ウィーン発着FlixBusで行くスロベニア・クロアチア（9）スプリット

2025/06/20 - 2025/06/21

プリトヴィツェでの3泊4日を終え、次の目的地、スプリットに向かいます。スプリットはザグレブに次ぐクロアチア第二の都市、アドリア海に面した港湾都市で、世界遺産の「ディオクレティオヌス宮殿」があります。人気ランキングではドゥブロヴニクより下位になっていますが、スプリットも十分に魅力的な観光地だと思います。海が近いのでシーフードも楽しみです。
今回はスプリットの貸部屋（SOBE）に2泊し、「ディオクレティオヌス宮殿」をメインに観光しました。

「ディオクレティオヌス宮殿」は、大聖堂、鐘楼、宝物館、地下室などなど、狭い空間に見どころがびっしり詰まってます。宮殿の見どころはどこに何があるのか、地図やガイドブックを見てもよくわかりません。うっかりすると、回り切れず、帰ってから「ここは行ってなかった」というようなこともあるのではないでしょうか。迷路のように感じましたが、一通り見られたと思います。

旅行記が長くなったので後半の「マルヤンの丘 」は短めにしました。その他の写真と記録はヤマレコをご覧ください。↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8320200.html

エリア スプリット(クロアチア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: ブッキングドットコム

6/20 9:25、プリトヴィツェ公園のエントランス１から2階建のFLIXBUSでスプリットへ出発。座席指定ではありませんが、2階のパノラマ席が空いていたのでパノラマ席に座れました。ラッキー！

このバス、プリトヴィツェからザダル、スクラディン経由でスプリットに向かいます。

エントランス１発車後、すぐにエントランス２に停車します。
なお、公式ホームページや時刻表は、エントランス２の時刻になっているので、エントランス１の発車時刻は、時刻表の時間より5～10分早いので注意が必要です。

プリトヴィツェから2時間くらいでアドリア海に出ます。パノラマ席なので、道中の景色が楽しめました。

プリトヴィツェから4時間40分ほどでスプリットのバスターミナルに着きました。写真はバスターミナル手前のロータリーです。

バスターミナルは、鉄道駅、フェリーターミナルに隣接しています。
スプリットの駅を通り抜けて、宿泊先に向かいます。

宿泊先の Studio Apartment Sretna
ここに2泊お世話になります。

オーセンティック ラグジュアリー ルームス ホテル

部屋の内部。なかなかユニークな部屋でした。

地元の新聞にオーナー夫婦が載ったそうで、新聞が部屋の壁に貼ってありました。

6/21　朝からスプリット市内観光。スプリットといえば世界遺産の「ディオクレティオヌス宮殿」青銅の門から中に入ります。

青銅の門 城・宮殿

ディオクレティオヌス宮殿の内部。時刻は8時ちょっと前、朝早いので、まだ観光客はいません。

ディオクレティアヌス宮殿 城・宮殿

ディオクレティオヌス宮殿の中心部の広場。広場の名前はペリスティル（Peristil)。いつも観光客でごった返しているが、ここも朝早いので、まだ観光客は少ないです。

ペリスティル 広場・公園

ペリスティルにあるスフィンクス像

ペリスティルのすぐ横、聖ドムニウス大聖堂の内部
朝早いので無料で入れましたが、実際には有料（1人5ユーロ）です。

聖ドムニウス大聖堂 寺院・教会

ペリスティルにある「観光案内所」でチケットを購入しようと思ったら、8:15からなので、時間まで待たされました。券の種類がいろいろあり、入れる施設名が英語なので分かりにくい。Green チケット（Sprit Cathedral+Treasury+Bell Tower）12ユーロを購入しました。

Crypt：クリプト＝礼拝堂
Baptistery ：洗礼室
Sprit Cathedral：大聖堂
Treasury：宝物館
Bell Tower：鐘楼　です。

Substructures：地下室は共通チケットに含まれていません。
※「地球の歩き方2024～2025年」に載ってる料金表は間違ってます！

スプリット観光案内所 散歩・街歩き

まずは、ベルタワー（鐘楼）に登ります。

ここが入口。エレベータはなく、狭い階段を登ります。

いったん、建物を出て、次はこの階段を登ります。

建物の中に入り、鉄の階段を登っていきます。

この螺旋階段を登ってきました。

だいぶ登ったので、アドリア海や航行する船が見えます。

鐘楼の展望台。けっこう広いです。柱の間から360°のパノラマが見えます。

スプリットの旧市街、向こうに見えるのはマルヤンの丘 。あとで登りに行きます。

パノラマ写真↓360°いい眺めです。
https://yamalbum.web.fc2.com/panorama/pano2025/25_0621split.html

鐘楼の鐘、デカいです。

狭い階段を下ります。

ここから出てきました。

鐘楼から下りたら、再び聖ドムニウス大聖堂に入りました。
さっき購入したGreen チケットを見せます。

立派なパイプオルガンです。

次は、宝物館（Treasury）に入りました。共通券（Greenチケット）で入れます。

宝物館は「地球の歩き方」やフォートラベルのクチコミにも載っていませんが、Google Mapsでは、Riznica splitske katedrale という名称で載っています。場所は、「観光案内所」チケット売り場の奥です。

中は結構広く、写真を撮りながら回ると、結構、時間がかかりました。

聖母子象

クロアチア出身の哲学者・科学者
マルコ・アントニオ・ドミニス（Marcus Antonius de Dominis ）
（1560-1624）のちのスパラート大司教

聖ドゥヤムの銀製品

宗教画
あま歴史には詳しくないので、急ぎ足で回っても広いので30分くらいかかりました。

外に出ました。時刻は9時半です。広場（ペリスティル）は観光客が増えてきました。

聖ドムニウス大聖堂（左）と鐘楼（右）

ディオクレティアヌス宮殿の北の出入り口「金の門」
兵士の恰好をした人がいます。

金の門 城・宮殿

金の門を出ると、目の前にあるのが「グルグール ニンスキの像」
Gregory of Nin Statue

グルグール ニンスキの像 モニュメント・記念碑

クチコミに従い、足の親指を触りました。

再び宮殿の中に入り、宮殿内を歩きます。

クレシミロヴァ通り 旧市街・古い町並み

宮殿の中に SOBE（貸室）がありました。

ATMもあります。

ブティックもありあす。
宮殿の中が繁華街のようになっていて面白い。

宮殿の西の門「鉄の門」から外に出るとナロドニ広場（Narodni trg）

ナロドニ広場 広場・公園

プラッと歩くと魚市場がありました。近海で採れた新鮮な魚がいっぱい。

魚市場から西に歩くと立派な建物。
共和国広場とクロアチア劇場（City Youth Theatre Split）

Prokurative広場 広場・公園

聖フランシスコ教会と修道院（Church and Convent of St. Francis）

英国総領事館（British Consulate Split）

海岸通り、プロムナードを歩いてディオクレティオヌス宮殿に戻ります。

プロムナード 城・宮殿

青銅の門から再度、ディオクレティオヌス宮殿に入ります。

青銅の門から入ると、すぐに地下室（Substructures）の入口がありました。朝来たときは、まだ閉まってて気づかなかったです。ここで入場券（1人8ユーロ）を買い、地下室に入りました。
※共通チケットには含まれていません。
「地球の歩き方」は間違ってます。

ディオクレティオヌス宮殿入場無料なので観光客で混雑していますが、この地下空間は、有料なので空いていました。

いかにも古代遺跡といった感じです。広々としてます。

古代のディオクレティオヌス宮殿の再現想像図
（1912年E.へブラルド作）　

売店でスプリットの本の日本語版が１冊だけ残っていたので購入しました。カラー写真が豊富でB6サイズ96ページ、8ユーロでした。
2010年の発行なので内容は少し古いですが、いろいろな情報が載っていて役に立ちました。

「鉄の門」から外に出てナロドニ広場を通って

お昼ご飯は シーフードレストラン Zlatna ribica
朝行った魚市場の前のお店です。
なお、このお店はクレジットカード不可です。

シーフード（イカと小海老のフライ）を頂きました。

昼食をすませ、宿に戻る途中、市場の前を通ります。新鮮な果物がいっぱい。

青空市場 市場

干しイチジクを売ってたので試食して買いました。
１袋3ユーロでした。

パン屋さんの前を通って宿に戻りました。

よく歩いたので部屋で休憩し、午後3時過ぎにマルヤンの丘に登りに行きました。写真は海岸通り（プロムナード）です。

住宅街の石畳の坂道を登って行きます。

宿泊先から30分くらいで最初の展望ポイント（Marjan viewpoint）に着きました。

旧市街、アドリア海が良く見えます。パノラマ写真を撮りました。

スプリットの港、アドリア海とブラチ島が見えます。

マルヤンの丘、最高地点。標高178m。十字架とクロアチアの国旗が見えます。

マルヤンの丘 自然･景勝地

山頂の展望地からのパノラマ
マルヤンの丘はスプリットの市街地から突き出た半島の山なので、左右に海が見えます。

マルヤンの丘から下りて、シュペルン（Šperun）で夕食。
ミッテラン大統領も訪れたというお店ですが、意外とカジュアルでした。

シュペルン シーフード

魚のフィレ、タコのサラダ、トマトと野菜で49ユーロ（約8,200円）
写真は魚のフィレ Filet komarče

サッカー選手や有名人が訪れた写真が壁に貼ってありました。

夕食後、もう一度ディオクレティオヌス宮殿に入りました。
観光客でにぎわうペリスティル（広場）

実は、昼食後、宿でフォートラベルを見てみたら、「前庭」に行ってないの気づいたのでマルヤンの丘の帰りに寄りました。場所は、ペリスティルから南側の階段を上ったところにあります。

前庭 城・宮殿

宮殿の2階部分、前庭から東方向に回り込む。まだ来てないところです。
お店やSOBE（宿）もあります。

鐘楼と大聖堂。この角度から見るのは初めての景色です。

何かと思ったら民族学博物館（Etnografski muzej Split）
外観のみ撮影。入場料は1人５ユーロ、シニアは3.5ユーロです。

民俗学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

宮殿の東の出入口「銀の門」

銀の門 建造物

このあと、スーパーマーケットで買い物して宿に戻りました。