
2025/04/09 - 2025/04/09
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kawakoさん
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エメンタール地方の農村地帯をハイキングしてきました。
今回歩いたのはNo.4Via Jacobi/ヤコブの道の一部、ルェク/Luegからブルクドルフ/Brugdorfまで、約8.5㎞の緩やかな下り道です。
エメンタール地方はベルンの東に広がる丘陵地帯で、エメ川が流れる広い谷です。日本人的にはチーズ工場のあるアフォルテルンがかろうじて知られている感じですが、エメ川沿いにある町としては、12世紀のツェーリンゲン公の城があるブルクドルフやラングナウなどが有名かな?
ちなみに、スイス的にはエンメンタール、エンメ川です。私も普段はそう呼んでいるのですが、日本語表記がエメンタール、エメ川となっているのでそれに従いました。
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ここはブルクドルフ/Brugdorf駅前のバス乗り場
ポストバスに乗って終点のルェク/Luegまで、およそ20分ほどのバスの旅です -
ルェク/Lueg到着~
全然地理感のない場所なのに、バス停周辺に目印になるようなもんがなんもないw -
バスを降りたはいいものの、どっち方向に行ったらいいのか分からんw
( ̄▽ ̄;) いや、今回はNo.4の標識に従って進めばいいのは分かってるんですけどね -
同じ方向に進むっぽい人たちがいたので、こっそり後をついて歩くことに
( ̄▽ ̄;) ちなみに連れていた犬にはメッチャ警戒されました
ワルイヒトジャナイヨw -
ルェグは標高840mほどのところです
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見晴らしのいい道を少し進むと、ルートは森の中に入りました
けっこうな下り坂をジグザグと降りていきます -
森を抜けると見晴らしのいい場所に出ました
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タンポポの道だ~素敵( ´∀`)
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春だなぁ~
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良い場所にベンチが
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ベンチに座ってエメンタールの眺めを楽しみます
肉眼では薄っすらベルナーアルプスのパノラマも見えました -
さて先に進むか
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頭上の桜の花がほころびかけていました
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階段を降りると舗装路に出ました
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農家の点在する丘陵地帯の風景を眺めながら歩きます
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何の変哲もない農家の家なんだろうと思うんですが、美しさに目が留まります
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春は農村地帯でのハイキングが凄くお勧めです
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桜の木が植えられていることが多く、特にサクランボの生産地では花を見に大勢の人がやって来ます
↓一例
https://4travel.jp/travelogue/11897181 -
おっと!ゲルストラー/Gerstlerに来ました
実はこの辺りに見たいものがあって、このルートを選んだんですよ -
キョロo(・ω・ = ・ω・)oキョロ この辺りの農場のそばにあるということなんですが・・・
あ!あったー -
こちらはスイス最古と言われるイチイの木です
樹齢千年とも言われていますが、実際のところは450年と見られているそうです
それでも十分古い木だよね -
古代ケルト人の崇拝の対象だったそうですよ
イチイの木は墓地に植えられ、冥界への入り口とみなされていたとか -
そ~っと下枝をかき分けると根本に入れそうだったので、内側に入ってみると思った以上に広い空間が広がってました
( ̄▽ ̄)いや~子供の頃だったら絶対ここに秘密基地作ったわ -
大きな幹だニャー
?( ̄ー ̄)ニャー? -
ニャー
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( *´艸`)目の前にネコちゃんが~
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(*´Д`)あらあら~
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この垂直に立つ枝がいい塩梅みたいで、この枝でやたらと体をこすりつけています
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( ノД`)ノ~ 名残惜しいわ~
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また森の中の道になりました
今回のルートは森に入るとだいたい急坂を降りることになったな~ -
森を抜けるとカルタッカー/Kaltackerに出ました
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ここで左折してしばらく舗装路が続きます
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丘の上に出るまで、ちょっとつまらない風景が続きました
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この建物は釘を作る鍛冶屋だったそうです
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丘の上まで出ると、右手に平らかな風景が広がって、奥には山並みが見えています
方角的にジュラ山脈かな? -
ホタテ貝をつけた人が!
このハイキングルート、ヤコブの道って言うんですが、サンチャゴの巡礼路なんですよね -
ネコ注意
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この大きな屋根や窓が並んでる感じ、酪農農家の独特な建築です
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ルェクの辺りでは、まだ先染めといった感じの桜でしたが、この辺りからは満開になってました
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のどかな風景じゃ~
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|ω・)じー
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ここ、間違って直進しそうになったけど、正解は右の森に入る道です
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ちょうどベンチがあったのでカロリー補給します(´~`)モグモグ
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ここからの道は今までとだいぶ様子が変わるんですよ~
人工的に掘り下げてあるらしい上に、車輪二本分だけ?舗装してあるようで逆に歩きにくかったです -
この道は巡礼路であると同時にベルン~ルツェルンの旧街道で、中世の山道の典型例だそうですよ
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何回か道を横切るのですが、ほぼ似たような掘り下げられた道を直進しながら下っていきます
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この辺りはロイエンホーレ/Leuenhohleという、砂岩を深く掘り下げて街道を通した独特の景観の場所です
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私は気が付かなかったんですが、岩に十字架が彫ってある場所があって、そこは1713 年 7 月 23 日に起きた殺人事件の場所なんだとか
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山道を抜けた先にブルクドルフの町並みが見えました
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ここからは道路を降りていくのかな?と思ったら、まだ少し森の中の道が続いてました
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昔の舗装路っぽいですが、見た目以上にデコボコしていて歩きにくいw
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そろそろ森の道も終わりといったあたりで牧草地の中に立つ礼拝堂が見えます
これは聖バーソロミューの礼拝堂で、隣に見える建物は中世の頃からあるハンセン病患者の家です -
いよいよ森の道も終わり、ブルクドルフまであと少しです
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エメ川に架かる橋を渡ります
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橋を渡ってすぐ左手に広い公園(運動場かな?)があって、背後にブルクドルフ城が見えます
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ここの駐車場にスイス・グランドツアーのフォトフレームがあるのでお見逃しなく!
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フォトフレームと一緒に自撮りしようとした失敗例
(´;ω;`)ウッ…カメラを置く良い場所がなかったんや! -
木製の橋を通り抜けた先は旧市街です
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ブルクドルフ旧市街
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ブルクドルフは、ベルンを築いたツェーリンゲン公によって12世紀に作られた都市で、高台にある古城を中心に中世の都市の形を残しています
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実はこの町に来たら行きたかった場所があって、地図ではこの辺で右に曲がらなアカンのだが・・・やっぱり階段上らなアカンかw
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で、来たのがここ、フランツ・ゲルチュ美術館/Museum Franz Gertschです
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フランツ・ゲルチュはスーパーリアリズムで知られるスイス人画家、版画家で、フォトリアリスティックな大型の肖像画と風景画が有名です
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フォトリアリズムの作家は主にエアブラシを使って製作するそうですが、ゲルチュは非常に毛先の細かい絵筆を用いて描いているそうです
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たしかに、離れて見ると凄いリアルな絵なんですが、よーく近づいて見ると筆触が見えたり、カンバス地が透けてる場所があったりしてて、手描きらしさがうかがえるんですよ
一つの作品を制作するのに1年かかることもあったそうです -
ゲルチュの製作している様子のビデオ上映も見たんですが、森や草木などの絵のモチーフは散歩中に自分で撮影してました
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ブルクドルフには中世の城塞や教会のある旧市街など見どころも多く、ベルンからだと20分程度で来られるので半日旅行にもお勧めです
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