ANAイスタンブール便で行くイタリア３週間の旅　その3　15年ぶりのフィレンツエはすごい人

2025/04/25 - 2025/04/27

年々争奪戦が激しくなっているANAマイレージを使ったヨーロッパ旅。一気に空席が開放される新規就航便に狙いを定めて、やっと取れたイスタンブール往復チケット。目的地のイタリアへはターキッシュエアなので、本当は同じマイルで組み込めたはずですが、検索してもルートが出てこず諦めて、単純往復のみで発券。イスタンブールからボローニャ、バーリからイスタンブールは別途有償で購入しました（往復2分分で10万円ちょっと）。

全体の行程は以下の通り。

4/23：8:15羽田発15:25イスタンブール着（NH219)　イスタンブール泊
4/24：8:00イスタンブール発（TK1321）ボローニャ9:40着　バスでリミニ、サン・マリノへ　サン・マリノ泊
4/25：バスでリミニ、トレニタリアとイタロでフィレンツェへ　フィレンツェ泊
4/26：フィレンツェ泊
4/27：空港からレンタカーでトスカーナのドライブ　サンジミジャーノ、シエナ経由でアレッツォ泊
4/28：ピエンツァ泊
4/29：ピエンツァ泊
4/30：オルヴィエート泊
5/1：オルヴィエート泊
5/2：ローマ空港でレンタカーを返却、ローマ泊
5/3：ローマ泊
5/4：ローマ泊
5/5：12:00ローマ発13:10バーリ着（ライアンエアー）　空港でレンタカーを借りてマテーラへ　マテーラ泊
5/6：アルベロベッロ泊
5/7：レッチェ泊
5/8：レッチェ泊
5/9：オストゥーニ泊
5/10：オストゥーニ泊
5/11：バーリ空港でレンタカーを返す。バーリ20:30発（TK1466）イスタンブール23:40着　イスタンブール泊
5/12：17:25イスタンブール発
5/13：10:50羽田着（NH220）

フィレンツェは15年ぶりの再訪です。今回はトスカーナへの玄関口として寄っただけなのので、前回行ったウフィッツィもアカデミア美術館もパス。、美しい街並みは相変わらず素晴らしかったけど、うんざりするほどものすごい人。オーバーツーリズムを肌で感じてしまいました。

エリア フィレンツェ(イタリア)

遅延したイタロでボローニャからフィレンツェ中央駅に到着。宿は駅から徒歩で5分ぐらいのAffittacamere ALBAというアパートメント。Booking.comで2泊338ユーロ。チェックインの手続きは、現地から数分の別の建物を指定されました。そこにフロントがありスタッフから説明を受けたあと、こちらの建物へ。いろんなオーナーが貸部屋を持っているビルのようです。

入口を入ると、かなりレトロなエレベーターがあります。これに乗って3階だったかな？

お部屋はこんな感じ。アパートといってもキッチンもなくあまり広くはないけれど、駅近という利便性を選びました。

お部屋に入るのは暗証番号で。

ちょっと休んだあとさっそく散策。まずはすぐ近くのサンタ・マリア・ノヴェッラ教会。結構並んでるので、事前チケットを買って明日出直すことに。

フィレンツェといえば、やっぱりここ。サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂。15年前にはドゥーモの階段登ったっけ。

今回は外観を見るだけだけど、やっぱりものすごく美しい。唯一無二

サン・ジョヴァンニ洗礼堂の「天国の扉」。でもこれ、レプリカなのよね。

「イタリア・ゴシック建築の傑作」とも言われるジョットの鐘楼。

シニョリーア広場。

アカデミア美術館の人気者ダヴィデ像などのレプリカが並んでいます。今日はこのあとここでなにかイベントがあるのかな。

ネプチューンの泉。このあたりはとにかく人がたくさんで、なんだか疲れてしまう～。

ということで、ここでジェラートを買って一休み。

大きなサイズを選んじゃったので10ユーロ。日本円で1700円のアイスって考えるとすごい(笑)。

再び群衆でひしめくドゥーモの前を通って戻ります。さっきも撮ったのに何度でも写真撮りたくなっちゃう。

今夜は部屋飯の予定なので、食べるものを調達するためにアパートの斜向かいにあるConad Cityへ。対面のお惣菜売り場では、まずここから番号札を取って順番を待ちます。（最初、それに気が付かなくて随分時間を無駄にしてしまった）

サラミ、チーズ、サラダ、フォカッチャ、ワインが揃ったら立派なごちそう♪

翌朝。朝イチバンで、昨夜ネットで予約しておいたサンタ・マリア・ノヴェッラ教会へ。最初は正面の入口で待っていたのですが、時間になって中に入ると「オンラインチケットの人は裏の入口へ」と言われてしまいました。この写真がその入口。道を挟んで振り返った先は中央駅。

駅に面した側にその入口はあります。入口は目立たないけど、隣のツーリストインフォはピンクで目立つので、それを目印に。

中はけっこう広くて、厳かな雰囲気。

祭壇の横や天井にも美しい壁画がびっしりと。

追加で3ユーロ払うと、修復中の壁画を間近で見られるというのでお金を払って上ってみます。

でも、絵画の価値がよくわからないので、正直微妙でした。

ジョルジョ・ヴァザーリの「キリストの復活」。という作品だということは、今Googleレンズで調べました(笑)。

とても精密で濃密なフレスコ画。

ここの天井画も見事で圧倒されます。

一生懸命見てると首が痛くなっちゃう(笑)。

光と影がめちゃドラマチックな「最後の晩餐」。

こちらも同じく「最後の晩餐」。この旅で、たくさん同じテーマの絵を見ることになりますが、いろいろなバージョンがあるものですね。

前日夕方来たのに時間が遅くて入れなかった中央市場へ。

チーズ売り場。

キッチン付きなら、こういう肉買って焼いてみたかったなぁ。

ポルチーニにドライトマト。

こちらの食材屋さんは日本人の定員さんがいます。実は15年前にここでたーーくさん購入した思い出。のぞいてみたら、その方がまだいらして、感激の再会（むこうは覚えてなかったけど）。

この日の買い物は、その前にやはり日本人がいる別のお店でオリーブオイルとバルサミコを買っていました。試飲つきで説明してくれたので。

通りからちらっとのぞくドゥーモもすてき。

ランプラッドットの人気屋台「Sergio Pollini」。

運良く、席をゲットできたので座って食べることができました。臭みは全然なくて、とても美味しかったです！

すぐ近くにあるMercato di Sant’Ambrogioへ。

中央市場と違って、地元の人が買い物をするローカルな市場。

野菜とか、めっちゃ安かったです。

生ハムとかチーズとかもありました。

次にやってきたのは、サンタ・クローチェ教会

ここも、祭壇の奥にびっしり壁画、天井画と、すべて埋め尽くされています。

このとき、ちょうどフランシスコ法皇が亡くなったばかりだったので、あちこちの教会でこんな光景を見かけました。

最後の晩餐

この教会はアルノ川のすぐ近くにあるため、大洪水で何度も洪水の被害にあったようです。

1966年のフィレンツェ 大洪水の際に大きなダメージを受けたもの。修復しても元通りにはならなかったけれど、当時の記憶を留めるためにこの姿で飾ってあるようです。

有名人のお墓もたくさんあります。これはロッシーニ。

ダンテ。

ひときわゴージャスなのは、ミケランジェロ。

ガリレオ・ガリレイ。

ここの一番下も、最後の晩餐だ！

サンタ・クローチェ教会教会の前は出店がたくさん出ていました。

すごく沢山の種類のビスケットも！

ランプラッドットだけでは小腹が空いたので、ここでちょっとパンを買ってかじりました。

グラッツェ橋を渡ってアルノ川の対岸へ。

途中で見かけたゴミ収集車。地下に埋められてるゴミ箱をボックスごと釣り上げて豪快！

サン・ミニアート門をくぐって。

坂道を上っていくと、フィレンツェぽい景色が見えてきました。

ちょっと雲行きが怪しいけれど。

ミケランジェロ広場まで上ってきました。

ザ・フレンツェな光景。

休憩がてらストリートミュージシャンの演奏を楽しむ人たち。

ミケランジェロ広場まで来たらぜひ行きたかったサン・ミニアートアルモンテ教会。15年前は夕方だったのでもう閉まっていたのでした。

リベンジのつもりが修復中で、中には入れないばかりが外観も見られませんでした。

振り返ると、ここからも絶景なんですけど。

敷地の奥の方に回ってみると、広大な墓地となっていました。

いろんなお墓があって、これはこれで興味深いところでした。

隣接しているローゼ庭園を通って帰ります。ちょうど薔薇が咲き出した季節。

無料で入れるので、散策している人だけでなく、くつろいでる人もたくさん。

いったん部屋に帰って休んだあと、夕飯はこちらのお店Il Latiniへ。

19:30の開店時間にweb予約をしてあります。少し前につくとお店の前は沢山の人。並んでるでもなくちょっとカオス。でも時間になると、入口で名前を確認しつつ中に入れてくれました。待ってる人だけでも相当いたけど、中はすごく広かったです。

もちろんメインはビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ。この大きさ、伝わります？

お肉以外のオーダーはなるべくお腹がはらないものを(笑)。

お会計でーす。

夜のドゥーモを横目に帰ります。ライトアップもきれいね！

FRIENDSのパロディTシャツ(笑)。

テレビをつけると、バチカンの映像。この日はフランシスコ法皇の葬儀が行われた日でした。

さて、フィレンツェ3日目の朝。トラムに乗って空港へ向かいます。

口コミでUnita駅が始発なのでここから乗れば座れると聞いていたので、あえてUnita駅近くの部屋を予約しました。

券売機でチケットを買う。大きな荷物は1人分必要というので、二人だけど4枚購入。

路線図もあるし、うん、ここで間違いないね！

と思ったのに、全然トラムが来ない。駅の近くをトラムが走ってるけど、こちらには来る気配もない。おかしい！そういえば、ここ昨日から何度も通ってるけど、一度もトラムが止まってるところ見てないな。
　
そのあたりのお店の人に聞いてみると、今はこの駅には来ないのだとか！　えーん、そんな。

結局駅の裏側あたりの乗り場まで行く必要がありました。歩いても5分もかからない距離ですが。幸いトラムは空いていて、座ることはできました。

空港駅に到着。

さて、レンタカーオフィスはどこだろう？ウロウロしたり人に聞いたりして、この屋根のあるところからシャトルバス（無料）に乗っていくことがわかりました。

どの会社を利用する人も同じバスに乗ります。特になにかチケットを見せるとかでもなく、ただ乗るだけ。

ちょっと走ったところに、いろいろなレンタカー会社のオフィスと駐車場を集めた大きなスペースがあるのでした。今回私たちが利用するのはnoleggiare。

レンタカーコムを通しての予約で、フルサポートのはずなのに、さらに保険が必要と説得されて追加で入っちゃったけど、あとから考えたら必要なかったような。悔しいな。

この車で、これから6日間トスカーナをドライブします！