
2024/07/14 - 2024/07/17
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funasanさん
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「シェラトン フランクフルト エアポートホテル」3連泊中の1日、フランクフルト市内観光&マリオット系ホテル見学をしてきました。かなり適当な市内ブラブラ歩きで観光名所めぐりではありませんが、夏のフランクフルト市内の雰囲気(写真:レーマー広場)をご覧ください。
また、フランクフルト中央駅のパン屋さん、街中のカフェのメニュー等、現地の物価情報を詳しくレポートしました。為替は旅行当時の1ユーロ=170円で日本円に換算してあります。ドイツのインフレと円安のために非常に割高に感じます。
また、フランクフルト市内にあるマリオット系ホテル「JWマリオット、ウェスティン、マリオット」を突撃訪問してきました。その結果、かなり長編の旅行記になりましたので、2部に分けて紹介します。
※新著出版しました。
『シドニー発着 魅惑のニュージーランド周遊クルーズ14日間:
ロイヤル・プリンセス(ジュニア・スイート)乗船記』
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DCVD7WTM/
私のホームページに著書紹介、旅行記多数あり。
『第二の人生を豊かに』
http://www.e-funahashi.jp/work/index.htm
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シェラトンホテル8階の部屋からの眺め(写真)です。シェラトンもマリオットも空港に隣接していますが、高層階のホテルではないので、滑走路が見える部屋はごく僅かです。注:希望する場合は部屋のリクエスト必要
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ここのホテルの朝食ビュッフェ(写真:参考)は素晴らしいです。ヒルトン・オナーズのゴールド会員でも2名分の朝食が無料になるので、このメリットは大きいです。以下の旅行記(昨年の7月)の後半に朝食ビュッフェの写真が多数載っています。
参考:https://4travel.jp/travelogue/11871258 -
今日は朝からフランクフルトの市内観光です。朝食後、近距離鉄道のプラットフォーム1~3番線(写真)に行きます。
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フランクフルト空港駅から市内に行くプラットホームは「1番」です。幹線鉄道なので、頻繁に(10分~15分間隔で)電車が来ます。発車時刻を気にせずホームに行けばいいので有難いです。
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外国人(日本人)にとってストレスなのは列車のチケット購入でしょうか?ホームにあるチケット自販機(写真)で購入します。ここが今日の一番の問題です。以下、少し詳しく説明します。
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最初の画面はドイツ語なので国旗を見て「英語」画面にします。残念ながら日本語はありません。次に切符の種類の選択です。写真左のトップにある「Single trip Frankfurt」は フランクフルト市内(中央駅など)への片道チケットです。試しにこれをクリックしてみます。
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次に乗車の日時(写真)を選択します。出てきたチケットの画面にはドイツ語表示が多いのでちょっと戸惑いますが、中身を理解すれば問題ありません。次の写真左側最上段、Your selectionの下にある「Einzelfahrt Erwachsene」は大人用の片道チケットの意味です。
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写真中央の「Ffm Flughafen Regionalbahnhof」は フランクフルト空港駅発という意味です。その下にある「Price group 4」という表示はゾーン制の料金カテゴリーで、片道切符の価格は6.30ユーロ(1071円)です。ちょっと高いですね。
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市内観光をする場合はフランクフルト市内で1日乗り放題のチケット「Day ticket Frankfurt」(写真左2番目)が断然いいです。公共交通機関(電車、バス、トラム)を何回でも利用できるため、市内観光を計画している場合に便利です。料金は6.65ユーロ(1131円)です。
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最後は、クレジットカードで決済(写真)です。ピンコードを入力してチケットが出てきたら完了です。ここまで本当にうまくいくか、ドキドキしました。成功をお祈りします。
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いよいよフランクフルト市内観光に出発です。列車は空港駅から森の中を抜けていきます。フランクフルトは広い森に囲まれていて、秋の紅葉の時期にはとっても綺麗です。そして、わずか13分でフランクフルト中央駅に着いてしまいます。
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ドーム屋根(写真)におおわれた中央駅は巨大です。急ぐ旅ではないので、中央駅の構内を少し探索してみましょう。
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今日は7月16日(火)、ヨーロッパ中が夏のバカンスに突入しており、中央駅構内(写真)は旅行者で大賑わいです。
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お腹が減っては長距離の鉄道の旅は楽しめません。皆さん、旅行中の食料の調達です。有り難いことにフランクフルト駅構内にパン屋さん(写真)が多数あり、手頃な値段でサンドイッチ類とコーヒーが買えます。以下、現地の物価情報です。
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ショーケースには、様々な種類のサンドイッチが並んでいます。
「Finlandaise Tomate-Mozzarella(トマトとモッツァレラ)」(写真左)トマト、モッツァレラ、バジル、レタスが挟まれており、シンプルかつヘルシー。ベジタリアン対応のオプションです。価格は5.80ユーロ(986円) -
「 Finlandaise Hähnchen-Curry(チキンカレー)」(写真)
カレーマンゴーソースで味付けされたチキンと野菜が挟まれたボリューム感のあるサンドイッチ。甘辛い風味が特徴的です。価格は同じく5.80ユーロ(986円) -
「Finlandaise Veggie(ベジタリアン)」(写真)
アボカド、フェタチーズ、レタス、スパイスが入った完全なベジタリアンサンドイッチ。ベジタリアンや健康志向の方におすすめ。価格は同じく5.80ユーロ(986円)どれもサイズが大きいので少食なシニア夫婦なら1個で大丈夫でしょう。 -
私の手元に貴重な写真がありました。私は2009年10月にもフランクフルト中央駅に行き、構内のパン屋さんの写真を撮っていたのです。それがこの写真です。当時はサンドイッチが2.50~3.20ユーロで販売されていました。
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その同じようなサンドイッチが今(写真:2024年7月)では4.80~5.80ユーロと2倍程度に値上がりしています。単価が2倍、これは痛い!総じて物価が2倍になるなら、年収500万円のドイツ人が年収1000万円になっても生活は豊かにならない。この15年間でドイツ国内の物価上昇が顕著だったことが分かります。
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さらに、為替の影響もあります。2009年10月当時、1ユーロ=130円程度でした。3.1ユーロの巨大サンドイッチを1ユーロ130円で換算すると403円です。これで夫婦2人のお腹は十分満たされ、ドイツの物価は安い!と感じました。“先進国”日本の特権です。
写真:フランクフルト中央駅 -
2009年10月当時、1アメリカドルは約 96.3円、1カナダドルは約82円でした。アメリカやカナダへの旅行が安く行けました。日本経済と日本円は強く欧米の旅行も安かったので、日本人は大挙して海外旅行に出かけました。今や昔です。
写真:堂々たる構えの「フランクフルト中央駅」 -
あれから15年、日本経済と日本円は弱くなり、今や1ユーロ=170円、1ドル=160円に迫ろうとしています。ドイツの地方を鉄道で周遊していて、お金の観点から「日本は遂に先進国から脱落しアジアの途上国になってしまった」と実感します。
写真:フランクフルト中央駅前 -
ケチな話は終わりにしてフランクフルト市内観光を楽しみましょう。フランクフルト中央駅から市内を走るトラム(写真)に乗って街の中心に向かいます。私は昔から少額ながら外国債券・外国為替(FX)投資をしていたので、真っ先に「ある場所」に向かいました。
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中央駅前から11番のトラムに乗り「Willy-Brandt-Platz(ウィリー・ブラント広場)」で下車します。駅の近くにもの凄く古風な建物(写真)があったので写真を撮り、通りすがりの人に建物の名前を聞いてみました。すると、単なる「オフィスビルよ」という返事でした。「何だ~」です。
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私のお目当てはユーロの番人たる「European Central Bank」(写真右:欧州中央銀行)です。ECBの超高層ビルがウィリー・ブラント広場の前に天高くそびえています。ここでEU加盟国の金融政策が決められます。
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ECBの主な役割は以下です。
・ユーロの管理: ユーロ圏20カ国の通貨「ユーロ」を管理し、その安定を維持する役割を担います。
・金融政策の実施: ユーロ圏全体のインフレ率を安定させるため、金利の調整や資金供給を行います。
・銀行監督: ユーロ圏の主要銀行の健全性を監視し、金融システム全体の安定を確保します。
・欧州経済の調整: 各国の経済状況を分析し、必要に応じて政策提言や支援を行います。 -
次なる目的地は「JWマリオット・フランクフルト」(写真)です。中央駅から鉄道のUバーン、Sバーンの駅「Hauptwache(ハウプトヴァッへ)」で下車すれば、目の前です。
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「JWマリオット」は大型デパート「ガレリア・ハウプトヴァッへ」(写真)の背後に建っています。巨大ビル群に囲まれていますのでアクセスにやや難があります。デパートの裏側に回ります。
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JWマリオット・ホテル・フランクフルト(写真中央の超高層ビル)は、2022年4月に「ジュメイラ・フランクフルト」からブランド変更され、ドイツ初のJWマリオットとして開業しました。218室の客室とスイートを備えています。
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残念ながらホテルの入口(写真)が狭く、JWと冠するほどの存在感はありません。宿泊代金(2025年7月初旬検索)は1ルーム2名宿泊で約300ユーロ(5万円~)からでした。
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とりあえず、玄関を入り、表敬訪問してみました。フロント周囲(写真)の内装は非常にいいですね。特に流れる川のようなシャンデリア?が素晴らしいです。
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この光の先をたどっていくと、さらに大きな円形シャンデリア(写真)が天井から釣り下がっていました。ダークブラウンの壁との対比もインパクトがあり見事なインテリアです。
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一番奥まった壁に気品のある一人の写真が飾ってありました。彼こそマリオットの創始者「J・ウィラード・マリオット」(写真)です。
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参考《マリオット・ファミリーのヒストリー》
J. ウィラード・マリオットが1927年に開店したわずか9席のルートビアスタンドは、やがてレストランチェーン「Hot Shoppes」へと成長。そこから、現在のホテル事業を行うマリオット・インターナショナルへと発展しました。それから58年間にわたり、J. ウィラード・マリオットは、その基本理念のもとにマリオットブランドを築きあげました。その理念は今もなお当社のカルチャーとして根付いています。
https://www.marriott.com/ja/culture-and-values/marriott-family-history.mi#:~:text -
JWマリオットのカフェ・ラウンジでコーヒータイムにするつもりでしたが、ロビーが狭く全く寛ぐ雰囲気ではなかったので、速やかに退出しました。次なる目的地は「ウェスティン」です。距離的に近かったので街歩きを楽しみました。
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途中、感じのいいカフェがあったのでコーヒー(+トイレ)休憩に入ってみました。名前は「モーッアルト・カフェ」です。店内は落ち着いた雰囲気で、香り豊かなカプチーノ(写真)をいただきながら、旅の記録をパソコンに打ち込むひとときを楽しみました。
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カプチーノの値段(写真)は税込み4.50ユーロ(765円)。飲み物の価格には19%の消費税が含まれています。19%ですよ、何という高額消費税!カフェには多彩なメニューが揃っており、食事やデザートも充実しています。現地の物価情報として、カフェのメニューを写真に撮ってきました。次です。カッコ内1ユーロ=170円換算。
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・トマトクリームスープ(クリームのトッピング付き): 8.90ユーロ(1513円)
・カリフラワーとポテトのグラタン(チーズ焼き): 15.50ユーロ(2635円)
・ブルスケッタ(トマト、モッツァレラ、バジル添えのトースト): 14.90ユーロ(2533円)
・自家製フランクフルトグリーンソース(ゆで卵とローストポテト添え): 16.90ユーロ(2873円)
・「モーツァルト」サラダ(鶏むね肉、新鮮なフルーツ、バルサミコドレッシング): 21.50ユーロ(3655円)
・ベイクドシープチーズ(サラダブーケ、バルサミコドレッシング添え): 18.90ユーロ(3213円)
・スモークサーモン(ロスティとホースラディッシュクリーム添え): 21.90ユーロ(3723円) -
・ガーリックシュリンプのスパゲティ(新鮮なトマト、エシャロット、ガーリックを使ったスパイシーな一品): 24.50ユーロ(4165円)
・スモークサーモンのリングイネ(新鮮なトマトとルッコラ添え): 21.50ユーロ(3655円)
・野菜とカレーソースで味付けしたチキン入りリゾット: 18.90ユーロ(3213円)
・ウィーン風シュニッツェル(豚肉のシュニッツェル、ポテトフライとサラダ付き): 19.90ユーロ(3383円)
・フランクフルト風シュニッツェル(グリーンソース、ポテト添え): 22.90ユーロ(3893円)
・仔牛のウィーナーシュニッツェル(クランベリー、パセリポテト、サラダ付き): 24.90ユーロ(4233円)
・アップルシュトゥルーデル(バニラアイスクリームとクリーム添え): 12.90ユーロ(2193円) -
街中(写真)の普通のカフェ・レストランで食事をすると…
前菜2000円、メイン4000円、デザート2000円、これに飲み物を加えれば1万円!夫婦2名で2万円!もうやってられませんね。日本の庶民は退散です。 -
フランクフルトの街を歩いていると、安い店もあります。ご存じドイツ庶民の味方、ケバブの店です。でも、次のメニューをご覧ください。「ケバブサンドイッチ」が2000円以上します。結構高いです。一方で、日本のサイゼリヤのハンバーグステーキの現在の価格は400円(税込)と驚異的に安い!
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・Döner Sandwich Menü(ケバブサンドイッチメニュー) 12.90ユーロ(2193円)グリル肉と野菜を挟んだパンに、ポテトとドリンクが付いたセット。
・Dürüm Menü(ケバブラップメニュー) 13.90ユーロ(2363円)ラップに肉と野菜を巻いたケバブスタイル。こちらもポテトとドリンク付き。
・Lahmacun Menü(トルコ風薄焼きピザ) 14.90ユーロ(2533円)薄焼き生地にスパイスと具材を乗せたトルコ風ピザのセット。
・Hamburger Menü(ハンバーガーメニュー)13.90ユーロ(2363円)ハンバーガーとポテト、ドリンクのセット。
・Cheeseburger Menü(チーズバーガーメニュー) 12.90ユーロ(2193円)チーズバーガーにポテトとドリンクが付いた定番メニュー。
・Chicken Nuggets Menü(チキンナゲットメニュー) 10.00ユーロ(1700円)チキンナゲットのセットメニュー。 -
ウェスティンホテルの場所はハウプトヴァッへからSバーンで1駅の「Konstablerwache(コンスターブラーヴァッへ)」下車です。この両方の駅の間は公園のような歩行者天国の大通り「Zeil(ツァイル)」(写真)が走っています。デパートやファッションビルが並ぶショッピングストリートです。
→次はウェスティンホテル突入です。
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