四国八十八ヶ所巡り・その18（土佐の清滝寺・青龍寺をゆく）

2025/06/20 - 2025/06/21

恒例の夜行バスで1泊2日の高知・徳島の札所めぐり。1日目は高知、土佐市のコミュニティバスを駆使して清滝寺・青龍寺を参拝しました。

エリア いの町・土佐町(高知)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• 交通: 2.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

恒例の京阪神ドリームで高知駅にやってきました。今回は１泊２日で土佐と阿波の札所を巡ります。

高知駅 駅

さっそく列車に乗ります。土讃線、須崎行き。

高知駅 駅

１両の列車は学生の利用が中心で、朝倉までの利用がほとんどでした。今回は土佐市の札所を巡りますので、伊野で下車しました。

伊野駅 (JR) 駅

駅前には派手なデザインのバスが。この旅でお世話になる、土佐市のコミュニティバス、ドラゴンバスです。

伊野駅 (JR) 駅

リハビリ学園行きのドラゴンバスを吹越で下車しました。ここから清滝寺までは2kmの道のりです。

のどかな風景の中を進んでいきます。

住宅があるのもこのあたりまで。山が近くなってきました。

清滝寺こちら、の案内がありますが、いかにも道が険しそうです。

あじさいが咲く、農村の中を歩いていきます。こういう風景が好きなんです。

いよいよ、遍路道に入ります。坂の勾配がすごい。前にも来たけれど、何となくしか覚えていない。

落ち葉で滑りやすくなり、険しい遍路道を進んでいきます。

医王山の山腹にある札所で、ふもとから歩くこと40分で仁王門に着きました。山寺の雰囲気がいいですね。

清瀧寺 寺・神社・教会

仁王門の天井には竜の絵が描かれていました。

清瀧寺 寺・神社・教会

仁王門の先にはまた急な石段が待っています。

清瀧寺 寺・神社・教会

きれいな紫陽花が咲いていました。

清瀧寺 寺・神社・教会

35番札所、清滝寺。723年にこの地を訪ねた行基が、薬師如来を刻み本尊としたことが始まりという。

清瀧寺 寺・神社・教会

本堂の前には薬師如来像が立っていて、20年前に訪ねたときから印象に残っています。

清瀧寺 寺・神社・教会

こちらが本堂です。弘法大師が巡錫した際、本堂の北で修法を行ったといわれています。

清瀧寺 寺・神社・教会

修法の満願の日、金剛杖をつくと、清水が湧き出てきたといい、これが寺名などにつながっているようです。

清瀧寺 寺・神社・教会

本堂の右奥には小さな滝が流れ落ちています。苦労して登ってきたので、心癒されますね。

清瀧寺 寺・神社・教会

大師堂。土佐藩主・山内氏の帰依が厚く、当時は末寺もある大きなお寺だったそうです。

清瀧寺 寺・神社・教会

大師堂の左には苔むした石仏が並んでいました。

清瀧寺 寺・神社・教会

御朱印をいただき、高台から土佐市の風景を眺めます。歩くのは辛いですが、やはり夏に来たほうが緑が美しいですね。

清瀧寺 寺・神社・教会

境内には琴平神社があります。鳥居がかなり古そうです。

清瀧寺 寺・神社・教会

こちらが本殿。1831年に再建されたこけら葺きの建物で、この地の氏神として崇敬されています。

清瀧寺 寺・神社・教会

一休みして、バス停まで戻ります。帰り道の青の紫陽花がきれいでした。

吹越バス停から宇佐方面へ向かうバスに乗ります。札所の近くを通るバスが少なくて２便しかありません。

乗ること１時間弱、竜というバス停で下車しました。ドラゴンバスにふさわしい名前ですね。

竜バス停から36番札所、青龍寺までは思っていたよりも距離があり、のどかな道を歩いていきます。前は宇佐大橋の入口から歩いたので、それに比べれば楽なのですが。

15分ほどで青龍寺の石段下に着きました。大師様が迎えてくれます。

青龍寺 寺・神社・教会

石段を登ったところに建つ仁王門。いかにも歴史を感じさせる建物です。

青龍寺 寺・神社・教会

石段の途中、不動明王像の横に滝がありました。

青龍寺 寺・神社・教会

本堂に向けてさらに石段を登ります。

青龍寺 寺・神社・教会

100段以上の石段を登ったところに本堂があります。空海が中国に滞在していたとき、独鈷を投げたところ、この地の松に引っかかり、巡錫していたときにそれを見つけ、中国の青龍寺を模した寺を建立したのだという。

青龍寺 寺・神社・教会

お寺の名前にふさわしく、竜の彫刻が立派でした。

青龍寺 寺・神社・教会

青龍寺の本尊は浪切不動明王ということもあり、本堂の前には不動明王の像が立っています。

青龍寺 寺・神社・教会

本堂の左手に建つ大師堂。こちらは近年に建て替えられたように見えます。

青龍寺 寺・神社・教会

本堂前から仁王門を見下ろします。苔むした石段が歴史を感じますね。

青龍寺 寺・神社・教会

木立の中に平成４年に建立された三重塔を拝み、青龍寺をあとにします。

青龍寺 寺・神社・教会

帰りの道にも紫陽花が咲いていました。

帰りのバスまで時間がありますので、向萩の浜までやってきました。美しい浜辺を眺めながら、弁当を食べて一休みしました。

向萩の浜の前にもバス停がありますので、帰りはここから伊野駅までバスに乗ります。

徳島まで高速バスに乗るため、はりまや橋へ向かいます。そこで、いの電停からとさでんに乗ることにしました。

伊野停留場(とさでん交通) 駅

今でも30～40年前に造られた電車が走っています。専用軌道ではスピードが上がり、スリリングな走りを見せてくれます。

久々にやってきました、はりまや橋。高知駅前から市街地までは多く走っていますが、いの・ごめんまでの電車はかなり少なくなってしまいました。

はりまや橋停留場 (はりまや橋駅) 駅

こちらが、はりまや橋です。がっかりスポットとして名高いですが、それを楽しむ観光客で賑わいを見せます。

はりまや橋 名所・史跡

江戸時代、堀川を挟んで商売を行っていた「播磨屋」と「櫃屋」が往来するために橋を架けたことが由来とされています。

はりまや橋 名所・史跡

でんてつターミナルビル。からくり時計が名物で、この下に高速バス乗り場があります。

からくり時計 名所・史跡

はりまや橋から３時間弱で徳島駅に着きました。土讃線・徳島線を乗り継ぐよりも遥かに速く、安く移動できます。

徳島駅 駅

列車まで時間があるので、麺王で徳島ラーメンを。チャーシュー丼との相性が抜群です。生卵が１つ無料なのが嬉しいサービス。

麺王 徳島駅前本店 グルメ・レストラン

今日中に阿南まで行くため、牟岐線に乗車します。４両編成でしたが、土曜ということもあって、それほど乗客は多くありませんでした。

徳島駅 駅

途中の羽ノ浦で列車交換待ち。私が生まれる少し前まで、ここに住んでいたらしい。

羽ノ浦駅 駅

阿南に着きました。阿南市は徳島南部の中心となる自治体で、徳島から阿南間は１時間に１～２本走っています。

阿南駅 駅

駅から近いスーパーホテルで一泊します。駅は立派でしたが、周辺にはコンビニもなく、商店街も寂しい雰囲気になっていました。

スーパーホテル阿南 市役所前 天然温泉「太龍の湯」 宿・ホテル