2025/01/08 - 2025/01/10
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ポポポさん
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岩船寺の観光を終えると次は鎌倉時代の石仏が点在している当尾の里の観光。
当尾の里は岩船寺から浄瑠璃寺周辺に野仏や磨崖仏が点在している御仏の里。50年目に訪れた時もこれらの一部を見た記憶がある。
今はハイキングコースになっている野仏の里の雪道を歩いた。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
当尾の里の野仏の道ハイキングは岩船寺からスタート。
岩船寺駐車場横の山道を登って峠越えで浄瑠璃寺まで行くコースは野仏散策コースのメインルートだそうで全長6kmのコースの約半分のコース。
奈良県と境を接する京都府木津川市加茂町の当尾地区(当尾の里)は行政区は京都だが、古くから奈良との結びつきが深く興福寺の別所であったことから文化的には南都奈良仏教の影響下にあった。
また、平安時代後期から鎌倉・室町時代にかけて浄土信仰の聖地として栄え「石仏の里」として栄えてきた。
平安時代には世俗化した奈良仏教を嫌った多くの僧侶が、この地で草庵を営み念仏修行に専念したそうだ。
草庵はやがて寺院に姿を変えていき、浄瑠璃寺や岩船寺などの寺院が建てられて境内に塔婆や石塔が築かれた。特に鎌倉時代の修行僧が彫った野仏があちこちに佇んでいるそうだが、中には製作した石工の名前が刻まれている物もある。
全長6kmのハイキングコースとなっているが、その中でも岩船寺と浄瑠璃寺を結ぶコースが石仏巡りのメインコースになっている。 -
雪が降り積もる中、山越えの峠道を上って行く。
写真では山道の積雪は僅かだが場所によると数センチ積もった場所もあり、ウォーキングシューズの私は滑らないようにと注意深く歩を進めた。
事前の天気予報では今日は雪が降るような予報は無く、先導する登山ガイドは大変な状況になったと歩くスピードを緩め、滑らないようにと注意を喚起していた。 -
木々の奥から見える山々は降り積もった雪ですっかり覆われて、一面の銀世界。
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峠を過ぎて下りの山道に移ると降り続けていた雪が治まってきた。
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木々の奥の景色は降り積もった雪で一面の銀世界。
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峠の下り道の途中にある大きな岩の壁に摩崖仏が彫られていた。
これは三体地蔵。 -
三体地蔵は巨岩の上部付近に彫られていた。
結構な高さなので足場を組んで彫られたのだろう。 -
三体地蔵を過ぎると緩やかな下り坂。しかし、この辺りは積雪が多い。
私のウォーキングシューズは滑り止めが無いので滑る滑る。 -
ツアーの一行は黙々と山道を進む。
この先下りの山道を下り終えると一般道に合流するが、そこには摩崖仏があった。 -
その場所は弥勒摩崖仏。
案内板の手前には「わらい仏と浄瑠璃寺」方向の道順案内板がある。
石仏巡りのコースのここかしこにはこのような道案内板があるので、道に迷うことは無い。 -
今の壁面に描かれた弥勒摩崖仏。
この摩崖仏は線刻で描かれているため、顔やお姿が分かり難いのだが、衣の襞は判別できた。
しかし、写真にすると分かり難い。 -
1274年、鎌倉時代に笠置寺の弥勒如来摩崖仏を写した物。
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弥勒摩崖仏は写真のような大きな岩の壁面に彫られている。
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次に訪れたのは通称「笑い仏」。
正式名称は岩船三体阿弥陀摩崖仏。銘文には永仁7年2月(1299年鎌倉時代後期)、大工(石工)末行の作と彫られている。
三仏は左側が沈んだようになっているが、元々は真っ直ぐの岩に掘られていたそうだ。長年の風雨や地殻変動等の影響で左側の地盤が進み現在の様な姿になったとの事。 -
笑い仏は岩船寺から浄瑠璃寺に向かう道のスーパー石仏。
1300年の間微笑み続けている。
中央は阿弥陀如来、右に観世音菩薩、左が勢至菩薩。 -
笑い仏。
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笑い仏の説明文。
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当尾の石仏は「当尾磨崖仏文化財環境保全地区」として指定を受けている。
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当地区は山道や田舎道が多いが、分かれ道などには道に迷わないように写真のような標識が設けてある。
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笑い仏を過ぎて唐臼に向かう山道に入ると雪は積もっていなかった。
写真は山道を進むツアーの一行。 -
ここは唐臼の壺。
近くにある東小田原随願寺の礎石と伝えられていて、これが唐臼に似ていることから唐臼の壺と呼ばれるようになった。 -
丁度ここは岩船寺と浄瑠璃寺に向かう分岐点。
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唐臼の壺にある二面摩崖仏。からすの壺二尊とも呼ばれている。
岩の正面に彫られたのは阿弥陀如来坐像。
この岩にはもう1体の仏像が彫られているが、それは岩の左側面。 -
岩の側面に彫られているのは地蔵菩薩立像。
共に室町時代初期の作で願主の名が彫られていますが、石工の名は彫られていない。 -
からすの壺二尊の説明板。
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阿弥陀如来坐像のアップ。
如来像の右には線刻の灯篭があり、灯明を供える事ができる。 -
からすの壺二尊がある方向は矢印の方向。ここから山道に戻り次はヤブの中地蔵三尊摩崖仏に向かった。
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山道の途中にある東小随願寺跡。
かつては浄瑠璃寺と並ぶ大寺院だったそうで、浄瑠璃寺を西小田原寺、こちらは東小田原寺と呼ばれていた。
鎌倉時代後期に焼失して廃寺になったそうだが、麓から山上に続く大きな石段が当時の規模を彷彿とさせてくれる。 -
東小随願寺跡を過ぎて山道を進むと道の左側に見えてきたのが「やぶの中三尊摩崖仏」
当尾の石仏群では最古の摩崖仏。 -
「やぶの中三尊摩崖仏」の説明板。
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中央に地蔵菩薩立像、その右側に十一面観音菩薩像、左側は阿弥陀如来坐像。
この三尊像は東小田原、すなわち先ほど見た廃寺の東小随願寺浄土院が願主として作らせた事が銘文で分かる。
石工の棟梁は橘安縄、石工は平貞末。 -
地蔵菩薩立像と阿弥陀如来坐像。
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阿弥陀如来坐像のアップ。
やぶの中三尊摩崖仏がある場所から緩やかな坂を上ると浄瑠璃寺の広い駐車場があった。
ここには公衆トイレがある。当尾の里の石仏巡りのコースではここと岩船寺のトイレ以外公衆トイレは無いためこの2か所でトイレ休憩をされることをお勧めしたい。 -
浄瑠璃寺入口参道沿いの売店。
等級化した民家を利用して参道沿いに2か所の売店があった。重に土産品や民芸品、陶器や生活雑貨を販売している。
私が50年前にここを訪れた時は農産物の無人販売所しかなかった。実は私が初めて無人販売所を見たのは、ここ浄瑠璃寺にあった無人販売所だった。
私の故郷は当尾の里と同じくのどかな田舎だったが、このような無人販売所は無かった。大学時代でも社会人になってからもこのような無人販売書を見た事が無く、当時ここを訪れた友人達と共に大変驚いた事が思い出された。この地区の住民の方々の善意を信じる心を知り、人間はかくあるべきだと思ったことが昨日の事のように思い起こされ、清々しい気持ちになった。
次は浄瑠璃寺(九体寺)の観光です。訪問下さり有り難うございました。
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