2025 札幌発 ANAマイレージ・SFC修行の旅【第１回：那覇空港日帰り】

2025/02/26 - 2025/02/26

今更ですが、スターアライアンスゴールド会員資格獲得のため、ANAマイレージ修行で30,000プレミアムポイントを目指すことにしました。約２万ポイントは２月と３月に３回で、残りは11月以降を予定しています。
今回は初回ということもあり、修行の聖地？那覇空港へ、[新千歳→静岡→那覇・那覇→羽田→新千歳] というルートで日帰りの旅です。
終わってみて、旅というよりは唯飛行機で移動するだけ、という感じでしたが、飛行機好きには楽しい１日となりました。
今日は71,850円の航空賃で7,078プレミアムポイント、単価は10.15ppm（私が勝手に創作した単位で、プレミアムポイント・マネーのこと）、搭乗マイルは3,671マイルでした。

エリア 那覇(沖縄)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: ANAグループ JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

２月26日朝、JRで新千歳空港に向かいます。北広島で快速に乗り換えるところです。実は前日の早朝、白石駅付近で飛び込みがあり、千歳線・函館本線の上下線とも10時頃まで完全ストップ。この日は国公立大学入試２次試験とも重なり、甚大な影響が生じました。今日は天候にも恵まれ、定刻での運転です。

今日の快速エアポート34号は近郊型の721系です。今朝も大型スーツケースを持ったインバウンド客などでデッキまで満員。２年以内には、快速エアポート全部が、通勤型車両の733系に切り替わる見込みです。

往路はプレミアムクラス利用のため、ANA LOUNGEで搭乗開始まで一休み。普段利用するカードラウンジとの違いはビアサーバーがあるくらいですが（流石に朝から飲んでいる人は見かけませんでした）、専用手荷物検査場があるのは利点ですね。５月以降は修学旅行団体が重なって、手荷物検査場が阿鼻叫喚になることがタマにありますが、ここならその心配がありません。

新千歳空港ANAラウンジ 空港ラウンジ

記念すべき？修行ファーストフライトは、静岡行きNH1262便 B737-800型での運航です。19L滑走路を北向きに離陸し、すぐに180度旋回して千歳空港上空を通過します。往路２フライトの発券はSUPER VALUE PREMIUM 28です。

朝食は、ブルーベリーとマスカルポーネのクロワッサンサンド、エビとアボガドのライ麦サンド、野菜スープという、洒落たカフェの朝食のようなメニューです。流石に午前のフライトなので、アルコールはご遠慮しました。

A列を選択したのは、富士山を期待してのこと。昔の部下に似たCAさんが、わざわざ富士山付近通過時刻を調べてくださいました。長野県上空から遠くに富士山が見え出しました。

ルート上ほぼ雲海でしたが、雲の切れ間から湖が見えました。フライトレーダーで調べたら、諏訪湖でした。その手前の長野や松本は、残念ながら今日は見えませんでした。

静岡に近づくにつれ、富士山も大きく見えてきます。西側から富士山を望むのは初めてかも。

この路線、日本一の長距離路線だった新千歳～那覇路線を静岡で分割したものです。運航当時は人気の修行路線だったとか。今はPeachが運航してますが、東京～台北よりも長距離、LCCじゃ疲れそう。乗員も那覇まで通しです。機体も乗員もANA Wingsによる運航です。

太平洋が見えてきました。一度洋上に出て、Uターンして静岡空港に進入するルートです。

地形を見て、すぐに中学校の社会（だったかな）で習った牧之原台地だと判りました。平野にペタリと貼り付けたような見事な？台地で、多くは茶畑として利用されているようです。

ほぼ定刻で静岡空港に着陸、右端のゲートには静岡に本社を置くFDAの機体が駐機してました。降機すると、那覇乗継客の案内で乗継客リストを持ったグランドスタッフさんが待機していたので、名前と土産を買いに制限区域外に出てすぐ戻る旨を伝えて、出口に向かいました。搭乗前にANAから、「搭乗待合室にはショップがないので、食事は千歳で入手するように」という趣旨のメッセージが届いていました。

初めての静岡県上陸で、証拠写真を撮影。２階の土産店でヨメに安倍川もちとワサビふりかけを購入。すぐに保安検査場に向かうと、１レーンだけにしてもなかなか進みません。正直、手際が悪いように感じました。保安検査の遅れで、出発もやや遅れました。

静岡空港 (富士山静岡空港) 空港

那覇までは、新千歳からのNH1262便の連番で、NH1263便となります。「おかえりなさいませ」とCAさんの出迎えを受けて、この便もプレミアムクラスに搭乗です。
Transit運賃よりppm(プレミアムポイント単価)はやや高くつきますが、あまり何度も修行したくないし、昼食代金を考慮したらほぼ同単価くらいになります。

空港が完成した当時は、無駄な公共事業の象徴のように言われていた空港ですが、今では国際線ターミナルも増設する盛況のようです。

こちらのランプアウトと入れ替えに、FDAの便(新千歳発かな？)が到着しました。

ターミナルの正面やや東側にこの空港の二つ名になっている富士山が見えます。滑走路横にある展望台から望遠レンズを使えば、富士山をバックにしたいい写真が撮影できるでしょうね。

遅い朝食をいただいてからそれ程時間が経ってないので、まずは白ワインをいただきました。フランスのコート・デュ・ローヌ産で、３品種の混醸(ブレンドかも)による複雑味のある辛口の味わいで、美味しくいただきました。ツマミの柑橘系のパウダーがかかった洋菓子が大変美味しく、大変好評で ANAの通販サイト A-Styleでも扱っているとCAさんから伺い、今度購入してみようと思います。

14時頃になり、遅めの昼食をいただきました。ご飯は、蟹ほぐしと桜海老の混ぜご飯、品数豊富なオカズも大変美味しく、大満足です。

機内の様子です。A320シリーズのプレミアムクラスと比較すると、レトロ感は否めません。個別ディスプレイもなく、出発前にiPad miniにダウンロードした雑誌を見たりして過ごしていました。この機材の後継機となる737MAXには、いくら新型でも可能な限り乗りたくないと考えてしまいます。

九州を過ぎ、天気が良ければ多くの離島を見ることができたんでしょうが、残念ながらほとんど見えず。沖縄空域が混雑してたようで、大きく南に迂回する航路を取り、久高島（後でGoogle Mapとにらめっこで調べました）の上空をかすめました。

海上を埋め立てて造ったB滑走路への最終進入直前、３月に3回目の修行で宿泊する瀬長島ホテルがある、瀬長島が見えてきました。

管制塔は真新しくかなりの高さがあるので、B滑走路運用に合わせて建設したようです。

初めての那覇空港着陸。修行でもなければ、沖縄に来ることもなかったと思います。

一度外に出て、沖縄上陸の記念写真。空港制限区域内は到着と出発が分離されておらず、非常に雑然とした感じ。伊丹空港を更に混沌とさせたようなイメージかな。ANA Festaでヨメから頼まれたジーマーミ豆腐を購入。豆腐だと思い軽く考えてたら、やたら高価でびっくり。土産品価格。

那覇空港 空港

約１時間の沖縄滞在も終わり、復路は定刻16:45発NH472便で羽田に向かいます。機材は777-200に匹敵する定員数の新鋭機材787-10。人気路線だけあり、私のような余計な修行客も含め、平日にかかわらずほぼ満席。使用機材到着遅れで出発は15分の遅れ。

復路はSUPER VALUE TRANSIT 75で発券。旅行後に知ったのですが、TRANSIT運賃はフライト毎に200ポイントが加算されて、「修行」にぴったりの運賃体系です。幹線路線はSUPER VALUE PREMIUM 28でも高額で、ppm単価も高くなるのでプレミアクラスは除外です。ちなみにExcelでプレミアムポイント シミュレーション表を作成し、行程検討に使用しています。※2026年の運賃体系改正で、TRNSIT運賃での200ポイント加算は廃止されるようです。

誘導路に並行して、自衛隊の基地が並んでいます。まずは海上自衛隊でP-3Cが駐機。ここに来るまで、那覇空港は航空自衛隊だけと思っていました。

千歳でもお馴染みのF-15が多数駐機しています。

手前はブルーインパルスでも使用するT-4練習機。この日、那覇空港に着いてから、F-15が離陸していくのを目撃しましたが、この日の午後、南シナ海上空を中国の新型機が飛行してたそうで、その警戒だったのかもしれません。

陸上自衛隊基地には、CH-47Jチヌークが駐機。ベトナム戦争以前より運用され、未だに新バージョンの製造が続く、長寿命機です。

天空の夕焼けです。羽田到着後、土産（鎌倉の「くるみっこ」）を探しに制限区域外に出ましたが、やはり売り切れ。後で制限区域内のANA Festaで尋ねたところ、昼前には完売になるそう。時間もないので制限区域内に戻り、選択の余地もほぼなく、うどんとミニカツカレーセットの夕食にしました。新型コロナ禍が収束した今も、制限区域内のショップのほとんどが20時まで、カードラウンジまで20時でクローズ。

今日最後のフライトは、新千歳行きNH81便 A320です。直後の千歳行きAir Do運航便が欠航になったためか、ほぼ満席での出発でした。

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

東京湾に沿って上昇し、浦安から内陸に入るいつものルート。定刻よりやや早くドアクローズしましたが、新千歳到着が長沼上空でUターンする遠回りルートだったので、結局は定刻での到着になりました。

３分差で22:17発エアポートを逃し、22:37発エアポート191号に乗車しました。立っていくのも辛そうだったのでUシートを奮発しましたが、入線待ちの列もそれ程ではなく、普通車でも着席できたかも。

新千歳空港駅 駅

入線してきたのは、初めて乗車する733系の最新型4000番台でした。4000番台からJR北海道で初の液晶ディスプレイが設置されましたが、Uシート車は２面並列くらいの大きさでないと、よく見えません。

4000番台から普通車両に非常用？換気窓が付きましたが、あまりカッコよくありませんね。
１日で新千歳から那覇往復という、無謀な旅も無事に終えることができました。次回は東京と那覇に宿泊する、２泊３日の「大修行」です。