ANAイスタンブール便で行くイタリア３週間の旅　その11　アッピア街道終点を見届けてオストゥーニへ

2025/05/09 - 2025/05/10

年々争奪戦が激しくなっているANAマイレージを使ったヨーロッパ旅。一気に空席が開放される新規就航便に狙いを定めて、やっと取れたイスタンブール往復チケット。目的地のイタリアへはターキッシュエアなので、本当は同じマイルで組み込めたはずですが、検索してもルートが出てこず諦めて、単純往復のみで発券。イスタンブールからボローニャ、バーリからイスタンブールは別途有償で購入しました（往復2分分で10万円ちょっと）。

全体の行程は以下の通り。

4/23：8:15羽田発15:25イスタンブール着（NH219)　イスタンブール泊
4/24：8:00イスタンブール発（TK1321）ボローニャ9:40着　バスでリミニ、サン・マリノへ　サン・マリノ泊
4/25：バスでリミニ、トレニタリアとイタロでフィレンツェへ　フィレンツェ泊
4/26：フィレンツェ泊
4/27：空港からレンタカーでトスカーナのドライブ　サンジミジャーノ、シエナ経由でアレッツォ泊
4/28：ピエンツァ泊
4/29：ピエンツァ泊
4/30：オルヴィエート泊
5/1：オルヴィエート泊
5/2：ローマ空港でレンタカーを返却、ローマ泊
5/3：ローマ泊
5/4：ローマ泊
5/5：12:00ローマ発13:10バーリ着（ライアンエアー）　空港でレンタカーを借りてマテーラへ　マテーラ泊
5/6：アルベロベッロ泊
5/7：レッチェ泊
5/8：レッチェ泊
5/9：オストゥーニ泊
5/10：オストゥーニ泊
5/11：バーリ空港でレンタカーを返す。バーリ20:30発（TK1466）イスタンブール23:40着　イスタンブール泊
5/12：17:25イスタンブール発
5/13：10:50羽田着（NH220）

３週間の旅もいよいよ終わりが近くなりました。プーリア半島最後の宿泊地はオストゥーニ。レンタカーの気ままな旅なので、レッチェから途中のブリンディシにも寄ってみました。ローマ近郊で訪れたアッピア街道の終点がある場所です。

エリア その他の観光地(イタリア)

朝10時前にレッチェを出て、12時過ぎにブリンディシに着きました。まずは、やっぱり大聖堂へ。

無料で中に入れます。

立派なパイプオルガン

大聖堂から海のほうに向かうと、歩いてすぐのところに、ありました！　アッピア街道最終地点を示すローマ時代の円柱が。

とはいえ、これはレプリカで、本物は別の場所に保管されています（後ほど見に行きます）。もともとは円柱はここに2本あり、もう1本は16世紀に倒れたとき、レッチェへ運ばれたそうです。サントロッツォ広場にあったやつです。

この円柱は、本当に海岸ぎりぎりのところに立っています。アッピア街道を旅してきた人たちはここから船に乗ってアドリア海を渡って行ったのでしょう。逆に海から来た人たちは、この円柱のところからアッピア街道をローマまで向かったと。今回はローマ近郊のアッピア街道も行ってきたので、歴史のロマンを感じました。

歩いて5分ぐらいのところにあるヴェルディ劇場。

ここの地下に、古代遺跡があって、なんと無料でふらっと入れます。

劇場のすぐ近くにあるグラナ・ネルヴェーニ宮。1階が観光案内所になっています。

そして、さっき見たローマ時代の円柱の本物がここに展示されています。ここも無料！

円柱のままだと見上げないといけない上の飾り部分が、目の高さの近くにあって、よーく見えます。

ユニークなベンチ。これは座っていいやつ？　

なお、インフォメーションで「トイレはありますか」と尋ねたら、このビルの上の階のトイレを使わせてくれました。

ナポリ門？　名前はともかく、街を囲む城壁の一部なのかな。地図を見ると、ここをくぐって街の外側に出たところが、現在のアッピア通りの終点になっています。現場に行ってみても、特に何も表示はなかった。残念。

さて、車に乗って5分ほど。やってきたのは、さっきのローマ時代の円柱があったところのちょうど対岸にあたる部分。ブリンディシ空港があるところですが、もちろん、飛行機に乗るわけではなく。

お目当てはサンタ マリア デル カサーレ教会。でも敷地内には車で入れない。どうしよう？

すぐそばにあった空港の駐車場。よく見ると15分以内（だったかな？）なら無料とあったので、ここに止めて、走る！

目の前だし、小さな教会だから、パパっと写真見るだけなら大丈夫。

入場は無料。そもそも誰もいなかった。

古いフレスコ画が残っていて、見事でした。

急いで駐車場に戻って。なんとかセーフ。

30分ぐらい走ると、丘の上にオストゥーニの街が見えてきました。

丘のふもと（地図でいうと街の北側）にある、こちらの大きな駐車場に車を止める。

この教会の前を通って（中は入ってません）、丘の上の旧市街へ向かいます。

街の外壁に沿ってぐるりと登っていく感じ。見晴らしがいいです。

城壁に沿った素敵なカフェ。

街の中へ入っていきましょう。

小さなお店がいろいろ並んでいて、いかにも観光地。

目指すは、いつも大聖堂。

無料で入れました。

立派な天井画。

バロックバロックした祭壇。

街並みはおしゃれな雰囲気です。

ナイスビューのカフェでお茶する素敵なカップル。

1時間ちょっとで街の観光を終えて、宿泊先に向かいます。

この日の宿は、オリーブ畑の真ん中にある「マッセリア」と呼ばれる、プーリア地方ノアグリズーリズモです。敷地に入ったあとも、オリーブ畑の中の道を走る、走る。

オストゥーニの駐車場を出てから15分弱で到着。宿の名前は「Masseria Valente」

駐車場に車を止めて、左側に並んでいるのが宿泊棟で、右側の建物にはレストランとフロントがあります。

私たちの部屋は一番左端が私たちの部屋。

ドアを開けると、すぐ右にミニキッチンスペース。

左側がダイニングスペース。

正面がベッド。右奥にも部屋があるように見えるけど、これはクローゼットの扉についた鏡。1ルーム仕様です。

バスルーム。

さすがオリーブ農園だけあって、アニメティは全部オリーブオイル製品。シャンプー、すごくしっとりでよかった。

お部屋で休んだ後、敷地内をお散歩してみます。

すごく古そうなオリーブの木。

敷地内広いので、レンタサイクルもありました。子供用も！

プールもあります。

19:30になったので、レストランへ。（予約済み）

アンティパストに出てきたこれ、なんだったか忘れちゃったけどすごくおいしかったのは覚えてる。

前菜。プーリア名物のファーベ（ソラマメのペースト）、すんごくおいしかった！

オレキエッテ。日本にいたときは、形が違うだけで所詮パスタでしょ？と思ってたけど、イタリアに来てみたら、食感が全然違うし、それぞれに合わせたソースといただくと本当においしくて。

このショートパスタも、歯ごたえがあって、ソースとの相性もばっちりで。いやいやいや、どれもこれも美味でした！

宿のレストランだと、歩いて部屋に戻るだけだからワインも飲めるし、最高。

さて、翌朝。朝食はビュッフェです。

焼きたてのピザやフォカッチャもあるし

オーダーすれば卵料理も作ってもらえます。

オーダーメニューはこちら。

フロントに貼ってあった値段表。なんだろう？と思ったら、マッサージも受けられるみたい。のんびり滞在するリゾートホテなのね。

マッセリア2日目は、海沿いのドライブに出かけたのですが、その話は別の日記に書くことにして、マッセリアでの滞在の話を続けます。

1日飛んで3日目の朝。チェックアウトのあと、オリーブ畑のガイドツアーに申し込みました。チェックアウトは11時ですが、ツアーは11:30開始なので、それまで部屋で待ってていいよということになりました。

この女性が英語で説明してくれます。

一番古い木は樹齢2000年にもなるそうです。若いのでも50年。

地下にある、昔オリーブを絞っていた作業所も見せてくれました。

最後はオリーブオイルのテイスティング。

紙コップに入ってるとちょっとアレだけど。3種類のオイルが用意されました。気に入ったのは一番若いやつ。せっかくなので100ml入りの小さな瓶で購入（5ユーロ）。

おつまみつき。

ツアーは1時間で料金は無料です。定員制なので事前、もしくはチェックインのときに申し込んでおくとよいです。参加者は全部で10人ぐらだったかな。

出発前にトイレを貸してもらいに建物に入ったら、何かパーティの用意がしてありました。この後、車で出ていくときに正装した人の乗った車が何台かすれ違ったので、ゲストたちなのかな。

この後は、バーリへ向かいます。時間はたっぷりあるので、お土産を買いに、高速に乗る前にスーパーに寄る予定でした。でも、この日は日曜日だったのでお休みのところが多く、やっと見つけたのがこちら。地図には「SPAZIO CONAD」って書いてるけど？　と思ったら、大きなショッピングセンターでした。

中に入ると、あった、あった。SPAZIO CONAD。大きなスーパーでした。ここでお土産を買って、トイレもすませて、バーリへ向かいます。