あおもり街あるき（3）青い海公園・聖徳公園

2025/05/14 - 2025/05/20

青い海公園と一繋がりになっている聖徳公園。道路標識に従って青い海公園へと歩いて行くと、聖徳公園に着いちゃった感じでややこしかったけど、どちらも気持ちの良い場所でした。

エリア 青森市内(青森)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5

• 交通手段: 徒歩

5月19日（月）
14:40
善知鳥神社から聖徳公園に向かう前に、棟方志功出生の地へ。ヤングサロン ラブ−ラブ。妙に気になってしまった建物の先を右に曲がると、

すぐに説明板を見つけました。

棟方志功 生誕の地　 名所・史跡

棟方志功 出生の地

家は代々刃物鍛冶。彫刻刀を扱っていたわけではないだろうけれど、板画（版画）の道を極めたのは、何かしらの縁があったのかな。

14:55
聖徳公園へ。道路標識は青い海公園ってなっていて、一繋がりの公園らしくややこしい。

明治天皇の渡海から派生した「海の記念日発祥の地」の碑。
以下、説明文より。
明治9年7月16日、明治天皇東北ご巡幸の帰途、明治丸で青森港を出港、函館を経由横浜港に安着される。ときに7月20日。昭和16年、この日を海の記念日と定める。

大町の桂の井戸の　水を清みさやかにやどる　秋の夜の月
大正十年十一月七日　桂月

著名な方が詠んだのかもと、とりあえず撮影。検索してみると紀行文の名手でした。
さらに調べると、1904年（明治37）『明星』に発表された与謝野晶子の「君死にたまふことなかれ」に対して、『太陽』誌上で非難した人物で、その騒動の話なら読んだ記憶があります。

青森県歴史街道の図

青森県歴史街道の図

北の果て青森まで足を運んだ松田松陰の足跡を軸に、津軽南部の文化財等を図示したものだそうです。

Seitoku、Shotoku。説明板によって表記が２つあったけど（ここではShotoku）、由来からすると「せいとく」と読むみたい。昭和7年（1932）に発売されたレコードの青森行進曲では「せいとくこうえん」と唄っているそう。

公園を一周して、来た道を戻り駅方面に向かおうとしたら、

ツタの絡まる雰囲気が素敵な建物（倉庫）がありました。

まるは。こちらの倉庫だったみたい。

ロビーに、ねぶたが展示されていると紹介されていたので立ち寄りました。

アートホテル青森 宿・ホテル

澤田教一 （幼少年時代を過ごした地）

青森市出身。報道写真家。
ベトナム戦争を撮影した『安全への逃避』は、美術館や写真展などで何度も見たことがあります。

本町2丁目「青森発祥の地」

青森発祥の地といわれる所はいくつかあるそうで、かつての米町（ここ現在の本町2丁目）も、そのひとつ。ただ、伝承による誤解説もあるのだとか。

寺町。4つの宗派の寺が一区域の中に建立されたことから名付けられました。

津軽藩が、開港時に移住民の精神的な支えと防御機能を考えて、四か寺（常光寺・正覚寺・蓮心寺・蓮華寺）を集中して建てたのだそう。

太宰治が常光寺隣の呉服店に下宿していて、常光寺で体を鍛えるために100mダッシュを繰り返したそうです。

太宰治 （学生時代の下宿地）

太宰治が生まれたのは青森県北津軽郡金木村（現：五所川原市）。青森市内には『人間失格』と『走れメロス』の文学碑が建っています。

16:01
柳町通りの中央分離帯で見つけたカリヨン。目を引きましたが、ここに設置された理由は分からなかったです。
故障後に修理されないままとなっているらしく、鐘の音を騒音と捉える方もいるからなのかなと余計な心配をしながら眺めました。