2024/09/22 - 2024/09/22
123位(同エリア139件中)
ゆーちさん
この旅行記のスケジュール
2024/09/22
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アースギャラリーにて昼食
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中村記念館
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穂別道民の森散策 野外博物館
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進化の道散策
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ほべつ道民の森
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バスでの移動
日高自動車道 沼ノ端西インターより道央自動車道
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道の駅「むかわ四季の館」に寄り、ノーベル化学賞を受賞した鈴木章博士の資料館を閲覧し、帰路に就いた。
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この旅行記スケジュールを元に
北海道は約1300万年前、二つの大陸プレートがぶつかって大地が盛り上がったのが始まり。衝突地点でめくれあがって出来たのが日高山脈だった。
その中間にある人口約3000人の胆振管内むかわ町穂別地区で昨年、道内4例目となる恐竜化石や、新種のアンモナイト、イカの祖先にあたる新属の化石などの新発見が相次いだ。
その地層は日高山脈西部から北の宗谷地方までの道内中央部を走る。
今回はむかわ町穂別地区の恐竜博物館へ行った。
ここは、むかわ町穂別の古生物化石群~恐竜時代の息吹が伝わる日本有数の海と陸の化石群~が古くから古生物化石の宝庫として研究者や愛好家に知られる。中生代白亜紀後期に生息していたクビナガリュウ・モササウルス・アンモナイト・イノセラムス・ウミガメの全身骨格標本が展示されている。
30年位前から発掘の方法が変更し、頭部が発掘されないと名前が付けられないと聞く。その点むかわの恐竜は約80%の頭部が発掘されているため「むかわデスモスチルス」と命名されている。
化石が教えてくれる。「人の一生なんてまばたき一回の時間にも満たないよ、せっかくこの世に生を受けたんだから懸命に楽しく生きなきゃねッ!」
再来年リニューアルと聞いていたが丁度工事中の敷地を見て期待が膨らんだ。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
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むかわ町立穂別博物館に到着。
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高低差のある博物館前の庭には花時計のような植え込みがあった。奥に見えている赤い屋根の建物は中村記念館。ほべつ町開拓の先駆者、中村平八郎とその長男(のちに村長も務めている)が住んでいた木造の住居で現在、町民の憩いの家として利用されている。平成13(2001)年国の登録有形文化財となっている。
中村記念館 名所・史跡
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庭の中央に「亀甲石」という亀の甲羅の形をした石を初めて見た。石灰質の泥が脱水・収縮する時に生じた亀裂に方解石などが沈殿してできる団塊の一種(世界百科大辞典より)。それにしてもなぜこんなに亀の甲羅に似ているのだろう??
このあたり一帯が中村氏の夫人によって町に寄付されたという。 -
博物館に入ってすぐ、天井まで届かんばかり、全長8mの骨格標本がお出迎え。
1975年全国で2例目に発見された大型爬虫類「クビナガリュウ」の復元模型であった。8000万年前、海で生きていた化石である。体長約8m体重7トンと推定。
これを機に町は「化石の里」を目指し1982年に博物館を開館した。中生代白亜紀(9960万年前~6600万年前)のエラスモサウルス科ホベツアラキリュウ(愛称ホッピー)。むかわ町立穂別博物館 美術館・博物館
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背中の方に回って見る。両手は大きく羽根を伸ばしたような形をしている。手前のアンモナイトも巨大だが貝やタコの仲間なので、鋭い歯で刺し中身を丸のみで食べていたという。
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入館受付 入館料は300円。写真を撮るのを忘れたが、恐竜キャラメルは子供のお土産におすすめだ。
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入って右の壁には大きな竜の骨格標本。2019年に新種であると発表されたカムイサウルス・ジャポニクス(通称むかわ竜)。体長8m、体重は4t~5.3t、年齢12~3歳ほど。全身の約8割の骨が揃って発見されており、白亜紀末(7200万年前)に生息した大型草食恐竜で、パーフェクト恐竜と呼ばれている。似た恐竜は北米や東アジアに広く分布。恐竜は海ではなく陸上に棲息する動物だという事も改めて認識した。
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奥の部屋に入る。カムイサウルス・ジャポニクスの全身復元骨格のレプリカ。 カムイ(アイヌ語で神)サウルス(ラテン語で竜)ジャポニクス(日本の)日本では1体しか見つかっていない。 正面奥にイメージ復元図が描かれているので集団で行動していたことが想像出来る。(陸生)
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通称 むかわ龍。頭部の骨格がかなり大きくて驚く。ほとんど実物の化石のレプリカから組み立てられている。
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骨格だけでこんな姿を描いた人の想像力と力量に感心する。これがむかわ竜の姿だ。
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恐竜 カムイサウルス・ジャポニクスの全身復元骨格の臀部は天井に腰が届きそうだった。
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カムイサウルスのぬいぐるみ。発表されてからは全国に放映され、子供向けの絵本も発刊されている。
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カムイサウルスの特徴と古代の日本にいた恐竜の想像図。このころは海だったことから、陸上で死んだ恐竜が海に沈み、化石化したとみられる。
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地球時計 が図式化されている。面白い比較だと思った。
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北海道のあちこちで哺乳動物の化石が見つかっている。道内で過去に発見された3例
1972年 ハドロサウルス(留萌管内小平町)
1995年 ノドサウルス (夕張市)
2000年 テリジノサウルス(上川管内中川町) の恐竜化石はいずれも、指や頭骨の一部など断片的。穂別では全身の3割以上が発見されている。 -
日本列島に近い形ができるまでのユーラシアプレートとオホーツク大陸の位置関係。
化石の時代別分布。①海山の時代から 海竜(②前期・③後期)④石炭の時代 ⑤縁海拡大の時代 ⑥海生哺乳類の時代 ⑦氷河の時代 、、、。このような時代の呼び方すら知らなかった。 -
化石が発見されるまでの地殻変動の様子。白亜紀前期の地層が露出している芦別岳の北西が調査地点に選ばれ、世界でもこれほど研究に適した地層は他にないため、詳しい年代の特定につながったという。
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泳ぐ 走る 飛ぶ 掘る 手や足の動きをテーマにした展示。これも興味深かった。
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歯のかたちについて 大きく3つに分けて説明。ジャックナイフ(切り裂き)、ピアス(突き刺し)、クラッシュ(押しつぶし)の要素を基本に歯の化石の形態からその歯の持ち主の正体はおおよその見当がつく。つまり歯の機能、食餌群、食餌傾向がわかってくるのだそうである。
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アンモナイトの数々 ギリシャの太陽神アモンにちなみ「アモンの角」と呼ばれていた。右下にはケースに入らない大型のアンモナイト。
これら海洋生物は 白亜紀 の海底噴火で絶滅したと言われる。 -
アンモナイトの殻の中は仕切られていて管でつながっている。各仕切りの中には軟体が入っていてその仕組みからイカに近い仲間と言われている。
海底が噴火したのは1億1955万年前で、その影響として海が111万6千年のあいだ、無酸素状態になったことも明らかになっている。(2024.11.21東北大研究グループ) -
QRコードで詳細が調べられるように工夫されたプリント。
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大きな魚類と思ったが、、、、。
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魚ではなく大型の爬虫類だった。モササウルス類 ティロサウルス(生体復元模型) 中生代白亜紀 約1億1300万年前~7000万年前のもの。穂別で見つかったのは約6mだが、ロシア産は17mと約3倍の大きさで、サメやウミガメ、クビナガリュウも襲って食べていたと考えられている。一見ワニのようにも見えるがヘビやオオトカゲの一種。(穂別で化石産出)
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館内の様子
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アンモナイトは1~2mmの卵から孵化し、だんだんと大きくなる。カボチャ石という和名もある。松浦武四郎の記録にも浦河町のアンモナイトが「カボチャ石」と記されているという。
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オウム貝 アンモナイト タコやイカ の古生代(カンブリア紀)から中生代(白亜紀)までの進化の過程図。白亜紀は扇形の上の広がった部分である。
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ウニ ヒトデ
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アンモナイトにも右巻き、左巻き、渦巻き、笛、クリップ状のような形などがある。
北海道には異形種がなぜか多いらしいが、どれも規則性を持って成長したものばかりという。 -
アンモナイト ガイドの方はそれぞれについての内容がちゃんと頭に入っているからすごい!
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ライティングで見え方が変わる。海の中のよう。アンモナイトの大きさが際立っていた。
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二枚貝の化石
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二枚貝イノセラムス 奥にぬいぐるみの「イノセラタン」が鎮座。これらは数多く発掘される。時代を特定するのにとても役に立っているから大事な化石なのだという。
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昔のウミガメ 7000万年前の穂別には実際にこのような海亀が存在していた。
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ウミガメの骨格 メソダーモケリス・ウンデュラータス(全身復元骨格)。このような復元標本は、世界でもここにしか無いと聞いて驚く。
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ウミガメの骨格を前から見たところ。下にあるのは現代のウミガメの骨格。骨が薄く少ない。
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むかわ町穂別のマーストリヒチアン期 約7200万年前の様子。海亀がちっちゃく見えるが、進化の過程で生存し続けて海亀の子孫は今でも悠々と泳いでいるのだ。
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地質年代表 白亜紀だけでも前期と後期で、右図のように12個に分けられる。
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中世代 白亜紀のコンブ?じゃなく、コダイアマモ。
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海の生物の変遷。両生類から海へ戻った爬虫類4種の図。
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アンモナイト(メタプラセンチセラス・サブチリストリアータム)舌を噛みそうになる。こんなのが見つかったら本当にびっくりするだろうなあ!
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またまたアンモナイト。変種が陳列されている。
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デスモスチルス という言葉をたくさん聞いた。新生代中新世 約1500万年前の化石(歯や下顎など)が穂別で産出された。
デスモスチルスの歯は柱を束ねたような形をしている。束ねる(Desmo)柱(Stylus)を合わせた名前なのだそう。全身像は不明。1000万年前に絶滅したなぞの哺乳類。 -
サハリンではデスモスチルスの骨格もみつかっているらしいが、穂別では歯がたくさん見つかっているという。祖先はゾウやジュゴンと同じらしい。
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デスモスチルスについてはいろんな説があってまだ特定出来ていない。
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入り口に戻ってきた。
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花時計に綺麗に植えられた花 向こうの木造の建物は中村記念館。築80年経過。北海道内陸部の大正期邸宅建築の様子を知る上で貴重なのだそう。
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道路のプランターが恐竜の形をしており、整列し可愛い花が植えられていた。こんなところにも町を愛する住民の方の気持ちが感じられた。
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穂別の町を地図で確認
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おしやれな恐竜の絵が壁に描かれた建物はアースギャラリー。多目的に使える交流館となっており、持参したお弁当をいただく。
むかわ町立穂別博物館 美術館・博物館
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博物館の外に目をやると、、、。赤いとんがり屋根(実はトイレ)の周りは広い公園になっている。
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野外博物館の方へ歩く。赤いとんがりも遠くに見える場所に来た。
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散策路が続く。野外博物館 ほべつ道民の森 への標識と「熊に注意」の看板。
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向こうに短いトンネルがある
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トンネルを抜けると大きな石が、、、。
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アンモナイトやクビナガ龍を再現した模型がいくつも点在していた。
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ウッドチップがふんわり心地よい道が続き、この階段を上がって行くと
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銅板が設置されていた。北海道は約1300万年前、古アジア大陸(ユーラシアプレート)とオホーツク古陸(北米プレート)の二つの大陸が次第に近づきぶつかって出来た。 衝突地点で大地がめくれあがって出来たのが日高山脈だった。海底には遠洋性の堆積物や海山の断片を載せた海洋地殻が大陸の下へと飲み込まれていったという。
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階段の上からクビナガ龍を見下ろせるように工夫されていた。この公園は二つの大陸が衝突する前の、穂別が海であったころをイメージして作られたと説明があった。
穂別町立博物館 美術館・博物館
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ヒメコガネムシ(フンコロガシ)の黄金色が見事。野外博物館を出て、道民の森を散策してすぐにみつけた。
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こんなトカゲが浅い溝に何匹も素早く動いていた。同行していた小学生姉妹が、捕まえて興奮気味に小走りに両親目掛けて見せに行った。
ほべつ道民の森 公園・植物園
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コナラの葉柄を確認。葉柄の無いのがミズナラ。
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暖かいので春のツツジが狂い咲き
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栗のイガが落ちていた。まだ熟しきっていない。ついでに白いキノコ
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この木の実は「ハクウンボク」。春先に白い花をたくさん咲かせる。のどかに歩いて恐竜の里を後にした。2026年新しい博物館がオープンする。とっても楽しみになった。
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この後立ち寄った、むかわ町の「四季の館(道の駅)」では2010年にノーベル化学賞を受賞した鈴木 章 博士の部屋がありしばらく閲覧した。
右下の黄色い線で囲まれた部分が、むかわ町の土石流被害予想地区。来る途中にも2018(平成30)年の胆振東部地震の被害で土砂が崩れた場所を目の当たりにした。
むかわ竜たちには大きな影響は無かったらしい。道の駅 むかわ四季の館 道の駅
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ムカワ竜の列車があったなんて知らなかった。しかも引退なんてもったいない!
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