晴れおじさん「秋だ、紅葉だ、温泉だ」 (蔵王温泉・烏帽子山公園)

2024/11/23 - 2024/11/24

１１月２３日(勤労感謝の日)は、晴れおじさん夫婦の３９回目の結婚記念日。ほぼ、綾小路きみまろさんの「あれから４０年」の境地に達した夫婦だけれど、せめて記念日には、美味しいものを食べて、お互いに「３９(サンキュー)」と言おうじゃないかということになりました。
だけど、ランチならともかく、ディナーとなると、なかなか適当な店が思い当たらない。ならば、いっそのこと温泉に一泊して、ちょっと豪華な料理を食べることにするかと、急遽、蔵王温泉に出掛けることになりました。

エリア 山形

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: じゃらん

色々と雑用を片付けている内に出発が遅くなってしまい、蔵王温泉「たかみや瑠璃倶楽リゾート」に到着したのは１８時少し前。

部屋は、８階の「マウンテンビュー・ツイン」。

ビジネスホテル風の設えながら、シックで落ち着いた雰囲気が漂っています。

１９時の夕食まであまり時間がないので、急いで２階の大浴場に向かったら、意外にも先客なし。駐車場はほぼ満車だったけれど、１８時夕食開始の宿泊者が多いのかな？
では、失礼してスマホで１枚パチリ。

蔵王温泉特有の白濁した硫黄泉は、湯温も適温で、極楽気分。肌がツルツルになりました。

夕食は、３階レストランで「旬彩創作ディナーRURI」。

カルパッチョのドレッシングは３種。
真ん中のピンクのドレッシングは、山形特産の食用菊「もってのほか」で作ったホテルオリジナル。カルパッチョに良く合いました。

「鰤の香り蒸し」
名前を忘れたけれど、付け合わせのジャガイモは珍しい品種のものでした。

「米の娘豚と山形地鶏のスープ」

「かぶら饅頭」

「山形牛クロケットと蔵王牛ステーキ」

デザートには、山形産シャインマスカットも有り。

見た目も味も良く、分量も丁度よい、結婚記念日に相応しいディナーでした。

翌朝目覚めてカーテンを開けると、屋根やゲレンデにうっすらと雪が積もっていて、初冬の趣き。

朝風呂に入って洗髪。
脱衣所の洗面台には、ヘアリキッド、ヘアトニック、スキンローションが備わっていました。近年、男性用の化粧品が全くない宿泊施設が増えているので、なんかホッとする感じ。女性を優遇するあまり男性を軽視するような風潮は、ぜひ改めてほしいものですね。

朝食はバイキング。
品数が多く、食材も新鮮で、申し分ない味付けでした。

レストランの窓越しに冠雪した鳥兜山(1,387m)が見えます。

ズームアップ。
頂上の建物は、蔵王中央ロープウェイ「鳥兜駅」。

旅館街方面。

食事をしているうちに段々晴れて来て、コントラストがハッキリして来ました。

同上

エレベーターを降りた８階ホールから見えた旅館街の景色。

８階の部屋から見えた横倉ゲレンデ。

蔵王ロープウェイの「蔵王山麓駅」。
※ズームアップしています。

ロープウェイは稼働していました。

チェックアウトのためにフロントがある２階に降りると、昨夜は気づかなかった「紅花のドライフラワー」や、

展望ロビーがあり、リゾートホテルの雰囲気が感じられました。

そして、駐車場から見た建物外観は、とても個性的。
土曜日泊なので割高だったけれど、平日泊なら手頃な料金のようなので、リピート有りかな？

蔵王温泉では、春から秋にかけて毎月最終日曜日に「やまがた蔵王マルシェ」が開催されています。
今日は今年最後のマルシェだと聞いたので、会場になっている姉妹館の「ハモンド」に行って見ました。

入口で、三つの手桶に入っているお湯の中から蔵王温泉の源泉を当てるゲームに挑戦。

何と源泉は白濁した真ん中のものでなく右の無色透明な方とのことで、見事外れました。
無色の源泉が空気に触れたりしているうちに湯花が生じて白くなるようですね。

建物の中では、占い、マッサージ、アクセサリーなどの店が多数出店していて、賑わっていました。
妻がクリスマスの飾りになるような、手の込んだ手芸品を1点購入。

山道を車で下りながら、今日はどこに行こうかと相談していたら、周囲の木々がまだ落葉していないことに気付きました。

標高が高い蔵王で落葉していないのなら、平地の紅葉名所もまだ落葉していないかもと、思い直して、南陽市の「烏帽子山公園(えぼしやまこうえん)」へ３０キロ余りのドライブ。

正午頃に駐車場に到着。

車を降りた直後、妻が道路わきに「ヒマラヤユキノシタ」が咲いているのを見つけました。
春先に雪の下から顔を出す花が今咲いているとは………。今年の気象は異常ですね。

さて、公園の紅葉は、桜の木などは全て落葉しているものの、モミジの葉は残っているようです。

モミジは綺麗な色合いで、まだまだ見頃。

同上

同上

晴れおじさん夫婦を見つけて、若い女の子が駆け寄ってきて、「ワタシ、写真トッテモイイデスカ？」

スマホのシャッターを押して欲しいんだなと解釈して、モミジをバックに記念写真を撮ってあげました。
ある程度、日本語が判るようだけれど、一人旅の台湾ギャルなのでしょう。山形県もだいぶインバウンド客が増えて来ました。

モミジは、期待以上に美しい。
この公園は桜の名所なのでお花見に来たことはあるけれど、紅葉狩りは初めて。

天気も良くて、清々しい。

あれ、ツツジが咲いている。
異常気象の狂い咲きですね。

ぐるりと一周して、八幡宮の方に歩いて行きました。

「日本一の大鳥居」の看板

継目のない石造り鳥居では、日本一大きいんだとのこと。

社殿は、すでに冬支度を終えているようです。

お賽銭は５５円(ご縁が重なる)にしました。
「来年も、良い年でありますように。」

烏帽子石(えぼしいし)。

慈覚大師に所縁のある磨涯碑で、神社の名前「烏帽子山八幡宮」の由来になっているとのこと。

公園内はイチョウもまだ葉を付けていて、鮮やかな黄色とモミジの赤色とで美しいコントラストを生じさせています。
例年よりかなり遅い、充実した晩秋の紅葉狩りになりました。

完