涼しい！この日も暑く、ゆっくり歩いて涼みました。

地下回廊で涼んで体力を回復し、時間があるので、ロープウェイでピラ展望台に上ることにしました。

ロープウェー乗り場は駅の反対側なので、とりあえず駅に向かいます。
こちらも駅の近くにあるBramafam tower。

どこから駅の向こう側に行けばよいのかなと思いつつ駅をうろうろしたら、向かって左端に地下通路がありました。

駅の反対側に出て道路を渡ってすこし行ったところに、ピラ展望台行きのロープウェイ乗り場がありました。

途中２つの駅がありましたが、そのまま乗車し、ピラ展望台に着きました。

寝転がって景色を楽しんでいる人が大勢いました。

有名なイエティというレストラン。何か食べようかなと思いましたが、混んでいて予約なしではどうかなという感じがして、ついつい食べずじまいでした。

いろいろなハイキングコースがあるようです。

さらにリフトに乗り換えて上に行くこともできるようで、マウンテンバイクの人達は、さらに上って、上からバイクで降りてきていました。

今日は観光日で、トレッキングシューズではなくカジュアルワンピにスニーカーだったので、本格的なハイキングはせず、平坦な道を少しだけ歩きました。

30分ほど歩いてまたピラ展望台に戻り、アオスタまでロープウェイで下りました。

最後に、時間調整に残しておいた考古学博物館に行きました。

考古学というだけあって、先史時代の発掘品がたくさん展示されていました。

建物自体がローマ時代の城門の上に建てられているらしく、地下の遺跡も見学できます。

井戸でしょうか。
ここでも日本語のパンフレットやオーディオガイドはなく、見るだけで何かわからないので不完全燃焼ですが、時間が余っていたので2周しました。

16:20 アオスタ発のバスが、30分ほど遅延しました。メールで遅れます連絡は入っていましたが、どこにバスが停まるかがわからずドキドキしました。だんだんと、遅れてやきもきしている人がわかってきて、同じシャモニー行きのバスに乗る人だなと推測できました。

もともと夕方から天気が悪くなるという予報でしたが、バスに乗ると雨が降り出しました。

雨足が強まり、道も渋滞して、17:40 シャモニー着の予定が19時くらいになりました。バスが遅延したのは、この１回だけでした。このバスはこのままジュネーブまで行くようで、乗ったままの人も結構いました。
朝から晩まで12時間、毎日暑く、ちょっと疲れました。明日はミラノへの移動日ですが昼からのバスなので、少しゆっくりできるのが幸いです。