魅惑のアルザス・ブルゴーニュ9日間（8）～リヨン観光編その3

2025/05/19 - 2025/05/19

阪急交通社・阪神航空フレンドツアーの、『魅惑のアルザス・ブルゴーニュ9日間』のツアーに参加しました。
関西空港をエミレーツ航空で出発してドバイ経由でフランスに向かい、フランス東部を周遊するという行程です。
ツアー参加者は総勢22名。
最終日のリヨンで雨に降られましたが、それ以外は天候にも恵まれて、なかなか行けないアルザス地方をたっぷり楽しんできました。

旅の行程

5月13日（火）23:45　関西国際空港出発　EK0317便でドバイへ
5月14日（水）05:15　ドバイ国際空港到着→08:20　EK0073便でパリへ→13:30　パリ・シャルルドゴール空港到着　バスでランスへ
5月15日（木）ランス観光→シャンパンメゾン見学・試飲→ストラスブールへ
5月16日（金）ストラスブール観光　午後は自由行動
5月17日（土）アルザスワイン街道をドライブ→『アルザスの真珠』といわれるリクヴィル観光→ニーダーモルシュヴィアの『メゾン・フェルベール』に立ち寄り→コルマール観光→ディジョンへ
5月18日（日）コートドールをドライブ→ブルゴーニュワインの聖地ボーヌ観光→サントネイの老舗ワイナリー『ドメーヌ・フルーロ・ラローズ』見学・試飲→リヨンへ
5月19日（月）リヨン観光　午後は自由行動
5月20日（火）出発まで自由行動　15:40　リヨン空港発　EK0082便でドバイへ→23:59　ドバイ国際空港到着
5月21日（水）3:00　ドバイ国際空港発　EK0316便で関西国際空港へ→17:15　関西国際空港到着

今回の旅行記は、7日目のリヨン観光の後半続編を記載しています。

エリア リヨン(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

リヨンにおける、遠藤周作さんの足跡をたどる行程も一通り終えて、
いったんホテルに戻ることにしました。
これはその道中にあったショーウインドー。

食料品屋さんだったようですが、瓶詰などの並べ方がおしゃれだなぁ…と思いました。

ここが私たちの泊まったホテル、『ソフィテル・リヨン・ベルクール』です。

ソフィッテル リオン ベルクール ホテル ホテル

ホテルのロビーはこんな感じで、広々としていました。

ソフィッテル リオン ベルクール ホテル ホテル

部屋に戻ってお土産を置き、荷物を整理して一息ついてから、
いよいよ最後の晩餐に向かいます。

ソフィッテル リオン ベルクール ホテル ホテル

この時は少し雨が落ちてきていましたが、なんとか傘を使わずに歩いて行けそうです。

ソフィッテル リオン ベルクール ホテル ホテル

地図で調べると、夕食をとるレストランまでは徒歩約30分ほど。
早めに出たので、ゆるゆると歩いて向かいます。
これは途中にあったスーパー『モノプリ』。
かなりの大型店舗で、食料品から日用雑貨品、はてはスーツケースまで
幅広い商品を扱っていました。

モノプリ (リヨン GBL店) スーパー・コンビニ

時間があったので『モノプリ』にちょっと寄り道。
夕食直前だというのに、どうしても食べ物売り場に足が向いてしまいます。
そのほかのフロアもちょこっと見てまわりましたが、いろいろ面白そうなものが並んでいました。

モノプリ (リヨン GBL店) スーパー・コンビニ

こちらはモノプリの向かい側にある、旧証券取引所の建物。
宮殿のような豪華な建物でした。

旧証券取引所 (リヨン) 建造物

ようやく今日の夕食のお店が見えてきました。

ル ノール フレンチ

今日の夕食はここ、『Le Nord（ル・ノール）』でいただきます。
前日夕食をいただいた『Le Sud』と同様に、ポール・ボキューズの系列のブラッスリーで、こちらのお店では伝統的なリヨンのお料理がいただけるとのことです。
ブラッスリーなら比較的カジュアルでお手頃だから、とお勧めをいただいたこともあり、日本からお店の公式サイトの予約フォームを利用して予約していきました。

ル ノール フレンチ

ガラス張りなので店内の様子が外からうかがえて、ワクワク感が募ります！

ル ノール フレンチ

予約したのは夜の開店時刻の19:00。
もう少し時間があるので、お店を背景に記念撮影。

ル ノール フレンチ

なんとなく、お店の真ん前で写真を撮るのは憚られて…
通りの入口あたりから撮りました。

ル ノール フレンチ

19:00になったので、おそるおそる入店。
予約を入れたときにお店から折り返し届いた『予約確認メール』をプリントしていたので、それを受付のかたに見せたところ、一瞬間が開いてドキドキしました。
が、無事に中へ入ることができ、窓際の席に案内していただくことができました。この写真は席に着いてから外の景色を撮ったものです。

帰ってから気がついたのですが、当日の日中にお店から再び予約確認のメールが入っており、しかもそのメールは返信が必要なものだったのです。
そのメールに気づかず、返信もしないままお店に向かった私たち…
結果として食事もできたのでよかったのですが、帰国後、知り合いのフレンチのシェフにこの話をしたところ、「それ、ちゃんと返信しないと断られることもありますよ！」と言われてしまいました。

ル ノール フレンチ

私たちが選んだメニューは、写真右側の『Menu Gourmand』。
それぞれ2品ずつある前菜・メイン・デザートから、1品ずつ選ぶタイプのセットメニューです。
54ユーロと決してお安い値段ではないけれど、アラカルトで頼むともっと高くなってしまうし、ポール・ボキューズの本店に行くことを思えばはるかにリーズナブルです。何よりもこのお店にもう二度と来ることはないかもしれない！と思うと、せっかくだから食べたいものを選ばなきゃ！ということで決めました。

ル ノール フレンチ

案内された窓際のテーブルがこちら。
写真の左側にあるのは、最初からテーブルに置かれていた『おつまみ』らしきものです。
食べていいものなのか、そして食べた場合はこれのお代金は必要なのか、いくらなのか…？などなどを考えて手を出せずにいるうちに、お料理が来た時点で下げられてしまいました。

ル ノール フレンチ

メニューの1品目の前菜は『サーモンマリネ』または『パテ・クルート』から1品を選びます。サーモンマリネは、前日の『Le Sud』で既に同じものをいただいていたので、パテ・クルートにしました。
パテ・クルートというのは、パテをパイ生地でくるんで焼いたフランスの伝統的料理です。ポール・ボキューズ市場のお惣菜屋さんでも売られていました。

このパテ・クルートが本当においしかったです！パテは、ものによっては味が濃くて塩辛く思えるようなものもありますが、ちょうどほどよい味加減でお肉のうまみがしっかり感じられました。

ル ノール フレンチ

時間が前後しますが、着席する前のテーブルセッティングも素敵でした！
自分の席の写真を撮り忘れていたので、お隣のテーブルをこっそりパシャリ。

ル ノール フレンチ

2品目のメインは、『カワカマスのクネル』または『仔牛のブランケット（クリーム煮）』から1品を選びます。
この『クネル』というのはリヨンの伝統的な料理で、魚のすり身に小麦粉や卵などからつくられるパナードという生地を加えて作られたもので、いわば『リヨン風はんぺん』のようなものです。ザリガニなどのソースで供されることが多いそうですが、ここではオマールエビのソースがかかっていました。付け合わせにお米が出てきたのでびっくり！（フランスではお米は『野菜』という扱いだそうで、このお米も細長いインディカ米でした）

リヨンの伝統的なお料理が食べたい！ということでこのクネルを選んだのですが、魚独特の香りとオマールエビの香りがかなり強く感じられる一品でした。正直なところ、ものすごく美味しい！とは思えず、1回食べたらもういいかな…というのが本音です。

ル ノール フレンチ

デザートは『ヴァローナチョコレートのフォンダンショコラタルト』または『クレープシュゼット』から1品を選びます。
フォンダンショコラは、これもまた前日の『Le Sud』で同じものをいただいていたので、『クレープシュゼット』にしました。

メインのお皿が下げられてしばらくしたところで、写真奥の黒服の男性店員さんが主人に歩み寄り、「むこうでデザートの準備をしますよ」と声をかけてくださいました。
見ていると、客席のすぐ近くまでコンロやフライパンの乗ったワゴンを押してこられました。

ル ノール フレンチ

そして、丁寧な手つきでクレープをあたため、グランマルニエをかけて火を入れフランベに！
その隙のない見事な手さばきに、動画を撮りながらうっとり見惚れていました。

ル ノール フレンチ

そしてテーブルに運ばれてきたのがこちら、クレープシュゼット。
写真上が主人に、下が私に供されたものです。盛り付け方を主人の分と私の分とで変えてくださっているのも、さすがポール・ボキューズ系列のお店らしいサービス…！と嬉しかったです。
ただひとつ残念だったのは、お腹がいっぱいになりすぎて、せっかくのこのデザートが完食できなかったこと…。

それでも、念願叶って美味しいリヨンのお料理を堪能できて、とっても幸せなひとときでした。
お店の入口にあるショーケースに、ここ『Le Nord』のナプキンが売られていたので、記念にと1枚購入しました。

ル ノール フレンチ

お腹も心も満たされて、夢見心地でホテルへ向けて歩き出します。
もう午後9時を回っているかという頃なのに明るくて、ところによっては人通りも多く、夜道とはいいながらそんなにびくびくせずに歩けました。

お部屋に戻ってお風呂に入り、荷物の整理をします。
明日はとうとう帰国…
この旅ももう終わってしまいます。

今回の旅行記はここまで。
次は帰国編となる予定です。

ソフィッテル リオン ベルクール ホテル ホテル

この旅行記へのコメント （4）

• むっちゃんさん 2025/07/27 20:37:46

  リヨン

  のぶちゃんさん
  
  こんばんは♪
  
  楽しかったアルザス・ブルゴーニュの旅行もあと少しになってしまいましたね
  
  『モノプリ』　私達もフランスに行った時に添乗員さんに案内してもらい行きました
  お土産にエコバッグを買ってきて今も活躍してくれています
  
  『ル　ノール』　ご自分達で日本から予約なさって行かれたのですね
  凄いですね
  無事に行けて良かったですね
  
  午後9時になっても明るくてフランスは夜が長いですね
  
  素敵な旅行記をありがとうございました
  
  　　　　　　　むっちゃん

  のぶちゃんさん からの返信 2025/07/28 16:22:56

  Re: リヨン

  むっちゃんさん、こんにちは♪
  さっそくの『いいね』とコメントをありがとうございますm(__)m
  
  とうとうこの旅行も残すところあと1日となってしまいました。
  楽しい旅の時間はとりわけ早く進むような気がしてしまいます。
  
  リヨンのモノプリは本当にデパートのようで、各階にいろんな商品が売られていました。ここでお土産を探すという手もあったなぁ…とちょっと悔やまれました。
  
  『ル・ノール』の予約は、Google翻訳とChatGPTを駆使してようやくできた、というのが実際のところです(^-^;　
  当日届いていた、返信が必要な予約確認メールに気づいたのは食事を終えてホテルに戻ってからだったので、一つ間違えれば『最後の晩餐』が台無しになるところでした(^^;)　旅先でもメールはちゃんと確認するべき、といういい教訓になりました。
  
  次はとうとう帰国編となります。完成まで今しばらくお待ちくださいませm(__)m

• うっちゃんさん 2025/07/27 20:27:11

  美味しそうな晩餐

  こんばんは　フランス旅行の最後の晩餐編ですねぇ
  さすが美食のフランス　どれも美味しそう
  
  英語もほとんどダメな自分にとって　フランス語のお店に入ったら
  オドオドして　支離滅裂になりそうです
  
  リヨンのモノプリ　僕が行った何件かの庶民的なモノプリと違って　なんだかデパ地下の食品売り場の様な豪華な感じですね
  
  いよいよ次は帰国編ですねぇ　エミレーツの機内の様子も楽しみです

  のぶちゃんさん からの返信 2025/07/28 16:12:43

  Re: 美味しそうな晩餐

  うっちゃんさん、こんにちは♪
  さっそくの『いいね』とコメントをありがとうございますm(__)m
  
  『ル・ノール』で私たちのオーダーを聞いてくださったウェイターさんは、私たちのおぼつかない英語もじっと聞いてくださって、急かさず待ってくださるなど、とても丁寧に応対してくださったのがありがたかったです。
  おかげでゆっくり、『最後の晩餐』を楽しむことができました(^^)
  
  リヨンのモノプリはほんとにデパートみたいな感じで、各階にさまざまな商品が並んでおり、もっと早くこの店舗を知っていたら、ここでゆっくりお土産を探すという手もあったなぁ…と思いました。
  
  次回はついに帰国編となります。完成までまたしばしお待ちいただければと思いますm(__)m