2024/07/28 - 2024/07/28
784位(同エリア1505件中)
元杜鉄工さん
この旅行記スケジュールを元に
連日の猛暑でますます感じる地球温暖化。対策として化石燃料の使用を減らすことが叫ばれています。
というわけで、今回は電気で動くエコな乗り物に乗ってみました。
名古屋からハイブリッド特急車両HC85系「特急ひだ」で富山へ。
ソーラーで動くクルーズ船「富岩水上ライン」でパナマ運河方式の水のエレベータを体験、そしてグリーンスローモビリティという人にも環境にも優しいバス(?)「BouleBaaS」に乗ってきました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 JR特急
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
名古屋駅。外国人旅行者さくさん!
そしてこれから乗車するのがこちら、特急「ひだ」。名古屋駅 駅
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6両編成のうち、2両が富山行き、4両が高山行きになります。
富山行き2両のうち1両の自由席に乗車したのですが、次の岐阜まで貸し切り状態!
ホームはかなり混んでいたし、指定席は結構埋まっていたのですが。。。特急 ひだ 乗り物
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この車両、HC85系は日本鉄道大賞やブルーリボン賞を受賞したちょっとすごい車両です。
高山本線は非電化なので「ひだ」はディーゼル特急なのですが、HC85系はハイブリッドカー。しかも、キハ(気動車)じゃなくてクモハ(電車)扱いなんです。 -
エンジンで発電して台車のモータを回して走ったり、バッテリで走ったり、減速時には充電したりとエコな電車なんです。それでは出発。
名古屋10:48>>特急ひだ7号>>富山14:51
北陸新幹線なら東京―富山は2時間くらいに対して結構かかる。 -
名古屋駅を発車すると♪アルプスの牧場が流れました。国鉄特急に使われていた車内メロディで現代風のアレンジ版になりました。とっても良い曲なのですが、始発発車時と終着到着前の2回しか流れずもったいない。
稲沢駅の機関区には信州へ向かうロクヨンとDF200のAi-Meがいました。 -
犬山城みえた。以前来たときはキハ85系でしたね。
その時も今も観光案内が車内に流れます。 -
木曽川の支流飛騨川沿いを登っていきます。日本ラインと呼ばれているとか。飛水峡も見えました。
自由席は美濃太田と下呂の間でそこそこの乗車率でした。 -
遅めのおひるごはん。名古屋駅の駅弁。
懸け紙だけ昭和43年で中身と値段は現代風になっています。
ちなみに早めの昼ごはんとして駅ホームできしめんも食べました(内緒)。 -
分水嶺を越える高山本線最長トンネルの紹介アナウンスの後、まもなくすると13:12高山に到着。
ここで後ろ4両を切り離すので見学しようかと思ったのですが、まさかのホームに大量の観光客。スーツケース転がす人たちが座り切れず立って乗る状態に。
一駅隣の飛騨古川で結構降りたので立ち客はいなくなったけど、びっくりした。 -
神通川沿いに下っていくと、いつしかJR西日本のエリアに。(猪谷で乗務員交代していたっぽい)
速星駅の化学工場にはまだ貨物線があるみたいです。 -
4時間長かったけど景色もいろいろあって楽しかったな。
搭載しているエンジンは発電用なので回転数が一定のためそんなに車内はうるさくはなかったかな。停車するたびにアイドリングストップしてました(そのたびに座席の共振点を通過するのか一瞬ガタガタする)。富山駅 駅
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富山駅から北へ散歩。環水公園にやってきました。噴水ショーすごかった。
富岩運河環水公園 公園・植物園
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運河沿いの小屋で運河クルーズ 富岩水上ラインのチケットをゲット。
待合室もあるのでしばし休憩。 -
前の便が返ってきました。点検後、これに乗ります。
富岩水上ライン 乗り物
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乗船したのは"fugan"でした。
後ろに上を向いているプロペラが見えましたが、予備の船外機とのこと。万が一、バッテリーが上がったりして走れなくなった時のためのものだそうです。 -
自由席なので早々に乗り込んで一番後ろを確保。救命胴衣を渡されました。ちゃんとしてますね。
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環水公園15:30>>中島閘門見学>>環水公園16:40
それでは出発。今回はCコース、環水公園発で中島閘門を見学して戻ってくるルートです。
まずは特産品のステンドグラスがはまった橋をくぐります。
乗客は20人ちょいいました。ガイドの方が乗船されていていろいろ案内してくれます。神通川の旧河道の話、イタイイタイ病、原爆投下の模擬爆弾などこれを聞くだけでも価値があったと思います。
船はソーラーで発電してモータで進むので振動も無くウイィーーンって感じでした。 -
おまちかねの中島閘門に入ります。
中島閘門 名所・史跡
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船が入ると扉を閉めて、、、
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この先の海面と同じ高さになるまで水を抜いていきます。まさに水のエレベータ。
干満にも寄りますが、最大で2.5mも調整するんだとか。この時は2.1mでなかなかの景色の代わり具合。 -
今度は海側の扉を開いて先へ進みます。
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何気ない岸壁ですが、「むくり護岸」という重要文化財。切石と丸石を組み合わせた特徴的なつくりになっています。
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Cコースは閘門を出るとすぐにUターン。再び閘門に入ります。
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今度は注水して船を運河と同じ高さまで持ち上げます。
水しぶきが上がっていますが、本来は川底から水が入って来るだけのところ、古くなっているのでああやって漏れ出ているんだとか。 -
ここでいったん下船できます。
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まずは閘門を横から。この扉は2代目とのことで東京タワーができた頃の少し後のもの。リベットで作られています。
じつは日本人で唯一本物のパナマ運河にかかわった人が作ったとか。 -
近くに案内板もありました。この辺りは普段から公開されているので乗船せずとも見学はできます。
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対岸の小屋が操作所。これも当時からある古い建物。
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こちらが操作盤。現在は後ろのパネルですが、手前に昭和30年まで使われていた古いものもそのまま残されています。石でできているのは漏電防止のためだとか。今上天皇が見学に来られた時の写真が置いてありました。
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水位計の単位:SHAKU
芝浦製作所の銘板もありました。 -
見学を終えて船に戻ると中島閘門カードをいただきました。
ダムカードの亜種っぽいですね。これをもらうには乗船が必要とのことでした。桜もきれいですね。 -
最後は環水公園を一回り。天門橋をくぐることもできました。昔糸電話があったんですって。
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富岩水上ライン楽しかったです。今度は終点の岩瀬カナル会館まで行ってライトレールにも乗ってみたい。
富岩運河環水公園 公園・植物園
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さて、下船してから富山駅に向かうのにはこんな便利な交通があります。
現地で初めて知りましたが、100円とのことなので乗ってみます。 -
定員9人の電気で走る車。最高速度は20キロ。
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私とカップルの3人を乗せて出発。乗車時に現金かPaypayで支払います。
窓ガラスがないのでこの時間なら気持ちよくてよかった。 -
のろのろと走ります。公園を抜けるとまさかの歩道を走行。
車止めのポールは本来なら外してあるそうなのですが、きょうは県職員が忘れたらしく運転手自ら外しに行っていました。お疲れ様です。 -
10分くらいで富山駅に到着。
歩くのとあまり時間は変わらないけど、楽だし交通手段としてはアリかなと思いました。富山駅 駅
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富山といえば路面電車。日本のLRTの先駆けですよね。本当に地域交通をいろいろ考えている県だと思います。
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まさにAMAZING TOYAMA
(このフレーム何か所かで見かけるけど、どれも微妙に角度がおかしい)
富山城周辺は元日の震災の被害がありました。安心して観光はできますので北陸を応援しよう!富山城 名所・史跡
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