雲海の城、備中松山城に行って来ました

2024/11/21 - 2024/11/22

明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
日本百名城の旅は残り12城、御翔印残り6空港となり、今年の春には達成予定です。老体に鞭打って完逐したいと思います。
昨年の旅行記です。
四国御翔印旅の帰り道に福山城と備中松山城に寄って来ました。石垣や原っぱだけの城址とは違い見どころがいっぱいでした。
日程表〔予定〕
１１月２１日（木）松山市駅10：20→福山駅13：00　キラキラエクスプレス福山駅行き
　　　　　　　　　・・・福山城
　　　　　　　　　福山14：31→倉敷15：12　JR山陽本線
　　　　　　　　　倉敷15：46→備中高梁16：22　JR伯備線
　　　　　　　　　・・・備中高梁泊
１１月２２日（金）・・・備中松山城
　　　　　　　　　備中高梁11：27→岡山12：23　JR伯備線
　　　　　　　　
宿泊地：高梁国際ホテル
　　　　〒716-0037 岡山県高梁市正宗町2033
　　　　TEL:[phone]　　FAX:[phone]
　　　　　https://tkh.co.jp/

エリア 備中高梁(岡山)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー JALグループ JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

松山市駅
11月21日（木）松山市駅10：20→福山駅13：00　キラキラエクスプレス福山駅行き
￥4,500－

松山市駅（郊外線） 駅

福山駅

福山駅 駅

バス停のJR福山駅の反対側（北口）が福山城です。
行き成り、城が現れます。

福山城公園 公園・植物園

福山城 内堀跡を線路沿いに登っていきました。

福山城 伏見櫓（国指定重要文化財）
城主水野勝成の福山城築城にあたり，将軍徳川秀忠より下賜をうけ伏見城の一部を移築しました。
伏見城の城郭建築の遺構としては希有のもので、白壁3層の豪華な姿に桃山時代の気風が窺われる。また、2階梁より京都伏見城からの移築を表す〝松ノ丸ノ東やく（ぐ）ら〟といった刻印が発見されており、国内でも有数の、明確な伝来を持つ櫓としてその価値を更に高めている。

筋鉄御門（すじがねごもん・国重要文化財）
本丸正面にそびえる正門で、向かって左に渡櫓（わたりやぐら）、右に多門（たもん）を連接させる、後代の枡型多門（ますがたたもん）の型をとらない初期様式のものである。

筋鉄御門（すじがねごもん・国重要文化財）

城内側から『筋鉄御門』

城内側から『筋鉄御門』

本丸御殿跡
現在は礎石を残すのみとなっています。

鏡櫓（かがみやぐら・市重要文化財）1974年4月復元
文書館として福山藩関連文書の展示公開・収録をしています。

御台所門跡

人質櫓跡

荒布櫓跡

棗門跡（なつめもん）

鏡櫓
1973年寄付により再建されました。

月見櫓
京都伏見城内から移築し、明治初め頃取り壊された。1966年再建された。

御湯殿（1966年再建）
本丸南側に建てられた、名前の通り藩主が使用するための風呂場。

福山城は毛利、浅野、池田などの西国の外様大名を押さえるために幕府は徳川家康の従兄弟水野勝成1929年（元和5)を備後１０万石の領主として入封し、山陽道と瀬戸内海の海路に睨みを利かせるため福山城を築城させた。鞆の浦に面した芦田川のデルタ地域に位置する標高24mの丘陵地に1622年(元和8)完成をみたが、結果的にこの城が大規模な近世城郭としては最後となった。天守は御三家でさえ許されなかった五重六階地下一階で、北面の外壁には大砲の攻撃に備え鉄板を張っている。城は本丸を二の丸、三の丸が取り囲む輪郭式の構造である。明治維新後も天守を始め多くの建物が残っていたが1945年（昭和20)の空襲で伏見櫓、筋金御門を残しほとんどが焼失。1966年（昭和41)天守、御湯殿、月見櫓が鉄筋コンクリートで再建された。

福山城 名所・史跡

天守は５層６階、２層３階の小天守を接合する層塔型複合天守

◆日本100名城スタンプ設置場所
・福山城天守閣内

＜福山城博物館＞
開館時間：9:00～17:00
休館日：月曜日 （祝日の場合は翌日）、年末（12月28日～12月31日）
入館料：一般500円、高校生以下無料

御城印
販売場所 福山城博物館天守閣受付
営業時間 9月1日～3月31日：9時～17時(最終入場は16時30分まで)
4月1日～8月31日：9時～18時30分(最終入場は18時まで)
定休日 休館日：月曜(祝日の場合は翌日)、年末
入場料 一般200円、高校生以下無料

この日は『２０２４年度（令和６年度）福山城博物館企画展「新収蔵品展」』の準備のため休館です。
たまたま通りかかったボランティアガイドのおじさんに撮ってもらいました。

急いでいたようですが、無理強いしてお願いしました。

搦手の防御のため北側のみ鉄板張りとしていた。

極めて特殊なものであって他に類例は全くない。
ガイドのおじさんが、見応えがあるので見ておくよう勧めてくれました。

旧天守の礎石が残っています。

玉櫓跡

石垣が綺麗だなと見ていたら、現代的なものを見つけてしまいました。
隠せなかったのだろうか？

見上げる天守閣に威風堂々の畏敬の念を感じてしまいます。
昔の人もすごさを感じたでしょう。

東上り楯門跡

街灯は余分でした。

福山城東側公園からの天守
往時を感じます。

当時のまま残っている石垣がほとんどです。隙間を少なくした「打込み接」

山陽本線「福山駅」ホームからの福山城

山陽本線「福山駅」ホームからの福山城

福山14：31→倉敷15：12　JR山陽本線
　　　　　　　　　

福山駅 駅

倉敷15：46→備中高梁16：22　JR伯備線

倉敷駅 駅

備中高梁駅（びっちゅうたかはしえき）

備中高梁駅 駅

高梁国際ホテル
〒716-0037 岡山県高梁市正宗町2033
TEL:[phone]　　FAX:[phone]
https://tkh.co.jp/

高梁国際ホテル 宿・ホテル

ホテルの部屋からの備中松山城

１１月２２日（金）AM7:30から雲海展望台観光乗合タクシーにて向かいました。
往復￥3,000－事前予約

備中松山城展望台
駐車場から5分と掛からない距離です。

雲海

備中松山城は何処にあるか捜しますが、老眼の目ではわかりません。

タクシーに相乗りした方に教えてもらいやっと分かりました。

雲海に浮かぶ城ではなかったです。

自然相手ですから已むを得ません。

何人かの観光客がやってきました。皆無言でしたが、女の子2人組は喋りながら眺めていました。感想は聞き取れませんでした。

雲海展望台 自然・景勝地

記念撮影

雲海が見れただけ良しとしましょう。

紅葉が進んでいました。

ふいご峠駐車場
雲海展望台観光乗合タクシーで備中高梁駅に戻り、そのまま備中松山城に行って貰いました。￥1，700-

ふいご峠駐車場から天守までは山道を徒歩20分（700ｍ）登らなくてはなりません。
駐車場：ふいご峠14台、城まちステーション110台（天守まで徒歩50分）

途中の雲海

中太鼓櫓跡
太鼓を叩くための櫓があったと考えられています。

大手門跡
櫓門形式の門です。

石垣と紅葉のコントラストが絶妙です。
自然の岩盤を巧みに利用して石垣を構築しています。

苦労の後が感じられます。

足軽箱番所跡

備中松山城は鎌倉幕府の地頭、秋庭重信が1240年（延応2）の臥牛山の大松山に居城を築いたのが最初といわれる。秋庭氏は6代続いたが、目まぐるしく城主が変わり、毛利輝元がこの城を前線基地として城の改修を指揮したという。関ヶ原後、徳川氏の直轄領となり、小堀政次・政一親子が修築を行った。その後池田長幸が備中松山藩を起こしたが2代で後継ぎが途絶え、取りつぶしとなり、水谷氏が入る。2代水谷勝宗は標高約432ｍの小松山の本丸に二重二階の天守を修造するなど大改修を実施し、三大山城と称される現在の姿となったが4代で断絶し、約一年間赤穂藩の家老大石良雄（内蔵助）が城番として在城した。その後安藤氏、石川氏、板倉氏と続き明治維新を迎え、廃城となった。

二の平櫓跡

三の平櫓東土塀（重要文化財）
山城にある現存する土塀では珍しいものです。

段々に連なる石垣群
曲輪ごとに石垣が築かれています。

三の丸
足軽番所跡・上番所跡

黒門跡

厠曲輪

◆日本100名城スタンプ設置場所
・備中松山城券売所
開城時間：（4月～9月）9:00～17:30、（10月～3月）9:00～16:30（最終入城は閉城時間の30分前）
休城日：12月29日～1月3日

二の丸からの記念撮影

備中松山城 名所・史跡

本丸の土塀の下を通って二の丸帯曲輪へいきます。
タイムスリップした気持ちになります。

搦手門跡

二重櫓（重要文化財）
天守と同様に現存する建物です。

二重櫓（重要文化財）
天然の岩盤（花崗岩）の上に石垣を築き、二重櫓が建築されています。

後曲輪

有事の際の逃げ道かもしれません。

はるばる訪れた甲斐が有りました。

紅葉と土塀が訪れた人を魅了します。今だけです。

東御門

本丸南御門
券売所があります。

天守への入城料：大人500円、小中学生200円
天守は現存12天守のうち最小であるが、唯一山城に残っている天守である。

天守（重要文化財）
時間が無いので、内部見学は止めました。

備中松山城 名所・史跡

御城印
販売場所 【備中松山城入り口券売所】
時間：
●4月～9月：9時～17時30分(入城は17時まで)
●10月～3月：9時～16時30分(入城は16時まで)
定休日：12月29日～1月3日

三の櫓跡

三の丸跡からの石垣

どれほどの労力をかけ構築出来たのだろうかと想像すると感激する石垣群

帰り道

ふいご峠からタクシーを呼び、高梁国際ホテルに戻りました。

何とか予定通り工程を消化し、城巡りができました。

日本百名城スタンプ

御城印

この旅行記へのコメント （4）

• ちいちゃんさん 2025/01/02 10:24:24

  心の目の出番です

  164-165さん、お城の違いがまるで分からない私からも、あけましておめでとうございますとご挨拶させてください。
  
  想像していたような雲海と違ってちょっと残念でしたが、竹田城などは幸運が重ならないとあの景色は見れないそうなので、自然相手だと仕方がないですね。時期によるようですが、雲海だけなら遠野にも見事なスポットがあるようです。
  
  雲海の素晴らしさは地球が生まれた瞬間のような景色に立ち会えることかしら、太陽が顔を出すにつれ、足元の雲が少しづつ流れて色が変わる。私はハワイ島で体験しました。１６４－１６５さんは富士山でも経験済みと思います。その雲海に松山城を重ね合わせて心の目で見てはどうでしょう。
  
  ちいちゃん

  164-165さん からの返信 2025/01/02 16:44:15

  Re: 心の目の出番です

  ちいちゃんさん　コメントありがとうございます。
  遠野の雲海スポットは新聞で読んで知っていました。行ってみたいところです。
  ハワイ島の雲海や、富士山の雲海は経験しましたが、その時はただただ邪魔な存在としか感じませんでした。
  雲海の竹田城や備中松山城はポスター写真を買って眺めています。
  雪が無いので楽な正月ですね。
  
  　　　　　　　　　　　【164-165】

• 毛利慎太朗さん 2025/01/01 10:00:05

  寒中お見舞い申し上げます。

  164‐165さん、おはようございます。
  今年もよろしくお願いします。
  
  さあて、お城巡り旅行記の続き、楽しんで拝見しております。
  松山～福山の高速バスってあったんですね！そりゃ、しまなみ海道を挟んだ向こうですものね。
  本四架橋も竣工まえは無用の産物みたいにいわれていた節がありますが、人的交流、物流の役にたってますねえ。
  福山というと、幕末の老中・阿部正弘のイメージがありますが、もともとは家康のいとこの城なんですよね～
  最近天守に鉄板が張られたことをしりましたが、甲冑の面頬（面具）みたいな感じでいかめしく、古武士のような佇まい…ですよね。
  惜しむらくは岡山や和歌山同様に空襲で焼けたことですかね～…現存してたらさぞ素晴らしかったでしょうがね。
  確かに「配管」むき出しはなんとかならんのでしょうかね…会津の文化財の旅館「向瀧」ですら、景観を保つため室外機を置いておらず、中央で空調の類をまとめてますからね～
  
  備中松山のお城も小ぶりながら佇まいあはれ…といったところ。
  石垣と塀、櫓のコントラストも素晴らしいですね…
  備中松山は山田方谷のイメージがあります。
  藩の御用学者で、官軍に囲まれたお城を無血開城に導いた方ですね。
  
  毛利慎太朗

  164-165さん からの返信 2025/01/01 10:26:46

  Re: 寒中お見舞い申し上げます。

  しんちゃん　明けましておめでとうございます。
  本年も宜しくお願い致します。
  城の歴史にも詳しいのですね。私は旅行記を書くのに調べただけで、後は直ぐ忘却の彼方に消えて行ってしまう記憶です。
  写真を見直して記憶をたどっています。
  久しぶりに元旦の太陽を拝むことができました。今年も良い年でありますように願っています。
  
  　　　　　　　　　【164-165】