2025年イタリアめぐり8日間（1日目2日目ピサ）

2025/04/04 - 2025/04/05

イタリア北部を中心に周る8日間のツアーに参加しましたので忘れないうちに旅行記にしておきたいと思います。ローマ到着後、ピサ、ミラノ、ヴェネツィア、フィレンツェ、ポンペイ（とナポリ）、最終日はローマ観光後日本へというルートです。各都市半日観光後バス移動となるので、とにかく移動時間が長いんですが、イタリアのメイン観光地を周りたいならこういうツアーがいいかな。
まず1日目は福岡からシャンハイへ。シャンハイ乗り継ぎでローマへ。1日目はローマで宿泊し、2日目の観光地ピサへ移動、ピサ観光後ミラノへ移動して宿泊です。

エリア ピサ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: 中国東方航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

朝は7時半集合で、チケットを入手して新しくなった福岡空港国際線乗り場へ。まずはシャンハイまで1時間半のフライトです。シャンハイでは2時間半ほどの短い乗り継ぎ時間でドキドキしましたが、無事にローマ行の飛行機に乗れました。

福岡空港 空港

シャンハイからローマまではモスクワ北方を迂回するためか13時間ものフライト時間でさすがにふらふらになりました。無事にローマのフィウミチーノ空港に到着。

フィウミチーノ空港 空港

一日目の宿泊はマリオットローマパークです。丘の上にあるかなり大きな高級ホテルです。

ローマ マリオット パーク ホテル ホテル

ロビーには巨大な吹き抜けがあって、奥の窓側がレストラン。食事のチップは基本的に不要です。ポーターチップもポーターがいるホテルに宿泊しなかったので不要でした。

部屋も豪華。部屋に2枚も絵が飾ってあるのはイタリアだからなのか高級ホテルだからなのか。枕チップも1ユーロあったほうがいいかな程度。

トイレはこんな感じで綺麗なんですが、日本でおなじみのウォシュレットはイタリアにはありません。便器の隣にビデはあります。どのホテルも同じです。

夕食は飛行機内の機内食なのでホテルでの食事は翌日の朝食のみ。朝食のバイキングはかなり豪華でした。特にケーキコーナーは充実してました。でもパスタは無し。

初日は時差の関係であまり寝れませんでしたが、疲れはなし。とにかく16時間の飛行機の後、シャワーを浴びれたのがうれしい。

ちなみにイタリアのホテルでは湯船はあったりなかったり。このツアーだとほぼ湯船付きの部屋でした。

２日目はいよいよ観光。ピサの観光です。ホテルをチェックアウトして8時に出発。ピサまで5時間のバス移動です。

ピサへ向かう高速の途中、車窓から見えたオルテの街。崖の上にある歴史地区が有名な街です。

5時間のバス移動なので２回サービスエリアで休憩がありました。商品を買ってぐるっと店内を一周して出るときにレジでお金を払うのが一般的。

この日はローマからピサまで5時間、ピサ観光後、ピサからミラノまで4時間の大移動。

やっとピサに到着。バスセンターでチューチュートレイン？という乗り物に乗り換えて街中に入ります。

バスセンターから城門前まで約5分。城門前には露店がずらりと並んでいました。

スリが多いからバッグは前に持っておくようにと何度も注意喚起を受けながら城門をくぐります。

城門をくぐると大きな広場に出ます。奇跡の広場というそうです。手前から洗礼堂、ドゥオモ、一番奥がピサの斜塔です。

ドゥオーモ広場 (ピサ) 広場・公園

こちらはサン・ジョヴァンニ洗礼堂。昔はここで洗礼した者がドゥオモに入れたそうです。観光入場できますが、このツアーは外観見学のみ。

洗礼堂 (ピサ) 城・宮殿

こちらがピサ大聖堂（ドゥオモ）です。入場は無料ですが整理券が必要。券は朝一から並んでやっととれるかどうからしく、こちらも外観のみ見学。

ドゥオーモ (ピサ) 城・宮殿

そしてピサの斜塔。とにかく凄い人出です。ローマを出て5時間。昼食の時間ですから、一番人出が多い時間です。このまま通り過ぎて、まずは昼食へ。

ピサの斜塔 (鐘楼) 建造物

ピサの斜塔の近くにあるお店で昼食、そしてトイレ休憩。イタリアの公衆トイレは有料なので、レストランに入ったらそこのトイレを借りるのは鉄則。

この日の昼食の一品目はラザニアでした。イタリアではメインの料理の前にパスタ類が来ます。

こちらがメイン。仔牛肉のローストです。どちらも美味しかった。ドリンクはツアー代金に入っていないので各自で注文します。もちろん水も有料。

この店は配膳が早く快適でした。デザートを食べてみんなのトイレ休憩中に外で待機。男性も女性も個室なので時間がかかります。屋根からピサの斜塔が見えました。

このアングルだと分かりやすいんですが、一番上の鐘が設置されている建屋は真っすぐに建てられています。昼食の後は現地ガイドさんと合流してピサの斜塔前へ。

ピサの斜塔に近づくと登りたくなりますが、このツアーは外観観光のみ。時間制になっていて、事前予約が必要とのこと。運よく空きがあれば登れることもあるそうです。

階段は300段程度、登って降りてくるのに40分程度は必要とのことで、ツアー旅行のちょっとしたフリータイムで登るのは無理。

着工は1173年ですが、ピサの地盤が弱いため、斜塔は建設当初から傾き始め、途中で建設を中断。3期に分けて工事を行い、完成したのは200年後の1372年。

微調整しながら建設を継続したため、弓なりなんだとか。言われれば弓なり？のような気もします。当初の計画ではもっと高い塔を建てるつもりだったんだそうです。

お次は大聖堂。1063年と奇跡の広場で一番早く建築が開始されました。写真は祭壇などが配置される後陣を外から撮影したもの。手前が翼廊です。ど真ん中のドームあたりで身廊と翼廊が交差するバシリカ式です。

工事中の翼廊の側を通ってファザードへ。身廊の両側に側廊があって、その外壁はこのように大理石となっています。このバシリカ式を上から見ると十字架の形をしています。

ピサ大聖堂のファザードです。上部の4層の円柱を並べたアーケードが素晴らしい。扉の上はモザイク画で飾られています。

アーケードをファザードにもってくるのはイタリアのロマネスク様式の特徴。最後にファザードが完成したのが起工から200年以上経った1272年。

正面の扉。ピサ大聖堂は聖母マリアにささげられた聖堂とのことで、このブロンズ製の扉にも聖母マリアの生涯を表す彫刻が施されています。

そして最後の説明はサン・ジョヴァンニ洗礼堂。地盤が緩いため、実は斜塔と同様傾いているそうです。音響もよく、スタッフによるデモンストレーションも行われているとのこと。

洗礼堂は現在の教会では内部に設けられるのが一般的ですが、中世ではこのように独立して建てられた事例もあり、それが残っているのも貴重とのことでした。

こちらの白くて長い建物は墓所なんだとか。アーチの連続する回廊付の豪華な墓所なんだそうです。以上でガイドさんの説明は終了。

ガイドさんと別れた後は30分の自由時間となりました。みなさんピサの斜塔を人が支えているように見える写真（よくネットにアップされている写真）を撮影。

私は単独でピサの政治の中心だったカヴァリエーリ広場まで散策しました（だってこんなおっさんの斜塔を支える写真なんかいる？）。途中で馬車とピサの斜塔をパシャリ。

奇跡の広場を出て、まずはサンタマリア通りのを南下。ピサ中央駅から奇跡の広場に向かう道だからなのか、飲食店が多く、賑わっていました。

カヴァリエーリ広場まではピサの斜塔から往復15分。自由時間の30分で十分に観光できます。グーグルマップと渡された手書きの地図を見ながら広場へ。

サンタマリア通りからカヴァリエーリ広場へと向かう途中に典型的なロマネスク様式の教会がありました。

サン・シスト教会といいます。入場は無料というか自由。観光客も並んでいない。

サン シスト教会 寺院・教会

完成は大聖堂よりも古くピサ最古の教会だとか。さすがに撮りませんでしたが、有名な黒い聖母像が奉られていました。

天井は木製でした。イタリアのロマネスク様式の教会は格天井などいろいろな構造がありますが、基本的には木製の天井です。

サン・シスト教会の裏手がカヴァリエーリ広場です。左のカロヴァーナ宮殿、右奥のサン・ステファノ教会、飢餓の塔として知られる時計塔などに囲まれた広場です。

カヴァリエーリ広場 広場・公園

広場で一番大きな建物は16世紀建造のカロヴァーナ宮殿。当時は騎士団の本部で、現在は師範学校として使われているそうです。

カロヴァーナ宮 建造物

カロヴァーナ宮殿の前に建っているコジモ1世の銅像。フィレンツェの都市改造をした人で、このツアーで訪問するウフィツィ美術館（当時はオフィス）を作った人。

カロヴァーナ宮殿に隣接するサン・ステファノ教会。扉は空いていませんでした。中にはレパントの海戦で分捕ったトルコ海軍の旗が飾ってあるそうです。

サント ステファノ騎士教会 寺院・教会

カロヴァーナ宮殿の向かい側に建つ時計塔。美しい建物ですが、餓死の塔として知られています。現在は学校の図書館となっていました。

時計塔のアーチを潜り抜け、狭い路地を進んで昼食を食べたレストランの前に戻ってきました。

レストランの前に建つ立派な建物はピサ大司教区の宮殿とのこと。見学は出来ないそうです。

見学はできませんが、中庭までは入れます。円柱に囲まれた立派な中庭にはモーセの銅像が立っていました。

さて集合場所に向かうため、ぐるっと周って北東側の入り口からピサの斜塔がある奇跡の広場に入りました。

そしてせっかくのピサ大聖堂なので、後陣がある背後からも撮影。左右両方の翼廊がが撮影できました。本当に立派な大聖堂です。

墓所にも寄ってみようかと思いましたが、集合時間に遅れてはいけないので、通り過ぎただけ。集合場所は先ほどの城門前です。

やっぱ足腰悪くなる前に斜塔には登ってみたいなあ～なんて思いながら城門に戻ってきました。来るとき乗ったチューチュートレインに乗ってバスセンターへ。

また4時間以上バスに揺られて、次の訪問地ミラノへ。一日に9時間のバスはさすがに疲れます。

ミラノまでは1回休憩。イタリアのサービスエリアには道路の上に店があり、上り下り両方から入れるタイプが多かったです。

ミラノ宿泊はこちらのホテル。なぜか館内も部屋も蒸し暑い！添乗員さんが交渉しましたがセントラルヒーティングで温度調整は出来ないから窓を開けろとのこと。

グランド ホテル バローネ ディ サッシ ホテル

部屋は綺麗。湯船もありましたが、シャワーの仕方が分からず苦労しました。持って行ったスリッパがびしょぬれになりました。ちなみにイタリアのホテルにはスリッパが置いてないので持参しました。

ホテルの裏手がスーパーマーケットになっていて食事までの空き時間でスーパーマーケット見学となりました。

お土産やバスの中で食べるお菓子（チョコ）などをいくつか購入してホテルに戻りました。こういうスーパーマーケットで買ったほうが安い。

食事は他のグループが入っていてかなり配膳が遅れました。マカロニにメインは写真の生ハム？味の感想はノーコメント。22時くらいに就寝して2日目は終了。