日本百名城攻略の旅…小田原城・山中城

2024/12/10 - 2024/12/11

日程表（予定）
１２月１０日（火）・・・駿府城
　　　　　　　　　静岡11：06→小田原12：53
　　　　　　　　　・・・小田原城
　　　　　　　　　小田原15：26→三島16：10
　　　　　　　　　・・・三島泊
１２月１１日（水）・・・山中城
　　　　　　　　　三島11：50→富士12：16
　　　　　　　　　富士12：22→甲府15：18
　　　　　　　　　・・・甲府城
　　　　　　　　　・・・武田氏館

天候に恵まれて、気持ちの良い城巡りができました。

エリア 小田原(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: JALグループ JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

三島11：29→熱海11：43　JR東海道本線　熱海行き　￥330-

三島駅 駅

〔予定〕静岡11：06→小田原12：53
熱海11：52→小田原12：14　JR上野東京ライン高崎行き　￥420-
予定より早く到着しました。

熱海駅 駅

小田原駅観光案内所
情報を仕入れます。コインロッカーにスーツケースを預け、身軽にします。
歩いて城に向かいました。

小田原駅観光案内所 名所・史跡

学橋
江戸時代には存在していなかった橋です。かつて城址公園内にあった小学校の通学路として設置された橋です。

小田原城 二の丸隅櫓
隅櫓は関東大震災で崩落し、昭和9（1934）年に当時の予算から1/2の大きさで再建されました。
又、地震で崩落する前は石垣も今より3.6ｍぐらい高いです。

馬出門前広場

馬出門
平成21年（2009）江戸時代の姿に復元整備された。
馬出門：高さ約6.3m、幅約4.7m、高麗門形式

馬出門枡形
手前の馬出門と内冠木門の二つの門と周囲を土塀で囲まれたスペースを指す。

馬出門枡形に入ると対面の土塀から弓矢や鉄砲で狙い撃ちされる構造です。
堀があり簡単には進めません。内冠木門を通過しなくては入っていけません。

馬出門（城内側より）
逃げ戻りたくなるかもしれません。

内冠木門(うちかぶきもん) ：高さ約5.3m、幅約3.6m

二の丸観光案内所
小田原ガイド協会の事務所が入っていて、無料ガイドツアーの案内を行っています。また、鎧が展示されています。

銅門枡形内仕切門

住吉橋
木造の反橋で、絵図や文献を元に復元された。
橋長は8.6mで平成2年に完成しています。

銅門（あかがねもん）
銅門は、小田原城二の丸の表門にあたり、馬屋曲輪から住吉橋を渡り、二の丸主部へと通じる大手筋に設けられた桝形門です。

小田原城 銅門 名所・史跡

銅門
天井の大梁2本は国産の黒松を使用し、丸い刃がついたハマグリ手斧により、鱗のような風合いの加工がされています。

小田原城 銅門　　　平成９年（１９９７）に復元
渡櫓の門扉や鏡柱に耐火を兼ねた銅の装飾がなされていたので、この名で呼ばれています。

小田原城NINJA館(歴史見聞館)
小田原北条氏に仕えた忍者「風魔」にスポットをあてています。

小田原城NINJA館(歴史見聞館) 美術館・博物館

常盤木坂
二の丸広場から天守閣に繋がる階段坂です。

小田原城 常盤木門（SAMURAI館）
昭和４６年（１９７１）３月に再建された。

小田原城 常盤木門（SAMURAI館） 名所・史跡

常盤木門（渡櫓門）
城内側より

小田原城天守閣
天守閣は、元禄１６年（１７０３）の地震で、小田原城内の他の建物とともに倒壊・焼失し、宝永３年（１７０６）に再建されました。以後、江戸時代を通じて存続しましたが、明治３年（１８７０）の廃城によって取り壊されました。
現在の天守閣は、昭和３５年（１９６０）に宝永年間の再建時に作成された引き図（設計図）や模型を参考に鉄筋コンクリート造で復興されました。

小田原城天守閣 美術館・博物館

城内にはランチを食べることができる店はここだけでした。
本丸茶屋
小田原城の本丸にあります。客はアジア系の旅行者が多かったです。

本丸茶屋 グルメ・レストラン

早雲そば　￥1，100-（税込）

小田原城は、室町時代に西相模に進出した大森氏が15世紀の中頃に築いた城郭が前身とされます。

1500年頃、伊勢宗瑞（北条早雲）が小田原に進出し、以後、北条氏が5代約100年にわたって関東での勢力を拡大しました。小田原城は、関東支配の中心拠点として整備拡張され、豊臣秀吉の来攻に備え、城と城下を囲む総延長9kmに及ぶ総構の出現に至ってその規模は最大に達しました。しかし、天正18年（1590）、石垣山（一夜城）の築城をはじめとする秀吉の小田原攻めにより北条氏は滅亡し、戦国時代が終焉を迎えました。

小田原城の日本100名城スタンプ設置場所
・天守閣1階
入館券・天守閣単独券　一般：510円　小中学生：200円
入館しなくてもスタンプは押せました。

小田原城御城印販売場所
・小田原城天守閣1階の入場券販売所

小田原城は何度も大地震により被害を受けましたが、その都度復興されました。
城主　　　　　年号　　西暦　　　　　被害状況
稲葉正則　　寛永10　1633　　　1月、駿豆相大地震により城に被害
大久保忠増　元禄16　1703　　　南関東駿豆地震、石垣が崩れ、天守等が類焼
　　〃　　　宝永4　　1707　　　富士山噴火、火山灰により藩内に甚大な被害
大久保忠顕　天明2　　1782　　　武相大地震　天守が傾き石垣が崩れる
大久保忠懇　天保14　1843　　　天保地震
大久保忠礼　嘉永6　　1853　　　嘉永大地震、城の各所に被害
大久保忠良　明治3　　1870　　　廃城となり解体
　　　　　　大正12　 1923　　　関東大震災　天守台、本丸、二の丸の石垣が崩落　　　　　　
昭和35　1960　　　天守閣再建

大阪城や江戸城の天守は復興されなかったのに、小田原城の天守はなぜその都度復興されたのか？
これは上方から来た旅人や大名達に対する江戸幕府の権威の象徴としての役割と、領民たちへ復興のあかしとする目的があったと思われます。

天守閣は、昭和35年に市制20周年記念事業として総工費8千万円をかけて復興された小田原市のシンボルです。
3重４階の天守櫓に付櫓、渡櫓を付した複合式天守閣で、地上38.7m、鉄筋コンクリート造、延床面積1822m2となっています。

小田原城 名所・史跡

小田原城御用米曲輪
調査により石組水路（いしぐみすいろ）、砂利敷遺構や玉石敷遺構を伴う建物跡などが発見されています。

小田原15：26→熱海15：49　JR東海道本線　熱海行き　￥420-
熱海15：57→三島16：10　JR東海道本線　島田行き　￥330-
・・・三島泊

12月11日（水）AM06:50
国道1号線　伊豆箱根鉄道駿豆線　陸橋上からの富士山

AM06:50
国道1号線　伊豆箱根鉄道駿豆線　陸橋上からの富士山
山中城に向かいます。

山中城案内所売店
山中城の日本100名城スタンプ設置場所
山中城跡売店前
営業時間 10:00～16:00
(冬季は10:30～15:30)

山中城案内所売店 グルメ・レストラン

日本100名城スタンプは売店の中と外に設置されています。
売店の外に設置されているスタンプは休業日・営業時間外も含めて常時押印可能です。

山中城跡の御城印
販売場所：山中城跡売店(電話 [phone])
価格　　：いずれも1枚300円(税込)
販売時間　10時から16時。月曜休み(祝日の場合は翌日休み)

私が訪れた時は10日16：11であったが、たまたま店の人が居られたので購入出来ました。

戦国山城探訪コース（約2時間）を回ろうと思います。
山中城跡案内所・売店の駐車場から歩いて行きます。
直ぐに三ノ丸堀です。
三ノ丸堀

田尻の池
三ノ丸堀の先に有ります。馬の飲料水用や洗い場として用いられた。

箱井戸跡
井戸周辺は湿地帯であった。城兵の飲料水用

二ノ丸虎口と架橋
二ノ丸は山中城最大の曲輪です。
本丸西橋
本丸と二ノ丸の間の堀に架かる橋

障子堀
小田原北条氏の城によくみられる堀です。

元西櫓付近から西櫓方向

西ノ丸

西の丸へ入りにくくなっています。味方も入りにくいので普段の生活に不便だったでしょう。

障子堀
NHK『日本最強の城2025新春スペシャル』で紹介されています。
障子堀とワッフル（障子堀の形が似ている）と富士山のコラボ写真が流行っているそうです。

山中城跡
山中城（やまなかじょう）は、関東一円を支配した北条家3代目の北条氏康が、本拠地・小田原城の西側の守りとするため、小田原城の約18km西側に位置する伊豆国田方郡山中（現在の静岡県三島市山中新田）築いた城です。 小田原城の支城として箱根旧街道（東海道）を押さえる西の要の城であり、箱根十城にも数えられています。

山中城跡 公園・植物園

山中城 障子堀
北条氏の城郭で「障子掘(しょうじぼり)」(畝堀)(うねぼり)が確認(発掘)されている所。
・山中城・河村城・下田城・小田原城・騎西城・滝の城・岩槻城

記念撮影

三島の市街地が見渡せます。

本丸西橋
本丸から二ノ丸の間の堀にかかる橋で、左側半分は土橋。いざというときは右半分の木橋を堀に落とし、本丸への侵入を防ぐことができます。

障子堀
400年前の遺構がそのまま復元されている石を使わない土だけの山城は全国的にも非常に珍しいものです。
北条氏は関東ローム層を巧みに利用した土の城を構築しました。しかし、八王子城の石垣にもみられる石垣構築技術は持っていました。

本丸跡

山中城 弾薬庫跡

八坂神社鳥居

駅まで送って貰い、次の目的地に向かいました。
〔予定〕三島11：50→富士12：16
〔実際〕三島09：20→富士09：51　　JR東海道本線　浜松行き　￥510-

三島駅 駅

富士山を見ながら行きました。

他の乗客は、皆スマホを見ていて誰も富士山を眺める人はいなかったです。

ずっと眺めていました。

〔予定〕富士12：22→甲府15：18
〔実際〕富士10：15→甲府12：05　JR身延線　特急ふじかわ３号　甲府行き
運賃￥1，690-　指定席￥1，930-
工程を大幅に短縮することができ、余裕の旅行ができました。

富士駅 駅

日本百名城スタンプ

御城印