独特の風土や町の造りが魅力的なアルプハラスの白い村々。<br />個人で行くにはとても大変なので現地ツアーを利用して行きました。<br />ポケイラ渓谷とその周辺の村々を巡るツアーで、参加者は私の他にアメリカ人のグループ6人、友人同士の若いご夫婦3組で、そのうち3人は中国系の方。みなさんとても気さくな人ばかり。<br />私はひとり旅の年長者ということで何かと親切にしていただきました。<br />

スペインシニアひとり旅⑫アルプハラスの白い村々

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2024/01/12 - 2024/01/29

9位(同エリア20件中)

エリア

アルプハラ(スペイン)

ここがアルプハラスへの入り口。この橋がかかっている川の上流にあります。
グラナダを追われたイスラム教徒が逃げのびた山岳地帯がアルプハラス。
これはその時建設した橋か？(私のあやういスペイン語では詳しくはちょっと….)
平家の落人部落のようなもの？かな。
オルビバという割と大きな町を通り過ぎるとカーブの多い山道が続きます。
カラタウナスというところにあったロバの像。
昔、このあたりの急な山道はロバなしでは荷物を運ぶのことができなかったそうで、そのロバに感謝して建てたとか。
私もちょっと乗せてもらいました。
ピトレスの手作りのチョコレート屋さん。
ガイドさんが「チョコレート好きですか？」と聞いたら全員が「好き！」と答えたのでちょっと寄り道。
ツアーのスケジュールには入っていなかったのでガイドさんの知り合いかも。家族のためにとチョコ買ってました。
試食の数が多すぎてどれがどれやらわからなくなりました。どれも美味しかったです。
箱に入っているもの以外は量り売り。
店内の片隅でTVに取り上げられた時の映像が流れていました。
山の中にひっそりとあるチョコレート屋さんとか。

さてお次はグラナダ方面からは1番奥のトレベレス。
高地で乾燥しているためとても美味しい生ハムができのだそうです。
ツアーで寄ったお店。美味しそうな生ハムがたくさん！
ご主人もとてもかっこいい。
生ハムの試食ができます。ワイン付きです。
お店の中はハムだらけ！
次はポルトゥゴスという村にある「アグリアの泉」
赤い岩の上からも水が流れてきます。水量が多かった。
車を止めた場所の近くにいた猫。
すごく人懐っこい猫さんでした。
ツアーの車は景色の良いところで止まってくれます。
ここも絶景。
私は岩の上は遠慮いたしました。
ツアーはポケイラ渓谷の村々へ。位置的にはグラナダへ戻る感じになります。
ここはブビオンという村。
しめじみたいな型をした煙突があちこちに。
ランチはカピレイラのレストランで。

ランチメニューはサラダ、スープ、デザートと郷土料理のプレート。
同行のアメリカ女性はこういうのはちょっと苦手らしく、サラダ以外はあまり召し上がっていませんでした。
もったいなーい。
ガイドさんがここカピレイラについていろいろ説明してくれました。

カピレイラの旧市街旧市街・古い町並み
冬が寒いので暖房のために煙突が必要なのです。

カピレイラの旧市街旧市街・古い町並み
また雪も積もるのでその時は2階が通路になるとか。
日本も昔新潟の豪雪地帯では2階から出入りするところがありましたね。

カピレイラの旧市街旧市街・古い町並み
高い山の中なのに水が豊富。
ここは昔の洗濯場。
誰でも自由に水を汲めます。
もちろんそのまま飲める水、ミネラルウォーターです！
さていよいよ最後の村、パンパネイラへ。
朝通り過ぎた時には太陽が当たらず寒々としていましたが、午後になると陽が当たり明るい村に。
そのため帰りに立ち寄ることにしてるのだと思いました。
村の教会
ガイドさんの案内でパンパネイラを歩きます。
とにかくどこも水がたっぷりできれいです。
サン・アントニオの泉
結婚したい独身男性がこの水を飲むとすぐに花嫁が見つかる…..と書いてあるようですが、はて？
白くて素敵なお家。中で織物をしています。
出来上がった製品も並んでいて買うことができます。
ここでワークショップに参加
織物の実演と説明をしてくれます。この日はウール糸でポンチョ用の布を織って見せてくれました。
「日本の機織りはこんなに幅が広くないです」って言ったら
「以前日本の女の子が織物の研究に来て、教えて貰ったわ、日本のキモノは幅が狭い布地を使うから織り機もそのサイズなのね」
よくご存知！そしてここまで来た日本女性にもびっくり！
アルプハラスでは養蚕をやって絹の織物も盛んに作られていたそうです。
今日使った糸はスペイン産のメリノウールとか。　
いろいろ話してくれました。
お土産屋さんにあった煙突の置物。
ツアー集合場所のカフェ。ガイドさんもここでひと休み。
みんなのんびりと過ごしています。
グラナダへの帰り道。山並みが美しい。他のメンバーはぐっすり。ガイドさんが「彼らはシェスタですね」と笑ってました。
なのでガイドさんとカタコトのスペイン語であれこれ話しながら帰ってきました。
とても良いツアーでした。