2025/05/30 - 2025/05/31
1748位(同エリア7563件中)
つららさん
全額ポイント使用限定ですが、山陽新幹線がなんと正規料金の25%相当のポイントで購入できる「WESTERポイント超特典きっぷ」が利用期間2025年4/11から6/30限定で発売されました。25%引きではなく、75%offです。
これを使って、中国地方の未乗路線に乗りにいくことにしました。暑くなる前の、一番いい季節に行けるのは大きいです。
ということで、1泊2日の「つららは西へ」です。
Part 3では早朝から境線に乗り、松江で和菓子屋さんに行ってから、津和野まで来ました。
Part 4では生き物みたいなアレに乗ります。
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Part 3では「スーパーおき」に振り回されながら日本海の絶景を楽しみ、
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津和野に着くところまででした。
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Part 4はここから。
津和野
やまぐち号の客車のオハ35 4001。
オハ35の4000番台というのは、新しく作られた客車です。 -
津和野
ええなあ、このフォント。 -
たらこちゃん「わしもいるで~」
つ「たらこちゃんのこと、忘れるはずないやん」
た(号泣) -
これ、なんか笑える。
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津和野駅前
静態保存のD51 194
横から登れるみたいで、1組の子ども連れがずっと写真を撮って独占していました。
前日の木次線のスイッチバックでは、同業者の皆さんは前面展望を譲り合っていたのにね。
鉄道マニアのほうがずっとやさしい。 -
津和野
津和野町内散策の前に転車台を見に行きましょう。
里山と山口線。
時間はたっぷりあるので、転車台を見た後に津和野の写真でよく見る、鯉がいる堀割くらいは行けるかな。 -
SL がいた。
この向きにとまっているということは、転車台で向きを変えるのを見られるということですよね。転車台が見られるだけでいいと思ってここまで歩いてきたので、得した気分。 -
D51 200
「梅」というのは京都鉄道博物館のある梅小路のことです。京都から新山口までは、下関所属のEF65に連れてきてもらったんだって。(配給輸送というらしい) -
14:58 作業が始まり、蒸気を吐き始める。足回りもチェック。
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15:00 機関士さんと機関助士さんの他にもう一人増えて、点検中。
会話が聞こえました。「転車台に20分に出ます」
転車台の儀が何時から行われるかは公開されていません。 -
15:07 煙が増えました。
転車台の横はベンチが設置してあって、鑑賞スポットとして整備されています。
この季節に来てよかった。炎天下だったら無理。 -
15:14 JRの方がさらに3名登場。
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15:19 転車台へ。
バックでそろりそろり。
転車台見物、楽しい。 -
15:20 転車台に乗りました。
-
15:22 転車台が回り始める。
機関士さん、機関助士さんの他に誘導担当、転車台に同乗する方、転車台を操作する方がおられました。 -
15:23 回転終了。
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90°回転して、D51は駅のほうに向かっていきました。
転車台見物は楽しかった。 -
津和野
駅に戻りました。
鯉のいる堀割より、ここのほうがおもしろいわ。津和野観光ゼロに決定。←どうしてそうなる -
「広クチ」と書いてあるので、客車の所属は新山口。
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昭和13年生まれ。
私が小学生の時には、すでに周囲には蒸気機関車は走っていませんでした。だけど「デゴイチ」だけは同級生の男の子に教えてもらって知ってた。
ン十年経って、今日初めて乗れます。 -
ええねぇ。
本当に生き物みたいです。 -
バルブがいっぱい。
このバルブの一つ一つに役割があります。(と、テレビのSLみなかみ号の密着番組で見た、付け焼き刃の知識) -
SLやまぐち号はすごい人気でした。
津和野観光とセットにした日帰りバスツアーの団体さんが到着して、駅は一気に人だらけに。
バスツアーのお客さんが、記念プレートを持って順番に撮影タイム。ツアーのお客さんの順番は守らせるけど、それより前から待っている私の前に割り込んだことは全く眼中にない添乗員さん。 -
喧騒は他人事なので、たらこちゃんはのんびり。
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発券できるほうがいいのでチケットレスではなく普通にe5489で指定を取っていて、津和野駅で発券するつもりでいたら、指定席券売機がありませんでした。発券でけへん。ぎゃ~
特急停車駅で観光客も多いし、なんといってもやまぐち号の始発駅なので、絶対あるとタカをくくっていたらこのありさま。あせりました。
津和野は業務委託駅で、そちらのスタッフの方のアドバイスで、e5489でチケットレスに乗変して事なきを得ました。
津和野までは前日から使用している「山陰のんびりパス」で来て、ここから先の乗車券は津和野で買えました。 -
では、乗りましょう。
5号車まであって、1号車はグリーン車。
私は2号車へ。 -
ドアの「日」みたいな窓が素敵。
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半自動ドア
古い客車をなるべく忠実に再現していると思われますが、このあたりは新しい。 -
照明も座席もいい感じ。
網棚はさすがに綿糸ではなく金属でした。現在の車両構造上の基準では綿糸ではだめなのだそうです。この車両は新しいですものね。 -
大型荷物置き場があるところは、新しい車両ならでは。
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つまみ
やまぐち号のWebサイトによると、これは窓錠というんですって。真鍮で、旧型客車を再現するために一つ一つ手で削り出されたものです。ええなあ。
通路側の席に座っている私には、開けることは許されません。冷房が入っていたということはありますが、さわやかな5月の晴れた日だったので、短時間でも窓を開けて乗りたかった。 -
なんでこれを撮る?
この日の約3ヶ月半後の9月15日、仁保駅~篠目駅間走行中のD51に不具合が発生し、SLやまぐち号の運行が取りやめになりましたが、9月20日には復活しました。
修理をされる方も、もはやお医者さんのよう。
不調(坂を登れなかったらしい)になったのに元気にまた走ってくれてるということに、じーんとして、そのニュースを見て泣きそうになりました。 -
私の席は、2号車のボックス席の通路側で進行方向に向かって前向きの8Cです。やまぐち号が取れた段階でこの旅行に行くことを決めました。
この列車に乗れただけで十分満足です。
なお、やまぐち号はe5489では自分で席を選ぶことはできません。 -
16:12 津和野発 SLやまぐち号 新山口行き
D51 200
盛大に煙を吐いて発車。車内チャイムはハイケンスのセレナーデでした。
電車や気動車よりもはるかに扱いが難しくて、まるで生き物みたいなSLに乗っていることに、大きな感動があります。
通路側席なので、写真はあまり撮れません。
沿道で多くの方が手を振ってくださっていることにも感動。大きなバイクを片手で運転しながら、もう片方の手を振ってくださった方も。←ん?それあかんやん -
ようするに「便所」使用お知らせ燈
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車内のドアも自動ドア
こういうところも、雰囲気をこわさないようにうまく作ってあります。 -
徳佐
やまぐち号の停まる駅はこの駅名標ということみたい。発車のたびに鳴らされる汽笛と、ゴトンという振動にワクワクします。
水と火で動いていること、機関士さんがそれを自在に操っておられることに改めて感動します。 -
山口県でりんごが栽培されていました。
SLやまぐち号のよいところの一つは、あまり商売っ気のないところです。アテンダントさんが乗車されておらず、ものを売りに来られたりしません。長時間だとお買い物タイムも楽しいのですが、この列車は津和野から新山口まで2時間程度なので、話しかけられずに車窓を眺められてよかったです。売店はあります。
一方、発車前は機関士さんは子どもたちに取り囲まれていて、やさしく応対されていました。これも好感が持てました。 -
篠目
篠目から山口まで標高差250mほど。(説明がありましたが、正確な数字は聞き逃した)
これ、下り列車は登るの大変でしょうね。 -
山口市
夏みかんいろのガードレールが、山口県ならではです。 -
山口
一気に都会に。 -
湯田温泉
ここで降ります。
湯田温泉ー新山口はすでに乗っているので、これで山口線完乗、パチパチ。
降りる時、普通に片足ずつ下ろさないで、両足で小さくジャンプして、トンと着地しました。 -
湯田温泉
お見送り
山口線はSLの運転が日本一難しいのだそう。
どうもありがとうね。
ぜひまた乗りたいです。
湯田温泉でかなり多くの人が降りました。 -
湯田温泉駅前
湯田温泉には白狐伝説があり、きつねさんはポストになってしまわれました。
うさぎやないよ。 -
サイドの手がとてもかわいいことを発見。
-
さて、なぜ湯田温泉で降りたかというと、ここで山口線完乗とともにJR西日本完乗だからです。
パチパチパチパチ。
やったあ。
何もないと格好がつかないので、やまぐち号車内で買った地サイダーで乾杯!
本当は飲んでいなくて、しばらく自宅の冷蔵庫にありました。←え?
JR西日本は長野県から山口県までと範囲が広いので、完乗は考えていませんでしたが、福塩線や宇部線に乗ったり、小野田線で長門本山に行ったあたりから「いけるかも」と思い始めました。
JR西日本のエリアに住んでいて、もともとそれなりには乗ってあったというベースがあり、青春18きっぷが日程がバラバラでも使えた頃に日帰りで少しずつ乗りつぶしをしていたのと、JR西日本のおとなびパスやサイコロきっぷがあったのも幸運でした。今から始めたとしたら、無理だろうと思います。 -
18:13 湯田温泉発 新山口行き キハ47
では、まずこれで新山口まで行って、京都に帰りましょう。
たらこちゃん「新山口まで送ってくで~。元気に西日本完乗できてよかったな」
つ(号泣) -
新山口行き乗車時
車内はこの後さらに混雑し、立っている人でいっぱいに。 -
新山口
ワンピース新幹線がいました。
キティーちゃんのほうが好き。 -
18:58 新山口発 みずほ608号 新大阪行き N700系
帰りもWESTERポイント超特典きっぷ使用。
新大阪まで乗ります。 -
みずほはJAPAN RAIL PASSが使えないので、外国人観光客の方は少ない。
普通車指定席もとても静かでした。 -
新山口を発車すると、すぐに転車台周辺が見えます。
SLもいました。すぐに屋内にしまうんじゃないのね。 -
やっと、ほんまもんの乾杯。
「うまい棒」のコーンスープ味はいただきもので、祝杯のために自宅から持ってきました。これ、おいしい。横にあるのは新山口で買ったうにキューブ。 -
今日のきっぷたち その1
チケットレスのはこちら。
左から山陰のんびりパス、やくも、スーパーおき、やまぐち号の指定席。
山陰のんびりパス(4,500円)の使用実績
1日目
油木ー米子 2,310円
2日目
米子ー境港 330円
境港ー津和野 4,510円
合計 7,150円
まあまあですね。←よくばり -
今日のきっぷたち その2
津和野ー湯田温泉の乗車券、WESTERポイント超特典きっぷの乗車券と特急券、そして新大阪ー京都の東海道新幹線の乗車券・自由席特急券です。これ以外に湯田温泉ー新山口ではICOCAを利用。
今回の旅では、かなりの区間でおトクきっぷを使用しました。 -
新大阪ー京都は、別途課金してのぞみの自由席に乗ります。在来線に乗り換えても運賃は同額かかるので、差額は特急料金の870円だけで、圧倒的にこのほうが楽ちんで早いです。今回の旅では山陽新幹線は格安の、それもポイントだけで乗っているので、ここはケチらない。
-
京都駅前
タ「おかえり~。今日はグリーンにしてみた」
つ「え、そうなんや」(ちょっと微妙…) -
今日の晩ごはん
自宅に戻ってから、松江駅の駅弁「島根牛みそ玉丼」を食べました。お味噌、お米、牛肉と島根県内産のものが使用されています。味噌味だけど全くしつこくはありません。半熟卵を崩すとさらに旨味が加わり、大変おいしくいただきました。
今回はかなり本数の少ない路線も含めて多くの列車に乗りましたが、トラブルはゼロでした。お正月に買っ・・・いえ授与いただいた上賀茂神社のお守りのおかげかもしれません。
また、無事にJR西日本も完乗でき、とてもうれしい旅となりました。
ご覧いただき、ありがとうございました。
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おトクきっぷを動員して「つららは西へ」
この旅行記へのコメント (1)
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- 毛利慎太朗さん 2025/12/09 12:58:18
- デゴイチ!
- つららさん、いつもどうも~「答え合わせ」ですね♪
D51は103系なみに製造数が多い車両ですが、側面形状が「なめくじ」っぽかったり、蒸気ドームがかまぼこみたいだったりと、微妙な違いを見つけるのが面白い車両ですね~動態保存機に限らず、静態保存機を見るだけでも楽しそう。
津和野の駅前のD51は煙突に煤流しの集煙装置がついていてなんだか厳めしい雰囲気…黒田長政の兜を想像してしまいましたかね~
話は変わりまして「オハ35」素晴らしい…近頃のJR東のSLときたら(ブツブツ)
ディテールも旧型客車へのリスペクトを感じます、なんでしょうね、車内に「景観条例」でも敷かれてるような統一感といいますか。
>京都タワーさん
拙作にも「ゲスト出演」してもらいました笑
しかし、普段は白塗りで「京美人」の様相を呈してますが、ライトアップすると「パーリーピーポー感アゲ↑アゲ↑」ですね。
毛利慎太朗
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