2018/07/04 - 2018/07/05
7184位(同エリア7356件中)
リュックさん
第4日:7月04日(水)
08:10:Lv. 青森(リゾートしらかみ2号車
3号5番 A,B席)
中間食:千畳敷駅:焼きイカ
13:27:Av. 秋田、宿に荷物預け
14:00:遅い昼食:佐藤養助商店 秋田店
食事・土産:稲庭うどん、きりたんぽ
15:00~17:00:秋田市内散策
(民俗芸能伝承館、久保田城址など)
17:30:夕食:一の酉川反店(焼き鳥)
泊:メトロポリタン秋田イグゼクティブツイン
第5日:7月05日(木)
09:12:Lv. 秋田(こまち14号自由席)
10:00:Av. 角館
10:30~12:00:角館 武家屋敷観光
(90分ガイド予約済)集合 伝承館内
12:10:昼食:角館しちべえ 予約済
13:50:Lv. 角館駅(こまち24号 自由席)
14:04:Av. 田沢湖駅
14:20:Lv. 田沢湖駅(羽後交通 乳頭線)
14:31:Av. 田沢湖
15:00~15:40:田沢湖遊覧船
16:06:Lv. 田沢湖畔(羽後交通 乳頭線)
16:18:Av. 田沢湖駅
17:12:Lv. 田沢湖駅
(こまち32号グリーン車11号車3C,D)
20:04:Av. 東京
-
第4日:7月04日(水)
今日も朝から雨。8時10分発五能線リゾートしらかみ2号に乗る。
この列車は人気列車で出発日の一か月前から乗車券が発売され、
即完売との情報で発売と同時に座席指定と乗車券を購入した。
青森駅でリゾートしらかみ2号は出発時間を待っている。
駅は閑散。客はまばら。
やがて、ガラガラのリゾートしらかみ2号が走り出した。
予約した、3号車の客は3組のみ!さびしい!
雨の中を列車は走る。 -
途中、車内で津軽三味線のライブがある。
車窓を眺めながら、演奏を聴く。
東北のムードだ。
やおら、数組の人たちが、演奏者の前に立ち、
スマートホンでパチパチやり始めた。
他の乗客は席に座ったままでいるので、演奏者が見えない。
マナー悪るし。 -
千畳敷駅で15分ほど停車。
列車から降りで、雨の中を散策。
雨脚が強く早々に引き上げる。 -
駅前で焼きイカを買う。車内で食べる。
するめみたいだ。
何度か焼き直した干からびたイカ。
硬くてうまくない。
もっとも、するめを焼いたものと思えばよいのだろう。 -
楽しみにしていた海岸線の美しさ、絶景に感動が無い。
雨で視界が効かず、風が無く、べたなぎの海面。
岸壁に打ち寄せる荒波のイメージが全くない。 -
どこにでもある平凡な海岸線。テンションは下がる一方。
天候が悪いと海岸線を走る平凡な五能線。 -
13時27分秋田到着。
秋田は初めて来たところ。
しかし、秋田は初めての感じがしない。
息子の友人が秋田の大学に進んだため、
息子は良く秋田に出かけ、秋田の話を聞いていたためであろうか。
今宵の宿、秋田駅前のホテルメトロポリタン秋田に
アーリーチェックイン。部屋に荷物を預ける。 -
秋田に来たからには「稲庭うどん」、「比内鶏」、「きりたんぽ」を
食べなくては。
秋田駅から近い稲庭うどん佐藤養助 秋田店で昼食。
コジンマリとした和風の店内。
迷うことなく稲庭うどんを注文。
しばらくして、出てきた稲庭うどん。光っている。
そして、付け汁は一般的な醤油ベースの汁とゴマダレのつけ汁。
ゴマダレは初めて。ゴマダレで食べてみるとこれがうまい。
ほとんどゴマダレで食べてしまった。
この店に寄ったのはもう一つの理由がある。
この店で、土産用に稲庭うどんを買うこと。
土産はホテルの部屋に置き、市内に出る。
稲庭うどん、タレは醤油味とゴマダレ。 -
市内循環バスで秋田市立赤れんが郷土館の分館にある
民俗芸能伝承館、愛称“ねぶり流し館”に展示されている
竿燈を見学に行った。
館のスタッフの指導で子供用の軽い竿灯をもたせてもらった。
バランスのとり方が難しい。
まして、風が吹く外で竿灯をコントロールするのには
かなり練習が必要だ。良い体験をした。 -
楽しそうな人たち。青森のねぶたとはまた趣がある。
“ねぶり流し館”を出ると隣には旧金子家の屋敷が保存され、
見学が出来るとのことで訪れた。
金子家は江戸時代後期に質屋・古着商で、
明治初期に呉服や太物(錦織物・麻織物)などの卸商で財を成した。
広い屋敷は大きな米蔵、使用人が大勢いたであろう大きな台所など
当時の繁栄がそのまま良く保存されていた。
ねぶり流し館、隣の旧金子家を見学し、
雨の中を歩きながら、少し早いが、
夕食として決めていた一の酉で比内鶏の焼き鳥を食べに行く。
地図を頼りに歩いたが、場所が良くわからず、周辺をうろうろ。
やっと、店を発見。
開店前であったので店が閉まっていて見過ごしたのかも。
店に着いたときは開店前の準備をしていた。
店のスタッフは店内で待つようにと快く迎えてくれた。
やがて、開店前にカウンター席に案内された。
うどんを食べた後でまだおなかが空いていなかったが、
肉厚の比内鶏の焼き鳥は塩味でもタレ味でもうまい。
酒も進む。店長も気さくな人で色々話をした。
秋田の味コース
一、先付
二、比内地鶏きりたんぽ鍋
三、じゅんさい酢
四、とんぶり山芋
五、ハタハタ寿司
六、自慢の焼き鳥3種(比内地鶏入り)
七、比内地鶏の出し巻き玉子
八、名物『一の酉』のげんこつ揚げ
九、稲庭うどん
十、本日のデザート
+500円で地酒、本格焼酎も飲み放題
満腹になって外に出る。迎のタクシーでホテルに戻る。 -
宿泊ホテルのエグゼクティブツインは
バスルーム、トイレがセパレートで水回りのスペースは広く、
使い勝手が良い。
今日も色々体験をした。旅の疲れがでてきた。外はまだ雨。
重い土産を担いで歩くのは辛い。
洗濯用衣類と一緒にうどんなどの土産品をすべて段ボールに詰め、
ホテルから宅急便で自宅に送り身軽になった。
明日は旅の最終日、角館、田沢湖 -
第5日目 7月5日(木) 最終日
秋田駅前にあるホテルで朝食を済ませ、
徒歩数分の秋田駅に行く。
通勤・通学の人たちで賑わっている。
9時12分、こまち14号で角館に向かう。
今日も雨!しかも雨脚が強い、本降りだ。 -
10時、角館駅に到着。
コインロッカーに荷物を預け、タクシーで伝承館に行く。
ここで角館武家屋敷群見学のガイドさんと待ち合わせ。
土砂降りの天候なのでガイドは中止かと思いきや、
「さあ~、行きましょう!」と元気。
ガイドさんは地元出身、
中年女性ではきはきした話仕方で気持ちが良い。
ガイドさんは角館の町全体の説明、
主たる武家屋敷の見学・説明があった。
以下、角館の生い立ち、武家屋敷、武家の生活など
ガイドさんの説明や資料を織り交ぜて概略纏めてみた。
角館は「みちのくの小京都」とも呼ばれて、
以前から一度は訪れたいと考えていて今回実現した。
角館の歴史を簡単に記すと
・戸沢氏時代
角館の発祥の歴史は定かではない。
記録に残るのは豊臣秀吉の小田原攻めにも加わった大名、
戸沢氏が標高168メートルの古城山に角館城を築き、
その後、徳川方についた戸沢氏は、
安定した基礎を角館の地で築いた時代から始まる。
・佐竹氏時代
慶長七年、徳川幕府の転封・移封により戸沢氏は
常陸松山城に移り、代わって水戸より
佐竹氏が秋田一円の領主として移る。
佐竹氏の命により角館を統治していた芦名氏は
町の狭さや水害、火災に悩まされ、
元和六年に古城山の南側へと新しい町造りを始める。 -
芦名氏の築いた城下町は南北に三本の道路を通し、
中央の道路をメインとしてマス型地形とし、
武士の居住区とする内町、
ここより南を商人の居住区の外町とした。
中央の道路は幅11メートルで、
家老以下の上級武士が居住、
その東側にはこれに準ずる武士、
西側は徒士や足軽の居住区域に区分。 -
階級や知行高によって敷地居住にも規模の違いがあった。
武士の居住は大小にかかわらず、
門があり、道路より少し奥まって玄関、取次ぎを設けた。
また、階級や身分による差は屋敷の部屋割りや
水回りの造りに表れていた。
380年余を経過した現在でも、
基本的な道路配置、屋敷区分は変わらず、
武家屋敷の門前には「馬乗石・馬つなぎ石」 -
塀には女性が大名行列を覗くための「のぞき窓」が
現在でも残っている。
角館の町並を整えた芦名氏は
後にその家系は断絶し後に
「所預」として角館支配の任に佐竹北家がついた。
北家時代の初期は農業開発が急速に進展し、
また、林業・手工業の奨励、保護によって産業基盤を強化し、
商業活動も活発化した。
北家角館初代の佐竹義隣は京都の公家の出身で、
二代義明の正室も三条西家の娘。
北家当主は芸文を好み、二代にわたり京都との交流で、
角館は京文化の色濃い影響を受ける。 -
武家屋敷町並の百数十本の枝垂桜は、
義明が京都から枝垂桜の苗木を取り寄せ植えたのが
繁殖したと伝えられている。 -
いざ、武家屋敷の見学開始!
武家屋敷を石黒家、青柳家、岩橋家、河原田家、
小田野家、松本家を見学した。
土砂降りの雨で、時間もなく、
どこも外観だけの見学になった。
角館の主だった武家屋敷を見学したが、
特徴的にはどこの武家屋敷も黒の板塀で屋敷を囲い、
屋敷内の庭は簡素。
ただ門構えは凝っている。
他の地方の武家屋敷は、屋敷の周囲を土塁で囲ったり、
筑地塀であったり、がっしりとした石塀なのだが。
訪れた武家屋敷を紹介すると; -
石黒家は佐竹北家の用人を勤めた家柄。
薬医門には、文化6年(1809年)日付の矢板があり、
門を入ると起り破風)に懸魚 のついた正玄関と脇玄関。
母屋は萱葺で、武士の格式を示しながら、簡素なたたずまい。
道路面にはのぞき窓を付けた黒板塀。 -
青柳家は芦名氏普代の侍。
芦名氏断絶後佐竹北家の組下となる。
道路に面して「のぞき窓」のついた黒塗りのささら子塀がめぐる。
万延元年(1860年)大工棟梁柴田岩太郎銘の矢板にある薬医門がある。
門から入って北側に井戸屋形、米蔵、正玄関、
その北側に脇玄関があり客の格式・身分により
その使用を分けた。 -
松本家は佐竹氏の重臣今宮家の組下で、
芦名家臣団とは別に田町菅沢に住んだ。
芦名氏断絶後、佐竹北家の組下となり、
足軽、中間などが住む小人町に住んだ。
松本家はかやぶきの質素な佇まいで、
50石程度の禄高で使用人などを抱え、
生活は大変だっであったであろう。 -
岩橋家は芦名家の重臣で、禄高は75石。
屋敷は江戸時代の末期に改造、
屋根の萱葺もさらにその後の改造で現在に至る。
角館の中級武士の家屋として間取りなど典型的な形を残している。
推定樹齢300年余りのカシワの木や、枝垂れ桜が邸内に。 -
河原田家は芦名氏の会津時代からの普代の家柄。
芦名氏断絶後は佐竹北家の家臣となり廃藩まで仕えた。 -
小田野家は、今宮弾正組家で後、佐竹北家に支えた。
建築物は、明治33年(1900年)の大火により全て焼失したが
屋敷割は、旧藩時代のまま。
また樅、紅葉等の樹木に菖蒲、小笹等が前庭に。 -
-
雨の中をガイドさんの案内で武家屋敷を巡り、
武家屋敷と町人町の境にある「しちべい」で昼食を摂った。
ここは人気がある食事処とのことで事前に予約した。
しかし、この天気で観光客が少なく、
しちべいは我々を含め3組のみ。
しちべいは落ち着いた純和風の佇まいできれいに整備され
庭に面した座敷に通された。 -
ここで予約してあったきりたんぽを食べた。美味しかった。
今回の旅で秋田名物、比内鶏、稲庭うどん、
そしてきりたんぽを味わったことになる。 -
角館駅までの帰路は雨が少し小降りになったので歩く。
15分ほどで駅までかかった。
これから、今回の旅の最後の目的地、田沢湖に向かう。
新幹線こまちで14分。 -
田沢湖駅で田沢湖行きのバスの乗車券を買うために案内所に行った。
かなりの観光客がいたがそのまま引き返す人たちが多い。
案内所に行くと、
「今日は悪天候のため、田沢湖遊覧船が運航中止.
ただ、田沢湖の周囲を巡る路線バスは出ている」
との事。仕方がない、このバスで田沢湖周辺を巡ることにした。
このバスに乗ったのは我々と、
もう一組(中国人か台湾人の女性2名)のみ。 -
田沢湖を周遊し、名勝・御座石やたつこ像のある場所で
バスは10ほど停車。我々は徒歩でたつこ像を見学。
湖面に佇む金色の像はたつこ姫伝説の伝説に由来している。
三湖物語から引用すると
田沢湖が田沢潟と呼ばれていた頃、
院内にまれにみる美しい娘、辰子がいた。
辰子はその美しさと若さを永久に保ちたいものと
密かに大蔵観音に百日百夜の願いをかけた。
満願の夜に
「北に湧く泉の水を飲めば願いがかなうであろう」とお告げがあった。
辰子は、わらびを摘むと言ってひとりで家を出て、
院内岳を越え、深い森の道をたどって行くと、
苔蒸す岩の間に清い泉があった。
喜び、手にすくい飲むと何故かますます喉が渇き、
ついに腹ばいになり泉が枯れるほど飲み続けた。
時が過ぎ、気がつくと辰子は大きな龍になっていた。
龍になった辰子は、田沢潟の主となって湖底深くに沈んでいった。
一方、辰子の母は娘の帰りを案じ、田沢潟のほとりに着き、
娘が龍になったのを知って悲しみ、
松明にした木の尻(薪)を投げ捨てると、
それが魚になって泳いでいった。
後に国鱒と呼ばれ、田沢湖にしか生息しなかった
木の尻鱒という(田澤鳩留尊佛菩薩縁起より)
十和田湖を南祖坊に追われ、
男鹿半島に八郎潟をつくり主となった八郎太郎は、
毎年秋の彼岸の頃、田沢湖に恋人の辰子を訪ねて冬を過ごすため、
主のいない八郎潟は凍りつき、
2人の龍神が住む田沢湖は冬の間も凍らない湖として知られている。 -
もう一人の辰子像に出会った。
御座石神社 (ござのいしじんじゃ)は、
仙北市の田沢湖湖畔に鎮座する神社で、
田沢湖の湖神でもある辰子姫を祀っています。
御座石神社境内にある像は田中栄作の作で
昭和56年に新潮社の新穂雅弘が奉納した。
湖面にあるたつこ像とは異なり、下半身が蛇体で、
顔は永遠の美を求めたことを後悔しているかのような
悲しい顔をしている。
日も暮れて、17時12分、こまち32号で帰路に就いた。
八戸から十和田湖遊覧、奥入瀬渓流散策、八甲田山頂散策、
青森ねぶた見学、五能線乗車、秋田竿灯体験、
角館武家屋敷群を巡り、人気のない雨の田沢湖周遊と
盛りだくさんの旅であった。
そして、秋田名物の稲庭うどん、比内鶏の焼き鳥、
きりたんぽ を堪能した。
最終日は天候に恵まれなかったが、
宿泊した宿はすべて合格で充実した4泊5日の旅であった。
完
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