2025/07/10 - 2025/07/14
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東京から、新東名経由で岐阜へ、さらに軽井沢を回って東京に回遊するドライブ旅行
その2は岐阜県羽島市から長良川の清流に囲まれた古都、岐阜市に移動。
表紙の写真は、JR岐阜駅前にある岐阜シティ・タワー43階の無料展望台から、タワーマンションが建つ岐阜市街と岐阜城を望む。
近年は、岐阜県の県庁所在地というよりも、名古屋市の衛星都市という感が強くなった感じ。タワーマンション住民の多くは、名古屋方面に通勤では?
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
羽島市から長良川左岸を岐阜市に遡り、岐阜県庁近くの岐阜県図書館に寄って調べもの。
隣に美術館や科学館プラネタリウムもあって、夏や雨天に便利な地下駐車場も利用可能。
旧市街地から県庁が移転し、公共施設を集約整備をした良さが生きている。
電車の利用者にとっても、JR西岐阜駅も昔はなかったので改善はされているが、県民にはやや不便かも。
(傍目には西岐阜駅に近いこちらのブロックに県庁舎があった方が便利そう。)
岐阜県図書館は地図の資料も多く、地図担当レファレンス係員もいて親切。
どの施設を訪問しても駐車場が終日無料というのも良い(岐阜市中央図書館は2時間超有料)。 -
さらに長良川左岸を遡ると、旧中山道沿いに建つ鏡島弘法乙津寺(おつしんじ)がある。昔、お参りした記憶があるが、おぼろげ。
開山は古く、738年に行基菩薩が孤島であった「乙津島」に開山したという。
行基が彫ったとされる一切衆生を救うご本尊の十一面千手観音像が残っている。
のち813年創建開山である弘法大師(空海)が乙津島に着船し滞在したとされる。
岐阜市街から一里も西の田舎だったが、昭和20年の岐阜市街地空襲では寺の御堂がほとんど全焼したという。(弘法大師像をはじめとする仏像は運び出され無事。)近くに高射砲陣地があったので狙われたらしく、お大師様も空襲には負けたか。 -
戦災のためか、広い境内に比べ堂宇は小ぶりに感じる。
古い樹木もなく荘厳さに欠けるが、臨済宗の古刹である。 -
境内は、込み入った伽藍配置出。案内図を見る必要がありそう。
-
「涅槃の霊廟」という場所もあり、何があるのかと。
-
長良川堤防前に涅槃像が横たわっている。
これは永代供養を託す方々のお墓だという。
永眠するには、墓地よりもここは気持ちがよさそう。
その昔は、このような施設はなく、もっと堤防まで境内が広かったような気がする。 -
こちらは、塩谷鵜平(えんやうへい)句碑
『曼珠沙華 いよいよ長良川のいろ』と彫られているよう。
塩谷鵜平は、1877(明治10)年に、ここ鏡島村の南西隣の江崎村の大地主の家に生まれ、東京での学業を終え、美濃で俳人としてまた銀行頭取など名士として第二次大戦前まで暮らした。
塩谷鵜平の名は余り知られていないが、若い時は正岡子規と交流、のち河東碧梧桐の弟子として、全国で活躍する俳人を江崎の屋敷に迎えて交流したとされる。 -
締めの「本四国八十八ケ所霊場」は、弘法大師ゆかりの地である四国八十八ヶ所霊場のうつしだとされる。各寺院のお砂も霊場の下に入った霊場という。
一か月もかけてお遍路するのは困難な方は、ここを巡ればご利益があるという便利な存在。折角なので旅の安全を祈願する。
タイパな時代にはもっとうけてもよさそうだが、参拝者は見当たらない。 -
最後に、2021年に奉安されたという黄金の弘法大師像にご挨拶をする。
鏡島弘法乙津寺から旧中山道などを東に、加納宿があった岐阜市街にある今晩の宿泊地「リソル岐阜」に向かう。
旧中山道は細くて分かりにくく、車でたどるのは無理のよう。 -
リソル岐阜は、JR岐阜駅の北側、アーケードがつながる繊維問屋街のすぐ先にある。
繊維問屋街のアーケードは見る影もなく寂れている。仕入れに来る洋品店などが稀になり、消費者はGMSや専門店、ネットなどで購入する時代なのであろう。
リソル岐阜1階のテナントも空室状態。
提携駐車場がすぐ隣の駐車場ビルで、深夜以外は管理人も常駐しているので気に入っている。 -
リソル岐阜は古くからのホテルなので、セミダブルベッドを置いても部屋にゆとりがある。
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バスタブも広くて手足を伸ばせて気持ちが良い。
改めて考えると、駅周辺には高級シティホテルは見当たらない感じ。 -
北側の部屋なので、昔からの岐阜のシンボル金華山(稲葉山)の岐阜城を眺めることができるので、「岐阜に来た」という感じ。
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夕食がてら、JR岐阜駅界隈散歩に向かう。
岐阜に来たときは、JR駅ビル群の西端「岐阜シティ・タワー43」ビルの43階にある無料展望台「43Fスカイラウンジ」が狙い目で、立ち寄ることが多い。 -
「岐阜シティ・タワー43」は市内で一番高い建物なので、360度を見渡すことができる。
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「岐阜シティ・タワー43」から北面を見ると、美濃の山間部から濃尾平野に流れ出した長良川の扇状地に建つ地形が良く分かる。
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「岐阜シティ・タワー43」から東を見ると、足元のJR岐阜駅から真東に向かうJR高山線の線路、南に90度向きを変える東海道本線の線路が一望のもとに。
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「岐阜シティ・タワー43」から南を見ると、足元のJR岐阜駅南口側から広がる濃尾平野の広がりが。
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「岐阜シティ・タワー43」から西を見ると、足元のJR岐阜駅から西に大垣・関ヶ原に向かう東海道本線、南にカーブして流れる長良川、ひときわ聳える伊吹山まで一望できる。夕刻で逆光線でになったのが惜しい。
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「岐阜シティ・タワー43」からの北西側。
駅から中央を流れる長良川までが岐阜の市街地。
歩いてでも行ける範囲というのが地方都市の良さであろう。 -
「岐阜シティ・タワー43」からの西側。ひときわ高い建物は郊外に移転した岐阜県庁舎だろうか。
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「岐阜シティ・タワー43」から、岐阜の昔からのシンボル、金華山の稲葉山城。
この岐阜城の城下町と、岐阜駅南側の中山道の加納宿が合体したのが現在の岐阜市街。 -
近年のJR岐阜駅といえば、黄金の信長像が迎える。
2009年に完成で、最初に見た時には派手すぎる印象であったが、黄金好きの信長公には似合っているのかもしれないと思い始める。
像の下が「ゆめ広場」でイベントスペースになっていて、若者のパフォーマンスなども。 -
今晩は、西側の駅ビルの「アクティブG」の飲食店カシワヤで中華風の夕食。
駅ビル内飲食店は経験値で大当たりもないが、どこでも自信のお勧めメニューであれば70点くらいで、大外れはないので安心できる。
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