２０２５大阪・関西万博と京都・神戸４日間の旅－３日目・万博Ｐａｒｔ７

2025/04/18 - 2025/04/22

大阪万博旅行記パート７です。４月２１日の夜間から退出しホテルに戻るまでです。
既に夜間になっていてパビリオンの混雑もだいぶ減った頃で大混雑のパビリオン以外は待ち時間もほぼ無くなってきた時間です。また日中子供たちがスタンプラリーで走り回っていたコモンズ館もかなり空いていて自由に見学を出来ました。そしてスタンプ押すのに待ち時間もいりません。
自由に入館できるようになっていたチリ、アルジェリア、カンボジア、バルト(２回目)などに入館した後、この最後に訪れたのはウズベキスタンパビリオンでした。綺麗な映像を見た後は二階にあがり木造のウズベキスタンパビリオンの屋上と大屋根リングを眺める事が出来ました。
その後は有名なドローンショーを見て、西ゲートからバスで桜島駅まで向かいます。混雑している場内でしたが退出は思ったよりスムーズにできて少し驚きました。ただ現在ではかなり混んでいるみたいですね。
桜島駅からゆめ咲線、大阪環状線で鶴橋駅まで行きそこからは近鉄で奈良駅に戻りました。ホテル帰着は２３時３０分、でも大満足の一日で万博を楽しむことが出来ました。

エリア 大阪ベイエリア(大阪)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

２０時過ぎて来てだいぶ人が減ってきました。この時間以降割とパビリオンに入りやすくなると言われていますが単独パビリオンは結構な列になっています。ブラジルパビリオンは建物の形はごく普通ですけど、「我々の存在の真意とは」とかかれた文字が気になります。なんか哲学的ですよね。

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クウェートパビリオンもなかなか奇抜な形です。近くで見ても奇抜さが目立ちますが、遠くから見るともっと謎に見えました。
とはいえなかなか楽しいパビリオンらしくクチコミなんかを見ていきたいと思っていましたがこの時間でも結構混んでいました。

こちらも２０時ちょっと前の時間でもかなりの列が出来ていた中国パビリオン。壁に感じが書いてあったりと中国らしさ満載でした。まあこちらも時間がないので今回は断念です。中国は行ってみたかったですね。

２０時を過ぎた静けさの森。中には入れますがこの時間だと周辺の通路もかなり空いてきているので中を通る人はあまりいなくて本当に静けさの森になっていました。日中もこの周囲はいくらか落ち着いた雰囲気でしたね。ちょっと動くと大混雑でしたけど。

夜でもシグネチャーパビリオンは予約制なので予約を取れている人しか入れません。ただこのBetter Co-Being のパビリオンは外から見ても昼と夜の雰囲気は全然違いますね。なんとなく雰囲気は夜の方が好きですかね。

店の前で呼び込みをしている状態だったので「EARTH TABLE ～未来食堂～」というお店に入って見ました。米粉を使ったチュロスや塩こうじ米粉ピザなど自然派？食品のお店なんでしょうか。普段ならこういうお店に入る事はあまりないですが万博でせっかくなので入ってみました。

こちらがチュロドックというものです。米粉でつくられたチュロスをパン代わりにしたホットドックみたいなものです。チュロスは少し甘めなんですけどめっちゃおいしかったです。ただアツアツでちょっと口やけどしてしまった(´・ω・`)。

スシローは整理券がすべて終了していますし夜間ですから並ぶ列もいません。スシローは整理券なので関係ないですが、万博内の他の飲食店は２０時を過ぎると空いてくる傾向にあるようです。

コモンズ館周辺は昼間は子供たちが多いですがこの時間だと学校行事で来ている子たちは当然帰っているのでだいぶ空いていました。あと日中に比べてスタンプが格段に押しやすいかったです。

せっかくなので昼頃に入ったコモンズＣにやってきました。今日訪れる事がなかったコモンズＢ以外の他のコモンズ館と違いコモンズＣだけは昼に来たときに混雑で入れなかったブースが二か所あって今なら空いているかなと思ってやってきました。先ほどは混雑していたモンテネグロブースですがすぐに入れそうです。

モンテネグロは２００６年にセルビアから独立した新しい国で前回愛・地球博の時にはセルビア・モンテネグロという国名でした。まあ愛・地球博には参加していないので関係はないんですが、時代を感じます。時代を感じると言えば１９９１年初めにはユーゴスラビア連邦共和国という国でしたがその後分裂と内戦になり、セルビア、クロアチア、スロベニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、北マケドニア、モンテネグロ、コソボと多くの国に分割してしまいました。モンテネグロは比較的平和に独立を達成しています。
ちなみに展示はモンテネグロの教育についてなどでした。

もうひとつコモンズＣで昼間に来たときは人が多く入る事が出来なかったのがクロアチアのブース。こちらも旧ユーゴスラビアの国で、上のモンテネグロとは違い壮絶な独立戦争の末独立を達成しました。他のコモンズ館の国と違って上からいろいろと垂れていて中が見る事が出来ないです。

外からだけでなく中もこんな感じで大量のチューブが垂れ下がっているチューブの洞窟の様になっていました。その中を歩いていく形です。他のコモンズ館の国とスペースの広さは同じなのでそんなに奥行きはないんでしょうが、見えないので結構長いトンネルに感じました。中にはサーモグラフィーもあるみたいで、途中のモニターには人がいる部分だけ赤くなっている映像も出ていました。

コモンズＣを出て近くにあったタイプＢのパビリオンでチリパビリオンが空いていたので向かいました。ここも日中は大混雑でしたがこの時間だと空いています。あくまで４月の話で現在どうなっているのかわかりませんが・・・。

チリパビリオンの中は織物やそれに使われる糸が展示されていました。日中とかだともっと何か置いてあったり説明もあったりするのかもしれないですが、ウォークスルーで通過する形でした。でも織物はなかなか良かったです。

チリの隣はチュニジアパビリオン。入ったこの部屋で何の案内もなく入口からどんどん人入ってくるしどうなんのかなあ。しばらくすると映像でも始まるのかなあと思っていたらスタッフが入ってきて右奥にある自動扉を開けて奥に通しました。自分で押す形だったらしいけど、そこドアだったんかい(´・ω・`)。

チュニジアの絨毯みたいなものでしょうか、いくつも展示されていました。マグレブ諸国とかはこのあとのアルジェリアもそうですが位置くらいはわかるものの文化とかは正直わからないのでいいものが見れたと思います。

出口にはショップがありました。手前のお皿とか結構きになりましたが、現実的にどこで使うのかという事を考えるとまず使わないですし、じゃあ飾るかと言っても自宅に飾っても意味不明になりますし断念(´・ω・`)。

続いてはカンボジアパビリオン。愛・地球博のカンボジアパビリオンはフラッシュを焚いて写真を撮るとアンコールワットが浮き上がるというのがあってそれが印象に残っています。今回はアンコールワットではなく、稲の中に浮かび上がるプラサット・プランというものでした。

カンボジアも稲作が盛んな国だそうです。カンボジアの米料理ってすぐにイメージできないですが周辺諸国でも米料理は多いので同じようなものですかね。機会があれば食べてみたいと思います。

カンボジアのとなりにあったアルジェリアパビリオン。この時間だとガラガラでどんどんパビリオンを見ていく事が出来ます。
この女の子がアルジェリアパビリオンを案内するとかそんな内容の映像だったと思います。

アルジェリアパビリオンのテーマは「アルジェリアの光を発見しましょう」という内容でした。光をたどっていくとアルジェリアの歴史や文化の展示があるという形です。別に光をたどらなくても進んで行けば見れるんですけどね。なんかＲＰＧっぽくていいです。
タイプＢの中では映像鑑賞が多いパビリオンでした。

アルジェリアの過去から今にかけて紹介するコーナー。砂漠の国のイメージがあるアルジェリアですがこの映像を見ると自然が豊かな事がわかります。アルジェリアパビリオンはなかなかこの万博に力を入れてきたんだなというのがわかる作りでした。

アルジェリアパビリオンのスポンサー一覧が記載されていました。入った中でこんな風にわかりやすく記載されていたのはアルジェリアだけだったと思います。おそらくアルジェリアでは大企業で有名な会社なんでしょうけど日本じゃ馴染みのない会社ばかりです。
アルジェリア航空はなんとなく知っているかな。かつて羽田に要人機として飛来した事もありました。

最後にコメントを書くところがありました。結構多くの人が書いていたので自分も一言書いて出てきました。
インバウンドの方も多かったですね。

そして再びやってきたバルトパビリオン。玄関ではミャクミャクとパラビが待ち受けていました。
あまり報道は見ていないんですがたまたまニュースを見て知ったんですが、このミャクミャク盗まれちゃったそうですね。その後いろんな人たちがたくさんのミャクミャクを持ってきてくれたそうです。

日中に来たときは混んでいたので着ない事も多かったですが、バルトパビリオンではタッチパネルでバルト諸国を知る事が出来る端末があったり、マイナスの感情を選ぶとプラスの感情に変えてくれる端末など面白いものもありました。

バラビちゃんの好きなものをいろいろと絵で描いていました。バルトパビリオンのマスコットだけに自然ばかりで占められるのかと思っていましたがドローンもありました。これは大阪万博がドローンや空飛ぶ車を使っているからですかな～と考えてしまいました。

バルトパビリオンの隣にあるのは欧州連合(ＥＵ)パビリオンです。ＳＤＧＳなどの環境保護、持続可能性の話が中心です。あとはＥＵについてのクイズなどもありました。

展示は可愛らしいものも多いですし中学校社会科くらいのクイズも多いので子供には楽しいのかもしれないです。待ち時間なしでスムーズに入れたのでそこそこ楽しめましたが、並んでも入るかというと微妙なところもあります。たぶん並んでいても回転は速いと思いますけど。

スマホの機能に助けられているのはあると思うけど、なんとも幻想的な雰囲気ですね。肉眼よりこっちの方がよく見えている様な・・・。
夜の大屋根リングはライトアップされていてとても存在感があります。そしてライトアップの仕方がいいですよね。人が少ない中というのもあるのですが、周りが青白く、リングが明るくライトアップされていて浮かび上がってくるように見えています。

最後にはウズベキスタンパビリオンに並びました。係員に聞くとこの組が最後の入場になるそうです。ウズベキスタンも興味のある国だから入れてよかったです。左の木製の大屋根リングに負けないくらい、木製！という雰囲気のあるウズベキスタンパビリオンです。

１０分程並んで入る事が出来ました。ウズベキスタンパビリオンはある程度の人数を区切って一気に入れて、展示を見てから映像を見るという形です。映像もそこそこ長いので日中だと結構並ぶことになる構造だと思います。

ウズベキスタンパビリオンの映像もなかなか良かったです。このデザインは首都タシュケントにあるレギスタン広場のマドラサやグーリ・アミール廟からとったものでしょうか。ウズベキスタンと言えばという雰囲気の模様ですね。

動画はウズベキスタンの紹介という感じでした。ウズベキスタンも行ってみたい国の一つです。一応成田から直行便もありますが仁川経由するのが一般的ですかね。
美しい国ですし比較的安定している様なので楽しそうです。

外から見てウズベキスタンパビリオンの屋上に木で作られた格子状の空間がある事はわかりましたが、パビリオン見学後には上に上がってきて屋上に出る事が出来ます。今回の万博は屋上に出られるパビリオンが多くていいですね。
わかりにくいですが遠くに大屋根リングも見えています。

屋上の木材は日本の、大阪近郊のものを使用しているそうです。大阪万博終了後は解体しウズベキスタンへ輸送し、学校などの建築の為の資材になるようです。ウズベキスタンパビリオンはこの屋上も展示の一つと考えている様でスタッフが説明などをしてくれていました。

外を見てみるともう人もまばらですね、みんな帰ったのかなあとか思いながら見ていました。ちょうど２１時になるところです。
下の写真でわかる通り、皆さんドローンショーを見やすい場所へ移動していたみたいです。

ウズベキスタンパビリオンから出るとドローンショーが始まっていました。印象としては音がなく、整然と作られた花火という感じです。音がないので誰もいないと気づきにくい、けどみんながこのドローンショーを見に来ているので歓声もあがるのでわかりやすいです。だいたい２１時前後に５分間程行われているみたいです。

この日は西ゲート近くの海上で行われている様でした。いろんなところで情報を集めていますが恐らく毎回この付近で行われている様です。
少し引いてみるとこんな感じです。

大屋根リングの上に登ってきました。今はもっと大混雑らしいですがこの頃は９時頃になるとだいぶ人もすくなくなっていましたね。会場内を歩く人もまばらです。
ライトアップが本当にいい雰囲気になっています。

ちょっとわかりにくいですが、西側の空でドローンショーをやっています。この写真はスマホの標準レンズで撮影していますが、肉眼だともっとしっかり見えていました。

大屋根リングの上から眺める人も多かったです。まだ大混雑で動けないというほどではなく程よい混雑、というかこの時間にしては混んでいましたが普通に動けるほどでした。
大屋根リングのデッキ上もライトアップされているんですね。とてもいい雰囲気でした。

ドローンショーの最後はこの表示でした。oneword　oneplanet。万博のスローガンなんですかね。
疲れていたので日本航空やチャイナイースタンが加入する航空会社アライアンスが一瞬浮かんでしまいました(´・ω・`)。

夜間はガンダム像もライトアップされている様です。既にパビリオンは閉まっている時間だと思いますが、その時間でもライトアップされているのは良いですね。

まだまだこの時間でもミャクミャク像の前には人がたくさんいました。
夜見るとこのミャクミャクと奥のヨシモトは若干怖いですね(´・ω・`)。というかガンダムに比べて光が暗いんですよね。

人気パビリオンですが比較的入りやすいと言われているパソナパビリオン。今回は入る機会がなかったです。医療業界に関わる身なのでＩＰＳ心臓や心筋シートは見たかったなあと思います。６月に再度万博に３日間行くのでその時に見られればなあと思っていますがだいぶ混雑がすごくなっているからなあ。

２１：１７、西ゲートから退出しました。西ゲートから退出することは決めていて関西Ｍａａｓでチケットを取っていた事もあり、大屋根リングの西側に近い位置からドローンショーを見ていましたが、やはり退出は東ゲートからが多いみたいですね。桜島までのバスは費用はそんなかからないのでこっち使うと便利だとは思うんですが、ゆめ咲線の行先的になんばに行く人なんかは使いにくいんですよね。

西ゲートを出ると広大な広場がありました。東ゲートに比べ空いていると言われる西ゲートですが朝は相当に混むんでしょうね。
退出はまったく混むことなくスムーズにバスターミナルまで向かう事が出来ました。

はためく万国旗。風がかなり強かったので旗が綺麗にはためいていました。
本当はいろんな国旗を眺めていたいのですが、ドローンショーが終わっている為人がどんどんと退出していてこの後大混雑になるのは解りきっていたので急いでバスターミナルへと向かいます。

西ゲートからは関西各地に向かうバスがありますが、本数が少なく大多数は桜島駅へのシャトルバスです。関西Maasという関西の鉄道で使用するアプリを利用して予約をします。予約必須だと思っていたのでアプリで予約入れていましたがどうもＩＣカードなどでも乗車できるみたいです。

本数は非常に多く前のバスの集団が出発したら３０秒ほどでバスが入ってきました。ちょうどいいタイミングに居たみたいで座る事が出来ました。出発時にはかなり混みあっていたので座れて良かったです。
ちなみにバスはＢＹＤのものというデマが回っている様ですがいすゞエルガでした。まあ個人的にはＢＹＤでも気にしないですけど。

バスはユニバの周りを１周する形で桜島駅のバスターミナルに到着しました。たぶん右折せずに走る走行ルートの為だと思いますが少し遠回りになっています。まあ座れていたので特に問題はなかったですけど。
清算はバス車内では行われず降車後この改札みたいな場所で行われました。関西Ｍａａｓで購入している人は画面を見せて終了でした。

バスターミナルからは徒歩で数分歩いて途中横断歩道を渡って桜島駅へと向かいます。桜島駅は終端駅ですが頭端式ホームではなく島式ホームに跨線橋で駅舎につながっている形でしたが、この万博開催に合わせ臨時改札が設置されました。ただこれは降車のみで早い時間にしまるそうなので通常の入口から乗車する事になります。

桜島駅 駅

大阪メトロ中央線同様ゆめ咲線も相当増発しているみたいです。桜島駅からも短い間隔で電車が出発しています。西九条折り返し、環状線乗り入れ、おおさか東線乗り入れのエキスポライナーといろいろありますが、貨物線経由するエキスポライナーは西九条に止まらない上大阪駅はおおさか東線ホームに止まるので注意が必要ですね。

桜島駅 駅

鶴橋駅で近鉄へ乗り換えです。あまり考えずにゆめ咲線から大阪環状線に直通する京橋行き列車で京橋まで行ってそこから後続に乗り換えましたが、西九条から阪神なんば線に乗ればもっと早く乗れたんじゃない？というのは旅行記を書いている段階で気づきました。
とは言え鶴橋を出れば快速急行は生駒、学園前、大和西大寺、新大宮、近鉄奈良と停車駅は少ないですし快適でした。というより鶴橋出るともう次は奈良県なんですよね。

鶴橋駅 駅

近鉄奈良駅から徒歩１０分程、棒のようになった足を引きずって何とか歩いてきました。ホテル帰着が２３：３０と最近の旅行では本当に遅い時間になりました。乗り換えは多くなるけど大和路線で帰ってきたほうが楽だったかなあ。
これで万博初日の旅行記は終了になります。当初は翌日は奈良近辺を観光して名古屋に帰るつもりでしたが万博が思ったよりもとても楽しく急遽翌日のチケットもとっていく事になりました。この頃は前日にチケット取っても朝一の予約が出来たんですよね。今とは雲泥の差です。人気が出たのはとても良い事ですけどね。

奈良市総合観光案内所 (JR奈良駅旧駅舎) 名所・史跡