2025/05/23 - 2025/05/30
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xindeさん
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ポルトガルへの8日間のグループ・ツアーに参加しました。初めてのポルトガル旅行で、6つの世界遺産を含む11都市を訪れます。加えてスペイン北西部の世界遺産であり、キリスト教3大聖地のひとつであるサンティアゴ・デ・コンポステーラ参観も。北部のポルトに入ってから南下してリスボンまで。往復のフライトはイスタンブール乗り換えのトルコ航空。機中泊2泊、現地ホテルで5泊、の8日間の旅です。季節的にいい時季で、天候にも恵まれ、良い旅になりました。
5日目午後、いよいよ最終目的地リスボンへ。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 観光バス 飛行機
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- エイチ・アイ・エス
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旅行5日目午後2時すぎ、オビドスでの自由散策を終えて出発。
オビドスの城門近く、古代ローマの水道橋がきれいに残っている。 -
リスボンまで約2時間。
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バスの車窓からの田園風景。ぶどう畑が見える。
ポルトガルの名産品、ワインやオリーブオイルと並んでコルクが有名。なんとコルク世界生産量の5割をポルトガルが占める。土産物屋ではコルクを使った帽子、カバン、靴などを売っている。 -
午後3時15分、リスボン西郊のベレンにて、現地ガイドの方と待ち合わせ。ヨーロッバはどこでもそうですが、資格のない添乗員によるガイドは禁じられており、現地ガイドを起用する必要がある。実際にはベテラン添乗員が付いた場合、現地ガイドはほとんどお飾り、ということがしばしばです。
左に見えるのは現地の日本人ガイド、直原(なおはら)氏。現地では有名な方のようです。 -
バスの駐車場からまず世界遺産”ジェロニモス修道院”に向かって歩く。
見えている樹はオリーブ。実の収穫期は秋。 -
ジェロニモス修道院はマヌエル1世の命により、エンリケ航海王子の偉業とヴァスコ・ダ・ガマによるインド航路発見を称えるため16世紀初頭に着工した。東方貿易の富をつぎ込んで、完成まで約1世紀かかったという。ポルトガルの黄金期を象徴する建造物。
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正面の鐘楼の左手に修道士たちの住まいの部屋が延々と続いています。それに平行して入場を待つ参観者の行列が延々と続く。その最後尾に我々も並ぶわけです。
入場まで小一時間並びました。気温は28度くらい。日差しが強く、暑いです。真夏だったら熱中症になっただろう。 -
鐘楼の脇に入口がありますが、はるか先です。
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暇つぶしにちょっと列を離れて、写真を撮る。
マヌエル1世はここにヒエロニムス修道会の修道士を住まわれせることとした。これは修道会が解散するまで約400年続いた。そのためジェロニモス修道院は別名ヒエロニミテス修道院と呼ばれる。 -
鐘楼のてっぺんの丸いのは地球儀ではなく、天球儀だそうです。天球儀は外洋航海に必要なもので、海洋王国ポルトガルを象徴するものとして、国旗にもあしらわれている。
午後4時、いよいよ入場。 -
回廊と中庭。鐘楼の裏手になります。
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中庭を囲む回廊は一辺が55メートル。2層になっている。
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マヌエル様式の柱。粒胡椒が描かれている。東方貿易の最重要の産品は胡椒でした。
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正面、鐘楼の右手はサンタ・マリア教会になっている。いったん出てからサンタ・マリア教会に入ります。
マヌエル様式の、ヤシの木をイメージした柱。 -
サンタ・マリア教会の祭壇。
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聖母マリアのステンドグラス。これをはさんでこの左右にマヌエル1世夫妻の婚礼の模様のステンドグラスがある。
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マヌエル1世の婚礼。
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聖母マリア像。
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ルイス・デ・カモンイスの石棺。16世紀に活躍したポルトガルを代表する詩人。彼の詩の一節、「ここに地終わり、海始まる」はユーラシア大陸の最西端、ロカ岬の石碑に刻まれている。彼自身、海を渡り、インドのゴアやマカオを訪れている。
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ヴァスコ・ダ・ガマの石棺。1498年、彼はアフリカ大陸東岸からインドへ至る航路を発見した。帰国後、マヌエル1世によって貴族に列せられた。彼はその後も2度インドに渡っている。
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棺に横たわるキリスト。ちょっと生々しい。
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午後5時、ジェロニモス修道院見学を終え、”ベレンの塔”へ。
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世界遺産”ベレンの塔”。リスボンはテージョ川の川沿いの町ですが、ベレンは特に大西洋への河口に近いところにある。ベレンの塔はマヌエル1世により要塞として築かれた。
入場はせず。 -
記念撮影。現地の言葉ではリスボンは”リスボア”というそうです。
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ベレンの塔から”発見のモニュメント”に至る一帯、”トーレ・デ・ベレン庭園”。テージョ川沿いの庭園です。
白い花。葉を見るとキョウチクトウのようです。 -
パイナップルを使ったトロピカル・カクテル、ピニャコラーダを売っている屋台。グラスではなく、パイナップルから実と芯をくりぬいて、そこにピニャコラーダを入れてストローで飲む。うまそう~
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”発見のモニュメント”。1960年に作られた大航海時代を記念するもので、当時の偉人たちが並んでいる。
左手先頭は”エンリケ航海王子”。ジョアン1世の三男で、海洋探検家のスポンサーとなって大航海時代の幕開けを牽引した人物。
3番目にヴァスコ・ダ・ガマがいる。
4番目、ブラジルに到達したペドロ・アルアヴァレス・カブラル。
5番目、マゼラン。 -
10数人並んだ一番右から2番目、膝間づいているのがフラシスコ・ザビエル。
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反対側。先頭はやはりエンリケ航海王子。
奥に見える大きな橋、”4月25日橋”。長さ2277メートルの吊り橋。橋の名は1974年4月25日にポルトガルの独裁体制を終わらせたカーネーション革命に由来する。
米国サンフランシスコとオークランドをつなぐベイ・ブリッジを作った会社が建設したそうです。 -
発見のモニュメントは船のような形をしているが、船尾のほうから見るとこんな形。高さは52メートルある。中に入るとエレベーターで上まで上がれるようです。
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この複葉機、1922年にリスボンからブラジル・リオデジャネイロへの大西洋横断飛行を成功させた飛行機のレプリカ。実物は近くの海洋博物館に展示されている。
午後6時すぎ、バスに乗って夕食のレストランへ。 -
午後6時半、リスボン市内のレストラン。
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生ビール。そのあと白ワインに展開。
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米の入ったトマトスープ。
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イワシの塩焼き。リスボン名物のひとつ。旬は夏場だそうです。頭の向きとか、盛り付けは日本と違ってまちまち。決まりはなさそう。
ガイドの直原氏によれば、イワシ料理はいわばB級グルメで、高級レストランでは出されないそうです。そこは日本といくらか似ている。またイワシには赤ワインのほうが合うし、普通だそうだ。 -
エッグタルト。今回の旅行中、何度もいただきました。
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午後8時半、”VIP グランド・リスボア・ホテル&スパ”にチェックイン。5つ星。ここに2泊します。(写真は翌朝撮ったもの)
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ロビー。
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近未来的な廊下。
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部屋はこんな感じ。バスタブあり。
窓の下にブールが見える。
5日目終了。 -
6日目、午前7時前の朝食。ここのオレンジジュースもおいしいです。私は朝食のオレンジジュースのおいしさでその国の文明度を測りたくなる。
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今回、3つのホテルに泊まったが、3つともカンパーニュ系の堅めのパンがとりわけおいしかった。写真の左上のもの。
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朝食後、出発前に付近を散歩。
ホテル前のジャカランダの並木。特にリスボンではよく見かけました。 -
ホテルは”カンポ・ペケーノ”という地下鉄駅から至近。
写真は”カンポ・ペケーノ闘牛場”。闘牛のシーズンは6月からの夏場で、闘牛以外のイベントにも使われている。地下はショッピングモールで、地下鉄駅直結。 -
カンポ・ペケーノ闘牛場周辺の公園のジャカランダ。青空が背景の写真だとピンクに見えるが...
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落ちている花びら。どちらかと言うと藤色か薄紫。これが本来の色。
ホテルに戻って、8時半出発。連泊なのでパッキングはなし。 -
1時間ほどでリスボン北西の町、世界遺産・シントラに到着。王や貴族の夏の別荘地だったところ。
白亜の王宮。後ろに見える2本の円錐形の煙突がシンボル。 -
王宮に入場しますが、待機している時間に王宮前のレプブリカ広場で記念撮影。
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レプブリカ広場の背後の山の上には城塞が見える。これは8~9世紀にムーア人が築いたもの。ムーア人とは北アフリカからイベリア半島にやってきたイスラム教徒のこと。この地域には長くムーア人が住んでおり、王宮も元はムーア人が建てたものを改築したのだという。
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王宮に入場。らせん階段脇にアズレージョ。
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大広間、”白鳥の間”。天井に描かれた27羽の白鳥はみなポーズが異なる。
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白鳥の間のアズレージョ。アズレージョの原形はムーア人によってもたらされた。これはごく初期のアズレージョで、のちのブルーのものとはずいぶん異なる。
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中庭の向こうに2本の円錐形の煙突が見える。
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カササギの間。
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天井のカササギ。
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この部屋のアズレージョはいくらか細密。幾何学模様やパターンの繰り返し、という手法はイスラムっぽい。
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セバスティアン1世の部屋。元は周囲に金箔が貼られ、黄金の間、と呼ばれていた。
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ここのアズレージョはブドウの葉が描かれている。
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豪華なキャビネット。
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天球儀。
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”ガレー船の間”。たくさんのお皿のコレクション。その上に帆船の絵。
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”紋章の間”のアズレージョ。絵画のようになっている。アズレージョの変遷、進化がよくわかる。
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アズレージョの上は貴族の紋章で埋め尽くされている。
ヴァスコ・ダ・ガマの紋章。 -
天井ドームには8人の王の紋章。天井ドームはクーポラともいうそうです。
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”祈りの間”。イスラムの影響が顕著。
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”アラブの間”の水盤。イスラム教徒が残したものか、それに幾分手を加えたものか。いずれにせよ、キリスト教世界のものとは思えない。
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厨房にならんだかまど。この部屋の上に例の2本の円錐形の煙突がある。
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”王の浴室”。アズレージョがびっしり。どうやって湯浴みするのか、わからない。沐浴はイスラム教徒に顕著な習慣。
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王の浴室前の中庭のオブジェ。ねじれたロープのモチーフはマヌエル様式ではよく用いられる。ローブは船につきもののイメージ。
王宮の見学を終えて、若干の自由時間があります。 -
シントラで最も有名な”ピリクイータ”というパティスリー店。観光客ですごく流行っており、まず番号札を取って、順番が来てから注文する。
人気のチーズタルト6個入りを買い求めました。ある程度日持ちするので、帰国後いただきました。 -
午前11時、シントラを出発し、ロカ岬に向かう。
出発前にもう一度記念撮影。 -
バスの車窓から撮ったシントラの市庁舎。元は国立宮殿。15世紀に建設されたポルトガル最古の宮殿のひとつ。
(以下、続く)
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