2025/07/07 - 2025/07/07
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Tagucyanさん
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以前から行きたいなあと思っていた、群馬県の南西部の奥の奥、上野村に行ってきました。
往路は高崎駅から上信電鉄線の下仁田経由で上野村の一番最深部へ。そこからさらに奥にある村営の日帰り温泉施設「しおじの湯」に行き、まったり過ごしていました。
そしてここからがそもそも今回の発端ともいえる、長距離路線バスの旅。
しおじの湯から、延々2時間48分かけて走る、高崎線・新町駅行きの路線バスに乗ります。
かつては観光バスタイプの急行バスも走っていたような路線ですが、利用者の減少により今は小型バス。これに乗って、バスの旅を楽しみました。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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【その2】からのつづき
今日は群馬県南西部の奥の奥、上野村に来ています。
上信電鉄線の終点・下仁田駅から上野村乗合タクシー、さらにバスを乗継いでさらに奥にある村営の日帰り温泉施設「しおじの湯」へ。
ここでまったり過ごしていた。しおじの湯 温泉
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さて、そろそろバスの時間なので出発。
バス停は、施設の前の道の少し上流側にある。 -
ここまで来るバスは、1日3本。
実質、午後2本のどちらかに乗るか、ですね。 -
バスがやってきた。
国道沿いにある川の駅上野(上野村ふれあい館)のとなりにバスの待機場所(休憩場所)があり、そこから回送してきたと思われる。日本中央バス 乗り物
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言わずと知れた、日野ポンチョ。
本来はコミュニティーバス仕様の車両だけど、利用者数的にこれで十分なんでしょうね。
これに乗ってここから2時間48分の路線バスの旅です。 -
バスはこの先、上野村内、神流町内、藤岡市の旧鬼石町内とずっと神流川(かんながわ)に沿って走る。正式名称は「奥多野線」、別名「かんながわ号」という愛称がついている。
かつては観光バス仕様の急行バスも走るような路線だった。 -
さっき立ち寄った郵便局の前を通り、
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5分ほどで川の駅上野に戻ってきた。
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川の駅上野の中にある上野村ふれあい館前のバス停。
ここから先は、1日8往復(現在は最終バスが運休となって7往復)。上野村ふれあい館 お土産屋・直売所・特産品
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しばらく時間調整し、ダイヤに余裕があるようであえて5分遅れで出発。
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路線バスらしく、基本的に国道から離れた旧道を走ることが多い。
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最初の集落の中に、村内唯一の中学校がある。
ちょうど帰宅時間帯、帰宅の中学生たちが乗ってきた。 -
沿道の集落は、国道沿いではなく旧道沿いにあることがほどんどなので、バスもその都度旧道に入る。
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そして、国道に戻ると、
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再びまた旧道に入る。
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旧道は道が細いところが多い。
対向の大型車が来ると、ちょっとすれ違うのが大変。 -
いくつか目の集落に、村役場がある。
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対岸にあるあの建物が村役場。
バスは役場の前は通らない。 -
道の駅上野。
道の駅 上野 道の駅
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こちらが村内唯一の小学校。
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旧道沿いの集落内を行く。
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上野村最後ぐらいの集落内にあるバス停。
最後まで残っていた中学生がここで降りた。 -
対岸は向屋温泉「ヴィラせせらぎ」という宿泊施設。
以前、家族旅行で泊まりに来たことがあります。
↓11年前でした
https://4travel.jp/travelogue/11175746向屋温泉 ヴィラせせらぎ 宿・ホテル
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車内の客は再び私1人。
このへんで上野村からとなりの神流町に入る。 -
集落内の細い旧道。
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神流町恐竜センター。
このへんから、現在は神流町となっている旧中里村の中心部。神流町恐竜センター 美術館・博物館
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ここまでずっと走ってきた国道299号線はここから山を越えて秩父の方へ行く。その分岐点。ここからは国道462号線。
国道の番号は変わるけど「十石街道」という道の名称は変わらない。 -
国道といってもくねくね。
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景観のいい神流川と並行。
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細い旧道へ。
対向車が来ちゃったりして。 -
神流川の渓谷。
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道の駅「万葉の里」。
11年前来た時にはここにも立ち寄った記憶あり。道の駅 万葉の里 道の駅
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上野村ふれあい館から55分。万場バス停に到着。
ここで10分間休憩。 -
この「奥多野線」は、かつて上信電鉄バスが運行していた。
その当時はここに営業所があったらしい。
現在もここを起終点とする便がある。 -
待合室もあり、内部にはトイレもある。
町内のスクールバスなどの車庫にもなっているようで、運転士さんがそこにいた人たちと雑談していた。すっかり顔なじみなんでしょうね。 -
周辺は神流町、旧万場町の中心部。町役場も近い。
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商店も立ち並んでいた。
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休憩中、車内には他にお客さんがいないし、ちょっと車内の掲示物をいろいろ見てみた。
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今日巡っているところが端的に地図になっていた。
今回は上信電鉄線(図上部の青い線(上信越道)に並行した黒い線)で下仁田、そこから上野村乗合タクシー(図の左側の緑色の線)、そして現在は図の下側の赤い線の路線に乗ってます。反時計回り。
このデータ、欲しいなあ。
(図中のQRコードを読みこんだらエラーでした) -
今乗ってる奥多野線の沿線の写真。
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奥多野線を使ったモデルコース。
これをホームページに載せればいいのになあと思った。 -
「奥多野線SNS、はじめました」
インスタグラムとX(ツイッター)やってるようです。 -
10分停車と言っていたけど、実際には15分くらい停まり、また5分遅れぐらいで出発。
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しばらく行くと、結構長いこと神流湖(下久保ダム)に沿って走る。
このあたりから藤岡市(旧鬼石町)。
とともに神流川が県境となり、対岸は埼玉県になる。神流湖 自然・景勝地
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しおじの湯行きのバスとすれ違い。
最終バスが運休中なので、これが上野村まで行く今日最後のバス。 -
下久保ダム。
この手前で、おばちゃんが1人乗って来た。下久保ダム(神流湖) 名所・史跡
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道の駅上州おにし。
ここにも寄った記憶あり。道の駅 上州おにし 道の駅
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その下流にある神水ダム。
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旧鬼石の町の中。
奥多野線には、ここ発着の便もある。
また、県境を越えて本庄駅まで行くバス路線もある。
さっき乗って来たおばちゃんが降りて、また私1人。 -
さらに藤岡市内方面へ。
このへんからまたおばちゃんが1人乗ってきて、この先の藤岡の町の中で降りた。結局、さっきの中学生の集団以外のお客さんは、私とその2人だけだった。 -
だいぶ平地になってきた。
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万場止まりの、本日最終のバスとすれ違い。
午前中、上野村ふれあい館からしおじの湯まで乗った車両だった。 -
藤岡の町の中へ。
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まもなく、群馬藤岡駅。
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八高線・群馬藤岡駅。
ここでも乗り降りなし。
まあ、ここから新町駅まで、どれだけの需要があるかということですが。群馬藤岡駅 駅
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ちょっと早く着いてしまったようで、時間調整して出発。
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八高線の踏切にかかる。
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ちょうど、高麗川行きの列車が通過していった。
今回、この路線をコンプリートするというミッションがなかったら、さっきの群馬藤岡駅からこの列車に乗ったんだろうなあと思った。 -
さらにまっすぐ進む。
上越新幹線。 -
さらに進んで、高崎線の踏切。向こうに新町駅が見える。
この先で、国道17号線(中山道)へ。
この路線の起点が新町駅なのは、中山道の新町宿を起点としていた十石街道を忠実にたどっているからではないか、と推測。 -
そしていよいよ終点の新町駅へ。
しおじの湯から乗ったら、運賃2,080円。
週末及び夏休み期間は、この路線用のフリー切符(1,500円)があり、片道乗った時点ですでにお得なのだが、今日は普通の月曜日なのでなし。 -
主に前橋市周辺をエリアとしている日本中央バスの路線バスのうち、この奥多野線だけ交通系ICカードが使えない。
その代わり、この路線だけPayPayが使える。 -
車内あちこちに貼ってあるQRコードを読み込んで・・・
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お支払い。
QRコード決済を使える路線をまれに見るけど、使ったのは初めて。 -
しおじの湯から2時間48分、終点の新町駅に到着。
新町駅 駅
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本日の営業はおしまいで、運転士さんは車庫に帰る前の確認をしていた。
かつては藤岡市内に営業所があったが、現在は前橋市内の本社営業所に統合された模様(バスも前橋ナンバーになっていた)で、そこまで回送されるんでしょうね。
(ウィキの情報は古いです)日本中央バス 乗り物
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JR高崎線の新町駅。
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バス乗り場には、バスポールというのがなくて看板だけがある。
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駅前を発着する路線は3つ。
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そのうち、今まで乗ってきた奥多野線の時刻表。
夕方以降の2便が運休していて、終バスがすごく早くなっていた。 -
この時間帯、駅は無人だった。
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中央線の通勤定期を持っている私は、これからのルートだと西国分寺までの運賃を払う必要がある。
新町駅からだと、交通系ICカードよりも紙の切符の方が安くなる。
だからってわざわざマルス券を買う(笑) -
上野東京ライン、ではなくて上野止まりの電車が到着。
JR高崎線 乗り物
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新前橋駅始発のこの電車、そこそこ混んでいた。
仕方なく(笑)運転席の後ろに立つ。 -
駅を出るとすぐに、今までずっと並行していた神流川の鉄橋。
これを渡ると埼玉県。 -
ずっと進んで、車庫がある籠原駅。
大概の場合、ここで5両増結があるのだが・・・籠原駅 駅
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上野行きだからか、ここでの増結はなくて10両編成のまま。
結局混んでて、仕方なく(笑)引き続き運転席の後ろに立ってた。 -
大宮駅に到着~
大宮駅 駅
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いつ来ても人通りが多い大宮駅の通路。
時刻はそろそろ夜7時、夕食タイムとしましょう。エキュート大宮 ショッピングモール
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店舗が結構充実している大宮駅構内の駅ナカ「エキュート大宮」。
今日はこちら、かにチャーハンのお店へ。MADE IN JAPAN かにチャーハンの店 エキュート大宮店 グルメ・レストラン
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このお店はチェーン店になっていて、ちょくちょく利用している。
定番のかにみそチャーハン。
それにかにシューマイをつけてみた。 -
シンプルだけどうまいんですよ~
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以前はチャーハンについてきたけど、物価高騰の折いつのまにか別メニューになったかに汁。
このお店のかに汁が、カニのだしが効いててうまいんです。 -
では、そろそろ帰りましょう。
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埼京線、武蔵野線、中央線と乗継いで帰宅。
電車とバスを乗継いで、群馬の山奥でのんびりしてきた1日でした。
-おわり-
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旅行記グループ
2025.7 群馬の秘境・上野村に行ってきた
この旅行記へのコメント (2)
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- HAPPINさん 2025/08/18 09:11:45
- 2時間48分のポンチョ旅!
- Tagucyanさん、おはようございます
しおじの湯からのバス、少ないですね。一日たったの3本!
これに合わせての旅程にならざるを得ませんね
ポンチョで2時間48分も。これまた驚きです。おっしゃる通りコミュニティバス的なバスで長時間移動って想像を超えています
もとより、3時間近くの路線バス自体が稀有な存在!
太川さんだったら一気に移動で来て大喜びですねw
川の見える風光明媚な区間。やっぱ観光バスで乗りたいなって思っちゃいますね
ふみきり~
通過するときに線路の写真を撮りたくなっちゃう気持ち、よ~くわかります 笑
列車が来たりするとラッキーって。
というわけで八高線♪
>新町駅からだと、交通系ICカードよりも紙の切符の方が安くなる。
だからってわざわざマルス券を買う(笑)
→Suica運賃の方が何円か高い場合ありますよね。なんだか納得いかない。で、マルス券ですか 笑
私はJREポイント貯めたいがためにSuicaで乗っちゃうかもです。Tagucyan
さんはポイントたんまりあるから必要ないですねw
大宮駅でかに尽くしですか?目の毒 笑 笑
でも、うまそ~
ありがとうございました
Happin
- Tagucyanさん からの返信 2025/08/18 19:29:59
- この長距離をポンチョでというのもなかなか・・・
HAPPINさま
こんばんは
あの路線、もともと上野村ふれあい館までの路線で、その後しおじの湯が開業して路線延伸した形だったと思います。その延伸部分が1日3往復しかないので、しおじの湯を訪れたいろんな旅行記を見ていると、だいたい似たような行程になってますね(笑)
2時間48分と書きましたが、便によっては藤岡市内の病院を経由したり、同じく藤岡市内の世界遺産・高山社跡に立ち寄ったりして、さらに所要時間が延びます。私が乗ったのはそのいずれにも寄らない「最短ルート」でした。
で、このポンチョですが、正直このような長距離路線には向いてない気がします^^; 一番後ろの席以外は景色がよく見えないし、イスが硬くて長時間座ってるのが辛くなってくるし・・・
距離が稼げるので太川さんは大喜びでしょうが、これだけ長いと蛭子さんが変な行動を起こしてしまわないかヒヤヒヤものでしょうね(笑)
あの八高線の踏切、ちょうどあの時間に列車が通るのは分かっていたのですが、うまい具合にそれに引っかかってくれました。そのあとの高崎線といい、踏切を通ると写真を撮りたくなります(^^)/
交通系ICカードと紙のきっぷ、もしくは現金払いの場合、大抵はICカードの方が同額か安くなる設定なのですが、なぜかJR東だけは逆転する部分がありますね。駅に掲示されている運賃表にもどっちが得になるかの表があったりして。今回は「4円安い」紙のきっぷにしました。しかも指定席券売機でマルス券。一番コストがかかるやつ(笑)
今回立ち寄ったかにチャーハンのお店は、ときどき利用する店です。以前は立川駅の駅ナカにもあって、会社帰りに途中下車して利用していましたが、なくなってしまいました。
シンプルですけどおいしいんです。かに汁もかにの出汁がきいておいしくて、今は別メニューになりましたが必ず注文しますね。
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Tagucyan
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