ヘタレの爺さん琵琶湖航海記

2024/10/30 - 2024/10/31

暇を持て余した爺さん達、久しぶりに琵琶湖にヨットを浮かべてクルージングに出かけようって事になった。
当初の目的地は長浜港に舫いを取って、長浜で夕食をって考えてた。大津港マリーナを出港して早々に琵琶湖の藻にやられた。琵琶湖の南湖（琵琶湖大橋より南側）は水深が５m程度と浅く、近年の水質浄化により湖底まで光が届くようになり，藻の繁殖が著しい。ヨットってのは船体の底にキールと言う長ーい板が付いていて、これが横流れを防いで、ヨットになるんやけど、これが藻に絡まって、前へ進めなくなる。ラダーも同様。更にプロペラにも藻が巻き付いてプロペラは開かなくなって、推進力が出ない。そんなこんなで、北湖に出るまでに大幅に時間を費やしてしまった。十分な推進力が無い中で、強い向かい風に行く手を阻まれることになり、明るい間に目的地の長浜港には着けそうに無い。じゃ手前の彦根港にと言う案も有ったけど、更に風も強くなり、一旦通り過ぎた沖島に引き返して停泊することになった次第です。
そんなヘタレの爺さんの沖島の紹介です、宜しければお付き合いください。

エリア 近江八幡・安土(滋賀)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• グルメ: 4.0

• 交通手段: 船 徒歩

いつもは車でしか出かけないGONTARAですが訳有って、電車で大津港マリーナまで出かける事になった
普段電車に乗った事が無いので、完全に旅行気分
京阪電車の坂本～石山寺までの路線

浜大津駅に着いた
電車が嬉しくって仕方のないGONTARAは電車が通るのを待って、写真撮影
これは京津線、三条まで路面電車様に走ってます

こっちはいつも車で走ってる国道１６１号線

大津港、ミシガンやビアンカの乗り場やで

その隣が大津港マリーナ

準備を済ませ出港

直ぐ側に第一疎水の取水口

藻を引っかけてスピードが出ない
少しでも推進力になればとジブセールを展開する
エンジンのプロペラに絡まった藻を取ろうとバックしたり、前進したりを繰り返してみたり
それでも、通常の半分ほどのスピードしか出ない

やっと琵琶湖大橋

北湖まで来ると藻は殆ど無いので、潜って取れるところだけでも藻を取り除く

何とか走れるようになってきたけど、今度は風が上がって来た（強くなってきた）

沖島水道（沖島と近江八幡との間）を通って、島影で風を避けよって作戦

沖島ってのは淡水湖に在る島で唯一人が住んでる島なんですよ
因みに小学校も有ります

沖島のブランケットを抜けると
https://youtu.be/y9vdA09_UZM

この時点でも通常の半分程度の速力しか出ないので、日没までに長浜港は勿論、手前の彦根港への到着も無理だと判断し、沖ノ島へ引き返すことに
ヘタレの爺さん、のヘタレたる所以

沖島と近江八幡との間はブランケになって波も無いので通船は運行してる

沖島小学校

沖ノ島漁港に入港

ここへ着けようぜ

お腹が空いた、遅い昼食と言うか夕食
今回は長浜で食事をするつもりだったので、他に食料は積んでない
明日の食事の段取りがこの島でできるかなぁ

直ぐに日が暮れる
渉外担当者がお風呂と明日の食事の交渉を首尾よく終えて戻て来た

民宿湖心(koko)のお風呂に一人５００円で入れてもらえるって

趣のある古民家

Hさんが一人で切り盛りしているとのことで、素泊まりのみ
１泊３５００円だそうです、是非お越しください
沖島について色々お話を聞かせてもらいました

ここですよ～

夜の島内

昔は排他的な島で、プレジャーボートの受け入れは難しかったのですが、近年は観光客の受け入れもウエルカムになってきたようで、事前連絡なしでも停泊させてもらえます（ただし１０００円）

猫の島としても有名で、ヨットの偵察に来てました

こちらの方で食事やお土産をゲットできます

無理を言って、朝食用におにぎりとお弁当を用意してくださいました

お土産は琵琶湖で獲れたお魚など

この辺りが島の中心地かな

対岸の堀切港まで通船が

こんなに沢山の本数があります

昼間の島内

これも島の見所の一つ

集落内の道はこんなに細い

直ぐに島の反対側に出てしまう
なんか懐かしいような感覚を覚える集落の様子
昭和の香りがするかも

こちらはカフェ、いっぷくどう

畑の収穫物

自転車のサドルにはお菓子の缶がかぶせられてます

お昼は島弁当を頂きました
若鮎の天ぷらにエビ豆など、琵琶湖の幸を

琵琶湖大橋まで戻ってきました
ここからは又藻との戦い

藻と格闘しながら、何とか大津港マリーナまで戻ってきました
今回は、予定外に沖島に入り一夜を過ごしましたが、知らない沖島を見る事が出来、良い機会になったと、負け惜しみを垂れる爺でした
いえ、ホントに沖島、訪れる価値のある所だと思います

この旅行記へのコメント （4）

• ほいみさん 2024/11/01 11:52:30

  映画だと・・

  勇者が飛び込んで、スクリューに絡まった藻を排除するんだろうけど。
  
  淡水だとヨット本体にしろ、いろんなものが錆びにくいと思うんだけど、海水に比べてヨットが浮き難い…とかあるんですか？
  
  ほいみ

  gontaraさん からの返信 2024/11/01 12:40:25

  RE: 映画だと・・

  勇者？　生憎そんな人はの乗り合わせてないから、爺さんがドボンと飛び込んだけど・・・
  藻に絡まって、飛び込む爺さんが居ないヨットは、マリーナまでボートで曳航してもらうんですよ。
  ハイ○○円也～～
  
  言われてみれば、淡水だと浮力が少なくなるので、船体が重く感じるかも？
  それで速力が落ちる？
  あまり意識することは無いけど、理論的にはそうなりますね。
  
  淡水は海に比べると、メンテナンスは随分楽です。
  
  GONTARA

• チーママ散歩さん 2024/11/01 07:28:38

  眠れなくなるシリーズ　パクリ。

  おはようございます♪　
  先輩昨夜はよく眠れましたか。
  いつも本当に仕事が早いですね。
  日付を見ると帰ってきたばかり。
  見習いたいと思います(笑)
  
  風が上がる→海の男の言葉。
  ちょっと口にしたらカッコいいですね。
  覚えておきます。
  
  クルージングってしばらく乗っていないと
  前回同様　大変なんですね。
  だから仲間を呼んで定期的に一緒に海に
  出るのでしょう。
  お手伝いでお食事等はオーナーが持つの？
  船を持つって大変ですね　維持費が。
  私は仕事中に漕ぐ１槽しかもっていません( ´艸｀)
  
  藻の除去で海に潜ったのは先輩？
  ダイビングが歴あるから　潜ったのかな？
  って思いました。　勇ましいこの冷たい海に。。。
  
  あの人は誰だろうーーーーって思ったら
  今日は仕事中も寝れなそうです(笑)
  
  
  

  gontaraさん からの返信 2024/11/01 08:04:43

  RE: 眠れなくなるシリーズ　パクリ。

  > あの人は誰だろうーーーーって思ったら
  唯一所有してる船が漕げない？
  
  GONTARAは身体も心も弱いので、こんな時期に水に入るのは遠慮することにしてます。
  それ専門の爺さんを乗せてますから！
  って、ホント僕より１０歳年上の爺さんが水に入ってます。
  昔から、そうだったから・・・
  今も続いてるんです。
  僕以外にも、ダイビングする爺さんも居るんですが。
  
  ヨットでの必要経費の割り算は、いろんな方法が有って、今回は全員で大まかな経費を割りますが、ヨットによってはホテル代までオーナーが出すのも有ります。
  ヨットを所有するのは大変です。
  一番はマリーナ代。
  「ヨットは買えても所有できない」
  今時は、「ヨットあげます」「もらいます」も良くある話。
  
  昨夜も一昨日も良く眠れましたよ。
  ヨットでは風呂から戻って、何もすることが無いので９時頃に寝て、朝は７時過ぎまでぐっすり寝ました。
  ヨットの中で寝ると、程よい揺れが気持ちイイのかも。
  
  早々にコメントありがとうございました<(_ _)>
  
  GONTARA