2025 札幌発 ANAマイレージ・SFC修行の旅【第３回別冊：地下鉄24時間切符で都内桜名所巡り】

2025/03/27 - 2025/03/27

SFC会員資格取得を目指したANAマイレージ修行３回目の今回、最終日３日目に千鳥ヶ淵・六義園・隅田公園・小名木川など桜の名所をTokyo Subway Ticket24時間を駆使して、チト早い江戸の花見を楽しみました。

エリア 東京

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: ANAグループ 私鉄

こちらが3月26日から東京で１泊した「全国町村会館」で、名前は？ですが、立派なオフィスビルの上層階がホテルになってます。ご近所は衆参議員議長公邸だとか自民党本部だとかで、街頭のあちこちにお巡りさんが立ってて、セキュリティ万全のエリアです。

部屋からは、皇居を挟んで大手町のオフィス街が。23時頃に撮影しましたが、金融の中心地だけあり不夜城のようです。

カメラザックを背負って帰宅ラッシュ時の地下鉄を何度も乗り換えるのがイヤだったので、朝にうちに新橋駅のコインロッカーに預けてきました。地上から赤坂見附駅に向かう途中、参議院議長公邸の桜が満開だったので、この日はお花見に決定しました。

まずは半蔵門駅で下車して、千鳥ヶ淵へ。ホテルモントレ半蔵門先の変形交差点を14時方向に曲がって真っ直ぐ進むと、千鳥ヶ淵公園に出ます。残念ながら内堀を桜が埋め尽くすにはあと数日早過ぎたようです。

それでも千鳥ヶ淵公園内の桜は結構開花していて、インバウンド様含めて見物客もチラホラ。

内堀通りを挟んで、未だに建替計画が全く進んでない国立劇場の前庭の桜が満開でした。大規模改修でいいように思うんですけどね。

桜の下で、お犬様をモデルに写真撮影されるご婦人もいらっしゃいました。

隣の最高裁判所、私が若い時分に竣工した時は、外観が権威主義過ぎるとかいろいろと話題になってましたが、今じゃすっかり景観に馴染んでます。この後ホテルに戻り遅い朝食、そして鎌倉紅谷のクルミっ子を買い求めに新宿伊勢丹へ。50分並んで入手！行列嫌いの私には久々の苦行、これぞ修行でした。

丸の内線と南北線を乗り継ぎ駒込へ。ネットの開花情報で「見頃」となっていたので、昨年11月の紅葉見物に次いで２度目の「六義園」です。染井門口から入場しましたが、皆さん考えることは同じようで、チケット窓口は大行列でした。交通系カードの自動券売機利用者は別に案内されて、早く購入できました。

染井門近くの青紅葉です。

風流な何方かが、落ちたツバキやコブシの花を並べてハートマークを造ったようです。綺麗だったので、皆さん写真を撮ってました。

染井門近くには美しい竹林もあります。

人気スポットの枝垂れ桜です。幹の側まで近づけるので、超広角レンズでなければ、人を入れないで全景を撮影するのは無理です。

既に満開。３日くらい前から20℃を越す日が続き、開花が進んだようです。

iPhoneの広角レンズで樹の下から仰ぎ見て撮影してみました。デジカメより、スマホカメラの方が実際より鮮やか・鮮明に写っちゃうんですよね。

池の端にも美しい桜が。

江戸時代、駒込は「染井村」と呼ばれ、大名屋敷御用達の植木商が集積し、ここで江戸時代に生まれた桜が「ソメイヨシノ」だと、最近知りました。東京のソメイヨシノは、満開まであと数日かかるようでした。

ピンクの濃い桜。なんという品種か勉強不足でわかりません。

綱吉時代に絶大な権勢を誇った柳沢吉保が築いた大名庭園で、綱吉死後はここに隠棲して庭園整備に力を入れたそうです。明治維新後は岩崎弥太郎の所有を経て旧東京市に寄贈され、現在に至ってます。山手線の内側にあるとは思えぬ美しい庭園です。

ヤマブキの花も咲いてました。時代劇の名台詞「山吹色の・・」ですね。六義園は桜と紅葉だけでなく、四季折々の花が咲き誇っているので、どの季節でも見応えがあると思います。

回遊式庭園なので、案内図に従って反時計廻りに歩くと、作庭の意図が伝わってくるように思います。桜や紅葉の時季にはライトアップして夜間開園しますが、入場料は別建てになってます。

この後、隅田川と墨田公園を見に、本所吾妻橋駅に向かいます。堀割りを山手線と新宿湘南ライン（山手貨物線）が通ってます。

隅田公園に行くと、最近植えたような細い桜の下で花見客がチラホラ。ここの公園は水戸徳川家下屋敷跡だそうです。川岸に濃いピンクの八重桜？が綺麗に咲いていたのですが、浅草に近いせいか、ド派手なレンタル和服や大正浪漫風ドレスでコスプレ撮影するインバウンド様で大盛況。だた、通路を占拠するのには閉口しましたが。

今日まさに満開という感じでした。

隅田川鉄橋をりょうもう号が渡っていきます。息の長い車両ですね。

スペーシアXが隅田公園横の高架を浅草駅に向かって速度を落として通過します。

先程の折り返しですね。

東武隅田川鉄橋に沿って、浅草とスカイツリーを徒歩で回遊する目的2020年に東武が架けた「スミダリバーウォーク」。鉄橋を渡ると浅草駅ホーム先端まで続く急カーブやポイントがあるためか、最徐行で進んでいきます。電車が通ると大きな音と振動が伝わってきます。

浅草側から隅田公園を写してみましたが、川岸の桜が満開になるには、あと4～５日は必要かな、という感じでした。

浅草に来てみると、インバウンド様で混雑してるので、浅草寺には近づかず。東武の高架とスカイツリーが同じフレームに入る撮影ポイントがありました。

浅草線に乗るために、吾妻橋交差点方向に進んだら、例のビルが見えてきました。バブルを象徴するようなビル、子供が「あっ、ウ○コだ！」。子供は素直ですね。この後、押上経由で清澄白河へ。

小名木川に来てみたのは、桜の季節限定で日本橋からの遊覧船が運航されてる「高橋」というところを見たかったので。『お江戸深川さくらまつり実行委員会』の広報の方が撮影していて、いろいろと話を伺ったら、『たかばし』と読む江戸時代からの船着場だそうです。その名も、「高橋」という橋から撮影。

小名木川は家康が物流のために開削を命じた運河で、高橋船着場もその頃から千葉方面と江戸を結ぶ物流の中継地点として栄えたそうです。運河の両岸を埋め尽くす桜で有名ですが、残念ながらここも満開まで４～５日はかかりそうでした。

前回の修行で神田川を行く遊覧船を見て、日本橋や浅草を拠点に数社が遊覧船を運航しているのを知りました。いつか、遊覧船から満開の桜を見てみたいものです。

広報の方に教えられた、高橋夜店通りに来てみました。江戸時代から続く商店街だそうです。この付近のみ、江戸時代から続く高橋（たかばし）の地名が住居表示に残ってます。

清澄通りを挟んで西側が深川芭蕉通りで、街路樹の桜が五分咲きくらいになってました。

お腹が空いてきたので、「元祖カレーパンの店」のノボリが立つパン屋さんで、アンパンを買って食べ歩きながら新宿線森下駅に向かいます。この辺、広義には時代劇や落語の舞台によく出てくる「深川」エリアなのでしょうが、初めての訪問です。このあと新宿線で神保町まで行き、御茶ノ水をブラついて東京1日見物も終了。

流石に歩き疲れたので早めに羽田空港に向かい、第１ターミナルで期間限定の赤福を購入し、第２ターミナル地階のタンメン専門店で夕食をいただきました。

麺・野菜増量に餃子３個付きセットを注文。２度目ですが美味しいお店で、お薦めです。

Tokyo Subway Ticketは関東以外の全国で購入でき、24時間800円で東京メトロと都営地下鉄が乗り放題。東京観光にはオススメのきっぷです。京急羽田空港駅の有人改札口でこのきっぷを提示して、泉岳寺からの運賃を現金で支払います。新千歳行きは45分も出発が遅れて次の便が先に着く始末でしたが、800円でチト早い花見を楽しんた1日でした。第３回修行本編や、那覇瀬長島ホテル滞在記も是非ご覧ください。